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食中毒の経験

私は今日までの人生で2度ほど食中毒を経験した。
こちら(2010年1月23日・旅立ち)こちら(2011年12月6日・熟考)にも書いたが原因食材はキノコと牡蠣であった。
繰り返しになるが、キノコの時は子供時代であり、食べたキノコ量が少なかったためごく軽症であった。
子供も大人も晩御飯に食べてその夜には症状が出た。
毒キノコの場合の潜伏期間は短く、食後直ぐから数時間程度である。

牡蠣は大人になってからのこと。
友人から広島産の牡蠣を殻つきで貰った。
配送は一般業者と通したものではなく友人の知人である配送屋さんが運んだものであった。
産地採れたての牡蠣は美味しく、産地直送は冬の恒例行事のように行われていた。
生でも食することを前提としていた。
発送日(到着日)に海水から揚げられた新鮮な牡蠣が届くべきであったのだが予定外の出来事が重なり2,3日ずれ込んでしまった。


僕らの名前を覚えてほしい~

ここ数年「ノロウイルス」ブームだが、昔は「ノロウイルス」なんて言葉は聞いたことがなかったはずである。
それもそう「ノロウイルス(Norovirus)」と命名されたのは2002年のことである。
ウイルスの発見は1968年。
アメリカ・オハイオ州ノーウォークの小学校において集団発生した急性胃腸炎患者の糞便から初めて検出され、2002年までは「ノーウォークウイルス(Norwalk virus)」という名称だった。
専門外のマスメディアや一般の人が食中毒をウイルス名や細菌名で呼ぶことはごく最近の傾向である。
それまでは細菌性でもウイルス性でも自然毒でも食中毒が疑われるものは大きく「食中毒」と括られ、確定診断をしない症状に対しては「急性胃腸炎」などの名をあてていた。
ノロウイルスであれば「急性胃腸炎」「嘔吐下痢症」「感染性胃腸炎」「ウイルス性胃腸炎」と言われていた。
ノロウイルスという言葉が知られだしてからは、牡蠣と言えばノロウイルス、ノロウイルスと言えば牡蠣という時代があった。

ノロウイルスが増殖できるのはヒトの腸管内のみ。
腸管内で増えたウイルスは糞便とともに排泄され、下水処理場を経由して河川に放流され海に流入する。
ノロウイルスは水の消毒に使う塩素濃度では死滅しないと言われていて、海水には感染力を維持したままのノロウイルスが存在する。
従って牡蠣が生息する海域がノロウイルスに汚染されているとプランクトンとともにノロウイルスを摂取して体内に蓄える(増殖はしない)。
スーパーマーケットなどで売られている牡蠣には「加熱用」「生食用」の表示がある。
生食できるほうが新鮮で美味しいのだろうと思っている人もいるのではないだろうか?
しかし残念ながら2つの違いは鮮度の違いではない。
生息する海域の違いである。
プランクトンの多い海域(つまりノロウイルスの危険が高い海域)で生息するのが加熱用である。
しかしそちらで育った牡蠣のほうが自然にスクスクと成長し味も良く栄養価も高い。
牡蠣が汚染されていたとしても十分に加熱すれば問題ない。
生食用は食中毒のリスクを軽減させるため大腸菌群の低い海域で生息させ、さらに滅菌処理を加えて出荷される。
生食用のほうが設備投資されており手間暇がかかるために高く売られているが、味や栄養は落ちる。
但し生で食べても食中毒にはならない。

ノロウイルスには鮮度は関係ない。
牡蠣がどんなに新鮮であってもノロウイルスを保有する牡蠣を生で食べれば発症する可能性がある。

また牡蠣による食中毒にはノロウイルスだけでなく細菌によるものもある。
腸炎ビブリオ、大腸菌など。


食中毒の回想

ノロウイルスの潜伏期間は1~2日(24~48時間)と言われている。
浜松市のノロウイルス集団感染は13日に製造して14日に提供された食パンと特定したらしい。
多数の欠席者を出したのは16日と17日で、学校閉鎖などの対策がとられた。

私の牡蠣による食中毒は食後(晩御飯)1,2時間で上腹部に異変を感じ出し、その夜がピークであった。
嘔吐下痢が繰り返し続き一晩中トイレを離れられなかった。(吐く物や出る物が無くなっても嘔吐下痢は続いた)(気持ち悪くて動けなくて用を足す以外はトイレの床に寝ていた)
寒い冬のことなのでトイレ内に電気ヒーターを持ち込んだことを覚えている。
翌日には酷い嘔吐下痢は治まったが胃腸の不快感は2日くらい続き微熱もあった。
しかし私は病院を受診しなかった。だから検査もしていない。
一般的に言われているノロウイルスの潜伏期間とは合わないが、直前に生で牡蠣を食べたという状況証拠から検査なしにノロウイルスと診断されたに違いない。
いや、あれはノロウイルスと命名される前だったかもしれない。
1人だか2人だか忘れたが息子が幼稚園に通っていた頃の話である。
放っておくには幼すぎ、嘔吐下痢した翌朝から息子達の面倒を見ていたわけだが、彼らに感染することはなかった。
もしもあれがノロウイルスだったとするならば「ノロウイルスってそんなに感染力が強いの?」というのが正直な感想である。
ここ2,3年テレビでノロウイルス特集を見るたびに感じていた違和感。







by yumimi61 | 2014-01-29 12:54