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器官64

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ソフトバンクとアメリカ

ソフトバンクはヤフー(アメリカ)の創業期に資本参加し、ピークの1996年には株式の37%を保有していた。
その後、自社の資金調達のために売却を繰り返した。
この頃ソフトバンクが行った買収は上手くいかなかった。
ソフトバンクが日本テレコムや福岡ダイエーホークスの買収に踏み切る2004年には出資比率を4%まで下げていた。
この2004年というのは、孫・堀江・三木谷といったIT業界の新進企業社長がテレビで話題を振りまいていた頃である。
飛ぶ鳥を落とす勢いのように見えたが、内実はそうでもなかった。
起業と気勢を上げ、起業家と得意然するが、後ろ盾がなければ成功はしない。
ソフトバンクはヤフー(アメリカ)を介しての事業が中心であった。

・ソフトバンクがアメリカに「SoftBank Holdings Inc.」を設立したのは1994年3月のこと。
・アメリカで「Yahoo! Inc.」が設立されたのが1995年3月。
・アメリカ「Yahoo Inc.」との共同出資により「ヤフー(株)」(日本法人)を設立したのが1996年1月。


1998年12月には「SoftBank America Inc.」を設立。
この「SoftBank America Inc.」が98%出資していた「Softbank broadband Investment」を通じて、2004年にアメリカの「Citibank, N. A.」から借入を行った。
「SoftBank America Inc.」が保有していたアメリカ「Yahoo! Inc.」の株式を対象とした先物契約を含む借入だった。
2011年9月が返済期日で約11億3500万ドル(約1200億円)を借り入れ、「Yahoo!」株式を「Citibank, N. A.」に譲渡し返済に充てた。
これで出資比率は4%から0.002%にまで低下した。



自転車操業―漕ぎ続けなければというけれど、惰性で動く、坂道(下り)でも動く、燃料が無くても動く。

ソフトバンクはシティバンクからの1100億円の借入以外にも、2003年12月にユーロ建て転換社債や公募増資で2000億円を調達、2004年2月にもユーロ建て普通社債を発行し資金を調達している。

またソフトバンクは、2004年の借入前にもシティバンクから融資してもらっており、借入に先立って既存借入金3億8000万ドル(約400億円)を返済するという自転車操業のようなことが行われていた。


2004年7月に完了したソフトバンクによる日本テレコムの買収にかかった費用は3400億円だった。
ちなみにボーダフォン(イギリス)がリップルウッド・ホールディングス(アメリカ投資会社)へ売却した価格は2613億円であった。



Yahoo!の創業者

Yahoo!は、スタンフォード大学のジェリー・ヤンとデビッド・ファイロという2人の学生によって創業された。
しかしそれにもやはりマーク・アンドリーセンやセコイアキャピタルなどのアドバイザーや後ろ盾があったのである。

マーク・アンドリーセンはネットスケープでマイクロソフトとライバルだった。
今ではフェイスブックやヒューレット・パッカードの取締役でもあるらしい。
自身でも投資会社を運営しており、eBayからSkypeを買い戻している。
この夏には、マイクロソフトでWindows責任者だったスティーブン・シノフスキーがマーク・アンドリーセンの投資会社に参画したと報じられた
あらあらあらあら、そこ、みたいな?


あれ?
なに?
ヤフーは?
そうだった。

ジェリー・ヤンは台湾出身。10歳の時に家族とともにアメリカへ渡った。
ジェリー・ヤンとデビッド・ファイロは、1992年、京都のスタンフォード大学日本センター(同志社大学内)に1年間留学。
ヤンはこの時に、コスタリカ育ちの日系人アキコ・ヤマザキ(山崎晶子)と知り合う。
アキコ・ヤマザキは、1991年から2年ほど研究助手として日本に滞在していたそうである。1997年に結婚

そんなわけでヤフーはアジアとの関係が深い。
ついでにジェリー・ヤンもマイクロソフト嫌いと言われている。


ソフトバンクと電通

代表が同じ韓国出身で意気投合したのか知らないが、ソフトバンクは電通とも懇意にしていた。

1996年、電通とソフトバンクの合弁会社として「サイバー・コミュニケーションズ」を設立した。
インターネット(モバイル含む)の広告枠を販売する会社で、広告会社と広告主の間に入る。
テレビなどにより日本のマスコミを支配する電通のインターネット事業である。
怪し~い視聴率を発表しているビデオリサーチも電通の子会社。
そうしたことを考えると、広告効果(データ)なども好きなように広告主に提供していそうだ。
もしかして選挙も電通まかせだったりして?

マスコミ(広告)とデータを操れれば恐いものなし。
社会やお金を自分の思ったように動かせる。
そこに投資がプラスされれば、その動きは巨大になる。
そのライバルになりうるのが政治家である。
だから政治家を取り込む必要がある。

ソフトバンクは、2003年と2006年に、サイバー・コミュニケーションズの株式を一部売却している。
資金が入用だった頃である。

サイバー・コミュニケーションズの筆頭株主だった電通は、サイバーの完全子会社を目指して2009年2月~3月にかけ公開買い付けを実施した。
4月末の時点での電通保有率は86.05%となったが100%には至らず。
同年5月には電通の株式との株式交換を行った。(交換比率:サイバー株式23.62に対して電通株式1を割り当て)
これにより完全子会社となった。


2009年5月の株式交換前の株主は以下の通り。ソフトバンクの名はここにはすでにない。
しかし電通以外はみんな小数点以下だなんて少なすぎない?(全部合わせても1%に満たず0.92%)
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電通 86.05%
メディアウェイブパブリッシング 0.31%
メリルリンチ インターナショナル エクイティデリバティブス 0.28%
世紀エステート 0.19%
多木良國* 0.14%
--------------------------------------------------------------------------  
*TBSやYAMAHAなど、日本を代表する大手企業のエンタメ系広告・イベントを数多く手がけてきたプロデューサー。
「マトリックス」「ラストサムライ」など、映画の公開プロモーションを数多く手掛けている。
近年では邦画及びハリウッド映画のコンテンツ制作にも深く関わっている。
映画「インセプション」(渡辺謙主演)の日本ロケを主導した。 


電通の株主はこちらを参照。

 









by yumimi61 | 2013-10-01 13:46