人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

アセスメント

e0126350_1411697.jpg




後ろを振りかえる

仕事には評価が付き物です。
やりっ放しということは通常許されません。
たとえば看護師であれば、看護過程(アセスメント、診断、計画、介入、評価)というものがあります。
効果(結果)が出るまでに時間のかかるものもありますが、経過を追って随時考察や評価を加え、計画や行動を見直す必要があります。
最近はこれが出来ていない事柄が非常に多いと思うのです。
これをやらないと物事は改善しにくいし、何度でも同じ過ちを繰り返します。


その情報は本当に正しかったであろうか。

ここでもう一度、癌の罹患率と死亡率を過去記事で振り返ってみます。

ミス統計謂れ



タバコ一辺倒はもうやめよう


癌の敵は喫煙であるということはもう何十年も言われていますが、私はこれに以前より疑問を持っています。
タバコが問題ならば食品添加物や農薬などにももっと騒ぐ必要があります。
喫煙も要因の1つではあるかもしれませんが、喫煙をやめれば問題が全て解消するような煽り方は納得が出来ません。
福島原発事故後に非常に多かったのが、喫煙や交通事故の危険度と比較して安全であるとした論でした。
そんなに簡単に結論付けられるならば専門家など必要ありません。
同時に専門家であっても未だよく分からないことがあるし、間違うこともあります。
専門家が間違うと被害は大きくなります。
被害にも健康的側面、経済的側面、いろいろあります。
専門家であるからこそ迂闊なことは言わないという人も多いのかもしれません。


私は、癌の原因は放射線であると推測しています。
もちろん他の要因もあるでしょう。
幾つかの要因が重なった場合には、相乗効果で加速度は増すかもしれません。
しかし放射線抜きには語ることは出来ない気がするのです。
診断技術も医療技術も進歩しているのに、癌の死亡率は上昇するばかり。
e0126350_11373961.gif





癌の死亡率の多い県は?

癌での死亡率の多い県を見てみます。(2010年)

都道府県別年齢調整死亡率*(人口10万人当り/年)

【男性】 

1. 青森県 216(人) 原発あり、再処理工場あり
2. 秋田県 206
3. 北海道 199  原発あり
4. 大阪府 198
5. 鳥取県 198
6. 福岡県 198
7. 和歌山 197
8. 佐賀県 195  原発あり
9. 兵庫県 192
10 長崎県 191


【女性】
1. 青森県 106  原発あり、再処理工場あり
2. 大阪府 100
3. 北海道 99  原発あり
4. 鳥取県 98
5. 長崎県 97
6. 和歌山 97
7. 京都府 97
8. 福岡県 96
9. 佐賀県 95 原発あり
10.東京都 95


癌の死亡率の低い県を見てみます。


【男性】 

1. 長野県 148人
2. 沖縄県 159
3. 福井県 166  原発あり
4. 熊本県 168
5. 岐阜県 169
6. 千葉県 171
7. 三重県 172
8. 岡山県 172  
9. 香川県 172
10 大分県 172


【女性】
1. 山梨県 80
2. 長野県 80
3. 大分県 82
4. 三重県 84
5. 岡山県 85
6. 滋賀県 85
7. 沖縄県 85
8. 新潟県 86  原発あり
9. 高知県 86
10.島根県 86


*死亡率とは死亡数を人口で除したもの。
都道府県死亡率にすると、各都道府県の年齢構成に差があるため、高齢者の多い都道府県では高くなり、若年者の多い都道府県では低くなる傾向がある。
このような年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整し揃えた死亡率が年齢調整死亡率。

は海のない内陸県。内陸県は47都道府県中8県のみ。

罹患率と死亡率は別物なので、罹患者の数が同じでも治る人(または現状維持)が多ければ死亡率は増えません。
死亡率には医療水準や疾患の重症度も影響しているはずです。




もっと女は吸っているはずだと言う女性も多い


次は喫煙率を見てみます。(2010年)

【男性】

1.青森県 38.6% 
2.秋田県 37.4
3.福島県 36.2  
4.栃木県 35.7
5.富山県 35.6
   ・
   ・
   ・
43.鳥取県 30.2
44.京都府 29.9
   福井県 29.9 
46.山口県 29.7
47.島根県 29.3


【女性】

1.北海道 16.2% 
2.青森県 12.7
3.大阪府 12.3  
4.神奈川 11.9
5.埼玉県 11.8
  福岡県 11.8 
   ・
   ・
   ・
41.岐阜県 7.5
   滋賀県 7.5
   富山県 7.5
44.鹿児島県 6.8
45.鳥取県 6.6
46.福井県 6.2
47.島根県 5.4


は癌死亡率の多い県。
は癌死亡率の少ない県。


確かに喫煙率が高いと癌死亡率が多いというような傾向が見られますが、すべての県に当てはまる傾向ではありません。
一見関連がありそうでも統計的には有意差検定をしてみないと確かなことは言えません。


上記の喫煙率というのは厚生労働省が実施している国民健康栄養調査に基づく数値です。
調査は全国300地区の約5000世帯の世帯主及び世帯員を対象に毎年行われています。(人数は約15000名)
対象世帯をどうやって抽出しているかは分かりませんが、信頼度はやや落ちると考えます。


一方、死亡率というのは死亡診断書をもとにしていますので、死亡者全員が対象となっています。

それでも死因分類や死亡診断書の改正があると、死亡率に変化が出てしまいます。
死亡の原因欄に疾患の終末期の状態である心不全、呼吸不全等は書かないと改正されたことがあるのですが、この後は心疾患での死亡率が低下しました。
それまでは疾患ではなく状態である「心不全」を「心疾患」に分類していたのです。
心不全は心疾患でなくても起こり得る状態です。
それをやめて原因疾患に徹底したために死亡率が変わったわけです。




余談だけど重要なこと


よく死亡の原因が「心不全」や「肺水腫」と報道されていることがあります。
死亡の原因を有耶無耶にしたい場合には重宝です。
司法解剖の結果と死亡診断書に書かれる死因が違うこともよくあることだそうです。
あと「直接の死因」などと言いますよね。 「間接の死因」とはあまり言わないけれど。
医療従事者でない遺族にとっては「直接の死因」なんてそれほど重要ではない。
刺された、殴られた、引かれた、毒殺された、致命傷は何だったのか、そういうことを知りたいのだと思うのです。
でも救急救命の時には違います。
何があったのかはそれほど重要ではなく、その時の状態のほうが大事になります。
両者には温度差があるのです。


すごく素朴な質問で笑ってしまったのですが、わりと重要なことでもあります。






2012年2月27日より目次を作りました。2012年2月~7月分の目次、 8月からの目次


-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
諸事情により広告が入るようになりましたが、広告内容については一切関知しておりません。ご了承下さい。 

by yumimi61 | 2012-09-14 14:21