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2016年 12月 31日
ホタルノヒカリ
蛍の光、窓拭きは・・・
書読む月日重ねつつ
何時しか年もすぎの戸を
開けてぞ今朝は別れ行く


『蛍の光』という曲の原曲はスコットランド民謡である。
"Auld Lang Syne"(スコットランド語)
英訳すると逐語訳では"old long since"、意訳では"times gone by"だそうだ。
作曲者は不詳。
歌詞を現在伝わる形にしたのは、スコットランドの詩人のロバート・バーンズである。
従来からの歌詞を下敷きにしつつ、事実上彼が一から書き直している。この歌詞は、旧友と再会し、思い出話をしつつ酒を酌み交わすといった内容である。
こうして採譜された「オールド・ラング・サイン」には、ハイドンやベートーヴェン、シューマンといった著名な作曲家たちも伴奏を付けたり編曲したりしている。



=ロバート・バーンズの詩の和訳(大意)=

旧友は忘れていくものなのだろうか、
古き昔も心から消え果てるものなのだろうか。

我らは互いに杯を手にし、いままさに、
古き昔のため、親愛のこの一杯を飲まんとしている。

我ら二人は丘を駈け、可憐な雛菊を折ったものだ。
だが古き昔より時は去り、我らはよろめくばかりの
距離を隔て彷徨っていた。

我ら二人は日がら瀬に遊んだものだ。
だが古き昔より二人を隔てた荒海は広かった。

いまここに、我が親友の手がある。
いまここに、我らは手をとる。
いま我らは、良き友情の杯を飲み干すのだ。
古き昔のために。


年中一緒にいた時(いられた時)の二人の関係は決して穏やかなものではなかった。
傍からはそう見えなかったかもしれないが、二人の間には常に距離があって隙間風が吹き荒れていた。
取り立てて何かがあったわけでもないのに、言葉にはできない感情がむくむくと育ち、わだかまりを生んで、ぎこちなくなってしまう。
親友と呼ぶに値する友にほど距離を感じてしまう不思議。
長い時を経ればそんな感情も消え果てるものなのだろうか。
長い時を経て再び友と向き合う。
手をとる二人は真の友情を感じ得たのか。
それとももう二度と埋めることの出来ない距離を知っているからこそ
手を取ることができるのか。



スコットランド民謡だったが現在においても世界中で愛されている楽曲である。
日本には大日本帝国海軍を経由して持ち込まれたのだと思う。
1881年(明治14年)11月24日発行の『小學唱歌集 初編』にて『螢』というタイトルで初めて掲載され発表された。
日本の作詞者は不詳とされていることもあるが、陸奥国棚倉(現:福島県東白川郡棚倉町)出身の国学者・作詞者の稲垣千穎である。

『蛍の光』


蛍の光、窓の雪、
書読む月日、重ねつゝ、
何時しか年も、すぎの戸を、
開けてぞ今朝は、別れ行く。

止まるも行くも、限りとて、
互に思ふ、千万の、
心の端を、一言に、
幸くと許り、歌ふなり。

筑紫の極み、陸の奥、
海山遠く、隔つとも、
その真心は、隔て無く、
一つに尽くせ、国の為。

千島の奥も、沖繩も、
八洲の内の、護りなり、
至らん国に、勲しく、
努めよ我が兄、恙無く。




富国強兵時代に付けられた歌詞であり、特に3番4番が露骨な感じなので、現在これはカットされていて、あまり知られていない。
大日本帝国海軍を経由して持ち込まれたのだと思うと上に書いたが、現に海軍兵学校(明治9年・1876年~1945年終戦まで存在した海軍の士官養成学校)で「告別行進曲」もしくは「ロングサイン」というタイトルで卒業式に用いられていた。

『小學唱歌集 初編』に掲載されたのが1881年だが、その2年前1779年に琉球処分(明治政府による強引な沖縄併合)があった。
また明治政府は1875年(明治8年)にロシアとサンクトペテルブルク条約(千島樺太交換条約)を結び千島の奥(ロシア領だった部分)を含めて列島全島が日本の領土となったと解釈されているが、この条約は条約の体を成しておらず有効ではなく法的拘束力を持っていない。

八洲(国)とは日本国の美称である。
獲得したばかりの「沖縄」や「千島の奥」を作詞者・稲垣千穎は「八洲(日本)の護り」であるとし、「至らん国」と表現した。
至らんとは・・?
「至らん」には「要らない」といった意味もあるし、日本の統治が至らない国(つまり外国)いうような意味にもとれる。
海軍兵学校では1881年以前から使われていた曲なので、その当時からこの歌詞が付いていたとするとまだどちらも日本の領土ではなかったということ。
防衛の要所として欲しい場所、そこで功績を残せるように、滞りなく務めなさい、我が男子たち、という意味。
護りの場所なんか欲しがらないで、それでもちゃんと功績が残せるように、滞りなく務めなさい、我が男子たち、という意味。
さてさてどちらでしょうか。

4番の歌詞の地名は、日清戦争後に「千島のはても台湾も」、日露戦争後は「台湾のはても樺太も」に変更された。
つまり地名が領土誇示色を強め、帝国主義を色濃く反映することになった。


1番の歌詞「何時しか年も、すぎの戸を、開けてぞ今朝は、別れ行く」は、すぎが「過ぎ」と「杉」の掛詞だと言われている。

下記はこちらから転載

「いつしか年もすぎのとを あけてぞけさはわかれゆく」の解釈について
この部分は意味のとりにくいところです。以下、幾つかの解釈をあげてみます。

(A) 日本近代文学大系53『近代詩 I 』(角川書店、昭和47年11月10日初版発行、平成元年8月30日再版発行)に『小学唱歌集』が取り上げてあって、「すぎのとを」の 頭注に、「「杉」の戸と「過ぎ」の懸詞。「杉」の板戸を開けるようにいつしか年も過 ぎてゆきという意」と、小川和佑氏  の注がありました。
小川氏は、「杉の板戸を開けるように」「年も過ぎてゆき」(下線は引用者)ととっておられるわけですが、できれば、「年も過ぎてゆき」は「年も明けてゆき」としてほしかったところです。つまり、「いつしか年も過ぎていって、杉の板戸を開けるように、年も明けてゆき」としてほしかったと思うのですが。)

(B) CD 『螢の光のすべて』(キングレコード、2002年)の解説冊子に、中西光雄氏による「螢(螢の光)」の通釈が出ています。この部分は、「いつのまにか年も、過ぎてしまったが、この学舎の杉の戸を、開けて、夜が明けた今朝、わたしたちは別れてゆく。」と訳しておられます。ここでは、「杉の戸を開けて」に実質的な意味をとり、「明けて」を「夜が明けて」ととっておられるわけです。そして語釈のところに、すぎのと…杉の戸。「すぎ」は「過ぎ」と「杉」との掛詞。和歌・雅文の影響が強く感じられる。この歌で唯一の修辞的表現。「杉戸(すぎと・すぎど)」は、江戸時代以降しばしば用いられた言葉で、質朴なイメージが喚起される。としておられます。

(C) 『埼玉大学』のサイトの高校生向け「埼玉大学だより」第3号に、山口仲美教授の「身近にいきづく昔の日本語」というページがあり、そこに山口教授のご著書、岩波新書『日本語の歴史』(2006年5月19日第1刷発行)から、この歌の1番の歌詞の現代語訳が紹介されていますので、ここに引用させていただきます。(注:このページは現在はインターネットでは見られないようです。……2009年9月29日付記)
蛍の光や窓の外に積もる雪を明かりにして本を読み学ぶ月日を重ねて、いつしか年も過ぎてしまったが、杉の戸を開けて、夜が明けた今朝は、別れてゆきます。 
「杉の戸を開けて」に実質的な意味をとり、「明けて」を「夜が明けて」ととっておられる点は、前者と同じです。

(D) 上にも引いたように、新日本古典文学大系 明治編 11『教科書啓蒙文集』の脚注には、「いつのまにか年限も過ぎ(「過ぎ」は次の「杉」にもかかり)、杉の戸を開ける(学業の成ること)」とあり、「あけて」の「あけ」に、「開け」と「明け」を掛けている、とはありませんので、注釈をお書きになった倉田氏は、「いつのまにか年限も過ぎ、学業も成って、今朝は別れてゆくのだ」とおとりになるのでしょうか。

(E) ここは、「いつしか年も過ぎ」(「杉の戸を開けて」)「明けてぞけさは別れゆく」という表現になっている。つまり、「杉の戸を開けて」は、「いつしか年も過ぎ」と、「明けてぞけさは別れゆく」を技巧的につなぐ働きをしているだけで、「(あの慣れ親しんだ、懐かしい杉の戸)」という響きを歌に与えるのは確かだとしても、歌詞の内容には直接的には関係していない(実質的な意味は持たない)。だから、ここを「杉の戸を開けて別れる」とは訳さない。
「いつのまにか年も過ぎてゆき、卒業を迎える年が明けて、いよいよ今朝はみんなと別れてゆくのだ。」(「杉の戸を開ける」を、倉田氏のように「学業が成って」ととれば、「いつのまにか年も過ぎてゆき、学業が成り、いよいよ卒業を迎える年も明けて、今朝はみんなと別れてゆくのだ。」とすることも考えられる。)                 
 ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※
(E)は、私の解釈です。この解釈について忌憚のないご意見をお聞かせいただければ幸いです。



良い解釈だと思います。
杉の戸に何か特別な思い出があり何かしらの意味合いが込められていたとしても、「杉の戸」と急に言われてもそれを知らない人にはあまり響きませんものね。
情緒や情感的にも「杉」はしっくりこない。リアル杉ると言うか何というか・・・。
でも掛詞だということなので、「杉」と「過ぎ」を掛けたのと同様に、「戸を」と「遠(とお)」、「開けて」「明けて」「空けて」を掛けたのではないでしょうか。
明けては夜が明けるという意味もあるし、奉公明けなど一定期間が終了するという意味もある。
戸は超えるべき戸でしょう。終了地点であり次に進むための通過点。出口であり入口。一区切りつける場所と言う意味。
それを一番に持ってきたところが心憎いところだと思います。

蛍の光、窓の雪、
書読む月日、重ねつゝ、
何時しか年も、すぎの戸を、
開けてぞ今朝は、別れ行く。

開けるには明けるよりも意思や意志が感じられるような気がします。
そして「ぞ」が活きます。









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by yumimi61 | 2016-12-31 14:47
2016年 12月 29日
日本国憲法の秘密-440-
福島第一原発の3号機を例にして酸化ウランの量を計算してみる。
 ・ペレットの大きさは直径1cm×長さ1cmほど。小さな円筒形。
 ・ペレット1個の重量は約8g。
 ・燃料棒1本につき350個のペレットを用いる(燃料被覆管に350個のペレットが密封されている)
 ・燃料棒を束ねたのが燃料集合体であり、1体あたりの燃料棒数は72本
 ・原子炉一基あたりの燃料集合体数は548体
 ⇒8×350×72×548=110,476,800g=110,476.8kg≒110t(トン)


原子炉一基でおよそ110トンの濃縮ウラン(酸化物)を利用しているわけだが、これで4年ほど運転可能なのだという。
1年あたりにすれば約30トンのウランが必要ということになる。30トンの濃縮ウランを作るには劣化ウランが160トンも出来てしまう。
一回セットするための濃縮ウラン(4年分120トンとして)を用意するには640トンもの劣化ウランが濃縮ウランとは別に生成される。

標準的な原子炉1基の最大出力は100万KWだが、この原子炉を1年間稼働させる場合に燃料として必要な濃縮ウランが30トンで、この30トンの濃縮ウランを作る時にできる副産物としての劣化ウランは160トンにもなるという。(資源的にもエネルギー的にもなんという非効率的な・・・)

使われるウランが30トンだとしても、濃縮ウランを生成すると劣化ウランが160トンも生じてしまうのだから、最低190トンの天然ウランが必要なのである。
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(出典)よくわかる原子力(原子力教育を考える会) 「少しの燃料で大きなパワー」というけれど


天然ウランは鉱石から取り出すので、鉱石はさらに多く必要。
ウラン含有量が60%を超えるピッチブレンドのような鉱物は埋蔵量が少なく、資源とはいえない。資源としては,ウラン含有量が0.2〜1%の礫岩・砂岩などの堆積岩鉱床、マグマ起源の熱水鉱床などが重要である。
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(出典)よくわかる原子力(原子力教育を考える会) 劣化ウラン及び劣化ウラン兵器


上記図はウランがずっとウランであるという前提での数字であるが、ウランだって崩壊していく。
崩壊すれば別の核種となりウランではなくなってしまうのだ。(ウラン濃縮のパーセンテージを留めておくこともできない)
どれくらいの量のウランがウランでなくなってしまうのかは、崩壊率と鉱石を採掘してから原発で利用されるまでの時間によって違うはずである。(半減期の定義と解釈が重要だが、崩壊スピードなどは公式にあてはめて算出するだけで解釈までには立ち入っていない。しかしその解釈に疑問がある)
どちらにしてももっと多くのウラン資源が必要ということになる。石油超え。
上の図に「低レベル廃物」とあるが、核分裂をしないという観点からみれば低レベルかもしれないが、放射性物質としては変わりない。低レベル廃物と呼べるのは残土くらいではないだろうか(残土にも多少ウランを残している)
複数回ある(例えば15回)崩壊過程の終わり近くにいけば放射のエネルギーも減じているだろうけれども、ウランの初期段階の崩壊ではまだエネルギーは落ちていない。
このホームページに限ることではないのだが、何をもって低レベルと言っているのか良く分からない。

(劣化ウランの民生利用)
 先ず始めに、劣化ウランの特性を見てみましょう。鉄の約2.5倍、鉛の約1.7倍の比重があります。例えば、コップ1杯の水(200g)と同じ容量の劣化ウランは約4kgにもなります。こうした特徴を利用した民生利用として大きいものに、民間航空機の主翼や水平尾翼、垂直尾翼のカウンターウエイト(重り部品)として使われてきました。1機に取り付ける重りの総重量は、機体により異なりますが、民間旅客機のボーイング747機の場合は最大400kgを搭載しています。
1985年8月12日に単独機で史上最悪の事故(乗員乗客合わせて520名の犠牲者)である日航ボーイング747Rジャンボ機が群馬県上野村御巣鷹山に墜落しました。この機体には約240kgの劣化ウランが尾翼に使われていました。この劣化ウランが火災にまきこまれなかったのが唯一の救いでした。
 事故後、日航、全日空、日本エアシステム社は劣化ウランをタングステンに交換しています。ボーイング社は 1981年以降、マクダネル ダグラス社も 1988年から製造している機体にはタングステンを使用しています。このように劣化ウラン使用が徐々に減ってきているとはいえ 世界の747ジャンボ機中 450機がタングステン使用、 551機が劣化ウラン使用のままです(1997年2月4日共同通信)。



ペレットはこういうものだそうである。
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Wikipediaに掲載されている写真であり出所は分からないが事故後にあちこちでよく使われた画像でもあった。
こんな形のチョコレートがありますよね。薄い手袋一枚で触っているのでペレットはウランを含んだ実物ではないと思われる。
別に手で持ったところを撮影しなくても良かった気がするが、何故に手で持ったところを撮影したのだろうか。
大きさを分かりやすく伝えたかったのだろうかと思って大きさに注目してみれば、ペレットが直径1cm長さ1cmも、燃料被覆管の直径も1cmないように見える。
ペレットの大きさが直径1cmで長さ1cmであることは東京電力のホームページ(用語説明)で確認できる。
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(出典)よくわかる原子力(原子力教育を考える会) 「少しの燃料で大きなパワー」というけれど


ペレットを容れる燃料被覆管

燃料被覆管は、ジルコニウム合金にジルコニウム金属膜で内張りをした2層構造の厚さ0.7mmほどの細長い形状の管であり、外径が11mmほど、全長が4.47m、燃料有効長が3.71mとされている。

このような細長く特殊な材質のパイプを高品質で製造することが難しく、初期の原子炉で使用された被覆管では、ピンホールの発生などによる核分裂生成物 (FP) の漏出事故が発生している。このうち原因の多くが原子炉運転中の出力変化に伴い、燃料棒の温度変化によって生じる熱応力によるものと判明してからは、燃料棒の健全性を保つため原子炉出力の急な変化を避けるように運転が行われている。すなわち緊急の場合を除き、原子炉の起動と停止は、一日以上の時間をかけてゆっくりと行われ、燃料棒に対して余計なヒートショックを与えないような配慮がなされている。

被覆管は運転中に発生する核分裂生成物 (FP) を外部に漏らさないために運転中のあらゆる条件下、及び想定される事故の環境下で健全性を保つ必要がある。また内部の核分裂物質は原子核分裂に伴う崩壊熱を放出しているため、高温に耐え、かつ冷却材に熱がよく伝わるように熱伝導率の高い物質で無ければならない。冷却材と反応して健全性を損なうことの無いように、安定した物質であることも重要である。さらに燃料ペレットは運転中の温度変化や、生成した核分裂生成物 (FP) による膨張つまり「スエリング」や、縮小つまり「焼きしまり」といった体積変化を起こすため、燃料被覆管に局所的な応力を発生させる。これらの応力に耐えて、また原子炉運転中の震動等に耐える機械的な強度を持たせる必要がある。


燃料棒製造時にはペレットの他にバネと不活性ガスであるヘリウムを10気圧程度封入しているそうである。
兎にも角にもウランは細い棒の中に収められている。
核分裂であろうと崩壊であろうと、細い棒の中で起こっていることになる。
爆弾では破裂しなければ意味ないが、原発では細い棒を破裂させない。だけど核分裂が起こらないと困る。
その落としどころが低濃縮3~5%というわけである。
この濃度ならば1回のセットで4年も核分裂連鎖反応が続く・・・!?

あんな棒でどうして電気が作れるのかと言えば、あの棒が熱くなり、お湯を沸かすことができるから。(お湯が沸いて生じる蒸気でタービンを回す)
何故あの棒が熱くなるのかと言えば、棒の内部で熱が生じるから。
何故熱を生じるのかと言えば、エネルギーが放出されるから。
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(出典)四国電力ホームページ 原子炉の種類


核分裂で放出されるエネルギーは結合エネルギー。これは運動エネルギーだと思ってもらっていい。
2つに分裂された核種に運動エネルギーが乗っている。熱エネルギーそのものが放出されるわけではない。核種が何かに衝突したり摩擦が起こったり運動を停止する時に熱を生じる。
また2つに分裂した核種はその後崩壊を繰り返すので、その時にも熱を生じる。
例えばウランを核分裂させなくても、ウランは崩壊していくので熱を生じるのである。
崩壊の場合は違う核種になる時に放射線が放出される。この放射線が他の物質に衝突したり吸収されたりした時に熱を生じる。

原発事故の際に冷却水という言葉を聞いたと思うが(冷却材と言う場合もあるが冷却材とは重水ではない軽水、つまり水のことである)、その冷却水をお湯にして蒸気を得ているわけである。
水(湯)がなければ幾ら燃料棒が熱くなったところで蒸気は生じない。
また燃料棒があまりに高温になりすぎると破損する恐れが出てくるので、それを防ぐための水(冷却水)という意味もあるのだが、電気の元になる蒸気が欲しい一方で、水の温度を上げ過ぎるわけにもいかないというジレンマを抱えることになる。ここでも非効率的。

また廃熱の問題もある。
日本では冷却水に海水を利用し、熱い蒸気・温水を冷ますことなく海に戻している。付近の海水の温度は上がる。
外国では河川や湖の淡水(真水)を利用。冷却塔を設け、そこで冷やして水に戻したり大気に逃したりしている。冷却塔は大気利用なので周辺の大気の温度が上がることは避けられない。
海と大気、どちらの保温性が高いだろうか・・?
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by yumimi61 | 2016-12-29 12:26
2016年 12月 28日
日本国憲法の秘密-439-
ウラン10kg(おおざっぱに500mlペットボトル1本分くらい)に含まれる原子(原子核)の数は、10兆×1兆個である。
10,000,000,000,000×1,000,000,000,000=10,000,000,000,000,000,000,000,000(10秭)

百より上の単位
10の68乗 無量大数 むりょうたいすう
10の64乗 不可思議 ふかしぎ
10の60乗 那由多 なゆた
10の56乗 阿僧祇 あそうぎ
10の52乗 恒河沙 ごうがしゃ
10の48乗 極 ごく
10の44乗 載 さい
10の40乗 正 せい
10の36乗 潤 かん
10の32乗 溝 こう
10の28乗 穣 じょう
10の24乗 秭・予(予禾) じょ・し
10の20乗 垓 がい
10の16乗 京 きょう(けい)
10の12乗 兆 ちょう
10の8乗 億 おく
10の4乗 万
10の3乗 千
10の2乗 百

私達が一般的に見かける単位は兆まで(主にお金の単位として)。せいぜい京といったところ。
しかしそれより上にまだこんなに単位は用意されているのだった・・。
ハイパーインフレでも起こって、紙幣価値が大暴落すれば使う機会もあるかもしれない・・。

18世紀のフランス革命直後のハイパーインフレ、19世紀の南北戦争直後のアメリカ合衆国のハイパーインフレなど、歴史的には巨額の戦費調達によって生じた例が記録されている。20世紀初頭にも、第一次世界大戦直後では、敗戦後のドイツ帝国の1兆倍、帝政が終わったロシア帝国の600億倍のハイパーインフレが発生している。
トーマス・サージェントは、その論文「四大インフレーションの終焉(The Ends of Four Big Inflations)」(1982年)において、第一次世界大戦後にハンガリー(1922年 - 1924年)、オーストリア(1922年 - 1923年)、ポーランド(1921年 - 1924年)、ドイツ(1922年 - 1923年)で生じたハイパーインフレーションを分析した。これらのハイパーインフレが生じた共通の原因は、戦争後の賠償金支払いなどに伴う財政赤字の急膨張であり、不換紙幣である政府紙幣の発行による、財政赤字のファイナンスであった。


インフレとは需要よりも供給が少なくなった状態(品薄)。(デフレは需要よりも供給が多い状態)
供給が少ないと商品価値が上がり価格も上がる。
トイレットぺ―パー1袋が400円だったのが4,000,000円(400万円)にもなってしまうのがハイパーインフレ。
沢山のお金がないと買えない状況となる。それはこれまでのお金の価値を変えてしまう(お金の価値が下がる)ということである。
例えるなら1万札が1円くらいの価値しかなくなってしまったというような状況。
400万円貯金があってもトイレットペーパー1袋しか買えなくなってしまう。
ただハイパーインフレの場合は、需要より供給が少なくなった時(品薄)よりも、世の中にお金が沢山出回った時のほうがなりやすい。
沢山存在するものには希少価値がない。世に沢山お金が出ればお金の価値は下がる。結果的に商品の価値が上がる。バブル時代はこの状態。
人々はそれなりにお金を持っているが、それ以上に商品の価格が上がっているため、誰もが何でも買えるわけではない。本当に恩恵を受けられるのは一部の人だけなのだが、空気に踊らされて浮かれたり気が大きくなって多くの人がローンなどしてまで高い物を買ってしまう。
災害時に義援金やふるさと納税などでお金がどばっと集まり、商品は品薄状態。これも一種のインフレだろうと思う。
世界的には戦費調達や戦争賠償金のために沢山紙幣などを発行したためお金の価値が下がってしまい、ハイパーインフレを招いた事例が多い。
日銀が国債を買うためにせっせと紙幣を発行してもいっこうにインフレにならないのが最近の日本で、相も変わらずデフレ脱却と言っている。皆さんよほどバブルに懲りたんでしょうか?
もっとも幾ら日本紙幣を発行しても、外貨に換えて外に出してしまったら日本の世にお金は出回りませんね。
外貨に換えるということはそれだけ外貨も必要だということだし、外貨を日本で製造するわけにはいきませんものね。

大きな数の単位はお金に一番縁があるのでお金の話になってしまったが、兆以上の数を扱うことが多いのは経済界ではなくて、物理学や生物学の世界である。
(例)
・観測可能な星の数、7×10の22乗(7×10^22)・・・700垓
・人体を構成している原子の数、7×10の27乗(7×10^27)・・・7000秭
・地球上に存在するバクテリアの数、10の30乗(10^30)・・・100穣



原発(軽水炉)で用いているウランは酸化ウラン(ウランの酸化物で二酸化ウランとも言う、UO2)である。
現用の軽水炉では低濃縮の酸化ウラン(IV)の粉末をプレス機で直径・長さとも約1 cmに成型・加工し、高温で焼き固めたペレットが使われている。
ペレットをジルコニウム製の燃料被覆管に詰めて燃料棒を構成し、燃料棒を8×8等の方形に束ねたものが燃料集合体であり、燃料集合体は炉心に装荷されて炉心部を構成する。


低濃縮とはウラン235の比率を0.7から3~5%程度にまで上げたウランのことだが、天然だろうが低濃縮だろうが高濃縮だろうが、全てが放射性のウラン(酸化物)であることには変わりない。

福島第一原発の3号機を例にして酸化ウランの量を計算してみる。
 ・ペレットの大きさは直径1cm×長さ1cmほど。小さな円筒形。
 ・ペレット1個の重量は約8g。
 ・燃料棒1本につき350個のペレットを用いる(燃料被覆管に350個のペレットが密封されている)
 ・燃料棒を束ねたのが燃料集合体であり、1体あたりの燃料棒数は72本
 ・原子炉一基あたりの燃料集合体数は548体
 ⇒8×350×72×548=110,476,800g=110,476.8kg≒110t(トン)

ウラン酸化物とウランの重量は同じではないので(金属の酸化物は通常重くなるが、粉末などになった場合には軽くなる)、一概に比較できないが大きく違うわけではないので、おおまかな量を知る手掛かりにはなる。

10kgのウランに含まれる原子数は、10,000,000,000,000,000,000,000,000(10秭)。
110,476.8kgならば?簡単に考えればおよそ1万倍となる。
110,476,800,000,000,000,000,000,000,000(約11穣)。単位が上がった。
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by yumimi61 | 2016-12-28 12:43
2016年 12月 27日
日本国憲法の秘密-438-
ウランの比重は約19、金も約19、鉛は約11、鉄は約8。(比重は水との比較。水を1とした場合の数値)(比重が4~5以上の金属元素のことを重金属と言う)
ウランはかなり重い物質である。(だから飛ばないというわけではない)

比重の基準にあるのは、原子核の重さでも粒子の重さでもなく、「1×1×1cmという立方体体積の重さ」あるいは「10×10×10cmという立方体体積の重さ」である。
水はこれが1g、1kgであり、水を標準にした比が比重。
比重19ということであれば水の19倍の重さがある。
でも物はいつも「1×1×1cmという立方体」や「10×10×10cmの立方体」で飛んでいくわけではない。
この中に幾つの原子や粒子が存在できるのかが重要。
原子や粒子の数が多いほど、1個あたりの質量や大きさは小さいということになる。
質量や大きさが小さいほど簡単に飛びやすい。(飛ばすために大きなエネルギーを必要としない)



放射線を放出するのは原子核が崩壊する時であるということはすでに述べた。
原子核の崩壊は自然現象であり人間が止めたりコントロールすることは出来ない。
核分裂そのものは崩壊とは違うため放射線(α線・β線・γ線)は放出しない。
放出するのは中性子であり、この中性子が分裂連鎖に重要な役割を果たすわけである。すなわち放出された中性子はまだ分裂していない原子核に取り込まれていく。

放射線を放出するのは原子核の崩壊時。だから放射性の原子核がどれほど存在するかが重要。
そこで今日はウランに原子核がどれくらい含まれているのかという話をしたいと思う。

ウラン10kg。
米ならばスーパーマーケットやお米屋さんで売っているポリプロピレン大袋が10kg。
お米屋さんや農家などでは茶色の紙製の米袋などで30kgや50kgといった単位でも扱っているが、一般に販売されているサイズの大きな袋が10kgである。
小麦粉の標準的な袋は1kgだから、10kgならばあれが10個ということ。
ウランがどういう状態(塊なのか粉体なのか液体なのか気体なのか)で存在しているかによって見た目の大きさは変わってくるが、先日書いたようにウランだけをもしも1Lのペットボトルに100%充填できるとするならば重さは19kgほどとなる。おおざっぱに言えば500mlのペットボトル1本で10kgくらい。
私達のマクロ的な感覚では小さな10kgだと感じるはずである。

原子1個の大きさをおおざっぱに言うと1億分の1cm(0.00000001cm=0.0000001mm)である。
だから1×1×1cmの立方体(水ならば1g)に含まれている原子の数は、1億×1億×1億となる。
1億×1億×1億=1兆×1兆なので、1兆×1兆個の原子が含まれている。
1×1×1cmの立方体に1兆×1兆個(1億×1億×1億)も入っていると言っても、単位に開きがあるためどれ程多いのかということをなかなか実感しにくい。

そこで砂に置き換えてみる。
砂粒の大きさを直径0.4mmと仮定する。この砂粒が1兆×1兆個ある。
これを世界最大の砂漠(南極大陸除く)、サハラ砂漠(面積は約900平方km)に敷き詰めるとすると高さが5メートルにもなる。
サハラ砂漠のおよそ164分の1の面積となる鳥取砂丘(約5.5平方km)に敷き詰めれば高さ820メートルにもなる。
ちなみに日本一の面積を誇る砂丘は鳥取砂丘ではなく、青森県の猿ヶ森砂丘である。
太平洋沿岸に広がる海岸砂丘である。ほぼ全域が防衛装備庁の下北試験場(弾道試験場)の敷地であり、一般の立ち入りはできない。幅は約1〜2km、総延長は約17km、総面積は約15,000haであり、日本最大規模の砂丘である。広さは鳥取砂丘の約30倍になる

鳥取県によると、面積が日本最大でないのに鳥取砂丘が日本一と言われる理由は、、
・砂丘本来の姿を残していて風と共に動く自然の姿が維持保全されている
・砂と砂の間に火山灰層を含んでいて、そこから砂丘の形成過程が分かる
・起伏が非常に大きい

だからだそうである。

青森の砂丘も鳴り砂で、かつては美しい砂丘だったらしいですよ。

サハラ砂漠は日本の国土面積の25倍も大きいのだから日本の砂丘面積が歯が立たないのは仕方がない。
そこで日本の国土を全て更地として、そこに直径0.4mmの砂粒を1兆×1兆個敷き詰めてみよう。それでも125mもの高さになるのだ。
ところが原子では1兆×1兆個が1cm立方体に納まってしまう。
原子がいかに小さいものか、そしていかに数が多いものか、なんとなく分かるのではないだろうか。


原子は原子核(陽子と中性子)と電子で構成されている。
それを図にする時には電子は軌道で描かれるが、実際に電子が存在する場所は空間である。その空間は電磁場である。
この電子が存在する空間をも含めた大きさが1億分の1cmである。
電磁場という空間の中央にあるのが原子核。原子核はもっと小さくて原子の1万分の1となる。
原子核単体の大きさだけで言えば1兆分の1cmである。
あまりに小さすぎてもう訳わからなくなってきましたね?ともかく小さいの小さいが原子核です。


再び原子よりは大きな粒子の世界に。(とは言っても粒子も小さい)
上で砂粒の大きさ(直径)を0.4mmと仮定したが、砂粒の大きさにも幅がある。0.06mm~2mmほどの粒が砂と呼ばれる。
砂の粒は粒子としては大きいほうである。
小麦粉の粒の大きさにも、小麦粉の粒子の大きさにも幅がある。
また粒子径の測定装置にも幾つかの種類(原理)と方法があり、それぞれ測定可能な粒子径が決まっている。
弾き出された数値をどう処理するか、どの数値を採用するのか、例えば体積平均径なのか、累積50%粒子径(中位径)なのかによっても違いが出てくる。
小麦粉の粒子の大きさは砂粒よりもずっと小さくて30~150μmほどの粒子である。

1m=1,000mm(ミリメートル)=1,000,000μm(マイクロメートル)=1,000,000,000nm(ナノメートル)=1,000,000,000,000pm(ピコメートル)
よって、1μm=0.001mm、100μm=0.1mm となる。

肉眼で見える限界がおよそ0.01mmとされている。(もちろん誰にでも見えるわけではない)
光学顕微鏡の限界は200nmなので、それより小さいものは電子顕微鏡の出番となる。

砂より小さな小麦粉の粒子も細菌やウイルスの小ささには到底かなわない。
細菌の大きさは約1~5μm(0.001~0.005mm)、ウイルスの大きさは20~1000nm(0.02~1μm)(0.00002~0.001mm)である。
ほとんどのウイルスは0.3μm(300nm)以下であり、ノロウイルスは0.025~0.035μm(25~35nm)ととても小さい。
細菌やウイルス単体は、医療現場で用いているサージカルマスクでも通過してしまう。
但し細菌やウイルスが飛ぶ状況は咳やくしゃみでもたらされるので、粒子の周りに水分を含んでいて5μmほどになっている。
この大きさになればサージカルマスクによって防ぐことが可能となる。
結核菌や麻疹ウイルスのような水分のない飛沫核(直径5μm以下)の場合にはもっと特別なマスク(0.3μm以上の微粒子を95%以上遮断し遮蔽率も高い)でないと感染予防できない。


●飛沫感染―水分を含んだ直径5μm以上の粒子
咳やくしゃみ、会話などによる感染。水分による重みがあるので落下しやすい。飛距離は短く半径1m以上離れていれば感染しない。落下した病原体、病原体の含まれた唾液や鼻水の付いた手などに触れれば接触感染することもある。インフルエンザ、風疹、おたふくかぜ、肺炎など。
これらも水分が無くなれば空気感染(飛沫核感染)するが、飛沫感染が主流。

●空気感染
・飛沫核感染―飛沫から水分が抜けた粒子。水分がないので飛沫よりも軽くなりふわふわと遠くまで飛んで行くことができる。浮遊時間も長い。部屋の中で咳をすれば部屋中が感染してしまうほどの感染力がある。非常に微小なため直接肺の奥まで届いてしまう。結核菌、麻疹ウイルス、水痘帯状疱疹ウイルスなど。
・粉塵感染―細菌やウイルスがちりやほこりに付着して感染するものである。レジオネラ菌など。

●接触感染―手指・食品・器具などを介して感染する。ノロウイルスなど。
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by yumimi61 | 2016-12-27 15:05
2016年 12月 26日
もんじゅ
地元区長「ふざけるな」=「遅過ぎた」歓迎も―「もんじゅ」立地の福井・敦賀

 高速増殖炉「もんじゅ」が立地する福井県敦賀市。

 「地元の中の地元」と言われ、もんじゅを受け入れてきた白木地区の坂本勉区長(61)は、「こんなことをやっていると国として成り立たなくなる。ふざけるんじゃない」と怒りをぶちまけた。

 白木地区には15世帯約60人が暮らす。坂本さんによると、昔は半農半漁で生計を立て、世帯数は明治の頃から常に15軒に保たれてきた。土地や資源が限られていたため、世帯数を増やさないしきたりがあったという。

 坂本さんは、もんじゅが地区に及ぼした効果を「交通の便が良くなり、就職の選択肢が増えたことが一番大きい」と話す。今は農業を営む住民はおらず、漁業に携わるのも4、5人だけ。代わりに地区から4、5人が原子力機構に勤め、関連会社で働く住民も7人ほどいる。「もんじゅがなかったら今の地区があるとも思えない。もんじゅがあって良かった」と語る。

 住民の間では「もんじゅがうまくいけば、こんな小さな所が外国で有名になる」との期待があった。その地区に説明もなく、政府は廃炉を決めた。坂本さんは「国家プロジェクトは地元の理解があって初めてできる。やめる時は『理解はいらない』と、そんな話はない」と批判。「こんなやり方をしていたら、原子力だけでなく、いろいろなことをどこも引き受けなくなる」と不信感をあらわにした。

 一方、もんじゅの設置許可取り消しなどを求め、東京地裁に訴訟を起こした原告の一人、今大地晴美敦賀市議(66)は「廃炉決定自体は待ち望んでいたこと」と歓迎。「遅過ぎた感はあるが、一つの時代の区切りを感じている」と語った。

 原告の松田正さん(67)=福井県坂井市=は「もんじゅを廃炉にしながら、新しい高速炉を計画するのはふに落ちない」と話した。 

最終更新:12/21(水) 17:16 時事通信社



Yahooニュースに取り上げられた上記記事寄せられたコメント。共感順(そう思う-そう思わない=共感)乗50位

・結局、立地してるところは交付金で経済や雇用が助かってたってことだよね。福島も同じだけど、犠牲になっただけじゃなく恩恵もあったってことだよね。

・結局、金目でしょ

・最初、作るってときには反対したんだろ?

・15世帯60人の地区を維持するために1兆円の税金使われるのは勘弁してほしいなぁ

・でも事故が起きたら被害者面するんでしょ?

・原発が無いと地元経済が成り立たないようにさせられてしまった、ということだね。
同情はするけど、何も成果を生まない施設にこれ以上金を掛けて居られないのも事実。受け入れるしかないよ。

・地元にとって重い決断だった事は分かるが、60人の為に稼働しない設備を維持するだけで兆というお金を払う事は出来ない。逆に60人だったら、雇用の世話は国がすべきだな。

・結局、推進派は自分とこに金が落ちるのとインフラが良くなったことしか行ってなく、どれだけ無駄遣いしたか、まるで他人事だな。もんじゅ失敗のツケを地元推進派にもあわせた方が良いな。

・まあ地元も結局騙されてる訳なのでこの怒りはわかるけど、世の中そんなにウマい話などないってことだけかと。

・結局札束に負けたんですよね。写真にあった大根食べて自立して下さい。

・結局はお金ってことだね。原発のある地区の本音が出てきたな。

・補助金でウマウマだったんだねw

・他に産業を育てなかったのが問題だろう。原発だけでは。

・廃炉に何十年も掛かるんでしょ? まだまだ仕事あるんじゃない?

・廃炉の作業に、何十年もかかるから あと二世代ぐらいは、なんとかなるんじゃない
その間に、じっくり考えてね

・残念ですが、「もんじゅ」はほとんど運転していません。
原因は、技術的とか、組織の問題とか、ありますが、こうなったら廃炉もやむなしでしょう。
廃炉は英断でした。

・いらない。これにつきる

・結局お金目的でしょってコメントがあるけど、そりゃそうでしょ。
渡してる側だってお金をあげるからお願いしますってことだし、それ以上でもそれ以下でもない。
今回はそれがたまたま60人の地区だったってだけで、原発があるところはどこでも同じような感じだよ。

・原発補助金依存症の、それぞれの禁断症状でした。

・国が諦めるくらい、ヤバいものなんでしょ?

・『収入源が絶たれると困る』って事ですよね?

・結局自分たちの利益しか考えてないじゃん。

・存続すべきかどうかは、それだけのリターンがあるかどうか。
リターンが見込めないなら廃炉は当然。
「地区から4、5人が原子力機構に勤め、関連会社で働く住民も7人ほどいる」なんて地元の都合まで考えていたら、何も決まらない。
シンプルに考えること、これが大事です。

・地元にとっては金の成る木ですよね。
事故を起こして被害が地元だけに収まるのなら良いと思うのですが、そうではないので廃炉は有難いです。

・どの国もそうなんだけど、田舎の小役人って、金目的なんだよね。
自分達がよけりゃ、他がどうなろうが、知ったこっちゃないって感じ。

・よくも白々しく言えたもんだと・・・

・しきたりがどうこうって言ってるけど、結局お金目当てにしか見えない

・補助金に頼ってばかりでは駄目ですよ。

・今までが良かった…ってことだよね?公務員じゃないんだから身分の保証などあるわけない。

・地元でもんじゅの経緯を見ていれば廃炉は分かりきった事だったのでは

・敦賀にはよく行きますが、無駄に広い道路や閑散としたランドマークが原発マネーで作られたんだなとつくづく感じます。行政だけでなく、地域に住む人まで原発マネーにどっぷりつかっているので、一度リセットした方がいいと思います。

・原発交付金で潤っていた住民がふざけるな!って、なんか笑える…。

・まあ、気持ちは分からないでもないが、それにしても、あまりの依存ぶりにちょっとゾッとする。

・15世帯を増やさないようにしていたってところがこう…時代錯誤というか…

・金が欲しいだけとしか思えない。

・そんなに稼働させたいのなら自分たち地元の税金使って修理して運転させれば良いやん。
国の税金はもう費やさないでほしいですね。

・地元は、もんじゅを作る時は反対し、作ったあと廃炉にする時も反対している。
作る時も廃炉する時も、すべて「カネ次第」。

・ふざけてはいないと思いますけど ダメだこりゃ(ToT)

・廃炉になるとしても、すぐに雇用が失われるわけじゃない
そういう保証の話が欲しいんでしょ?

・結局、利権かな?。

・22年で実質稼働が44日、まぁ仕方ないでしょ

・会社で言うと倒産みたいなもん。怒ってる理由が分からない。

・福島も恩恵があった失ったものも大きいと思うが得ていたものも大きかっただろう。

・これだけの税金を注ぎ込んだ成果は何だったのか?

・廃炉ビジネスでもっと仕事は増えると思いますが。。。しかもその為の作業もほぼ半永久的に。

・でもほとんど稼働してないのに毎年すごい額の維持費とかがかかってて、それが国民の税金から出てるって聞いたことあります。そこで働いてる人とか地域の人達は確かに納得できないかもしれないけど、無駄なことにいつまでも税金かけていられないですから。

・原発が欲しいって、変わってんな…。

・原発って必要ですか?

・あれだけ問題があった もんじゅ・・・ほとんど稼働してない もんじゅ・・・仕方ないよ・・ね。当然 リスクがあって受け入れも大変だったろうけど ちゃんと恩恵はあった訳だから。

・住んでて不安は無かったのかな?自分だったら引っ越す。



結構辛辣なコメントが並ぶ。
福島原発事故ではなかなか表に出てこない感想なり意見だろうと思う。
表だって出てこないけれど、福島に対しても同じような感情が燻っているということはないのだろうか。
そうだとすれば福島の子を特別扱いすることは、腹を空かした獣に獲物を放り込むようなものである。

もんじゅと福島第一原発は何が違うのか?
もし福島が地震とは関係なく起こったただの原発事故だったらどうだったのだろう?
地震をきっかけにして事故が起こったとして、もしも津波であれほどの被害を出さなかったら福島はいまのような立ち位置にあっただろうか?
もしもんじゅでも同じような事故が起きて故郷を追われるようなことがあれば、こうした感想や意見は影を潜めるのだろうか。
それとも地震や津波がセットでなければ現状と同じだろうか。
もんじゅに対して現状一番の多数派は無関心だろうとは思うけれども。

コメントでは地元が非難されているが、最大の責任と問題は稼働できない施設を、税金を捨てるような施設を、それも放射性物質を扱う施設を、見切り発車させた国にあるはずだ。
簡単に地元の人が造れるものではない。税金を投入したのは、させたのは国である。
また多くの人が他人事観丸出しだが、もんじゅは地元の人の雇用を確保するために造られた施設ではなかろう。それは福島も同じ。
もんじゅを造ってしようとしていたことは何なのか。私達はそれでどんな恩恵を受けるのか、受けてきたのか。
喉元過ぎれば熱さ忘れる。どんな災害や事故ががあっても電気の無駄遣いをやめようとはしない。
みんな中毒になっていて止められないのだろう。
だから都合の悪いことは何もなかったことにしたい。
コメントに英断という言葉が使われていたが、戦争を開始し、戦争を煽りに煽り、負けが込んでも被害が拡大しても和平に動かず、最後の最後に敗戦したら「英断」になる、あの戦争と同じである。
地元非難は、戦争に行かせておいて後になって行ったやつが悪いと言うようなものだ。
非難の矛先が間違えている。
子供は大人を非難することなど出来ない。非難なんかしたら何倍にもなって返ってくるだろう。
だから身近なところに向かうしかないのだ。いじめにしても情けにしても失望にしても。








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by yumimi61 | 2016-12-26 13:53
2016年 12月 24日
連歌
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バックナンバーなんて聞くんじゃなかった


ケーキもプレゼントも日常仕様
どうしてこんなに特別なことがなくなってしまったんだろう
街に飾られた灯りを風が揺らしても
心までは踊らされない
スーパーで知る季節はどこか味気ないから
スーパーマンにでもお願いしようかなぁ

こんなにも会いたいと思うのは
遠い星を信じていた頃に交わした約束のせい
会いたいと毎日思ってて
会ったら会ったで離れたくないと思っちゃう
今頃になって分かった
特別なのは今日でも明日でもなくて
あなたなんだってこと
空を見上げたら星が揺らめく

聞こえるまで何度だって言うよ
特別なのはあなただった

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ところで。(ところでじゃねーよ?)
back numberの『アルコール』『アンコール』というニューアルバム(BEST ALBUM「アンコール」2016.12.28 on sale)のCMに出演している女子が着ている洋服が私が今年よく来ている洋服によく似ている。
見たの?

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by yumimi61 | 2016-12-24 11:33
2016年 12月 23日
日本国憲法の秘密-437-
先日観光についての記事の最後にこう書いた。
何かが増えるということは何かが減るということなので、国際観光収入が増えてもGDPを押し上げるとも、失業者が減るとも、国の収益が上がるとも限らない。
も少し前にはWin-Winの関係はないとも書いた。
限りある世界、限りある資源、限りあるエネルギー。
そんな中、実に緻密に生命は設計され、保存され連鎖し循環してきた。
あらゆる物が相関関係にあると言ってもいいだろう。
このような世界においては、物質的にWin-Winな関係は成り立たない。
こちらが増えれば、あちらが減る。あちらが増えれば、こちらが増える。両方が増えるということはない。


活動にはエネルギーが必要で、行きつく所はエネルギー保存の法則なので、ありとあらゆるところに当てはまってしまうのだ。
α線とβ線は、透過力が弱く、電離能力が強い。γ線やX線は、透過力が強く、電離能力が弱い。―これもそういうことである。
前に進むという仕事と、電離(電子を弾き飛ばす・電子にエネルギーを与える)という仕事、どちらかを優先すれば一方が劣るのだ。

運動エネルギーは、質量に比例し、速さの2乗に比例する。
物体の質量が大きければ大きいほど、運動の速さが速いほど、他の物体へ与える影響は大きいということである。

これはやや応用的な考え方になるが言わんとしていることは同じである。
質量が大きいほどエネルギーを受け止める(保有する)ことが出来る。だから出来る仕事も増える。
速さが早いということは、遅いものより多くのエネルギーを与えられ保有している状態。だから遅いものよりも仕事が出来る。
入力と出力は同じ、エネルギーは保存されている。
(運動中にはエネルギーのロスがあるが、ロス+仕事で、ここでもエネルギーは保存されている)


放射線が与える影響も運動エネルギーが関係している。
前に進まないものほど仕事をする(影響を与える)。
放射線の影響は距離の2乗に反比例するのだ。

(例)
放射線を放出する放射性物質ウラン微粒子が私の1m先にあったとしよう。
この時ウランから放出される放射線に私が受ける影響を仮に「1」とする。

原発事故でも火災でも食事からでもなんでもよいが、放射性物質ウランの微粒子を私が体内に入れてしまったとしよう。
体内の細胞表面から0.1mmの場所に放射性物質がある。

1m(1000mm)の2乗は1,000,000(100万)である。
0.1mmの2乗は0.01である。
比例ならば数値が大きいほど影響が大きいということになるが、反比例なので数値が小さいほど影響は大きい。
つまり0.1mmの場所にある放射性物質のほうが与える影響が大きい。
ではどれくらい大きいのかと言うと、1,000,000/0.01=100,000,000(1億)となる。
1m先にあるウランの微粒子から放出される放射線から受ける影響が「1」ならば、体内の細胞表面から0.1mmの場所にあるウランの微粒子から放出される放射線から受ける影響は「100,000,000」となる。
1m先にある場合と、0.1mmの場所に在る場合では、影響力には1億倍もの差が出る。
内部被爆の場合(放射性物質が体内に在る場合)、外部被爆(放射性物質が外部に在る)よりも1億倍も影響は強い。

内部被爆を前提に0.1mmと設定したけれど、外部被爆であっても距離が近いほど影響は強いということになる。
但しこの距離とは放射性物質のエネルギーで動く放射線のことであり、放射性物質は静の状態にある。
放射性物質に外力が加わり飛んで距離を稼いだとか、何かにくっついて運ばれたとか、食物連鎖で動いたとか、そういう距離ではない。
あくまでも「ある場所に留まっている放射性物質」から放出される放射線から受ける影響である。
外力によって遠くに運ばれることはあるが、その距離と放射性物質が与える影響には直接的な関係はない。
簡単に言ってしまえば、事故現場である福島から離れた場所にある放射性物質ならば安全、そういうことはないということ。
放射性物質が自らのエネルギーを消費して動いたのではなく、外力(爆風、自然の風、人間や車両の動き、廃棄物や瓦礫や物品などの移動、食物の移動などなど)でもって動いたのだから。



ウランの比重は約19、金も約19、鉛は約11、鉄は約8。(比重は水との比較。水を1とした場合の数値)(比重が4~5以上の金属元素のことを重金属と言う)
ウランはかなり重い物質である。(だから飛ばないというわけではない)
重い物質ということはつまり、他の物質と同じ重さで並べて比較した場合、大きさ(見た目)が小さくなるということである。
ウランをもしも1Lのペットボトルに100%充填できるとするならば重さは19kgとなる。
19kgというのは10kgの米袋2つ分くらいの重さであるが、ペットボトル1本分の大きさと米袋2つ分の大きさは全然違う。

但し金属でもなんでも紛体にした場合には話が変わる。
何故かというと物質と物質の間に細かな空間ができるからである。
以前にも砂やおがくずの例でこの空間の話はした。
空間には通常空気があり、この空間も含めると比重は軽くなる。
砂と岩石の比重は同じで3ほどだが、砂という状態においては岩石よりも比重が軽くなる。(砂は飛ぶことも飛ばないこともある)
米粒の比重(粒子比重)は1~1.5くらい。容器や袋に入れた状態の比重(かさ比重)になると0.6程度となる。
小麦粉の比重(粒子比重)は1.4。容器や袋に入れた状態の比重(かさ比重)になると0.5~0.7程度となる。
軽そうに見える小麦粉も粒子の比重は水よりも重い。つまり水に入れたら沈むのである。
(小麦粉の元の小麦は小麦粉よりも比重が大きい)
(かさ比重は空間をなるべく少なくするようにぎゅうぎゅうに詰めたのかどうか詰め方によっても若干変わる。)
同じような比重であっても飛びやすさに違いがあることが何となく想像できるのではないだろうか。
小麦粉なんかうっかり扱えばふわ~っと飛び散りますね?
これには粒子の大きさが関係している。

比重の基準にあるのは、原子核の重さでも粒子の重さでもなく、「1×1×1cmという立方体体積の重さ」あるいは「10×10×10cmという立方体体積の重さ」である。
水はこれが1g、1kgであり、水を標準にした比が比重。
比重19ということであれば水の19倍の重さがある。
でも物はいつも「1×1×1cmという立方体」や「10×10×10cmの立方体」で飛んでいくわけではない。
この中に幾つの原子や粒子が存在できるのかが重要。
原子や粒子の数が多いほど、1個あたりの質量や大きさは小さいということになる。
質量や大きさが小さいほど簡単に飛びやすい。(飛ばすために大きなエネルギーを必要としない)
但し質量や大きさが小さいものは外力から受け取れるエネルギーも小さいので物理的に大きな仕事(他の物を動かしたり変形させたり)はしない。
満員電車1車両は風に飛ばなくても、人間1人が飛ばされることはあるかもしれない。
紙を沢山つめた箱は風に飛ばなくても、箱から紙を出せば1枚1枚の紙は飛ばされる。
原子1つはとても軽く小さいものである。その1つは物理的には大した仕事はしないが、それが数多く集まれば大した仕事をするようになる。
また放射性物質崩壊による放射線放出は外力から受け取ったエネルギーで行う物理的仕事とは全く違う。
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by yumimi61 | 2016-12-23 14:04
2016年 12月 22日
日本国憲法の秘密-436-
先日ウラン238崩壊過程の表を掲載した。-432-
ウラン238というのは一般的なウランである。
濃縮だなんだと言っても、完全に分離しているわけではないので、当然どんなウランにもウラン238が多く含まれている。

ウラン238―99.3%を占める。非分裂性。
ウラン235―0.7%しか存在しない。分裂性。


ウラン238が非分裂性ということで「安定していて放射線を放出しないのかぁ」と思う人もいるかもしれないがそうではない。
ウラン238は人工的な核分裂を起こすことが出来ないというだけのことで崩壊はする。崩壊して安定へ向かう。
最終的に鉛206で安定するまでには15の過程を経る。
放射性物質は崩壊する時に放射線を放出する。
崩壊にはα崩壊とβ崩壊があり、それぞれα線とβ線という種類の放射線を放出する。
α線とβ線の性質は、透過力が弱く、電離能力が強い。
透過力が弱いというが、加速させれば(外からエネルギーを与えれば)、その分だけ透過力も増す。
α線やβ線は粒子である。
α線とβ線は一般的な線量計では計測できない。

核分裂すると言われているのはごく僅かしか存在しないウラン235である。
核分裂に威力があるといっても、スタートラインのところからしてすでにかなり非効率的なので、原発など産業に用いる場合、それが他の資源と比べて果たして優れたものなのかは疑問符がつく。
ともかくウラン235を人間が人工的に核分裂させる。(ウラン235の原子核に中性子を取りこませて分裂させる)
崩壊の場合は物質が次々と変わっていくのであって、次世代の物質(核種)は1つである。
核分裂の場合も物質が変わることは同じであるが、分裂によって出来る次世代の物質(核種)は2つである。
ここに福島第一原発事故の際に頻繁に聞いた「ヨウ素」や「セシウム」が登場するのだ。
2つ出来る物質(核種)の片一方が「ヨウ素」「セシウム」「バリウム」「クセノン」など。
もう一方との組み合わせは決まっている。
「ヨウ素」の場合は「イットリウム」。
「セシウム」の場合は「ルビジウム」。
「バリウム」の場合は「クリプトン」。
「クセノン」の場合は「ストロンチウム」。

どれが出るかはお楽しみ。というのは冗談だけれど、こうしていろんな種類の物質(核種)が出てしまうのが核分裂ということ。
だけど前にも書いた通り、核種同定はとても難しいもので、そうそう簡単に出来るものではない(出来る人はいない)。 簡易検出器などありえない。
また分裂で出来た物質(核種)もそれで終わりではなく崩壊しながら安定へと向かう。いつまでも同じ物質(核種)として存在するわけではない。
だから事故後にセシウムが検出されたとかされないとか聞くたびに、いったい誰がどうやって調べたのか不思議に思っていた。
結構気軽に語られていたけれど、お茶から覚醒剤が検出されるのと同じくらい不思議なことである。

そこで私はまだ思うのである。
原発は核分裂ではなくてウランの化学的性質を利用していたのではないかと。

すると「じゃあなんで放射線が検出されたの?」と反論されるかもしれないが、ウランは放射性物質なので放射線を放出するのである。
「でもα線とβ線は線量計では計測できないって言ったじゃない。ウラン238の崩壊過程にはα崩壊とβ崩壊だけしかなかった。γ崩壊がなくてγ線が出ないのだから一般の線量計では測れないはず。それなのに事故後にあちこちで測れたというのはどういうわけ?」とさらに反論を食らう。
放射線は自然にも存在します。
福島第一原発だけでなく過去にも放射性物質が世に放たれてきました。
また線量計の精度にもいろいろあって安く手軽なものは信頼度が低いです。
これでは納得しない?

実はここにも誤解がある。
「γ崩壊」は「α崩壊」や「β崩壊」と種類が違う。
そのため崩壊という言葉をあてない人もいるくらい。
何が違うかと言うと、γ崩壊は物質(核種)が変わらない。つまり原子番号や質量数が変わらない崩壊である。(だから崩壊と言わない人もいる)
通常の崩壊は物質(核種)が変わるのである。

γ線が放出されるのは、原子核が励起の状態にある時。(電子と蛍光の説明に「励起」は出てきましたね)
エネルギーを少し余分に持っている状態で不安定。
そこでエネルギーを放出してあるべき姿(基底状態)になろうとする。

崩壊するということはエネルギーを放出することでもある。
α崩壊やβ崩壊の際に放出すべきエネルギーを一回で出してすんなり基底状態に収まればよいのだが、ほとんどの場合そうでない。
崩壊後に微調整して基底状態になるのである。
微調整で余分なエネルギーを放出する、それがγ線である。
α崩壊やβ崩壊後の原子核はほぼγ線を放出する。セットだと思ってくれていい。(なかには放出しない核種もある。また確率的にも100%放出とは言えない)
つまり、ウランだってγ線を放出する。崩壊する放射性物質はほとんどγ線を放出する。
だからどんな放射性物質であっても安定しない物質が存在すれば、γ線しか検知できない線量計でも反応するのである(ただ一般的な線量計の精度は低い)。
原発が核分裂を利用していなくても、ウランがあればγ線も放出される。


放射線について言えば、比較的α線やβ線が軽視されてきたのは、自然崩壊の過程において放出されるα線やβ線の透過力が弱いからである。
つまり外部被爆しても人体などの内部までには届かないだろうという発想の下でのこと。
ウランは原子番号が大きい元素なので鉛などと同様に透過力の大きいX線やγ線の遮蔽効果が大きく、医療用放射線機器等から発生する放射線の遮蔽用途があるくらいである。
自身が放射線を放出するのに遮蔽もなにもあったものではないと思うかもしれないが、これもウラン崩壊にて放出されるα線やβ線の透過力が弱いから出来ることであり、α線やβ線を線量計が感知しないから出来ることである。
このこと(外部被爆)と吸入や摂取によって内部に運ばれてしまう内部被爆は全然違う話となる。


先日書いたこの部分も誤解されやすそうなのでもう一度説明する。
原子番号が大きい鉛やウランは透過力の大きいX線やγ線の遮蔽効果が大きい。
遮蔽によく用いられるのは鉛である。
原子番号はウランのほうが大きいが鉛が用いられる理由は、鉛のほうが一般的で、さらに鉛には安定同位体があるからである。
安定に至っているのでそれ以上崩壊することのない同位体が存在する。
しかし、実は鉛にも安定同位体は1つも存在しないのではないかとも言われ始めている。事実、長らく安定同位体と信じられてきた204Pbも、実は安定同位体ではなかった。
ウランは安定しておらず崩壊が続く。自身が放射線(α線・β線・γ線)を放出するということである。
ただもともとγ線の遮蔽効果があるくらいなのだから、物体(塊)の内部で放出されるγ線は進まない。外に出てこない。物質の熱伝導と似たような考えである。
もしα線やβ線にγ線以上の透過力があればダメだが透過力がないということで、ウランも使い方次第で遮蔽に利用できる(原子番号が鉛より大きいウランの遮蔽能力は鉛より高い)。
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by yumimi61 | 2016-12-22 12:35
2016年 12月 21日
日本国憲法の秘密-435-
劣化ウラン弾の金属ウランは、目標命中時の変形エネルギーで微粉末化され、空中で直ちに酸素と結合して激しく燃焼して周囲に拡散するため、被害者が戦闘員だけに限定されず、付近に人や動物が居れば呼吸器から容易に吸い込まれる。わずかであるが残留している放射性同位体(234Uなど)による内部被曝を起こしているとして、国際的な社会問題になっている。重金属としての化学毒性もある。

上記は先日も転載した部分。

弾(物体)が飛んでいき、何かに命中して、命中した物体を動かしたり変形させる。これは運動エネルギーの仕事である。
運動エネルギーは、質量に比例し、速さの2乗に比例する。
物体の質量が大きければ大きいほど、運動の速さが速いほど、他の物体へ与える影響は大きいということである。
劣化ウラン弾は質量の大きなウランを加速させるのだから、他の物体へ与える影響は大きい。

ここも勘違いしやすい部分だと思うので、もう一度アインシュタインの法則を。

質量とエネルギーは等価なものである。「質量+エネルギー」で保存。だから質量とエネルギーは相関関係にある。

ウランやプルトニウム 質量が大きい だからエネルギーが小さい(=結合力が小さい)
ヘリウムやリチウムなど  質量が小さい だからエネルギーが大きい(=結合力が大きい)
水素 質量が小さい だからエネルギーが大きい(→だけど結合力は必要ない)

※崩壊も分裂もしないから結合エネルギーは必要ないのでエネルギーを保有しないと考えることも出来るわけだが、アインシュタインの「質量とエネルギーは等価」により水素もエネルギーを保有していることが分かった(裏付けられた)。


これを私が書いたのは、ポテンシャルエネルギー(熱エネルギー・結合エネルギー)についての説明の中。
弾が飛ぶという仕事は、弾に外から運動エネルギーを与えた状態であって、弾が元々保有しているポテンシャルエネルギーとは違う。
この場合の「質量+エネルギー」とは、質量が大きいほど大きなエネルギーを受け取れる、つまり大きな運動エネルギーを外から貰い保有することが出来るということである。
逆を言うと、質量が大きい物体を動かす時ほど、大きな外力が必要になる。(質量の大きな弾を飛ばす時には、小さなものを飛ばす時よりも大きなエネルギーが必要になる)
小さな力で質量の大きな物体を飛ばすということは不可能なのだ。(工夫の仕方はそれなりにあるが原理としては不可能)(放射性物質の質量が大きいから飛ばない説があったが、元素はミクロ世界のことであり、マクロ世界の物体・塊とは単純に比べられないし、外力がどれほど与えられたかによって全然異なる)

大きな運動エネルギーを貰った弾が動いている時には動くことにそのエネルギーを用いているが(当然ロスもある)、何かに命中して動きが止まれば持っていた残りの運動エネルギーは当たった物体を動かしたり変形したりするエネルギーとして用いられる。

ウランは質量が大きい物質なので、弾として用いた場合、まず物理的に優れている。
動いている時には貫通力があり、止まった時にも他の物体へ与える影響が大きい。


ウランは酸化性を有する。
加熱・衝撃・摩擦などによる分解によって酸素を発生し、可燃物と接触すると燃焼・爆発する。「助燃性」とも言う。


何かに命中して止まるということは、加熱・衝撃・摩擦などが起こるということである。
運動エネルギーが自分に跳ね返ってくれば自身も破壊され粉々になることもあろうだろう。ウランが粉々になれば自然発火する。
上の転載文に「変形エネルギーで微粉末化され」とあるが、化学的には微粉末化されなくても反応は起こる。
それはウランが酸化性を有しているからである。
命中それ自体が摩擦や衝撃であるし、摩擦や衝撃時には熱も発生する。それによって酸素が放出され、その場に酸化反応が起これば酸化熱も発生する。つまりウランが加熱される状況も整うので燃焼や爆発に繋がる。

劣化ウラン弾は主に対戦車用として使用されているらしいが、物理的に優れた性質のウランが戦車内部に入り込み、そこでさらに化学的性質を発揮する。
戦車は燃料を積んでいるわけだから簡単に引火して炎上爆発する。
劣化ウラン弾と書いてきたが、当然劣化ウランでなくて、ウラン弾でも良い。同じである。
現在は原発のウラン濃縮によって劣化ウランが沢山できるので、劣化ウランは核廃棄物でありコストがかからないと言われていて、「劣化ウラン弾」ということになっているが、ウラン濃縮にかなりのコストがかかっている。さらにウラン濃縮は誰にでも簡単に出来ないことになっている。
濃縮をしなければ(天然ウラン)、濃縮にかかるコストは必要ないのだから、その分安く出来る。
さてどちらが安いのでしょう?



ウランの医学的危険性の主張と反論(下記には劣化ウランとあるがウランも同じである)

●危険性の主張
劣化ウランは重金属である。したがって、他の重金属と同様に重金属中毒の原因となる。主に腎臓の障害を引き起こす。なお、劣化ウランの毒性は鉛や水銀よりも低く、砒素と同程度である。

また残留放射能による被曝も指摘されており[誰?]、湾岸戦争で劣化ウラン弾を使用した地域で白血病の発症率や奇形児の出生率が増加した、あるいは米軍帰還兵の湾岸戦争症候群などの健康被害の原因が劣化ウラン弾だと主張する意見がある。[要出典]

●反論
こうした環境問題について、アメリカやWHOは証拠が不十分と否定的な立場をとっている(ただし、WHOは子供が口にすることのないように警告している)。

●反論への反論
上記の通り、アメリカ政府は対外的には証拠が不十分と否定的な立場をとっている。

しかし米国では動物実験により劣化ウランが発癌性を持つと発表されており[要出典](ただしそれが放射能によるものか重金属毒性によるものかについては議論がある[誰?])、有毒物質として法律で規制され厳重な管理下に置かれている。

劣化ウランの微粉末吸引による内部被曝も問題視されており、人体への影響に関して未だ十分な医学的研究がされていない段階である。
「劣化ウランによる被害」とみなされる健康被害の原因については、統計的にも医学的にも十分なサンプル数が揃っていないと指摘されており[誰?]、被害の原因究明のためにも早急な症例収集・調査が求められている。


2007年12月5日国連総会では次年度の国連総会で劣化ウランを使用した兵器の影響について議論することが採択され、日本政府も賛成した。今後、科学的・政治的議論が国際舞台で展開されることが期待される。



日本は「唯一の被爆国」とか言うのが好きだが、劣化ウラン弾にもウランという放射性物質が使われている。
放射性物質である以上、多かれ少なかれ放射線を放出するのだ。
どんな基準でもって被爆と言っているのか分からないが、劣化ウラン弾だって被爆には違いないはずである。
戦車に乗っている人は、放射線障害を待たずとも燃焼や爆発で死んでしまうだろう。
それは原爆だって同じではないだろうか?
オバマ大統領は核兵器廃絶を訴えたわけだが、劣化ウラン弾ならば良いのだろうか?
上記のとおり、遅延型の健康障害に対して、アメリカやWHOは証拠が不十分と否定的な立場をとっている。
遅延型の健康障害は認めない、起こらないと言っているようなものである。
ということは、被爆とは急性放射線障害のことで、直ちに、あるいは数日中に死亡したケースだけを指すのだろうか。
そうであるならば何故、核兵器廃絶だけを訴える必要があるのだろう?
戦争では人が死ぬ。核兵器でなくとも。攻撃によって直ちに死んでしまう人が沢山いる。
兵器の廃絶を目指すべきではないのか。
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by yumimi61 | 2016-12-21 11:43
2016年 12月 20日
日本国憲法の秘密-434-
東日本大震災の際、千葉県市原市五井海岸の「コスモ石油 千葉製油所」にて火災が発生した。
この火災で隣接する「チッソ石油化学 五井製造所」も類焼(飛び火)した。
飛び火した場所は劣化ウランの保管施設だった。
先日述べたように、チッソ石油化学は1969年に合成ガス製造用の触媒として劣化ウランを使用し始めたが、その後に劣化ウランを含まない触媒が開発されたことから1972年11月に使用を止めた。
以後ずっと保管のみ続けてきたということである。


2011年3月11日の夜22:50に文部科学省に核燃料物質(劣化ウラン)の保管施設に延焼する恐れがあるとの連絡が入っていたことが東京電力の資料から確認できる。
しかしそのことが近隣住民や国民に知らされることはなかった。

3月11日の23時近くに「延焼の恐れ」だったわりには、日付が変わって3月12日2:16には地元消防による消火活動により鎮火が確認されたと記載されている。
その記載部分にこのように記されていた。
劣化ウランは不燃物質であり、不燃性壁に囲まれた倉庫に保管されているが、倉庫の状況については未確認。

劣化ウランというか、ウランは不燃物質である。それ自体は燃えない物質である。(ウランも劣化ウランも同じ)
しかしながらウランは酸化性を有している。

何故燃えないか簡単に言えば金属だから。
有機物は炭素を含んでいる。例えば石油に一番多く含まれている物質は炭素である。
有機物と違い炭素や水素(一部の金属化合物は含む)を含まない金属には燃える要素がない。

燃焼とは酸化である。
可燃物(有機化合物やある種の元素など)が空気中または酸素中で光や熱の発生を伴いながら、比較的激しく酸素と反応する酸化反応が燃焼である。
燃焼に必要な3つの要素は、可燃物、酸素供給体、点火源。

しかし金属も酸化する。そういう意味においては金属だって燃焼する。可燃物と言える。
鉄の錆も燃焼の一種であるということを先に述べた。
錆は緩慢な酸化であるが、通常錆が出たことを燃焼したとは言わない。
一般的な「燃焼(燃える)」とは激しく急速な反応なのだ。
火災や爆発のような激しく急速な反応が人間にとって問題となるのだし、その反応を用いて仕事を取り出すこともある。

実は錆にも種類がある。一般的にサビと言っているのは赤錆。
それとは性質が異なる酸化被膜という錆がある。
金属表面が空気に触れることによって酸素と反応し、とても薄い酸化化合物の膜を生じるようになる。これを酸化被膜という。
この酸化被膜はとても緻密な構造で、あらゆる物質媒体を遮断する働きを持っており、保護膜となる。
保護膜はすでに穏やかに酸化が進んだ状態であり、これ以上酸化しようがないのである。
酸化しようがないとはつまり、燃えないということである。酸化被膜によって金属は安定した状態となっている。
また金属は熱伝導率も高い(熱を放出しやすい)ため熱を蓄積しにくい。
よって金属塊は燃えない。
酸化被膜が生じているウラン(金属塊)は燃えない。

しかし金属も粉末にしたら容易に燃えてしまうということも、おがくずを例にして先に述べた。
空間が沢山あるということは熱伝導率は低くなる。
動かない空気層は保温効果があり、断熱材の役割をはたす。
乾燥したおがくずは極めて熱伝導率が低い。
熱伝導率が低いということは熱が逃げにくい(放熱しにくい)ということである。
熱伝導率の高い物質は熱が逃げやすく熱が蓄積しにくいので、物質の温度が上昇しにくい。
一方、熱伝導率の低い物質は、放熱されず引火点や発火点に達しやすく、火災の危険性が高くなる。
粉末も同じで、塊状であれば問題ない金属も粉末になると一気に燃焼しやすくなる。
粉じん爆発もその一例。


粉末にするということは金属塊よりも酸素に触れる面が数多く出来るということである。
金属塊を粉末にするのだから、塊状の時にあった酸化被膜も壊れてしまっている。
それだけ酸化しやすい(燃えやすい)状態である。


ウランは反応性の高い物質である。
酸化性を有し、可燃物や還元剤と激しく反応する。
ウランは加熱されると分解して、腐食性又は毒性の煙霧を発生する恐れがある。
粉末になったり、薄くスライスされたり、それらが水または湿った空気に触れた時には、発火する。
要するにウランは自然発火物質としての側面を持つのである。

ウラン単体は、反応性が高く、粉末を空気中に放置すると、空気中の酸素によって発火する。 

自然発火性のある固体は、不活性ガスで満たされた密封されたグローブボックスで保存される。 グローブボックスは高価で、メンテナンスを必要とする。 このため、少量の自然発火性のある固体はオイルや炭化水素溶媒に溶かしたり沈めた状態で販売されている。


不活化ガス(不活化気体)
化学合成や化学分析や反応性の高い 物質の保存に利用される反応性の低い気体である。不活性気体の利用に際しては、 製造コストや精製コストを考慮しつつ、問題となる化学反応や物質に対して不活性な ものを選択する。窒素やアルゴンが最も一般的である。

チッソ石油化学は劣化ウランを触媒として用いていた。
工業触媒は粉体で使用されることが多い。



ややこしい部分なのでもう一度説明する。
●酸化性
「酸化性」とは自分自身は燃えない(酸化されない )けれども、他の物質を酸化させる性質。
加熱・衝撃・摩擦などによる分解によって酸素を発生し、可燃物と接触すると燃焼・爆発する。「助燃性」とも言う。
ウランは酸化性を有している。

相手の物質に酸素を与えるか、相手の物質から水素または電子を奪う物質を酸化剤という。
酸化剤自体は還元される。
その反対で、相手の物質から酸素を奪うか、相手の物質に水素または電子を与える物質を還元剤という。
還元剤自体は酸化される。
酸化と還元は同時に起こり、どちらか一方だけが起こるということはない。必ず相手がいる。
ウランは加熱・衝撃・摩擦などによって酸素を放出する性質を持っているので、酸素供給体として燃焼を助ける役割を果たす。
それが、ウランは可燃物や還元剤と激しく反応する、ということである。

酸化性物質は火気・熱源から遠ざけて冷暗所に保管し、衝撃などを与えないようにしなければならない。
また酸化性物質は還元性物質や可燃物(有機物)と混合すると酸化発熱し発火するので混合させない。同じ場所に並べて置いておくことも避けるべき。

●自然発火性
室温で空気に触れると着火し燃焼する(発火する)性質。
自身は燃えないけれども酸素を発生させ可燃物などと激しく反応する、それがウランである一方で、ウラン自体も燃焼する。ウランは自然発火性を有するのである。

高温環境が必要なわけではなく、室温など環境温度で発火する。
一般的な可燃物(紙でも木でもタイヤでも)も自然発火するが、その自然発火とは意味合いが違う。
ウランの他に、ナトリウム、カリウム、リチウム、リン、セシウム、アルミニウム粉などが該当する。
自然発火性物質を無暗に放置してはいけないし、対策を取っていたとしても不活化ガスが抜けていたとか溶剤が気化していたなんてことがないように点検を継続しなければならない。
また自然発火性物質は水と激しく反応することが多い。
水と反応して可燃性ガス(水素ガスなど)を発生しその反応熱により発火、燃焼、爆発などを起こすので、水との接触は避けなければならない。


ウランは酸化性を有し酸素を発生させ、可燃物や還元剤と激しく反応する。
一方でウランは水から酸素を奪うという性質も持っている。
ウラン単体を水に投入すると、ウランは水から酸素を奪って、水素ガスが発生する。
ウランは酸化剤であり、還元剤であるのだ。
また水素とも極めて反応しやすく、水素化物(水素化合物)を作る。水素吸蔵合金の性質も持つ。
水素化物は400℃くらいまで加熱すると分解して水素を放出するが、ウランには水素を吸収する性質があるので温度が下がれば再び水素を取り込む。

※水素吸蔵合金
金属の中には、水素を取り込む性質のあるものが複数あることが知られている。水素吸蔵合金とは、このような性質を合金化によって最適化し、 水素を吸わせることを目的として開発された合金のこと。


核分裂連鎖反応なんか起こさなくてもウランの化学的性質を用いればエネルギー利用できるだろうと思う。
但し永久機関も100%の熱機関もないのは周知のとおりで、あとは効率的やコスト的に他のものと比べてどうなのだろうかという話になる。
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by yumimi61 | 2016-12-20 13:23