2013年 07月 19日
夏休み
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2013年、夏の始まり。それは昼下がりの本屋から始まった。

一章 イレギュラーな送迎

今日は次男が長男の自転車に乗って行ったので、長男を学校まで送って行った。

そんな今日は終業式。
お昼頃に長男から「迎えに来て」メールがあったので迎えに行き、参考書を買うというので本屋に立ち寄った。


二章 ふたたびのビニ本

本屋に来たのは随分久しぶりな気がする。

まずは単行本の新刊コーナーを見てみた。
そこに売上ランキングトップ10の本が掲げられており、さっとチェックしたはずだが、今となっては何の本があったのかは全く覚えていない。
ただ、もうあの本もランキング外なんだなぁとだけ思ったことをぼんやり記憶しているのみ。
あの本というのは「村上春樹の情報は一切出さない新刊作戦」により出版された『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。(タイトルは出てたっけ?)
私はまだ読んでいない。(図書館で順番待ちをしているわけでもない)
ちょっと立ち読みしてみようかなぁと思って探してみると、なんと!!!!!!ビニール包装されている!
ジョブズ伝記本以来の衝撃。
(単行本のビニ本はジョブズ伝記の時に初めて見たのだけれど、それ以降はじめて見たから)
今日は『つくる』の隣にもう1冊ビニ本仕様の単行本があったけど、さて何だったか。忘れてしまった。


第三章 ここだけ季節が

立ち読みが出来なかったので、児童書のコーナーに行った。
紙芝居が幾つか箱に入っていて、一番上にあったのが『手袋を買いに』だった。
うわぁ見てみたいと思ったけれど、一人で紙芝居を開けて見る勇気もなく、そそくさと児童書コーナーを後にした。


第四章 ブラックな色彩と、使いまわしなPOP

次は文庫本のコーナーに行ってみた。
文庫本コーナーの特設展示コーナーみたいな台に「今読んでいる本をやめてでも読むべき本!」との手書きPOP。
どんな本だろうと思って見てみると、『銃・病原菌・鉄〈下巻〉』という本だった。
こんなPOPで騙される人がいるんだろうかと思ったが、どうやらこのPOPは『銃・病原菌・鉄』専用ではないらしい

『銃・病原菌・鉄〈下巻〉』の隣にはブラック企業関係の本が幾つかあり、その隣には日本国憲法関係の本が幾つかあった。
どういう意図でこうした特設展示コーナーを作ったのかは不明だが、色彩的にもブラックな感じのコーナーであった。


『銃・病原菌・鉄』という本は、「東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊」で栄冠の1位に輝いた本である。(ホントにホントなの?)
3位は話題の遺伝子関連の本である。
これを口外していいか分からないけれど、とある高校の教師が新入生にオススメする10冊だったら、村上春樹作品が3冊くらい入ると思う。
それから、とある高校の感想文の課題の指定書籍には村上作品が3冊くらい入っているらしいの。


第五章 夏の風物詩

ブラックな色彩の特設展示コーナーのお隣の特設展示コーナーは戦争特集だった。
田原総一朗『誰もが書かなかった日本の戦争』という本が一番大きかったので目立っていた。
帯には、「あなたに出会うためにここへ生まれてきた」「この本を書くために私はジャーナリストになった」とある。
ビニール包装はしていなかったので手に取り開けてみた。
字も大きく読みやすい。
今時の大学生は伊藤博文に対して1000円札の人という認識しか持っていない、ということが書いてあった。
その後には夏目漱石という文字が綴られていたが、私は樋口一葉を思い出してそっと本を閉じた。


第六章 色彩を持ったカード

長男が買おうと思っていた参考書は1冊しかなかったそうだ。
私はお金とポイントカードを渡した。
ポイントカードは有効期限を過ぎて無効になっていたとのことだった。
1年以上来ていなかったのかぁと少ししんみりとした気持ちになった。
さらには、ポイントカードもモデルチェンジしていたようで、硬いカードを新たに持ち帰ってきた。
後ろを見ると酷い字で私の名前が書いてあった。(長男が書いた)
カードは長男にくれてやった。


第7章 夢みがちな時代 

久々に本屋に行って思った。
本が氾濫しすぎている。
今日は店内に入った瞬間にやや圧倒された自分に戸惑ってしまった。
単行本にしろ、文庫本にしろ、雑誌にしろ、数がありすぎ。
よほど、ピンポイントで探しに行かない限り、棚に入ってしまった本なんて目に入らない。
だから文庫本等は夏だ冬だと言っては表紙をすり替えて前に出すんだろうけど、その数自体多すぎて「うわぁぁぁ」という感じになる。
昔の本も今風の表紙にするから嘘くささが漂っている。
あれでは選びようもないだろう。本を読む前に本選びで挫折する。たぶん。
売れるのは「おススメ本」ばかりといったところか。
今夜あたり本の大群に追いかけられる夢でも見なければいいけれど。



永遠の2番と言われようとも

世の中には様々なランキングがある。
本屋の話ついでにこんなランキングは如何だろうか。

■□■□■■□□村上春樹初心者、まずはこの長編を読め!ランキング■□■□■□■□

注目すべきは2位の『スプートニクの恋人』である。
その本の説明の下の「出典」というところに私のブログのアドレスが入っている。
そのことは全然構わない。ノープロブレム。
だけどなんていうか、もうまるで私が「おすすめ」しているよう。
(説明)
1999年4月 講談社より書き下ろし。
主人公の好きな女性は、○○が好きで…。永遠の一方通行?そしてギリシャへ。
文体は全体的に軽いテイストながら、後半にいくにつれて謎が深まる。初心者にもおすすめです。


オスメスで~す。

でも使っていただいたのは本の写真くらいしか心当たりがないわけ。
しかもその本の写真は私が撮ったものでもない・・・。出典?忘れた。不明。


〇スープトニクの恋人〇
1999年4月。
ノストラダムスのXデーまで残すところ8か月という日に、世に放たれた衝撃の問題作。
世界が終わる時、あなたが食べたいものは何ですか?
あなたがこの世を旅立つ時、手にしていたい物はなんですか?
重力崩壊と究極の愛がずしりと響く。



エ・ミセラブレ

「出典」に使われたといえば、こちらもあった。

■■■■■■スティーブ・ジョブズが妻に宛てた手紙にアジア中が感動■■■■■■


私は日本語訳の出典に採用していただいたようなのだけれど、それも私が訳したわけではない。
「コピーペーストしました」と書いておいたのに読んでくれなかったのかしら?
それに私も英文の文章も転載しておいたのに、そちらは採用されず。


「俺、郵便局の配達する人になってもいいと思ってるんだ」
「え~そうなの?すごーく暑い日とかすごーく寒い日もあるんだよ。強風の日だって雨の日だってあるんだよ」

いつかの私と長男の会話。

かつての郵便配達人は手紙を運んでいた。
それが今では速攻捨てられてしまうようなダイレクトメールばかり。
ポストの中に入れた郵便物を待ちわびている人はこの世にどれくらい存在するのだろうか。
郵便配達の人の虚しさが私の中に舞い降りてきた瞬間だった。



1%の世界で

本屋には沢山の本がある。
それでもそれは世界にある本のごくごく一部でしかないことを知っている。
一生本だけ読んで暮らしても読み切れないほどの本がこの世には存在する。
その中で私が読んだ本は何%にあたり、私を構築した本は何%になるのだろうか。


この世界には沢山の人が生きている。
現在の世界人口はおよそ70億人だと推計されている。
日本の人口は1億人くらい。
1/70を多いと思うのか少ないと思うのかは人それぞれだろう。
国連加盟国は193国だというから、単純にそれで割った数よりは多いという事になる。
しかしながら1億人が多くても少なくてもどちらにしても、その全ての人に出会うことは出来ない。
全ての人を知り尽くすことは不可能である。
たった一人や二人の人間に手こずっているのだから無理もないと頷いた人は少なくないと推測する。


70億や1億という数を聞けば、私達が普段見聞きする世論調査の母集団がいかに小さなものか分かると思う。
そんな小さな集団の考えを世の中全般の声として扱っているのである。

はっきり言おう。
国民投票や選挙の投票率を上げることは意味がない。
少しでも政治に関心を持ってもらいたいという願いからすれば、まるで意味がないとは言えないけれど、選挙レースにとっては意味がない。
「あなたたち一人一人の一票が大切」なんて白々しすぎる。統計や確率を否定している。

モニター世帯に設置される専用の機器から得られるデータを基に弾きだしているという視聴率に、昔から一喜一憂してきたテレビ局が「みんな選挙に行こう」なんて愚の骨頂。
私は視聴率用の機器が設置されている家を見たことがない。
テレビが変わったから視聴率のデータの取り方も変わったのかもしれないが、そうであるならばデータの集め方でこんなにも視聴率が変わった、昔のやり方は間違いだったとレポートしてほしい。


そもそもテレビ局は選挙時間終了と同時、開票率0~1%でも当確を出してしまっているのだ。
99%の票を開けない状態で「おめでとうございます」だの「ありがとうございます」だの「バンザイ」だの政治家も一緒になってやっている。
選挙管理委員会が発表した結果ではなく、マスコミ独自調査を全ての人間が信じ込み、正式発表のごとく扱っていること自体、異様ではないだろうか。
出口調査をしているから信頼性があると言う人がいるけれど、出口調査だって投票に行った全ての人を対象にしているわけでない。
調査された人が本当のことを言っているとも限らない。
私は出口調査をされた経験が一度もない。
出口調査をしているのはアルバイトらしい。
国を左右する大事な選挙はアルバイトが支えている。


ある一定のサンプルが集まれば、それ以上の数が集まっても結果はさほど変わらなくなるという統計学を使ってのことなんだろうけれど、それを主張するなら現在の選挙方法に意味があるのかということになる。

大多数の人は行っても行かなくても同じ。
テレビはそれを知らしめている。


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by yumimi61 | 2013-07-19 16:11


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