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同じセリフ 同じ時 思わず口にするような
ありふれたこの魔法で つくり上げたよ

誰も触れない 二人だけの国
 君の手を離さぬように
大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る


---スピッツ 『ロビンソン』より---






今日は久しぶりに日本です。


盛り上がらない理由


消費税引き上法案の衆議院通過とか民主党分裂かとか新党立ち上げかとか、何かと騒がしい日本の政界だけれど、個人的には全く盛り上がらない。
政治については盛り上がるとか盛り上がらないとか、本来そういう観点で物を言ってはいけないと思っている。
小泉ブームとかオバマブームとか、ああいうのは望ましくないのだ。
多くの人々は政治の中味に関心を持ったわけではない。
ファッションだったり、流行語だったり、御煎餅だったり、ステッカーだったり、息子だったり妻だったり、アメリカだったりイギリスだったり、彼らの外側や付随するものに興味を持っただけの話である。
アーティストがコンサート会場でグッズを売り捌くのと同じ。
アーティストならばまだいいが、政治家の場合は選挙が人気投票になり、目くらましに重要法案が可決されたりするから困りものである。
そういう意味でアーティストやタレントが政治家と組むのも好ましくない。
ヒトラーも言っていたが、時と場合によっては民意ほどあてにならないものはないし、民意が恐ろしい結果を生んでしまう時もある。


ああ、しかしそれにしても盛り上がらない。
何故かと言えば、計算が合ってないからだ。

前にこちらに書いた

年金の国庫負担金が1/3から1/2に引き上げられ、その差額が2.5兆円だと政府は発表した。
下記が元になっている数字だと思われる。

 20年度(1/3)7兆4382億円―21年度(1/2)9兆8702億円=-2兆4319億円

この差額分を消費税引き上げで賄う必要があると増税審議が続けられてきたという経緯がある。
しかし、この数字が合っていないのである。
この数字で計算すると、基礎年金給付額は前年よりも減少してしまうのだ。
年金給付は年々増え続けているから財政を圧迫していると報告しておきながら、給付額が減少するというのはおかしいではないか。
最低でも基礎年金給付額が同じにならなければならない。

 20年度予算   年金国庫負担金7兆4382億円×3=基礎年金給付額22兆3146億円
 21年度予算   年金国庫負担金9兆8702億円×2=基礎年金給付額19兆7404億円


ここでは難しい計算は必要ないのだ。
掛け算(若しくは割り算)が出来れば、「おかしいなぁ」ということに気付く箇所である。
国や国を代表する政治家がこの土台に乗っているので何もかもが信じられなくなる。
小学校レベルの算数が出来ず、誰もその誤りに気付かないという土台は危うすぎる。


「増税の前にやることがある」と増税に反対した人がいたらしいが、それも一理ある。
「具体的に何をやるのか言え」と批判されたらぜひ言ってほしい。
「計算だ!」と。



盛り上がらない理由はまだある。


楯 ~それでも出せる日本~


債務残高やその他の計算に間違いがないとするならば、消費税を数%引き上げたところで、問題が解決しないことは明らかなのだ。

1200兆円も借金を抱えていて、社会保障費は増加を見込んでいるところに、消費税を数%上げても焼け石に水。
消費税を1%上げると2兆円ほど税収入が増えるらしいから、10%に引き上げると10兆円ほど収入が増えるというわけだ。
これまで数字と口車で誤魔化していたところを何とか穴埋めする程度で実質的な収支改善効果は恐らくないと思われる。

10兆円ほど増えるというのは消費が維持できた場合で、実際は消費が落ち込みそれほどの税収は望めないのではないかという説もある。
最初の1年くらいはそういうことがあるかもしれないが、人々はきっと忘れると私は思う。
今は猛反対でも、そうなってしまえば、やがてそれが普通になる。
年間で幾ら負担増などといった具体的数字を見せているテレビ番組などがあるが、ああいうのは一時的な効果しかない。
保険料が多少上がろうが、消費税が10%になろうが、決まってしまえば大多数の人はそれに順応できる。
痛みを痛みとして感じられない。
少々の痛みもやがて忘れる。
冷暖房完備の家に住み、車に乗り、一人一台パソコンや携帯電話を所有し、休みとなればレジャーに出かける。
あくせく働いていても貧困が見える家庭はそうそうはない。
お金持ちは節税に余念がなくても、寄附金は出す出す。
これはそう、これほどの赤字を重ねても、他国に大金を援助したりする日本国と同じである。
芸人が「芸人保険」の代わりに生活保護費を頂戴してしまったのも同じ。
「どこが金ないねん?」という話だ。
もっといえば、「食べて応援」とか言いながら、アップル製品を買う人々も同じ。
日本を思うならば「使って応援」と日本ブランドを買うべき。


本当に切羽詰ったところにいるならば、消費税の引き上げは仕方ないと思う。
しかしそれが伝わってこない。
財政の計算は合っていない。
お金がないのに他国に大盤振る舞いする。
震災の寄附金控除を乱発する。
幾ら野田首相が「不退転の決意」と言っても、「政治生命を賭ける」と言っても、空々しさばかりが残ってしまう。

総理、それほど言うなら思い切って税金券を導入すべきだと思います。







*2月27日分の「抗議*1」より目次を作りました。


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by yumimi61 | 2012-07-04 15:46