2017年 02月 17日
父の病⑦
先日2月14日の夕方から夜にかけて、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のことと煙草やアスベストについて書いた。
ちょうどその日、実家でもアスベストのことが語られていたということを昨日母から聞いた。
所用があってケアマネジャーさんが母を訪問してくれたのだが、その時にケアマネジャーさんが父の事を離してくれたのだという。
「私は肺の病気と言えば煙草だとばかり思っていたけどそれだけではないんだってね」と母。
ケアマネジャーさんは父にアスベストの健康被害申請をしてみたらどうかと勧めてくれたことがあったらしい。
そのとき父は「世話になった会社だから、そんなことは出来ないよ」と言ったそうだ。
「らしいでしょ」とケアマネージャーさんは母に話してくれたんだとか。
肺の病の原因の可能性が煙草だけにあるわけでないことを父が知っていたことは私も知っているが、それについて深く話したことはなかった。

アスベスト(石綿)
石綿は生活のあらゆるところで使用されてきました。石綿の用途は3000種といわれるほど多いのですが、大きくは石綿工業製品と建材製品に分けられ、その8割以上は建材製品です。
石綿を使った建材製品は1955年ごろから使われ始め、ビルの高層化や鉄骨構造化に伴い、鉄骨造建築物などの軽量耐火被覆材として、1960年代の高度成長期に多く使用されました。
また石綿は安価で、耐火性、断熱性、防音性、絶縁性など多様な機能を有していることから、耐火、断熱、防音の目的で使用されてきました。

石綿は、石綿セメント製パイプ状製品として煙突や排気管などの低圧管と上下水道用高圧管に使用されていました。
また、タンクやパイプラインなどを接続する際の継ぎ目からの液体もれを防止するためのシール材としてパッキングやガスケットなどに使用されています。
この他、石綿は、ブレーキライニングやクラッチフェーシングと呼ばれる摩擦材などにも使用されていました。

独立行政法人 環境再生保全機構 アスベストはどのような場所で使用されていたか?より>



アスベストが肺癌の原因となる可能性があることは1938年にドイツの新聞が公表した。ドイツはすぐに対応し、アスベスト工場への換気装置の導入、労働者に対する補償を義務づけた。しかし、戦時中の研究は第二次世界大戦後無視されていた。

空気中の大量のアスベストが人体に有害であることを指摘した論文はすでに1964年の時点で公開されている(水道水には通常、大量のアスベストが含まれているが無害であると言われている)。
アスベストの製造物責任を世界で最初に追及されたのは、世界最大のアスベストメーカーであったアメリカのジョンズ・マンビル社である。1973年に製造者責任が認定されると、類似の訴訟が多発し、1985年までに3万件に達した。マンビル社自体も1981年の段階で被害者への補償金額が3,500万ドルを超えた。更に同社だけで2万件近い訴訟の対象となり、最終的な賠償金の総額が20億ドルに達することが推定できた。このため、同社は1982年に連邦倒産法第11章(日本の民事再生法に相当)を申請し倒産した。このような動きを受け、世界的にアスベストの使用が削減・禁止される方向にある。


(日本では)2005年にアスベスト原料やアスベストを使用した資材を製造していたニチアス、クボタで製造に携わっていた従業員やその家族など多くの人間が死亡していたことが報道された。クボタについては工場周辺の住民も被害を受けているとの報道もあった。
その後も、造船や建設、運輸業(船会社、鉄道会社)などにおける石綿作業者の健康被害が報じられ、2005年7月29日付けで厚生労働省から平成11年度から16年度までの間に、全国の労働基準監督署において石綿による肺癌や、中皮腫の労災認定を受けた労働者が所属していた事業場に関する一覧表が公表された。

アスベストによる健康被害は労働者だけではなく、その家族やアスベスト関連事業所周辺の住民にも被害が及んでいた疑いも持たれ、近隣住民の被害、政府の規制遅れが大きな問題となっていた。2005年8月26日、政府は関係閣僚会議を開き、アスベスト健康被害者救済の特別立法制定を正式に決定した。

建造物の中に含まれたアスベストは、将来解体されるときに排出されることになる。環境省では、建築物の解体によるアスベストの排出量が2020年から2040年頃にピークを迎えると予測している。年間100万トン前後のアスベストが排出されると見込まれ、その対応を懸念する声もある。

アスベストは建造物を解体しない限り危険性はないと言われる(普通、アスベストを含んだ建材は粉砕しないと空気中には飛散しない)「尼崎市保健福祉局」「WHO」。アスベスト吹き付け工事直後や解体工事時には多量のアスベストが飛散する恐れがあり、一連のアスベスト騒動で心配になったからといって、性急に除去工事を行うことはリスクを増大させる恐れがある。学校・病院等公共建造物ではアスベストの撤去作業を進めているが、解体作業者の安全性を考えると、アスベストを撤去した方が安全なのか、そのまま撤去しない方が安全なのか議論の分かれるところである。学校等の解体作業者が将来20~40年後中皮腫になる事についての懸念が持たれている。

災害で壊れた建物のアスベスト被害が確認されている。
アメリカ同時多発テロ事件 - 2001年(平成13年)9月11日発生
阪神・淡路大震災 - 1995年(平成7年)1月17日発生
東日本大震災 - 2011年(平成23年)3月11日発生 



父は前橋の設備会社に定年まで勤務していた。
学校、病院、温泉施設、旅館やホテルなど、そうした公共施設の設備を多く扱っており、建設や増改築、解体などといった現場に無縁ではなかったし、当然排気管や上下水道用高圧管なども扱っていた。

父と母が出会いもその会社がなければなかった。
父の同僚の奥さんが母の知り合いだったのだ。
その人を介して父と母は会って結婚した。
それともうひとつ縁と言うか何と言うか、父の前妻が亡くなった日は8月14日なのだが。私は8月15日生まれである。
前妻は病弱だったらしいが父は優しくしていたらしい。
母が父と結婚した理由は優しい人だったからだそう。









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by yumimi61 | 2017-02-17 17:46


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