人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

器官21

e0126350_1261960.jpg




前橋市が群馬県を提訴

土壌汚染調査にかかった費用は3,300万円。
汚染除去費用にはおよそ20億円必要と見積もられた。

市は、県が事前の協議で「汚染は少ない」などと説明していたことを踏まえ、県に対して応分の汚染除去費用負担を求めた。
しかし県サイドは契約書を盾に費用負担には応じなかった。
事務レベルで何度か協議を重ねたが主張は平行線。
2008年11月21までに、前橋市は群馬県を相手に契約無効を求める民事訴訟を起こす方針を固めた。


ところが、前橋市議会(定数46)の2会派が市長の県提訴などを批判し、高木政夫市長の辞職勧告決議案を提出。
2008年12月17日の本会議にて可決した(賛成25人・反対20人)。 但し法的拘束力はない。
またこの時、前橋工業高校跡地の土壌汚染問題で県を提訴する議案は否決された。

辞職勧告決議は市長再選直後の2008年3月にも提案されたが議決に至らなかったという経緯があった。
高木市長再選直後、市長の実兄が経営していた建設会社と不動産会社であわせて約152億円もの巨額所得隠しを行っていたことが明らかになった。
高木市長も17年間(1977~1994年)、建設会社の監査役を勤めていたことが判明。
会社は2007年9月に解散していたようだが疑惑噴出
昨日は、汚染は日本各地にあると書いたが、土地に絡む問題も日本各地にありそう。(世界各地?)


それから1年後の2009年12月、市は再び提訴に動いた。
議案は、県が土地の契約無効を認め、所有権移転登記を抹消して交換前に戻すよう求めるほか、前橋工業高校の建物解体費用と土壌調査費用合わせて1億9000万円の支払いを県に求めるという内容。
1年前の採決では、市議の市長に対する不信感なども影響し否決されたが、その後も県は協議に応じておらず、2回目は可決した。



群馬県知事と前橋市長

2007年7月の知事選  小寺知事(5期目挑戦) vs 大澤正明氏

2008年2月の市長選  高木市長(2期目挑戦) vs 金子泰造氏(元県議・自民党県連幹事長)


小寺知事は東京大学法学部卒業。1963年自治省入省。
1968年より群馬県庁に出向し、課長部長職、副知事を歴任。
1991年知事に就任。以後4期当選。
5期目挑戦で現大澤知事に敗れた。(大澤氏が自民党公認で立候補した)

小寺知事は群馬県出身ではなく官僚出身であり、地元の県会議員らとの確執があった。
事の発端は、自分の後継として同じ自治省出身で出納長を務めていた後藤新氏を副知事に任命しようとしたことから始まっている。
県議会はこれを否決。2年以上も副知事が不在のままだった。
後藤新氏というのは、魅力度ランキングの記事に登場したお方である。
広島県生まれ。東京大学法学部卒業。自治省(現:法務省)入省。ハーバード大学法科大学院修士課程留学
2011年の知事選に立候補して現職に敗れた。


自民党県連幹事長の金子泰造氏は、反小寺(反後藤)だったのである。
小寺知事と県議で自民党県連幹事長の金子氏は対立していた。
建設業界、商工会議所などは小寺知事派。
前橋市の高木市長も小寺知事派だった。
前橋工業跡地を含む「土地等価交換」を協議し契約締結した2005~2006年は、小寺知事と高木市長と組み合わせであった。(応援組)
しかしその後、小寺知事を破った大澤知事(群馬県太田市出身)と高木市長という組み合わせになったわけである。(反対派組)
このあたりも県と市との関係に微妙な影を落としたか。

市長選挙の3ヶ月後、敗れた金子泰造氏は急逝した。享年63歳。
小寺前知事も2010年の参議院議員選挙比例代表(民主党公認)にて落選した後に病に伏し、同年12月に都内病院で亡くなった。享年70歳。



前橋市の敗訴

2012年7月6日、前橋地裁は、「市が跡地の汚染状況を調査することなく契約を結んだことは、市側に重大な過失があった」と認定し市側の契約無効訴えを全面的に棄却した。

前橋市の山本市長は判決を受け入れ、控訴を断念したと発表。
これにより前橋市の全面敗訴が決定した。

2012年2月の市長選で、前橋市の市長は高木市長から山本市長に交代していた。

山本市長(草津町出身)は小渕恵三事務所で働いた後、県議となる。
2007年7月の知事選には県議を辞して立候補。

2007年の知事選はこういう戦いでもあったのだ。

小寺知事(5期目挑戦) vs 大澤正明氏 vs 山本龍氏

得票数は、大澤、小寺、山本という順位だった。
その後、県議に返り咲き、2012年に前橋市長選に挑戦し当選したという流れ。



太陽光発電計画

前橋工業跡地は、土壌汚染はあっても人の健康にかかる被害が生じるおそれのない、土壌汚染対策法上の「形質変更時要届出区域」となっている。
立ち入りは禁じている。

立入禁止措置を解除するためには、以下のいずかの措置が必要。

・盛土(厚さ50cm)
・舗装
・土壌の入れ換え
・土壌汚染の除去


「形質変更時要届出区域」での土地利用に必要な措置。

・用途が広場や駐車場の場合は舗装
・建物等を建設する場合には基礎工事部分の土壌除去



市は、地元からの要望などに基づき、アスファルト舗装による土壌汚染対策を実施した上で、「芝生広場」、「駐車場」、「太陽光発電施設」を整備する方針をまとめた。
出た、太陽光発電!メガソーラー級!!


2012年8月29日付 上毛新聞
--------------------------------------------------------------------------------------------------
前橋市が前工跡地に太陽光発電所整備 広場や駐車場も

前橋市岩神町の前橋工業高跡地の利用方法について、市は28日までに、約20億円とされていた汚染土壌の除去はせず、盛り土や舗装で万全な対策を取った上で、メガソーラー級の太陽光発電所や広場などを設置する方針を固めた。
地元住民と意見交換しながら、整備計画の詳細を詰める。
市は跡地利活用の設計費など関連経費6千万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を市議会9月定例会に提案する。
市財務部は「現段階で計画が全て決定したわけではないが、長年、迷惑をかけた地元住民のため、少しでも早く跡地の整備に取り掛かりたい」として、当面必要な経費を計上した。
計画を正式決定した後、本格的な予算を組む予定。
計画している太陽光発電所は、市が運営する方向で検討している。
7月下旬の地元自治会役員との会合で、要望のあった子どもが遊べる広場やゲートボール場のほか、駐車場も整備する方針。

---------------------------------------------------------------------------------------------------


でも白紙

前橋市が前橋工業高校跡地に設置を目指していた大規模な太陽光発電設備について、市議会が予算削除案を可決したために計画が白紙となった。
前橋市は2013年10月の稼働を目指し、20年間の施設リース契約を結ぶ事業者の選定を進めていた。

2012年12月11日付 上毛新聞
---------------------------------------------------------------------------------------------------
前橋工業高跡地の太陽光発電計画が白紙に

前橋市が前橋工業高跡地で実施方針の大型太陽光発電事業について、市議会は10日、事業に反対する真政会、市民フォーラム、共産党、未来の会の4会派が提案した本年度一般会計補正予算案から関連事業費4億8千万円を削除した修正案を賛成多数(22人)で可決した。
現在、土壌汚染対策法の「形質変更時要届出区域」として管理(立ち入り禁止)されている同跡地の整備計画は白紙に戻った。
山本龍市長は「地元自治会からも合意を得ていた事業なので残念。あらためて、周辺住民の意見を聞き、跡地の有効な利活用方法を考えたい」と述べた。
2月の山本市長就任後、修正案の可決は初めて。

---------------------------------------------------------------------------------------------------





by yumimi61 | 2013-08-10 22:08