2013年 01月 08日
相関マップ*10


私は昔よくバイパスではなく(もちろん高速道路でもなく)旧国道18号(碓氷峠越え)をして長野県に至っていたのだけれども、旧18号は軽井沢駅前の道に出る。






軽井沢の別荘

ソニーの元会長の大賀さんは軽井沢にも別荘を所有していた。
2001年北京でオーケストラを指揮中にでくも膜下出血で倒れたが、奇跡的に回復し、軽井沢で静養していた期間があった。

昨今の軽井沢の話題と言えば、ビル・ゲイツ氏。
ビル・ゲイツが軽井沢に巨大巨額別荘を建設中と、地元民の間ではもっぱらの噂である。
その噂だけで見学に行く人がいるから恐るべし。
ちなみに別荘族には軽井沢は「本妻の町」として名高いそうだ。(そうだったの?)
知らぬ女など連れて歩いているのを別荘族に見つかった日には村八分にされかねないのでご注意遊ばせ。
それにしても、とうとう軽井沢もゲイツ様の所有物になるんですね。(とっくにそうだから?)
時代はやはり長野か。



軽井沢大賀ホール

軽井沢に大賀ホールというコンサートホールがある。
矢ケ崎公園の隣。
大賀さんの寄附により建設され、2005年に開館した。

当初は、役員退職慰労金の16億円全額を軽井沢町に寄付して、町にコンサートホールを建設してもらう心積もりでいたようだが、種々の制約があり計画変更せざるをえなかった。
以前過去記事に書いたように寄附金には寄付金控除というものがあり税金が免除される。
大賀さんはこの制度を利用すべく自分の役員退職慰労金をソニーから直接的に軽井沢町に寄附しようと考えたのだ。
しかし、ソニーがいくら大賀さんの退職慰労金分と言っても、ソニーから直に軽井沢町に寄附するとなると、ソニーという会社の寄附金になってしまう。
大賀さんが退職慰労金を寄附するためには、一旦退職慰労金を受け取らなければならない。
退職慰労金を受け取るとなれば課税される。
大賀さんの場合、16億円のうち4億円が税金として徴収され、手取り額は12億円だったようだ。
この12億円がホールの建設費に充てられた。
ホールは大賀さんが建築し、完成したホールを町に寄贈した。


平行壁面のない五角形のサラウンド型ホール。
平行壁面があると音が悪くなるそうで、このホールはどの席でも同じ音響効果が得られるように工夫されたものだという。
内外装には地元長野の木材が使用されている。
キャパシティは立見席を入れても800名弱と小さい。
正面客席は15列ほど。
アメリカのペンタゴンに対抗してわざと小さくした。(嘘です)
ロビーなどもかなりこじんまりとしているので別荘族のサロンと化さないか心配である。(冗談です)
立見席は観客には不評で数年後に椅子席に改装されたが、「若者が良質の音楽に安い価格で触れることができるように」という建設時の大賀さんの想いを尊重し、38席ほど立見席が残されている。


駐車場は必要ない!?

大賀ホールに専用駐車場はございませんので公共の交通機関をご利用くださいませ。

ここをどこだと思っているわけ?
都内じゃないのよ、長野県!
公共の交通機関が都内のように発達しているわけじゃないの。
大型駐車場がなければ地方では生き抜けないの。
確かに軽井沢駅からは近いけれども、わざわざ新幹線で行けっていうわけ?
信越本線はもう碓氷峠を越えていないのよ。
タクシーはどうだ?
は?幾らかかると思ってるの?
バスはないのか?
横川駅からはたぶんあるわよ。
いざとなったら歩けばいいじゃないか?
歩きing!
だけどスニーカーでなんか行ったら別荘族のハイソな方々に白い目で見られると思うわよ。
被害妄想だ?
お付きの運転手がいる方はいいですけれども、そうでない方は近隣の駐車場を利用する必要があります。




アナログからデジタルへ

材木商の家に生まれ、東京芸大音楽学部の学生時代に「馬鹿高いくせに音が悪い」とソニーのテープレコーダーに難癖を付け、結果的にそれがソニー経営陣に評価されたのが大賀氏。
当時はまだテープレコーダーが高かった時代だったのだ。
声楽家であり音楽に造詣が深く、音への拘りも強かった大賀氏がオーディオのデジタル化を牽引したということは何とも皮肉な気がする。
井深氏の反対を押し切ってCDを開発し、そのソフトの普及に当たったのがクラシック音楽を愛した大賀氏なのである。
この頃のオーディオ事業部長が、後に自身も会長となる出井氏であった。
CDソフトの生産第1号は、ビリー・ジョエルの『ニュー ヨーク52番街』。

「音が良い」「音が悪い」と一口に言うけれど、音の良し悪しってなかなか難しい。
音が綺麗、ノイズがない、聞いていて心地よい、音に深みがある、音に広がりがあるなど、音には様々な評価方法があると思う。
大きな声で歌いさえすれば合唱が上手いというわけではないというのと同じで。
ハード側、ソフト側、演奏側、聴く側、それぞれの都合や言い分もあるだろうし。
「馬鹿高くても音がすごく良かった」ならば大賀さんはその後どうしただろうかと、ふと考える。
その答えが「質の良い物を安く」だったのだろうか。

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by yumimi61 | 2013-01-08 17:29


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