2017年 10月 09日 ( 2 )

2017年 10月 09日
日本国憲法の秘密-585- (加計学園問題について)
<10月10日11:00追記> 昨晩の投稿で載せた「アメリカへの輸出用食肉を扱える施設(屠畜場)」の一覧表が上下同じ物が重なっていました。お詫び申し上げますとともに、訂正いたします。正しい表に差し替えました。

日本人は働き過ぎだとか長期休暇や有給休暇を取らないとか、体調不良でも無理して働くだとかよく言われるが、祭日は世界1多い!日本は平均寿命世界一の長寿国である。
女性の社会進出が進み家事に仕事に大変な思いをしても、男性と女性の平均寿命を比べれば女性のほうが長い。
働き過ぎくらいのほうが長生きするのではという結果が出ている。

WHOによる世界保健統計2016
1.日本83.7歳(男性80.5歳で6位、女性86.8歳で1位)
2.スイス83.4歳(男性81.3歳で1位、女性85.3歳で6位) 
3.シンガポール83.1歳(男性80.0歳で10位、女性86.1歳で2位)
4.オーストラリア82.8歳(男性80.9歳で3位、女性84.8歳で7位)
4.スペイン82.8歳(男性80.1歳で9位、女性85.5歳で3位)


9.フランス82.4歳(男性79.4歳で16位、女性85.4歳で5位)


20.イギリス81.2歳(男性79.4歳で16位、女性83.0歳で27位)

24.ドイツ81.0歳(男性78.7歳で21位、女性83.4歳で23位)


31.アメリカ79.3歳(男性76.9歳で32位、女性81.6歳で33位)


戦後の食生活の欧米化が現代病とも言える生活習慣病を増加させ、それに伴う病気が急増したと言われて久しい。
世界で一番良い食事は和食だと自負し、日本食が健康的だと世界に注目されているとPRに余念がない。
しかし統計を見れば食生活の欧米化が日本の平均寿命を延ばしてきたとも言えるのだ。

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図のように食肉の1人当たりの年間供給量は増加している。
1960年には3.5kgに過ぎなかったものが、2013年には30kgとなっている。
近年はその6割が外食や惣菜に供給されているそうだ。
つまりもはや自分で生肉を買って調理するよりも外食や惣菜で肉類を食べる機会のほうが上回っているということになる。
輸入肉の割合は牛肉が約60%、豚肉が約50%、鶏肉が約25%ほど。
輸入肉のほうが価格が安いため、外食チェーンなどで供給される安価な大衆品は輸入肉を用いていることが多い。


前述したように日本で育てられた家畜(牛豚)が肉になる時には獣医師である検査員が1頭ずつ検査している。
では輸入の場合にはどうしているかと言うと、動物検疫所で審査したり検査したりする。
関連疾病が発生していて感染などの危険が高い国と、そうでない安全と判断されている国とでは対応が違うが、どちらもまず書類審査を行う。
安全と判断されている国からの食肉の場合、現物検査は申請件数から幾つかを無作為に抽出し、さらにそこから無作為にサンプルを抽出して(0.5%ほど)サンプリング検査を行っている。
どれくらい抽出するかなど方法は各国の検疫所によって違うが全数検査はしない。

動物検疫所で審査や検査を担当するのが家畜防疫官。
生き物も入ってくるせいかこれは農水省の管轄。
家畜防疫官には2種類ある。
・獣医系技術職員(国家公務員採用Ⅰ種試験相当) ・・獣医師資格者
・畜産系技術職員(国家公務員採用Ⅱ種試験相当)
獣医師資格を持つ者と持たないものがいる。
畜産系職員は大学や短大で畜産に関する課程を修了した者で、獣医学部でなくとも構わないし獣医師資格も必要ない。

国内の検査体制に比べるとわりと緩いような印象を抱くかもしれないが、輸出入には前もって国と国との取り決めがある。
従って誰もが輸出できるというわけではないし、国内での検査を通してからの輸出となるので、ルールを守っていれば基本的には問題ないはずなのだ。

日本は食肉を輸入しているくらいだから輸出はないだろうと思うかもしれないが輸出もしている。
取り決めはしたけれど輸出実績がほとんどなかったような時代もあったが、平成に入ってからは輸出も行われるようになってきた。
但し相手国が出す条件があるため、それをクリアしなければならない。
輸出用の家畜や食肉を扱える屠畜場は国(厚労省)による認定制となっている。

アメリカへの輸出用食肉を扱える施設(屠畜場)
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EUへの輸出用食肉を扱える施設(屠畜場)
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by yumimi61 | 2017-10-09 23:34
2017年 10月 09日
日本国憲法の秘密-583- (加計学園問題について)

【獣医師法第22 条の届出者数】(12月末現在)
        平成16年度   平成26年度    増減
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届出者総数    31,333人    39,098人   +7,765人
公務員        9,174人    9,526人    +352人
個人診療施設    12,083人   17,241人   +5,158人
獣医事に従事していな者 3,835人   4,550人   +715人
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(公務員内訳)
国家公務員      502人    518人     +16人
都道府県公務員   7,231人   7,121人     -110人
市町村公務員    1,441人   1,887人     +446人
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加戸資料には需給が逼迫していると書かれているけれども、獣医師数は増加している。
獣医師資格には定年はないので、増加するということは、1年の間に亡くなる獣医師よりも新たに獣医師資格を取得する獣医師のほうが多いということである。
また定年のある公務員だけに注目してみても増減はプラスである。
この10年、定年退職していく公務員獣医師より、新たに採用した公務員のほうが多かったということだ。
不足分を補うという採用人員の基本的な考えかたに基づくと、需給が逼迫しているとはとても言えない。
定年(勤続年数35年)と養成数以外のことは言及しておらず数値も示されていないので、根拠の示せる具体的な需要は特にないと判断する。


私は次に公務員の内訳を調べてみた。
2004年度(平成16年度)~2014年度(平成26年度)の10年間の特徴としては、都道府県公務員が減って市町村公務員が増えたことが挙げられる。
双方共通して減っているのは農林畜産関係で、共通して増えたのは公衆衛生関係。
農林畜産関係と公衆衛生関係の違いだが、獣医師の場合、農林畜産関係とは家畜飼育及び流通担当となるであろう。こちらは農水省の管轄。
一方の公衆衛生関係とは屠畜と食肉担当ということになる。こちらは厚生省の管轄。
家畜の生死を境にして担当省が変わる。
前者は家畜が生きていて、後者はその家畜の死や死後を担当する。
前者は生命体を相手にし、後者は死体や死後の身体部分を相手にする。
どちらにしても細菌やウイルスなどの知識は必要となる。その知識者が獣医師ということである。
後者の屠畜場の後には卸売業者や食肉加工業者が続き、小売業者によって消費者に販売される。
後者に携わる獣医師が食肉を介する外敵侵入から人間の身を守る最後の砦とも言える。


都道府県公務員が若干減ったのは農林畜産関係の獣医師が減ったことによる。担当すべき家畜数や家畜農家の数も減っている。
市町村公務員も農林畜産関係の獣医師は減ったがトータルでは増えた。
これは食肉衛生検査所(食肉衛生検査センター)で獣医事にあたる獣医師が増えたからである。

食肉衛生検査所(食肉衛生検査センター)では、食肉となる牛や豚などの家畜を獣医師である屠畜検査員によって検査することが義務づけられている。
1頭ごとに、生体検査・解体前検査・解体後検査を実施して、問題のあるものは流通前に排除している。
また食肉や食肉輸送車にサルモネラ菌や腸管出血性大腸菌O157等の病原細菌が付着していないか拭き取り調査をしている。
屠畜場や食鳥処理施設の衛生状態の指導や監視、関係業者に対する講習会なども行う。

こうした食肉検査にあたる地方自治体職員(公務員)はすべて獣医師。
この人達が公衆衛生獣医師などと呼ばれている。
検査を主とする獣医師で人間相手の職業で言えば臨床検査技師のようなものである。
その他、保健所関係で犬猫など動物愛護関係業務にあたる獣医師も公衆衛生獣医師に含まれる。


家畜を全部検査しているわけだから、屠畜場あるところに食肉衛生検査所(食肉衛生検査センター)あり。
現在全ての都道府県に屠畜場は存在している。(屠畜場の全国一覧
屠畜場設置者(経営者)は自治体であったり公的機関であったり民間企業であったり様々だが、結構自治体(市町村)が設置者となっている。
全都道府県に屠畜場があるので、おそらく全ての都道府県に食肉衛生検査所(食肉衛生検査センター)が存在しているはず。
この食肉衛生検査所(食肉衛生検査センター)は都道府県が運営している所と市町村が運営している所がある。都道府県が運営している所で働く獣医師は都道府県公務員、市町村が運営している所で働く獣医師は市町村公務員になるというわけ。
かつては保健所を中心に行われていた。
精度の高い検査体制の構築を目的に散らばっていた検査所を一元化するため、各都道府県に1つの検査所と、あとは屠畜場のある大きな区市などに置くようになったと思われる。
市町村公務員の増加人数は市町村の食肉衛生検査所で働く獣医師数とほぼ同じである。
こうした検査体制に移行したのは牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザの発生した2000年初頭以降が多い。
こんな情報時代ではあるが検査所の全国一覧は見つからない。(自治体がそれぞれ広報しているものはある)
全国食肉衛生検査所協議会なるホームページはあるが、部外者は入れない。



問題の愛媛県には1箇所、愛媛県食肉衛生検査センターがある。
ここが管理している屠畜場と食鳥処理場は次の2か所。
(1)JAえひめアイパックス株式会社と畜場
(2)マルハフーズ株式会社
他の都道府県と比べて数も規模も大きくはなく検査員(獣医師)の需要が多いとは思えない。
加えて四国は畜産業が盛んな地域でもない。



現代では肉を喜んで食べる人は非常に多い。
肉を食べるということは、動物が死んでいるということでもある。
それくらいは誰でも分かるであろう。
にもかかわらず今でも差別は依然存在するようだ。そういう人は菜食主義者なのかなあ。

偏見・差別について 東京都中央卸売市場 芝浦と場

理性では理解しなければと思っても感情を抑えきれないという人が多いのだと推測する。
大事に飼っていた動物を殺すなんて・・・といった感じで。
私もその気持ちは分からなくもない。
学校で飼っていた犬を・・という獣医学部での話を聞いたか読んだかしたことがある。
マウスとて例外ではなかったりする。
小学校の豚を飼育して肉にしてしまう映画にもざわざわしたし。
感傷的にならないためには飼っている人と別な人が職業的に殺めるほうがいいように思うが、死刑執行者の苦悩を読んで、それも揺らいだ。
いくら仕事とはいえ、いくら誰が直接手を下したか分からないとはいえ、他人に殺人を強要するなんてやっぱり残酷なのだ。間違いなく共謀者ではあるわけで。
殺すのが動物だったらどうなんだろうか?
全員の気持ちを救うことなんて出来ないのだなぁとしみじみ思う。
このあたりの感情コントロールは出来る人と出来ない人がいるだろうと考える。

【社会見学】芝浦屠場(屠殺)にいってきた

マウスの締め方~餌マウス繁殖経験のある店員さんに聞きました~


大事に飼っていた鳩を野良猫に殺されて、野良猫をむごい方法で惨殺したという話にも何とも言えない気持ちになった。書いたのは医師である。
私は猫に感情移入してしまったのだが、よく考えれば大事な鳩を無残にも殺された怒りも分かる。
子供達からは隠すように大事に育てていたシンビジウムの1年に1度しか出ない芽を幼い長男にポキポキと折られた時が、私が彼を一番怒った時なのだ。無残に転がった芽を今でも思い出せるくらいだけど、長男がいつまでも泣いている姿も未だに心に突き刺さっている。
シンビジウムが鳩になっただけなのかもしれない。ではもし鳩が人になったらどうするんだろう。

ある鳩の思い出

実はうちの猫も鳩を殺めたこともある。
現場を見ていたわけではないが、たぶんそうなのだと思う。
帰宅したら玄関前で鳩が無残にも死んでいた。周囲には羽根が飛び散っていた。
野生とか本能とかそういう何かを持っているんだと改めて感じさせられた。悪気なんてこれぽっちもないであろう猫を怒る気にはなれなかったけれど、鳩もすごく可哀想だった。








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by yumimi61 | 2017-10-09 01:31