2017年 02月 24日
父の病⑫
かいご病院の入院には看護基準(看護体制)が大きく関わっているという話を何度かしてきたが、介護施設にも法的にクリアしなければならない基準がある。

医療保険を使うもの

※左から、看護基準、平均在院日数、正看護師の比率、特徴

【一般病床】・・・・看護体制と平均在院日数によって診療報酬が決まる

 7:1  18日以内  7割以上  急性期
10:1  21日以内  7割以上  急性期
13:1  24日以内  7割以上  急性期・亜急性期
15:1  60日以内  4割以上  亜急性期

【医療型療養病床】・・・・患者の医療区分とADL(日常生活動作)によって診療報酬が決まる

20:1 期間の定めなし 2割以上  重症者が多い(医療区分2と3の患者が8割以上である必要あり)
25:1 期間の定めなし 2割以上  重症者が比較的少ない(医療区分2と3の患者が5割以上である必要あり)
―25:1は暫定的に認められている看護基準であり法的には20:1―

【回復期リハビリ病床】

13:1  180日以内  7割以上  重症患者3割以上
15:1  180日以内  4割以上  重症患者2割以上

【精神病床】

10:1  40日以内   7割以上  精神救急
13:1  80日以内   7割以上  精神急性期
15:1 期間の定めなし 4割以上  精神一般・療養
18:1 期間の定めなし 4割以上  精神療養
20:1 期間の定めなし 4割以上  精神療養


介護保険を使うもの

【介護療養病床(介護療養型医療施設)】
30:1 期間の定めなし 定めなし 医療管理の必要のある要介護者の療養
―30:1は暫定的に認められている看護基準であり法的には20:1―

入居者100人あたりで常勤換算17人の看護職員が必要となる。
介護職員も常勤換算で17人必要。
医師は3人。


【特別養護老人ホーム】 
・介護職員又は看護師若しくは准看護師の総数は、常勤換算方法で、入居者:職員=3:1以上の比率で配置する。
・看護職員の数は、次のとおりとすること。
(1)入所者の数が30を超えない施設では、常勤換算方法で1人以上
(2)入所者の数が30を超えて50を超えない施設では、常勤換算方法で、2人以上
(3)入所者の数が50を超えて130を超えない施設では、常勤換算方法で、3人以上

入居者100人あたりで常勤換算3人の看護職員が必要となる。
介護職員は31人必要となる。
医師は1人(非常勤可)。


【介護老人保健施設】
看護師若しくは准看護師又は介護職員の総数は、常勤換算方法で、入居者:職員=3:1以上の比率で配置する。
看護職員の数は看護・介護職員の7分の2程度、介護職員の数を7分の5程度を標準とする。

入居者100人あたりで常勤換算9人の看護職員が必要となる。
介護職員は25人必要となる。
医師は1人(常勤)。
そのほか、リハビリスタッフ(PT/OT/STのいずれか)を1人配置する必要あり。


・有料老人ホーム
・軽費老人ホーム(ケアハウス)
・グループホーム
・サービス付き高齢者向け住宅

上記施設には法的な看護職員や介護職員の配置基準はない。サービスとして配置しているところもあるが、そういうところは当然入居一時金や月額費用が高い。
但し特定施設の認定を受けて介護保険の「特定施設入居者生活介護」というサービスが利用できる施設(介護付有料老人ホーム、介護型ケアハウス、介護型サービス付き高齢者向け住宅施設)においては基準が設けられている。

【特定施設(介護付有料老人ホーム、介護型ケアハウス、介護型サービス付き高齢者向け住宅施設)】
看護職員又は介護職員を、要介護の入居者:職員=3:1以上、要支援の利用者:職員=10:1以上配置する。

看護職員の配置人数は次の通り。
・利用者数が50人以下の場合は、常勤換算で1人以上配置。
・利用者数が51人以上の場合は、常勤換算で、利用者:看護職員=50:1以上配置。

介護職員の配置人数は次の通り。
・常時1人以上(但し利用者全員が要支援者である場合の当直時間帯は除く)。


夜勤について

介護保険関係施設で職員の夜勤について基準があるのは、介護療養病床(介護療養型医療施設)のみ。
1病棟に付き2人以上で、且つ入居者30人ごとに1人以上。
2人のうちの1人は看護職員でなければならない。もう1名は介護職員で可。

医療保険を使う医療型療養病棟(正看護師割合は2割でOK)も1病棟に付き2人以上の夜勤職員が必要で、2人のうちの1人は看護職員でなければならないが、もう1人は介護職員で可。

特定施設の場合は介護職員配置は「常時」1人以上ということなので夜勤時間帯も1人は必要ということになる。

基準がない施設であっても介護度の高い入居者を預かっていて夜勤者が誰もいないということはさすがにないと思うが、経営に関わることなので基準がなければ最低人数で回すことが多いだろう。つまり多くは1人。
入居者が少なければ当然1人・・・。
1人だから、容態が悪化したり問題行動を起こしている人に付いていれば、他の人には目を配れない。
救急車を呼んだりした場合には誰が付き添っていくのか?行かないのか?そもそも救急車は呼ばないのかとか、、ね?オンコール?
夜中に起きて徘徊しだす認知症の人がいるような時にも大変だなぁ。車椅子?抑制?






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by yumimi61 | 2017-02-24 14:43


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