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2017年 07月 16日
日本国憲法の秘密-517-
Drexel&Co.を設立したにフランシス・マーティン・ドレクセルと、Drexel、Morgan&Co.をJ・P・モルガンと共同で設立したアンソニー・ジョセフ・ドレクセルは親子である。
ドレクセルはオーストリア出身のカトリック教徒。

父の設立したDrexel&Co.はベルギーのグループ・ブリュッセル・ランバート(Groupe Bruxelles Lambert、GBL)に吸収され、息子が設立したDrexel、Morgan&Co.はJP モルガン(J.P. Morgan)に吸収された。
ともにロスチャイルド系である。
ベルギーのグループ・ブリュッセル・ランバートに吸収されたほうの会社にいたのが、ジャンクボンドの帝王マイケル・ミルケンであった。

マイケル・ミルケンは今回はじめて登場した人物ではない。
私は前にもマイケル・ミルケンのことを書いている!
2013年10月のことなのでSTAP細胞騒動よりも前の話。
STAP細胞騒動は2014年初頭に始まりました。あれももう3年も前のこと。時が経つのは早いものです。

この話の流れで何故にSTAP細胞が出てくるかというと、STAP細胞騒動が巻き起こる1週間ほど前に私はスティーブ・ジョブズの日の丸写真を使い、ベトナム戦争の頃のことを書いた。
2014年1月21日の記事である。

STAP細胞を最初に扱ったメディアはテレビ朝日の『報道 ステーション』(1月29日21:54~)であった。
理化学研究所は、それが正当な研究であったとしても基礎研究成果の1つにしか過ぎないはずのものをメディアに放出し、翌朝からメディアは小保方一色、メディアは狂騒の状態を呈した。
言っておくがノーベル賞を受賞したわけでもないし、当然のことながらSTAP細胞が社会に大きく貢献したわけでもない、科学雑誌に掲載されるというだけで、国を挙げて狂乱状態となった。

前にマイケル・ミルケンが登場した時もレコード会社のことを書いていた。EMI買収からの流れでソニー連合の話など。2013年10月のことである。
その中でスティーブ・ジョブズも登場した。(こちらの記事の=ジョブズの処方箋=
だからマイケル・ミルケンと書くとSTAP細胞を思い出すというわけです。


世界4大レコード会社といえば、ソニー、ユニバーサル、ワーナー、EMIの4つであった。
しかしEMIは分割買収されたために、世界3大メジャー時代へ突入した。
EMIは著作権などを管理する音楽出版部門と音楽ソフト部門を分割し、音楽出版部門を「ソニー連合」が、音楽ソフト部門をユニバーサル・ミュージックの親会社「ヴィヴェンディ」(フランス)が買収した。

EMIはビートルズを輩出したイギリスの大手レコード会社。

EMIを「ソニー連合」と「ヴィヴェンディ」が分割買収するまでには2つの所有者を経由している。

1つは「テラ・ファーマ・キャピタル」というイギリスのプライベート・エクイティ投資会社。
プライベート・エクイティというのは、機関投資家などから集めた資金を企業に投資する代わりにその企業の経営に深く関与し、自ら企業価値を高めて売却し利益を得ることを目的とした投資ファンドである。
安い時に(評価や信頼が下がっている時に)買って、企業価値を高めて転売し利益を設けるやりかたで稼ぐ。
「テラ・ファーマ・キャピタル」のCEOはゴールドマン・サックス→野村インターナショナル(野村証券)という職歴を辿り、野村インターナショナル内に企業買収部門を構築し、2002年に「テラ・ファーマ・キャピタル」を分離独立させた。

しかし残念ながら目論見は外れ、EMIの企業価値は上がらなかった。逆に買収した時よりも下がってしまった(買った時よりも悪くなった)。
EMIは買収前から負債を抱えていた会社なので、状況はかなり厳しい(負債積み上げ)。
さらに悪いことにというか、投資会社だからある意味当然だが、投資会社やそのCEOは自分のお金で買い物をしているわけではない。
他人から預かったり集めたお金を使ったり融資をしてもらい買っているわけである。
CEOは買い物の責任者といったところか。責任者なのでテラ・ファーマ・キャピタルのCEOはEMI買収の責任をとって辞任した。
そのCEOがシティグループ相手に訴訟を起こす。
テラ・ファーマ・キャピタルは買収資金の大半をシティグループから調達しており、その際にシティグループから虚偽の説明をされ騙されたと訴え出たのだ。
しかし「EMIの企業評価はあなたがしたもので、サーベラスもシティグループも関係ない」と言われ、最終的に和解に至り、テラ・ファーマ・キャピタルは負債を減らすために保有していたEMIの株式を融資者であるシティグループに譲った。

ということで、次なる所有者がシティグループである。

シティグループはロックフェラー系の金融機関で、創業者がロックフェラー1世の弟ウィリアムだと言われていることもあるが、彼は創業者ではない。
創業は1812年でありロックフェラー家が生まれる前よりも早い。
ロックフェラー1世は20代前半で起業し石油事業に投資し、後に自分も製油所を経営し、1870年にスタンダードオイルを創立。20代半ばで世界一の製油業者と言われ、30歳頃には押しも押されぬ石油王となる。
弟との関係は良好で兄弟は協力しあった。
弟ウィリアムの長男と次男がそれぞれナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨークの頭取スティルマンの娘と結婚した。
頭取スティルマンは、父がニューヨーク、テキサス、メキシコに金融・不動産王国を築いたという人物で、W・H・ハリマン、ジェイコブ・シフ、ウィリアム・ロックフェラーらと共にテキサスの主要な鉄道会社を掌握している。
親戚であり仕事仲間でもあるスティルマンが頭取を務める「ナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨーク」にウィリアム・ロックフェラーは投資しており、1893年にアメリカのトップ銀行となってスタンダード・バンクと呼ばれるようになる。
1909年にモルガンが大株主となった。
1955年に「ナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨーク」(国法銀行)は「ファースト・ナショナルバンク」(国立銀行)と合併して「ファーストナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨーク」となり、その後改称により「シティバンク」となる。

1863年に設立された「ファースト・ナショナルバンク」の創業者の1人で、1877年から1912年まで頭取と会長を務めたジョージ・F・ベーカーはスティルマンやモルガンの親友であった。また孫娘がクーン・ローブ商会のジェイコブ・シフの孫と結婚しており親戚という関係。
ロスチャイルドとモルガンとロックフェラーの関係が見える銀行である。
FRB設立のための秘密会議を構成するメンバーと非常によく似ている。


ロックフェラー4世とお家騒動を繰り広げたロックフェラー2世の末息デイヴィッド・ロックフェラーが頭取を務めていたチェース・マンハッタン銀行は、上記のシティバンクとはライバルの関係にあった。
チェース・マンハッタン銀行は、チェース・ナショナル銀行とマンハッタン銀行の合併により1955年に誕生した銀行。
マンハッタン銀行は水道事業からスタートした会社であり、チェース・ナショナル銀行で1930~1950年代の20年間あまり頭取を務めたウィンスロップ・W・オルドリッチは、オルドリッチ法案のネルソン・オルドリッチ(共和党)の息子でイギリス大使を務めていた。
(FRB誕生の法案を通したのは民主党。法案の名称以外は共和党のオルドリッチ法案とほとんど同じだった)
ウィンスロップ・W・オルドリッチの姉(ネルソン・オルドリッチの娘)がロックフェラー2世の妻である。
また上記「ファースト・ナショナルバンク」のシティジョージ・F・ベーカーはチェース・ナショナル銀行の大株主でもあった。
ライバル関係にあっても様々なしがらみによって繋がっている。
2000年にJ・P・モルガンと合併してJPモルガン・チェースとなった。


ロスチャイルドとモルガンとロックフェラーが合体したようなシティバンクが所有していたEMIは、音楽出版部門を「ソニー連合」」、音楽ソフト部門を「ヴィヴェンディ(ユニバーサルミュージックの親会社)」とに、分割買収された。

ソニー連合とは以下の投資グループ。
買収額は22億ドル(約1760億円)。

・ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ
・マイケル・ジャクソン・エステート(マイケル・ジャクソン遺産管理財団)
・GSOキャピタル・パートナーズ(ブラックストーン・グループ傘下の投資会社)
・ジンウェル・キャピタル(兆赫?台湾?)
・ムバダラ・デベロップメント(アブダビ政府傘下の投資会社)
・デービッド・ゲッフェン(映画プロデューサー)
 =デヴィッド・ゲフィン


ソニー連合の財務顧問を務めたのはレイン・グループ、ピーター・J・ソロモン・カンパニー、UBSインベストメント・バンク、グッゲンハイム・セキュリティーズ。 

【グッゲンハイム・セキュリティーズ】
グッゲンハイム・パートナーズの子会社。(グッゲンハイム証券)

親会社グッゲンハイム・パートナーズは非公開の世界的金融サービス会社で、資産運用や投資銀行サービスを提供している。
運用資産は1700億ドルを超えるという。
本社がニューヨークとシカゴにある。

「グッゲンハイム」はスイスに生まれたドイツ系ユダヤ人・マイアー・グッゲンハイムの一族。
貿易商だったが1847年に渡米し、コロラドの銀鉱山を安値で買い取ったことをきっかけに鉱山・精錬業で財産を築いた。

マイアー・グッゲンハイムの10人の子のうちの1人にソロモンR.グッゲンハイムがいる。
NYのソロモン・R・グッゲンハイム美術館の設立者。
ソロモン・R・グッゲンハイム財団を有し、幾つかの美術館を持つ。

グッゲンハイム・パートナーズの創業者はピーター・ローソン・ジョンストン。
ソロモンR.グッゲンハイムの曾孫にあたる。
グッゲンハイム・パートナーズは2000年に一族の資金を基に創立された。

●東京拠点
グッゲンハイム・パートナーズは、今年に入って東京にも運用拠点を設立した。
金融緩和により株価上昇が期待できると判断してのことで、2013年中に2億ドル(約200億円)を日本株に投資予定。
さらに今後数年をかけてアジアを対象に運用させる額を最大20億ドル(約2000億円)まで増やす予定とのこと。
外部投資家からの資金も受け入れ、そのうちの約1/3を日本株に投じる見通し。

●グッゲンハイム・パートナーズとマイケル・ミルケン
「ジャンク債の帝王(Junk Bond King)」として名を馳せたが、証券詐欺で業界を永久追放されたマイケル・ミルケン。
バークレーマフィアで名高いカリフォルニア大学バークレー校を卒業し、ロシアのユリ・ミルナーと同じくペンシルベニア大学ウォートン校でMBAを取得した。
ジャンク債の開拓で巨大な富を得る。
永久追放処分後は慈善活動家として活動しており、医療(がん治療)への資金援助や奨学金などを提供している。
投資助言行為などは禁じられているが、グッゲンハイム・パートナーズへのアドバイザーとなっていた疑惑が今年になって浮上した。
グッゲンハイムはロサンゼルス・ドジャーズやテレビ番組製作会社ディック・クラーク・プロダクションズを共同買収している。


ソニー連合の財務顧問の1つだったグッゲンハイム・セキュリティーズの親会社グッゲンハイム・パートナーズとマイケル・ミルケンに関わりがあったということで書いたのだ。
マイケル・ミルケンはドレクセル親子の父の設立したドレクセル系(後にベルギーのグループ・ブリュッセル・ランバートに吸収されてドレクセル・バーナム・ランベールとなる)で働いていた。
ドレクセル息子はモルガンと共同で新たに会社を設立(後にJPモルガンに吸収される)。

カナダのシーグラムを経営していたブロンフマン家
・フィリス・ブロンフマン(2代目)
イスラエルのランベール銀行の経営者の娘ジーン・ランベールと結婚。
ランベール銀行はベルギーの貴族ランベール一族が創立した銀行である。
ランベール銀行はイスラエル建国資金の一部を出資しているのでイスラエルの株主のようなもの。

ドレクセル・バーナム・ランベールはブロンフマン×ランベール一族の賜物のような投資会社。

・エドガー・ブロンフマン(3代目)
彼は4人と5回結婚しているが、そのうちの1人(1953年結婚‐1973年離婚)がアン・ローブである。
彼女の父はウォール街の投資銀行家であるジョン・ランゲロス・ローブで、母はリーマン・ブラザーズのリーマン一族出身である。
エドガーは「ユダヤ人名誉毀損防止同盟(ADL)」の名誉副会長と「世界ユダヤ人会議」の会長であった。


エドガー・ブロンフマンの妻アン・ローブの両親の組み合わせが、会社の合併でも体現されるのが、それを実現させたアメリカン・エキスプレス。
アメリカン・エキスプレスが1960年代に株価が暴落した時に株式を大量買いして大儲けしたのが投資の神様と言われるウォーレン・バフェットと彼が率いる会社バークシャー・ ハザウェイ。
似たような手法で1980年代にシジャンクボンドの帝王と呼ばれたのがマイケル・ミルケン。
マイケル・ミルケンは不正が発覚し、ブロンフマン×ランベール一族の賜物のような投資会社ドレクセル・バーナム・ランベールは倒産した。
シーグラムの3代目はMCA(ユニバーサル)を松下電器(現パナソニック)から買い取るが、そのためにデュポンの株式も手放した。
4代目になると、ついにはシーグラムも売却。娯楽部門はロスチャイルド系会社ヴィヴェンディへ。ヴィヴェンディもドレクセル(息子)とモルガン共同会社が設立したGEに売却(但しミュージックは売却対象外)。
GEもコムキャストに売却。コムキャストの創業者はロシア系ユダや人。
父がユダヤ界のドンだったエドガー・ブロンフマン・ジュニアはワーナーミュージックを買い取ってCEOとなっている。

1990年松下電器(MCA)→1995年シーグラム(ユニバーサル)→2000年ヴィヴェンディ(ヴィヴェンディ・ユニバーサル)→2004年GEと合併(NBCユニバーサル)→2009年コムキャスト(NBCユニバーサル)


①シーグラムからヴィヴェンディに売られたユニバーサルミュージック。 ・・・EMIの音楽ソフト部門を買収
②元シーグラムCEOのエドガー・ブロンフマン・ジュニアがワーナーから買い取ったワーナーミュージック。
②ソニーミュージックエンタテインメント(アメリカ法人)。・・・EMIの音楽出版部門を買収
これがレコード会社の3大メジャーとなっている。

①のユニバーサルミュージックは本家ユニバーサルとは親会社が異なる。資本も当然別。
②のワーナーミュージックも本家ワーナーとは経営者が違う。資本関係なし。
②のソニーミュージックエンタテインメントの親会社はソニーミュージックホールディングスで、その親会社がソニー・エンタテインメントで、その親会社がソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(ソニーのアメリカ法人)で、アメリカ法人のオーナーが日本のソニー。
本家ソニーと資本関係はあるということになる。
日本のソニーミュージックエンタテインメントはアメリカのソニーミュージックとは資本関係が異なり、3大メジャーと言う時に日本のソニーミュージックは含まれない。
日本のソニー・ミュージックエンタテインメントの親会社は日本のソニーで、アメリカのように事業会社ではなく中間持ち株会社である。
アメリカで言えばソニーミュージックホールディングスのような感じ。ソニー・ミュージックエンタテインメントの下に事業会社であるレーベルがある。


マイケル・ミルケンと関係があるらしいグッゲンハイム以外のソニー連合の財務顧問。

・レイン・グループ
ゴールドマン・サックスで投資銀行部門のメディア責任者だったジョー・ラビッチと、UBS(スイス本拠の金融機関)でメディア・テレコム部門責任者だったジェフ・シネが共同で設立。
後に野村証券のアメリカ法人での投資銀行部門責任者だったグレン・シフマン(リーマン・ブラザーズ出身)も加わっている。
また元グーグルCEOのエリック・シュミット、元フェイスブック社長のショーン・パーカーなどが出資者に名を連ねている。
ソフトバンクの孫正義社長も取締役の1人となっている。

・ピーター・J・ソロモン・カンパニー
創業者のピーター・J・ソロモンは、元リーマン・ブラザーズの副会長で投資部門の責任者だった人物。
新会社設立にあたって他社から銀行家・証券マンを引き抜いた。
ワーナーとタイムの合併はこの会社が担当した。

・UBSインベストメント・バンク
上にも書いたとおり、UBSはスイス本拠の金融機関。
インベストメント・バンクはそのうちの投資銀行業務・証券業務を行う部門。





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by yumimi61 | 2017-07-16 18:13