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臨江閣

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2日前に家である本を探していました。
探していた本は見つからなかったのですが、懐かしい本が出てきました。

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両方とも1990年のベストセラーです。

『NOといえる日本』は、現東京都知事の石原慎太郎氏とソニー創業者で元会長の盛田昭夫氏の共著。
1989年1月初版。
1990年のベストセラー第3位で、125万部を売り上げました。


『それでもNOと言える日本』は、石原慎太郎氏と、軍事アナリストとしてご活躍の小川和久氏、英語学者及び評論家で多くの著作があり「マーフィーの成功哲学」を日本に紹介した渡部昇一氏の共著。
1990年5月初版。
1990年ベストセラーの12位。42万部の売り上げ。

ちなみに1990年のベストセラー第1位は、郷ひろみさんの元奥様である二谷友里恵さんが書かれた『愛される理由』でした。



『NOといえる日本』の発売は1989年ですから、ついでに1989年もチェックしてみましょう。
(他の作家にとっては)恐ろしいことに(?)、ベストセラー10位の内の5冊が吉本ばななさんの著作。12位までで6冊。
凄まじいとしか言いようがありませんね。
知らない方もいるかと思いますので補足すると、作家の吉本ばばなさんというのは、思想家の吉本隆明氏のご令嬢です。

『NOといえる日本』は19位でした。
発売の年よりも翌年のほうが売れたということでしょうか。

9位には村上春樹氏の『ノルウェイの森』が入っています。



『ノルウェイの森』は1987年9月の発売ですから、1987年も見てみましょう。
(もうベストセラーはいい?)
そんなこと言わずにお付き合いくださいませ。こちらです
『ノルウェイの森』はこちらでも9位でした。(1988年は2位ですので、3年に亘ってベストセラー入り)

4位には、ソニー盛田昭夫氏の『MADE IN JAPAN』が食い込んでいます。

そして栄えある1位は、じゃじゃじゃじゃじゃ~~む、俵万智さんの『サラダ記念日』。
短歌作品集が1位とは、ある意味快挙ですね。
記念に私も一句。
「記念日に サラダとパンを 携えて 君と読みたい サラダ記念日」 


ちなみに12位の『鈴の鳴る道』というのは詩画集です。
作者の星野富弘さんというのは群馬県の方。
教師をされていたのですが、クラブ活動の指導中に不慮の事故で頸髄を損傷。
手足とも不自由になりながらも口に筆をくわえて絵や詩を書くようになるのです。
温かみのある素晴らしい絵や詩です。



私が『NOと言える日本』と『それでもNOと言える日本』を購入したのは1990年です。
なんと!私は『それでもNOと言える日本』を先に買って読んだのです。(盛田会長、ごめんなさい)
その後に『NOと言える日本』を買って読みました。
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この本の装丁が素晴らしい。
表紙が和紙のような質感でつや消しタイプなのです。
ツルツルツヤツヤのものよりも手にしっくりときて落ち着く。
表紙カバーを取った中の表紙も和紙タイプでした。




『それでもNOと言える日本』によれば、『NOと言える日本』はアメリカで不本意に扱われてしまったそうなのです。

『それでもNOと言える日本』の石原氏前書きより引用。

昨年私がソニーの盛田会長と一緒に出した『NOと言える日本』は、言い足りなかったところを補筆しさらに完全なものとしてアメリカで出版しようと準備していた矢先に、アメリカ側の誰かが勝手に翻訳し資料として頒布している内に予期せぬ大騒ぎとなってしまいました。
その翻訳が正確なものならいいが、笑止千万な誤訳に満ち、しかも意図的としか言いようのない削除の多い代物、著者側の本意が容易に誤解され得るものでしかなく、著書としては実に不幸な出発を強いられたといえます。
その後、この海賊版の責任者がアメリカの国防総省であることが判明しましたが、(略)今回ようやくニューヨークのサイモン&シュースター社から極めて好条件で正式に翻訳出版の運びとなりました。

(略)

日本の国民のほとんどが今日の日米関係についてさまざまな不本意さを感じているという事です。
それは不満であり不安であり危惧でもあって、そしてその責任は両国の政治にたずさわる者たちにある筈です。
政治家である私は私自身のそうした自覚にのっとってあの本を出したのですが、その後アメリカで起こった反応はいささか異常と言うよりありません。
資料としての翻訳を、著者の意向も質さず、さながら正式の出版であるかのように振りかざして名のある新聞までが弾劾し、あまつさえ議会がこれを取り上げ勝手に議事録に収録し、データバンクもこれを収録したり、ある図書館のごときはかなりの手数料を払えばコピーして渡すという広告を新聞に掲載するという、ヒステリアとしかいいようない現象が相次ぎ、言論の自由を誰よりも保証している筈の国で実は言論のリンチが行われている観があります。

(略)

今まさしく困難な時期にかかった日本とアメリカの関係を、犠牲を少なく調整し、より確かで生産的な関わりを造型していくためにも、率直で真摯な討論こそが必要と信じています。


異議異論は東京都庁まで。


石原氏は二谷友里恵さんの『楯』に対抗してさらなる続編を執筆してはいかがでしょうか。
タイトルは私も考えてみました。
『YESと言い続けたジャパン』というのはどうでしょう?
その続編は、『それでもYESと言うジャパン』。

続編はあるか!?







*2月27日分の「抗議*1」より目次を作りました。


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by yumimi61 | 2012-05-30 15:11