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継承

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兄弟の争い


ノアーセムーアブラハムーイサク 


この系譜の続きです。約束の地を継承してきた人です。
ユダヤ人発祥の系譜です。

イサクには双子の息子がいました。
出生順の兄はエサウです。

 ●エサウ(赤い・毛深いという意味)ー野の人ー父に愛された
 ●ヤコブ(踵という意味)ー内の人ー母に愛された

この一家は、神の「約束の地」を引き受けるべきアブラハムの子孫です。
長男か次男かということには大きな意味があります。(皇族と同じですね。昔は一般家庭でもそうでしたね)
通常、長男が継承者となります。

しかし神は双子が生まれた時にこう告げました。
「兄が弟に仕えるようになる」

その話を兄弟は知らなかったのか、知ってはいたけれど風習が怖かったのか、弟ヤコブは自分が継承者となるため手を尽くします。

・パンとレンズ豆の煮物を食べさせてあげるから継承権を譲ってくれないかと兄に取引を持ちかける。(ヤコブは料理上手だった)(このとき兄はOKだった!)

・死期の迫った父イサクは継承権を兄に与えるつもりでいた。兄にもその旨告げる。(神のお告げは愛息子の為なら無視か?)
兄が父のために猟に出かけている間に、弟は兄に成りすまして父のところへ行き、正式に継承権をせしめる。(毛皮を着て兄に変装した)

・兄が戻ってきて父イサクは息子(弟)と妻に騙されたことに気付く。しかしここで神のお告げを思い出し、イサクは自分の間違いにも気付く。

・そうはいっても兄は怒りが収まらない。弟の命を狙う。

・母は自分の兄のところへ息子(弟ヤコブ)を旅に出す。(溺愛した息子とは二度と会えなかった)


逃亡したヤコブは旅の途中で「天国に上る階段(梯子)」の夢をみます。
そして神が現れ言いました。
「約束の地はあなたとあなたの子孫に与える。子孫は広がり偉大なる民族となる、貴方と約束をした事を果たすまで決して見捨てない」
またヤコブは旅の途中で運命の人と出会い恋に落ちます。(後に妻となる)
出会いの場所は井戸でした。(父イサクと母との出会いも井戸)



姉妹の争い


ヤコブが恋に落ちたのは、母の兄の娘(従兄妹)ラケルでした。
話しは早い。(といっても7年後)2人は結婚することになりました。
愛を確かめ合った結婚初夜の翌日、ヤコブが目にしたものは!なんと別人。
ラケルにはレアという姉がいました。
一緒に寝ていたのは姉のレアだったのです。
姉を差し置いて妹が先に嫁に行くことは許されなかったのです。
ヤコブは姉妹の父(母の兄)に抗議に行きます。
(7年後に)妹とも結婚することが許されます。(重婚!)
こうなれば揉めること必至。
ヤコブの子供を生むことを巡って姉妹戦争勃発。(妹ラケルには子供がなかなか出来なかった)
結局ヤコブには11人の子供が生まれます。(内訳:レアとの子6人、ラケルとの子1人、レアの召使いとの子2人、ラケルの召使いとの子2人)



ヤコブ再び


ヤコブはカナンへ戻ることにしました。
妻や子も一緒です。妻ラケルは家の偶像も持ち出しました。

カナンには兄エサウがいます。自分が裏切り、自分を恨んでいる兄エサウが。
恐怖心との戦い、「ヤクボの渡し」での戦い、神との闘いを経て、ヤコブの股のつがいが外れます。
一人で立っているわけではない。頼ることを知れ。
弱く自己中心的だったヤコブはここで変わるのです。
同時に彼の強さが認められた瞬間でもありました。
「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ」
ヤコブが神に言った言葉です。

エサウとも和解できました。
しかしエサウと一緒に生家には戻りませんでした。
向かった先は同じくカナンにあるシケムという町。
ここに「エル・エロヘ・イスラエル」と名付けた祭壇を作りました。
そこはかつてアブラハムが神から約束をされて祭壇を作った場所でもあったのです。

そんな地で事件が勃発。


シケムの町の権力者ハモルの息子シケム(町と同じ名前)は、町の女たちに会いに行ったヤコブの娘を力づくで犯したのです。
シケムは彼女が好きだったのです。「結婚したい」とも言いました。
しかしならがヤコブの息子らは妹が汚されたと激怒。
しかも異教徒との交わりは禁じられていました。サタンの誘惑と見なされたのです。
ヤコブの息子らはシケムとハモルを騙して町の男達に割礼を施し、痛みで弱っているところを襲って皆殺しにしました。
彼らの家畜や財産を奪い、女子供は捕虜にしました。


父ヤコブはこれに心を痛め息子達を咎め、困り果てます。今度は自分達がいつ狙われるか分かりません。


ここでも神が助け船を出します。
「ベテルに上りそこに住みなさい」 夢で見た梯子の上です。
ヤコブは皆に言います。
「異なる神々を取り去って、身を清め衣服を着替えなさい」
装飾品はすべて外させました。
そしてベテルに祭壇を作りました。
また神が現れて言います。
「あなたの名前はもはやヤコブではありません。イスラエルがあなたの名前です」
「あなたから多くの国民が起こり、あなたの身内が王となる。あなたとあなたの子孫にその地を与えます」

その後一行はベテルを後にし、エフラタ(ベツレヘム)に向かいます。
その途中でヤコブとラケルの間にもう1人子供が生まれます。

全部で12人のヤコブの子供達。(イサクの息子がヤコブ)
これが「イスラエル12部族の始祖」となったと言われています。

また、イサクの兄イシマエルにも子供が12人いて、こちらも「12部族の始祖」となったそうです。
イシマエルの子らはハビラからエジプトの東、シュルまでの間に住んで、アシュルに及んだ。イシマエルはすべての兄弟の東に住んだ。(創世記より)
同じ「12部族」というのは何ともかんとも。



別の生き方


兄弟であるエサウとヤコブは結局別の生き方を選びました。
ヤコブは神とともに歩く道を選択したのです。

エサウはエドム人(現在のエジプト人)の先祖となりました。
エドムはアカバ湾から死海にかけての地名だったそうです。




アブラハムのこぼれ話


こちらこちらでアブラハムには2人の子が生まれたという話を書きました。
正妻の子イサクと、エジプト人召使いの子イシマエルの2人です。

じゃあ『アブラハムの子』の歌詞の「7人の子」とはいったい何か?

アブラハムは正妻サラが亡くなった後にケトラという女性と再婚しました。(側女とも書いてある)
そしてなんと驚くことなかれ、6人の子供を儲けたという。
100歳を超えてから6人も!本当だろうか?もしやその前から・・・。

ともかくアブラハムには全部で8人の子がいたわけです。
このうち、財産やら権利を継承したのは正妻の子イサクのみ。
イシマエルは追い出されましたね。
他の6人も、イサクから離して、東の方、東の国にに移らされたと記されています。


歌詞の「7人の子」というのは、おそらくイサクを除いた7人でしょう。
「みんな仲良く暮らしてる」ともあります。
実際に暮らしていたかどうかは別として、同じような境遇にあったということは間違いないでしょう。

「1人はのっぽで、あとはちび」という歌詞もあります。
「のっぽ」はイシマエル。あとは「ちび」だったのです。
ここから考えられるのは、イシマエルと残り6人の子は母が違うということです。
そして6人が共通して同じ性質を持っていたならば、6人は同じ母親から生まれた可能性が高い。

「のっぽ」と「ちび」という対比は、イシマエルの母と6人の母が違う民族であったということも考えられます。

日本人が創作した歌詞なのか訳詩なのかによっても意味合いは変わってくるでしょうけれど。






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by yumimi61 | 2011-12-16 15:24