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ゾウさん

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引き続き、福島第一原発1~4号機の話題。

ドイツ製圧送機をめぐる攻防

こちら事故後の4号機。
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赤い長い物体は「ドイツ製の生コン圧送機」というもので、国内には3台しかなかったそうです。
これで放水し核燃料プールの冷却しています。

ドイツ製圧送機の使用を政府に進言したのは公明党ということになっています。

公明党が18日、圧送機を所有するドイツの「プツマイスター社」から放水にも使えると連絡を受け、直ちに首相官邸に伝達。
官邸は同社、東京電力と協議した結果、放水機材として有効と判断。「放水に使う」と公明党に回答した。
生コン圧送機は19日に横浜から福島に向かった。



しかしそれより前に建設会社から情報が寄せられていました。

東京電力福島第1原発の事故を受け、三重県四日市市の建設会社が17日、所有するコンクリートポンプ車を原発への放水に利用してほしいと国に申し出た。

同社によると、ポンプ車はドイツのプツマイスター社製で、全長約15メートルのトレーラー型。
車載アームを使い、高さ約50メートルまで放水、機体から約100メートルの距離で遠隔操作できる。
生コンクリートの圧送では毎時約150立方メートルを放出できるという。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故を封鎖する際に活躍した重機と同型。
国や東電は使用可能か検討している。


中央建設は工事関係のお仕事の他、ソーラー事業部や健康事業部もお持ち。



時系列に見てみます。

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3月11日 大震災発生 
3月12日 1号機爆発 
3月14日 3号機爆発 
3月15日 4号機爆発、火災(?) 

3月17日 建設会社から圧送機の使用進言。

三重県の「中央建設」→鈴木英敬氏(現三重県知事、元経産官僚で当時三重県知事選に立候補していた)→東京電力という流れで打診。
中央建設はその日に2台の車両をオペレーターとともに待機させた。

3月18日 公明党が官邸にドイツ圧送機の使用を進言。

3月19日 ドイツのプツマイスター社の圧送機を横浜から福島入りさせた。
       東京電力は中国の建機大手「三一重工」に圧送機の購入を要請。(三一重工が無償提供)

3月20日 中央建設に正式要請。

3月21日 中央建設の2台の車両は福島に入り待機。

3月22日 横浜からの圧送機が注水作業開始。(約3時間にわたり約120トンを放水し作業完了)
       中央建設の2台は帰らせた。
       

3月24日 1号機にトラブルがあったという理由で再び中央建設の2台を福島入りさせる。
       中国からの圧送機が大阪港に到着。

3月26日 中国からの圧送機が福島入り。

3月31日 中国からの圧送機が1号機の燃料プールに放水開始。(3時間) 

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横浜の圧送機が使われたのは、ドイツ・プツマイスター社製日本法人社長の働きかけがあった。
泊、浜岡などの原発工事現場で技術指導の経験がある社長。
阪神大震災を契機とした高強度コンクリートの普及を見て、プツマイスター社の大型圧送機の販売に力を入れる。
事故後に使用方法をまとめ、警察、東電、市役所などに提案していた。
福島で使用した圧送機はベトナムへ輸送する予定で横浜港にあった。

この記事を書いたのは東京新聞(2011年3月23日)


上記のベトナムに輸送するはずだったドイツ製圧送機を提供してくれたということで、ベトナム企業に社長に感謝状が贈られています。

谷崎泰明駐ベトナム大使は24日、福島第1原発の事故で、放水に使われている生コン圧送機の提供に関わったベトナム企業2社の社長に対し、感謝状を贈った。

長さ50メートル以上のアームを備えた生コン圧送機はドイツ製。不動産開発などを手掛けるソンダー・ベトドク社がディーラーのミンホアン社を通じてベトナムに輸入する途中で、ちょうど横浜港にあった。日本側からの連絡を受け、両社は協力に同意。圧送機は同原発4号機への放水に使用されているという。

(元記事はすでに残っていない)


中国からも圧送機の無償提供を受けています。

東京電力が中国企業から提供を受けた60メートル以上のアームを備えた大型の生コン圧送機が31日午後、福島第1原発1号機の使用済み燃料プールに向けて初めて放水した。
防衛省によると、放水は午後1時ごろから約3時間行った。圧送機は中国の機械大手「三一重工」が提供した。
三一重工は2008(平成20)年の四川大地震でも救助作業に重機を提供。昨年のチリ鉱山落盤事故でも、救出用カプセル引き上げに同社のクレーン車が使われたことで知られる。

(元記事はすでに残っていない)




見た目はMOX燃料も保管していた3号機のほうが酷かったですが、放水は使用済み核燃料を一番多く保管する4号機にされました。
月末になって1号機にも放水しています。
3号機はもう諦めたという感でしょうか。



高崎のCTBT放射性核種探知観測所の放射性核種の放射能濃度は、3月15日~16日の測定値が最も高く、その後3月20日~21日、3月29日~30日に数値が高くなっていました。
(こちらの測定はγ線を放出する核種のみ)





2012年2月27日より目次を作りました。2012年2月~7月分の目次、 8月からの目次


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by yumimi61 | 2012-09-18 14:15