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移送*2






6月20日

この日の朝も次男が駅まで送ってほしいと言ってきた。
「送っていくのはいいけれど、今日もおばあちゃんを病院に連れて行く日だから、19時までは迎えに行けないよ」と答えた。
すると次男は「じゃあ自転車で行く」と一度は言ったのだが、すぐに「やっぱり送って行って」と言い直した。
結局駅まで車で送って行った。

病院の予約は13時だった。
通常の診察よりも早く終わると思うので、帰ってきたら少し畑の仕事を手伝ってほしいと父親に言われていた。
畑と言っても家庭菜園である。
しかし病院は予測よりも時間がかかり、全部を終えて実家に戻ったのは16時だった。
畑仕事は何をすればいいのか訊くと草むしりだと言う。
父も一緒に外に出たのだが、風が思いのほか冷たく、また風邪でもひくと大変なことになるので、父は部屋に戻った。
体調の良い時は母も手伝うことがあるが、母は病院に行った17日の夜にめまいと吐き気があり、2日間ほど横になっていたということだったので無理をしないように言った。
母によれば、17日の夜に仕舞ってあった夏物の服を出して洗い(洗ったのは洗濯機)、何枚も上を向いて干していたのが悪かったのかもしれないということだった。
そんなこんなで私は1人で草むしりをした。
完全には綺麗にならなかったが、次男の迎えの時間も気になった。
一旦は自転車で行くと言ったくらいなので、ひょっとするとまた帰りが早めなのかもしれないと思った。
それで16時40分くらいに切り上げて、帰路に就いた。


驚いた突然の出来事

実家を出てから1時間20分くらい走った時にそれは起こった。
けたたましいサイレンの音が突如聞こえてきたのだ。
消防署で鳴らすサイレンの音ともパトカーや救急車のサイレンの音とも違った。
強いて言えば、息子達が小学生時代にランドセルに付けていた防犯ブザーの音に似ていたような気がするけれど、それとも少しどこか違った。
今までに聞いたことがない音だった。少なくとも私にはそう聞こえた。
音はわりと近くで鳴り、私は何事かと驚いた。
この辺りで何かとても良からぬことが発生したのではないかという思いが一瞬よぎった。
もしも私が心臓に病気を持つ老人であれば、心臓発作を起こしてもおかしくないほどの驚きだった。


直に「止まりなさい」という拡声器を通したような声が聞こえた。
再び耳をすませると「○○○○の車、止まりなさい」と車のナンバーを言っている。
私の車のナンバーに似ている気がした。
バックミラーで後ろを見ると、私の後ろに2~3台の後続車がいて、その後ろにパトカーがいた。
パトカーは左側に車を寄せていた。
私に言ってるんだろうか?
サイレンが鳴ったところから40~50mほどのところに信号があり、赤信号だったので私は停車した。
するとパトカーから降りた1人の警察官がやってきて、「車を左に寄せてパトカーの前に付けてください」と言った。
やっぱり私に言ってたんだと思った。
しかしそれでも何が起こったのか状況がいまひとつ飲み込めなかった。
あのサイレンの音がパトカーの音だとも思わなかった。


しかしとにかく警察官が「パトカーの前に車を移動して下さい」と言っているので、私は赤信号が青信号に変わるのを待っていた。
動かない私を見て警察官が再び言った。
「青信号に変わるのを待たないで、今移動して下さい」
「え?ぐるっと回ってくるんですよね。赤信号で進んでもいいんですか?」と私は訊いた。
その道は一方通行の道だったから、私は信号を一旦左折し、一周してきてパトカーの前に停車させるものだとばかり思ったのだ。
しかし警察官は「今ここでバックしてください」と言う。
私はもう一度聞き直した。「今ですか?」
「そうです。今です」と言って、警察官は私の車の後ろに回った。
信号は相変わらず赤だったし、後続車もいた。
本当にこの人たちは警察官なんだろうかとも思った。
消防隊員を装った人が自宅に訪問してきたことがあるので、偽警察官だってあり得なくはないと考えた。
しかし私は指示されたとおりに、一方通行の直進・左折車線で目いっぱい左に寄せ、バックした。
焦って何かひとつ間違えば、ギアをバックに入れ急発進し、後方にいた警察官を轢き殺してしまうかもしれないし、後続車に追突することだってあるだろう。
それは、それくらい危険な行為だったと思う。
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指定場所一時不停止

パトカーの前に車を止めると、先ほどの警察官がまた運転席側にやってきた。
「一時停止の違反がありました。減点が2点、罰金7000円になります。免許証を見せてください」と立て続けに言った。
この時初めて違反で止められたことを知った。
「免許証を見せてください」と言われて条件反射のように免許証を差し出すと、「このまま車内でお待ちください」と言って、私の免許証だけを持って後方のパトカー内に戻った。
私はまだ起こったことが上手く整理できていなかった。

一時停止違反って言ったけど、どこでだろう?
一時停止違反をした覚えはなかった。
どこかに新しく停止線でも出来ていたのだろうか。
車を降りて今来た道を振り返ってみた。
見えた停止線は一箇所。
その場所で私は停止した。
停止線の前で5秒間止まるのが一時停止だと言われれば停止しなかったと言えるかもしれないが、一般常識的な一時停止はしたはずである。
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もう一度車内に戻り考えた。これはいったいどういうことなんだろう。
停止線の横にあった「止まれ」の△の看板の裏側(字の見えない方)が目に焼き付いていた。
前日のブログには止まれの看板が写った写真を掲載した。
写真のピンも止まる止まらないという話になる。
大きなビルが揺れる夢、実家に行く時に通るトンネルが崩壊する夢もリンクした。
何が起きているのだろうか。良からぬことが起きる前触れなんだろうか。
このままではいけないような気がしたが、どうしていいのか分からなかった。

バックミラーでパトカー内を見てみると、私の所に来た警察官は助手席に座って何やら書き物をしているようだった。
運転席にも警察官が乗っていた。


私はその後、次々とやってくる車の一時停止を運転席側の窓から観察してみた。
夕方で通行車両は多かった。
しかしパトカーの警察官は他の車には全く興味がないようだった。
パトカーが停車していたり、違反者が捕まっていたりすると、ドライバーは警戒して急にルール順守の安全運転となるのが常である。
しかしそれでも、その場所で何秒も一時停止する車は数える程度だった。
私がしたと考えられる一時停止かそれ以下で車はどんどんと進入していた。
そんな中、一台の車が一時停止を全くしないのを目撃した。



道路事情

実はこの一時停止線はかなり特異的な場所である。
脇道から本線に合流するような形となっている。
分かりやすく言えば、高速道路に進入する場合と同じである。
高速道路に進入する場合はもちろん一時停止なんかしない。逆に加速するわけだ。
この場所で言うと、白い道が進入側となる。私はこの道を走ってきた。
上武道路から下りてきた道とぶつかっている。
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私はこの道を何百回と通行しているが、右からの車(上武道路から下りてくる車)に遭遇したことは私の記憶では一度もない。
滅多に右から車が来ない道なのである。
だからここは、上武道路から下りてくる道に一時停止線を設けてもいいくらいなのである。

何故ここから下りてくる車が極端に少ないかと言えば、この先を少し行くと上武道路の端になる。
ここで下りるという事は終点(起点)から乗って僅かな距離を走り下りるということなのだ。
よほど乗り口と下り口付近に用事や家がある場合を除いては、上武道路ではない生活道路を走ったほうが便利だし早いということになる。
e0126350_0205437.jpg

(赤線は私が通った道)


つまり、ここで一時停止を見張っていても交通安全には全く役に立たないのである。
よしんば一時停止をしなくても衝突や接触事故が起きる可能性はとても低い。
だって滅多に右から車が来ないのだから。
ここで取締りをするということは、車が来ないだろうと油断して一時停止をおろそかにした運転手を反則金目当てに狙うという目的しか考えられない。

私は信号の先から上武道路に乗るつもりだった。
ここから上武道路に入る際も高速道路と同じで一時停止はしないで合流しなければならない。
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ちなみに、私はパトカーに呼び止められるまで全くパトカーの存在に気が付かなかった。
ここで取締りをしているのに気付いたことも目撃したことも一度もなかった。
つまりパトカーはどこかにこっそり身をひそめていたわけだ。スナイパーのようである。
交通安全が目的ならば、パトカーの姿を見せたほうが効果的。
または一時停止線に立って、正しい一時停止を指導したらいいと思う。
でもそういうやり方はしないのである。


抗議

私は意を決して車を降り、パトカーに向かった。
助手席ではなく、何もしていない運転席側に行った。
窓が開いたので、「私は一時停止をしたと思うのですけれども」と運転席に座っていた警察官に言った。

警察官の返答はこのようだった。
「ブレーキを踏むのは見ました。安全確認して進んだんでしょう。でもブレーキを踏むことや徐行と一時停止は違います。社会で生活している以上、ルールは守らなければなりません」
一方通行の道を逆走させておいてそれはない。私はすんなりとは納得できなかった。
警察官はさらに言った。
「〇〇さんもいつもはちゃんと一時停止しているのかもしれませんが、今日はしていなかったということです」

「あなた」ではなく私の名字を言った。
私がパトカーに来る前に助手席の警察官から私の氏名を聞いていたのだろうか。


私「だったら今通ったあの車は停止も徐行もせずに進入しました。どうして何もしないんですか?不公平だと思います」
警察官「2人でやっていますから全ての違反者を取り締まれるわけではありません。〇〇さんが違反をしなければあの車を取り締まれたでしょうね」
私「2人いるのだから、何もしていないもう1人が出来るのではないですか?」
警察官「全ては出来ません。社会とはそうものです。それは仕方ないことです」
私「そんなことを言うならば停止の仕方だって同じではないですか」
警察官「そこは車が来て危ないですから、内側に入ってください」と助手席側に行くように指示された。
私が助手席側に回ると、2人の警察官もパトカーから降りて外に出てきた。












by yumimi61 | 2013-06-22 18:40