2017年 10月 12日 ( 2 )

2017年 10月 12日
日本国憲法の秘密-588- (加計学園問題について)
加計学園グループの大学の偏差値を調べてみた。

岡山理科大学
理学部
 応用数学科 42.5~47.5
 化学科 35.0~42.5
 応用物理科
  物理科学専攻 35.0
  臨床工学専攻 BF
 基礎理学科 35.0
 生物化学科 35.0
 臨床生命科学科 35.0~37.5
 動物科 45.0
工学部 BF~42.5
総合情報学部 35.0
生物地球学部 47.5
教育学部 BF~42.5
経営学部 35.0~42.5

※倍率が比較的高いのが理学部の動物科と生物地球学部。

倉敷芸術科学大学
芸術学部 37.5
危機管理学部 35.0
生命科学部 
 生命科学科 35.0
 生命医科学科 37.5
 動物生命科学科 35.0
 健康科学科
  健康科学専攻(健康・運動指導者コース、アスレティックトレーナー、救急救命士コース)35.0
  鍼灸専攻 35.0

千葉科学大学
薬学部
 薬学科(6年制) BF~37.5 ・・ 卒業にて薬剤師国家試験受験資格取得
 生命薬科学(4年制) BF~35.0 ・・研究者養成

危機管理学部 BF~35.0
看護学部 BF~37.5

吉備国際大学
社会科学部 BF
保健医療福祉学部
 看護科 BF~35.0
 理学療法科 37.5~50.0
 作業療法科 BF~35.0
 社会福祉科 BF
心理学部
 心理科 BF~35.0
 子ども発達教育科 BF
地域創成農学部 BF
外国語学部 BF~35.0
アニメーション文化学部 BF

九州保健福祉大学
社会福祉学部
 スポーツ健康福祉科 BF~35.0
 臨床科
  臨床福祉専攻 BF~40.0
  臨床心理科 BF
保健科学部
 作業療法科 BF~35.0
 言語聴覚療法科 BF~35.0
 視機能療法科 BF
 臨床工科 BF~35.0
薬学部
 薬科(6年制) 35.0~40.0 ・・卒業にて薬剤師国家試験受験資格取得
 動物生命薬科学(4年制) BF~35.0 ・・研究者養成

生命医科学部 35.0~40.0



加計学園グループの大学の偏差値は全体的に低く、BFもかなりある。
偏差値が全てではないと言うかもしれないが、職業人として業務を遂行していくにあたって、覚えなければならないことや知らなければならないことは現実的に沢山あるわけで、偏差値が無関係であるとは言えない。
感覚や経験だけでカバーできる職業ならばよいが(感覚や経験はどんな職業であってももちろんとても大事だが)、それだけでは済まされないこともある。

すでに述べたように、かつて4年制だった薬学部は2006年に6年制が導入され、薬剤師の国家試験受験資格を得るためにはこちらを卒業しなければならない。
4年制も残されたが、そちらでは薬剤師の国家試験受験資格は得られず、研究者養成目的を謳っている。
加計学園グループの千葉科学大学(千葉県)と九州保健福祉大学(宮崎県)にも薬学部が作られたが、こちらも偏差値は高くはない。(赤字部分)
その九州保健福祉大学の薬科1期生が国家試験合格率全国1だったとか・・・


獣医学部新設を希望しているのは岡山理科大である。
現存する学部は岡山県にあるが、獣医学部は瀬戸内海を渡って四国の愛媛県今治市に設置しようとしている。
その新設にあたり、事業者代表として国家戦略特区の会議に顔を出しているのが、元文科省官僚で前愛媛県知事の加戸守行(愛媛県出身)である。
だから私は前記事で学部長にでも就任する予定なのかと書いてみた。

実は文科省から加計学園の理事とグループ大学の学長に就任した人物がいる。すでに前例がある。

木曽功(1952年2月11日、広島県生まれ )
2016年(平成28年)4月に千葉科学大学学長と学校法人加計学園理事に就任。

1952年広島県尾道市出身、1959年同福山市に移る。
1970年(昭和45年)広島大学附属福山中学校・高等学校を卒業後、1971年(昭和46年)東京大学入学、1975年(昭和50年)東京大学法学部卒。 翌年文部省に入省する。

1979年(昭和54年)5月  イェール大学経営大学院修了
1984年(昭和59年)7月  宮城県教育委員会行政課長
1987年(昭和62年)2月  在フランス日本国大使館一等書記官
1993年(平成5年)12月  文部省初中局職業教育課長


1979年4月 - 東京大学法学部卒業、文部省入省
1986年9月 - 宮城県教育委員会行政課長
1989年2月 - 在フランス大使館一等書記官
1992年3月 - 文部省官房政策課政策調査官


ピンク文字は前川・前文科省事務次官の経歴。木曽と前川は宮城県教育委員会と在フランス大使館にいた時期が重なっている。
旧知の中だったのであろう。
前川は2016年8月末に事務次官室で木曽に「国家戦略特区制度で今治に獣医学部を新設する話、早く進めてほしい。文科省は諮問会議が決定したことに従えばいい」と言われた証言している。
木曽も面会自体は否定しておらず、話題の1つとして「よろしく」くらいは言ったかもしれないと話した。
木曽はその面会当時、安倍内閣内閣官房参与であり、学校法人加計学園理事であり、同法人の千葉科学大学学長であった。

1995年(平成7年)7月  文部省高等局医学教育課長
1996年(平成8年)4月  広島県教育委員会教育長
2001年(平成13年)1月  文部科学省大臣官房国際課長
2002年(平成14年)8月  文化庁文化財部長
2003年(平成14年) フランス政府パルム・アカデミーク勲章シュヴァリエ章(Chevalier, fr:Ordre des Palmes Académiques)
2004年(平成16年)7月  独立行政法人日本学術振興会理事
2007年(平成19年)7月  文部科学省国際統括官
2010年(平成22年)8月  国連教育科学文化機関(ユネスコ)日本政府代表部特命全権大使(2013年11月退官)
2014年(平成26年)1月  東日本旅客鉄道株式会社顧問
2014年(平成26年)4月  第2次安倍内閣内閣官房参与(ユネスコ文化関係施策担当)に任命、2016年(平成28年)9月末退官)
2016年(平成28年)4月  千葉科学大学学長と学校法人加計学園理事に就任


上記の木曽功Wikipediaの経歴には、2014年4月に第2次安倍内閣内閣官房参与に任命され2016年9月末に退官と書いてあるが、木曽は今現在も内閣官房参与である。

内閣官房参与(英訳:Special Adviser to the Cabinet)
日本の内閣官房の役職の一つ。内閣総理大臣(首相)の“相談役”的な立場の非常勤の国家公務員である。内閣官房に参与を置く規則(昭和62年11月制定)による。

内閣が対応すべき各種分野において優れた専門的識見を有する人材を首相が直接任命し、任じられた当人は首相に対して直接意見を言い、また情報提供や助言を行う。いわゆる“ブレーン”、“側近”的存在。人数制限はなく、通常は複数人いる。職務に対しては守秘義務が課される。全員に、所属する内閣府や総理大臣官邸で一つずつ執務室が与えられる。また内閣参与の上に定員1名の内閣特別顧問が存在する。

第3次安倍内閣では以下の15人が任命されている。
飯島勲(特命)
藤井聡(防災・減災ニューディール)
本田悦朗、浜田宏一(国際金融)
宗像紀夫(国民生活の安心安全)
岡本全勝(東日本大震災の被災地の復興・再生)
吉村泰典(少子化対策・子育て支援)
堺屋太一(成長戦略)
平田竹男(スポーツ・健康)
谷口智彦(国際広報)
木曽功(ユネスコの文化関係施策)
加藤康子(産業遺産の世界遺産登録推進と産業観光促進)
佐々木勝(災害医療・危機管理)
木山繁(経協インフラ)
菅原郁郎(経済再生)


内閣官房参与の人事については内閣官房長官記者会見で報告されている。
2014年(平成26年)4月1日午前の記者会見で木曽の就任(辞令交付)は発表された。
以後今月まで退任(入れ替え)の発表はない。


2014年4月1日 木曽功が内閣官房参与に就任
2015年6月4日 加計学園による獣医学新設提案が国家戦略特区に申請される
2016年4月  木曽功が学校法人加計学園理事と千葉科学大学学長に就任
2016年8月3日 内閣改造(地方創生と規制改革の大臣の一体化)
2016年8月末 木曽は文科省の後輩であり当時トップだった前川事務次官に面会
2016年9月2日 「規制改革推進会議」設立閣議決定(国家戦略特区WGメンバー2名が委員に)
2016年9月9日 国家戦略特区諮問会議(第18回)
2016年9月16日 国家戦略特区ワーキンググループ ヒアリング
2016年9月21日 今治市分科会(第1回)・・加戸守行が事業者代表として出席


安倍首相と加計学園理事長は、安倍首相が腹心の友と言うほどの仲である。
その安倍首相(国家公務員特別職)のブレーンである内閣官房参与(非常勤国家公務員)に就任している文科省官僚出身の木曽功が私立学校法人加計学園の理事と大学学長を併任している。

その学校法人加計学園が獣医学部の新設を2015年6月4日に国家戦略特区に提案した。
国家戦略特区やこの提案に関わる人達はこの頃から、遅くとも2015年12月15日(諮問会議に指定区域案として提示された)には知っていなければならない。
国家戦略特区3次区域指定が決定(発表)されたのは2016年1月29日。(獣医学部を新設とも加計学園が事業主体であるともこの時点では発表していない)。
国家戦略特区法に基づいて獣医師系の国際教育拠点の事業主体が加計学園であると正式に公表されたのは2017年1月12日である。
内閣官房参与(ユネスコの文化関係施策)である木曽功は、「国家戦略特区制度で今治に獣医学部を新設する話」を2016年8月末には知っていた。
加計学園理事や学長に2016年4月に就任しているので知っていても不思議はないが、もしここで就任していないとするならば知っていたのはおかしいということになる。
その時点で知っていても辻褄が合う人物、しかも旧知の仲の先輩後輩という間柄の人物を選んで文科省事務次官に面会させ、圧力だかよろしくね♥の声をかけさせた。
かなり周到に準備しているように思う。


以前、加計学園誘致関係人物は加戸を除いて同世代であり、東京大学法学部という共通点もみられるということを書いた。
そこに木曽も加えてみた。
加計学園理事長の加計孝太郎と文科省官僚出身の理事である木曽功は同学年で同郷(広島県)である。
国家戦略特区の区域は広島県と愛媛県今治市が一緒になっている。
     
安倍晋三 1954年9月生まれ 東京都(選挙区は山口県) 成蹊大学法学部卒
木曽功  1952年2月生まれ 広島県 1975年東京大学法学部卒 文部省(文部科学省)入省
加計孝太郎 1951年7月生まれ 広島県 立教大学文学部卒
本宮勇  1954年3月生まれ 愛媛県 愛媛大学中退
村上誠一郎 1952年5月生まれ 愛媛県 1977年東京大学法学部卒 
岡田克也 1953年7月生まれ 三重県 1976年東京大学法学部卒 通産省(経済産業省)入省
前川喜平 1955年1月生まれ 奈良県(東京都)1979年東京大学法学部卒 文部省(文部科学省)入省
加戸守行 1934年9月生まれ 関東州(愛媛県)1957年東京大学法学部卒 文部省(文部科学省)入省

 
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※加計孝太郎の父(2008年没)
○加計勉(1923年生まれ)広島県出身
池田勇人(1960-1964年首相)が中学の大先輩にあたり親交があった。
その関係で宮澤喜一(1991-1993年首相)の後援会長も務めていた
1955年予備校・広島英数学館を設立。
1961年、岡山県岡山市半田山の山麓(現在の岡山市北区理大町)に学校法人「加計学園」を設立⇒岡山理科大学

●池田勇人(1899年生まれ)広島県出身 ・・吉田茂の舎弟
大蔵官僚を経て終戦後まもなく政界入りすると、吉田茂の右腕として頭角をあらわし、吉田内閣の外交・安全保障・経済政策に深く関与した。佐藤栄作と並ぶ「吉田学校」の筆頭格である。1960年に首相に就任した。

【財界四天王】・・・池田勇人内閣を表裏で支えた4名を指す。
小林中(富国生命保険相互会社元社長、日本開発銀行初代総裁、アラビア石油元社長)
水野成夫(経済同友会元幹事、産経新聞元社長、フジテレビ元社長)
永野重雄(日本商工会議所元会頭、富士製鐵元社長)
櫻田武(日経連元会長、日清紡績元社長)

○永野重雄(1900年生まれ)広島県出身 
新日鉄会長、経済同友会創立者で会長。“戦後の財界のドン” 財界四天王の1人
全日空(ANA)の前身は朝日新聞航空部である。 会社設立に協力したのは永野重雄。若狭得治に「一切永野さんと美土路さんの手によって全日空が作られた」と言わしめるほど。
ショーン・アイゼンベルグを紹介されスクラップ工場設立に協力した。アイゼンベルグが結婚したのは永野の娘という説もある。
アイゼンベルグらはイギリスに麻薬貿易に貢献したサッスーン一族を殺して麻薬販売網を力ずくで奪い取った。


●山本幸三・・2016年8月3日内閣改造にて内閣府特命担当大臣(地方創生・規制改革)に就任(初入閣)
東大卒業後、大蔵省に入省した。大蔵省在職中の1973年、コーネル大学経営大学院に留学し、MBAを取得した。帰国後、山口県の岩国税務署長、アメリカ合衆国ハーバード大学国際問題研究所客員研究員等を経て、1987年6月から宮澤喜一大蔵大臣の秘書官を務めた







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by yumimi61 | 2017-10-12 14:49
2017年 10月 12日
Slender Star
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by yumimi61 | 2017-10-12 00:53