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サリン

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サリンはどれだ?


前記事にリンクした電車内に置かれたサリンの写真を見ましたか?
どう思います?

触れたら死んでしまう猛毒サリンで、あれだけ大事件になった割には、シンプルと言いましょうか、昔ながらと言いましょうか、
案外とお手軽で間に合わせな仕掛けに驚きましたね?(別に驚かない?シンプルが一番?カナリアにお似合いじゃないか?)


さて、その写真に写っていたサリンです。
写真も一緒に見てください。
サリンの広がっている範囲をあなたはどう考えますか?
写真では少々分かりにくいのです。
水たまりに風景や空が映り込むのと同じで、映り込みがある床部分がサリンのあるところと考えていいのでしょうか?
ドア前はないと考えますか?

2枚目の写真。
これだけを見ると、色の濃い四角形のところがサリンのようにも見えます。(向かって右に流れ出している)
「液体は、厚く、先端が丸まっている。粘り気がありそうだ」と記事に書いてありますが、この色の濃い部分を見るとそんな気もします。
但し、その左側の床にドアが映っています。この部分にも液体があるということなのでしょうか?
もしそうだとすると、色の濃い部分は何かの影か?
「新聞紙から滲み出すように2メートル四方の床を覆っていた」という文からしても、濃い色の部分だけではなさそうですね。
ただ1枚目の写真でも2m四方に広がっているようには見えない。



避けて通った?


写真は、犯人が包みに穴を開けてから5つ目の駅で撮られたものです。
4つ目の駅でこの車両に乗っていた乗客は違う車両へ移動したそうですが、足跡もありません。
2枚目の写真の手前側に若干それらしきものがうっすらとありますが(鑑識官の足跡か?)、それ以外には見あたらない。
ラッシュアワーで大勢の乗客がいたのだから、包みが違う場所に移動していたり、もっと液体部分が踏まれて乱れていたり、足跡が沢山あったりしてもよさそうなものだけれど、それがないのです。
日本人はやはりパニックにならず、不審物を避けて、このドアを避けて、落ち着いて他の車両なりホームへ移動したのでしょうか。
幾らそうしたくてもすごく混んでいたら不可抗力が働きそうなものだけれど。(一部記録にはパニックになったと書いてある)
何となくすっきりしません。



私も試しに実験してみた

オウム真理教の実行犯達も前日に予行練習をしたようですが、私もしてみました。(サリンを撒くつもりはありません)

<準備>
一般に出回っているごく普通のビニール袋に水を入れて、くるっと結んで口を縛りました。
それを新聞紙で包みます。
新聞紙は見開き1枚を半分に折った状態で包みました。

これは水入りビニール袋1つを包んだもの。ガムテープは使わず、ただ包んだだけ。
(ちなみに新聞記事に意図は全くありません。普段新聞を取っていない。たまたま家にあったもの。)
穴を開けるのに、実行犯らはビニール傘の先を使用したようですが、私は箸を使いました。

<実行1>
これは右側に2,3か所穴が開いています。あまり変化なし。
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もっと穴を開けた。
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しかし意外にも水は溢れてきません。
この形状はなかなか素晴らしい。安定度があって、上に穴が開いたくらいではびくともしませんでした。


<実行2>
やはりビニール袋1つではダメなのか。2つにしました。オウム真理教は2つでやっています。(林泰男さんだけ3つ)
今度はガムテープで新聞紙を留めました。
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何カ所も突き刺した。
突き刺していたら新聞紙が裂けてしまった。
しかし水はまったく溢れてこない。
新聞紙を広げて中のビニール袋を確認してみた。
なんと驚いたことに2つのビニール袋には穴が開いていなかった。
やはりそこは女、力がそれほどないということなのでしょうか。
それともどこかに躊躇する気持ちがあるのか。
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<実行3>
反省を生かして再度挑戦。水もやや多めに入れた。
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今度は思い切り、箸の先端が底まで届くのを意識しながらやりました。
そしたら刺した瞬間に水がちょっと飛び散った。おぉぉ。包み右側の水は飛び散ったもの。
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刺して5分経過。刺してからは包みに手は触れていない。水が下側から漏れている。
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水だけどこんもり盛り上がっているように見える。
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横からもどうぞ。
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刺してから10分経過。
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<結果>
水は下から徐々に漏れ出すといった感じで、刺した上側の穴から水が出てくることはなかった。
10分経っても水はビニール袋の中にまだ相当残っていた。

<まとめ>

・新聞紙は意外に強かった。

・上からどくどくと溢れるようなことはない。濃度のある液体なら尚のことだろう。

・返り血ならぬ返り水を浴びずに、且つ、確実にビニール袋に穴を開けるのは、意外に難しい。



地下鉄サリンに当てはめて考えた


・地下鉄の写真では包みの横に穴が開いているように見えるのだけれど、傘を刺して横に穴を開けるのは無理だと思う。

・ビニール袋がどういうものだったのか分からないけれど、たとえばジップロックのようなもっと強度のあるビニールだと穴を開けるのはさらに難しいだろう。
だけど普通のビニール袋は触り心地が頼りなくて、これがサリンなら持っている人は怖いだろうなぁと思った。

・上から刺した状態で放置したのでは、上からは浸み出してこない。よって効果も遅いはず。
穴を開けて包みをひっくり返すとか、足で踏むとかすれば、もう少し確実になる。
ただその場合は自分の靴にサリンが付着する可能性がある。

・だけどやっぱり何より、混雑したあの電車内で、これを確実に実行するのはなかなか難しい。
ある程度の空間を確保していなければ無理だと思う。
オウム真理教の実行犯も練習したというけれど、よくこの方法でGoサインが出たなぁというのが正直な感想です。
私の実験もすごくアバウトなものだけれど、アバウトさならいい勝負なのでは!?



日本には力を入れていない?


村上春樹氏が、地下鉄サリン事件の被害者にインタビューし、本にまとめのが『アンダーグラウンド』です。ノンフィクション。
村上さんがこういう本を出されたことは意外に思いました。
そう思ったのは私だけではないようで、いろいろと言われています

内容はともかくとして、私が注目したのが表紙です。
これが日本での『アンダーグラウンド』。
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海外版は違います。視覚に訴えるものがあります。
日本ではやはり事件被害者などに気を使ったのかしら?
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上記は一例で、他にもあります
だいぶ違いますね。

この本だけではありません。
日本と海外では全く表紙が違うわけです。こちらに結構載っています。

村上さんだか出版社だか知りませんが、日本での表紙はあまり力が入っていない感じですね。
名前だけで売れるからいいのかな。

日本版『スプートニクの恋人』、これなんかどうでしょう?
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by yumimi61 | 2011-11-18 22:51 | 地下鉄サリン事件