人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

◆Note11

e0126350_17471120.jpg




 
■列島を包んだ募金

地震直後から一斉に始まった「募金してください」「募金しましょう」運動。
チャリティーというものが日常に馴染んでいないこの国で、テレビもインターネットも、
街頭でも「募金」のオンパレード。(馴染んでいないからこそか?)

悲惨な映像、膨大な死傷者数を掲げて、「あなたに今出来ることは募金」と煽っている。
(「私に出来るのは募金くらいしかないなぁ」という雰囲気を作り上げる)
募金をしない人は悪者呼ばわりされそうな雰囲気が日本中を包んでいたように思いました。
現に、募金をしない生徒の名前を黒板に書き出した教師がいて、保護者からクレームがあったというニュースもありましたが、
この教師のような人は決して少なくなかったと思います。


小さな子供がお小遣いを募金をしたという「美談」をテレビは伝えていたりもしました。
私はその時に次男に訊いたのです。
「あなたは募金しないの?」と。
彼は「しない」と言いました。
さらに私がややふざけて「あのおこづかいでは自分で生きていくのが精一杯?」と訊くと
「そのとおり」と言ったのです。

中学生の次男には月1000円のお小遣いしか渡していません。
出掛けるときや購入するものがある時は、必要だと判断すれば渡していますが、
私の了解なく彼が自発的に自由に使えるお金は基本的に月1000円です。
行動範囲の広がった中学生には1000円の消費なんてあっという間の出来事だということは、私も重々理解しています。
臨時収入があり、もっと持っていることもありますが、あり余るお金を持っているわけではないのです。
その子供に募金を強制することなど私にはできません。
募金をしないからといって、優しさのない人間だとも思わない。
彼らには彼らの生活があるのです。



■救済か、見舞いか、慰謝料か

これは子供の話だけではとどまりません。
日本はここ数年不景気で、就職率も消費も落ち込んでいたわけです。
お金はなかなか動かなかった。
誰もが皆そんなに楽な生活をしていたわけではないと思うのです。
そこに起きた震災。
震災は底辺を見せ付ける。
あなたも大変かもしれないけれど、見てください、考えてください、もっと悲惨な人達がこんなに大勢いるんですよ、と。
優しい善意の人々はそうだなぁと思う。
大切なお金を募金に回す。
「助け合いの精神」これこそが社会にあるべき姿だったのだと災害(の度)に学ぶわけです。


だけど、それこそ、よく考えてください!
人は一様ではありません。
こんなことを言ったら非難されるかもしれないけれど、被災者とて同じです。
家は失ったけれど、銀行には預金が沢山あるという人だっているでしょう。
かたや、募金をした人には、預金も持ち家も土地も持っていない人だっているはずです。
子供が誰も居ない家でひとり寂しい思いをしていたって働かざるを得ない人がいるはずです。

なんだろう、募金って?

そんなことを一々考慮していられないから、損失を補うというより見舞金として考えるべきなのでしょうか。
でも普通、見ず知らずの人に見舞金などなかなか贈らない。
企業だって自治体だって慶弔金規程というものがあるくらいです。
日常的には線を引いているのに、こういう時には箍が外れて、「人類皆兄弟」になっていくわけです。
何度も言うようですが、欧米のようにチャリティーが根付いていないのに、です。



■愛は誰を救う?

募金によって集められたお金はどこでどのように管理され、どこにどれだけ使われるのでしょうか?


これは私が常日頃から感じていたことです。
募金をすることは吝かではないけれど、必要な所へ送られているのだろうか、
使われるべき所できちんと使われているのだろうかという不安が払拭できない自分がいたことも確かなのです。

私は高校生の時に街頭募金活動を何度かしたことがあります。
日本赤十字社の下部組織、JRC(青少年赤十字)の活動の一環でした。

それから、社会人になってからは職業柄、UNICEFやその他機関の募金活動などに協力したこともあります。(これもその一環)
ちなみに「UNICEF/国際連合児童基金」と「日本ユニセフ協会」は全くの別組織ですのでお間違えのないように。
日本ユニセフ協会は財団法人(特例)であって、国連機関の日本支部というわけではありません。
まぁ国連機関だからいいってわけでもないですけれどね。(この台詞、前にも聞いたことがある?ここ? )
それにしても、何故こんな間違えやすい名前にしたのかしら。


公的機関以外にも募金を集めているところはあります。
私たちがよく目にするのは、テレビ局やコンビニエンスストアの募金ではないでしょうか。
「ドラえもん募金」(子供受けしそう!)や「24時間テレビ」(愛は地球を救う!)など。
今回の震災にいたっては、様々な機関やグループがこぞって募っていましたね。
前回書いた「ap bank」(愛は勝つ!?)もその1つだけだったわけです。



■信用と実績


集めるときは大々的に宣伝して集めているけれど、きちんとした収支報告がないのが募金の怖さだと思うのです。
震災後に外食をした時にレジのところに募金箱があったのを目にし、私はまたその不安に襲われたでした。(やや誇張気味)
そして長男にその不安を話しました。
すると長男が、「どこそこのお店には、募金箱に領収書が貼ってあったよ」と教えてくたのでした。
お店が集めたお金をどこかの機関に送って、そこから発行された領収書(受取書)現物が貼ってあったというのです。
この姿勢はだいぶ信用ができます。
でも、それだってまだ完全に不安が払拭できるわけではありません。(疑い深いの)
お店は募金の半分を懐に入れて、半分だけ送ったのかもしれない。
お店はきちんと送金したかもしれないけれど、送られた機関は違うことに使っているかもしれない。
考え出せば限がない。私達はただ信用するしかない状況にいるのです。


あれだけの額のお金が動きながら、ほとんどノーチェックでいけてしまうという、、、
募金ほど不透明なものはないと思うのです。
これは本当にすごいことだと思いませんか?
悪用していると考えるなら、これほど美味しい話はないわけです。



募金には常々そういった疑惑が付いて回っています。
信じるか信じないか、決めるのはあなた自身です。

検索をかければかなり色々と出てきますが、面倒でやらない人も多いと思いますので、2つリンクしておきます。

これは「ドラえもん募金」についてです。

こちらは京大入試で話題になったYahoo!知恵袋から。



■机上の空論

再三登場している「ap bank」にも私は疑惑を感じています。
信じるか信じないかは、あなた自身です。

組織の姿勢に共感できるところがないのです。
ここここに書いたとおり、apの始まりからしてそうです。
一貫性がなさすぎます。


それは今回の募金についても言えます。
私は これを読んでやっぱりなぁと思いました。

集まった義援金のうち、義援金として寄付したのは2億円だけだと言っているのです。
そして、もうひとつ復興に向けた復興支援金という口座を設けたそうです。
これは直接被災者に渡るというものとは違って云々、、、

言っておきますが、この団体は貸金業者です。
お金を運用することは得意なはずです。

非営利をうたっているようですが、それなら最初から資産や収益をどんどん寄付すればいい。


方向性も変わっています。(もしかすると初めから違うのか?)
桜井さん談:最初は、温暖化のための環境という感じだったじゃないですか。
でもそのうち「温暖化の問題って本当はどうなっているの?」ということもあったし。
エコと言っていること自体も、システムが出来上がってしまっているから



温暖化自体に疑惑がありますから、難しいですね。
しかも、温暖化防止をいくら訴えたところで目に見えるものではないので人々には届きにくい。
エコeco言うと批判される。
それなら、東北の復興のほうが俄然分かりやすく、共感を得やすい。
こんな感じでしょうか。

そもそもこの団体は何がしたいのか?
環境問題、衣食住、音楽、Mr.Childrenの宣伝、烏龍舎のイメージアップ、資金調達&運用、、、
はたしてメインは?(柱となるのは融資だと団体は言っている)

興味ある方は会社概要へ
そこに、2010年末までの融資総額が約3億円と書いてあります。(6~7年分)
今回の震災ではごく短期間にそれに近い額を集め、2億円を寄託したのだから、すごいパワーですね。

烏龍舎の従業員数は決して多くなく(表記では40名)、ap bankのほうは書いてないので分かりません。
これだけの人数で多岐に渡り事業を展開し、数億円を扱って、融資、募金活動までしている。
余計なお世話ですけれど心配になります。
監査は入っているのでしょうか?

こちらのサイトでは、私のような偏見に満ちた大雑把な意見ではなく、(比較的好意的に)ap bankの活動を検証しています。
ただ、ディスクロージャーが悪くて、これ以上中身を推測しようがなかったそうです。
それでも結構長いので、そんなには読めないという人は、最初と終わりだけ読んでください。

ディスクロージャー:業務及び財産の状況に関する説明資料
銀行・信用金庫等の金融機関においては、法律で作成・公開が義務付けられている。



by yumimi61 | 2011-05-31 17:49