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甍(いらか)四十五

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昨日スマホを駆使して風船を買っている外国人を見た!

昨年後半あたりから時々ひっそりと報道されるようになったトリチウム。
福島第一原発の貯蔵タンクに保管している汚染水に含まれると推測される放射性トリチウムの扱いを検討しているといったような内容である。
様々な放射性物質がある中で何故トリチウムだけが取り上げられるのかと言うと、現代の技術では除染出来ないと言われているから


トリチウムの日本名は三重水素。
現在絶賛開発中の核融合炉の燃料はこの三重水素と重水素である。
水素と付くから大方の察しが付くが水と考えてよい(水と仲が良い)。
地球上でのトリチウムは水の中に存在している。もともと自然界にあるものだから安心と思いがち
天然トリチウム(宇宙線と大気との反応により出来る)もあることはあるがごく僅か。
自然界に存在するトリチウムも結局のところ、人間の文明生活(原子炉や核実験)が生み出したトリチウムを放出したものらしい。

現在の原子力発電所は重い原子であるウランやプルトニウムの原子核分裂反応(核分裂炉)を利用している。
この核分裂では様々な元素が出来てしまう(予測不可能的に)。その中にはもちろん放射性物質も含まれる。
つまりどうしても放射性廃棄物を生んでしまうのである。
一方の核融合炉とは軽い原子同士が融合してより重い原子になる原子核融合反応を利用する。
こちらはヘリウムしか生成しないそうだ。よってクリーンを謳う。
子供の頃、宙に浮く風船に感激して空を飛ぼうかと考えたことがありますね?あの風船に入っているのがヘリウムである。
ガスを吸って変な声が出せるようになるのもヘリウムである。(しかし絶対風船用のガスを吸ってはいけない!)
もっともこのヘリウムも今は貴重品になっているようなので、そう簡単には手に入らないかもしれない。


中性子を放出するのはどちらも同じ。
核分裂連鎖反応は別の原子核に取り込まれて発生していくが、核融合反応は高速中性子など高エネルギーの粒子が放射される。
このエネルギーを熱に変えて発電しようという考えである。
核融合炉は高速中性子生成炉とも言える。
中性子は透過力が高い。遮蔽(中性子減速)には十分な配慮が必要だ。
高速中性子の性質上、遮蔽壁(壁を構成する原子核)がブロックするというより、水素原子などが受け止めて止める(減速する)のである。
放射線はもちろん出る。遮蔽する物質を放射化(放射能を帯びさせる)する。廃炉する場合など核分裂炉と同様に長い年月が必要なる。
高速が長所なのに減速しなければいけない効率の悪さだとか、エネルギーの取り出し方とか、万一遮蔽に失敗すれば徒事では済まなそうな気配だとか、まあともかく問題山積みであると思われる。
こんなことに莫大な研究開発費を注ぎ込むのは馬鹿げている気もするが、それを言ったら開発なんぞ出来ないといったところか。


目を付けたんじゃなくて目を付けられたんじゃない?

重水素は海水などから取り出せばいい。資源の乏しい国にとってはこれは魅力的だ。
トリチウムは自然界にあるが水素から分離することが難しいので作り出す必要がある。
何から作るかというとリチウム。
リチウムに中性子をあてるとヘリウムとトリチウムが出来る。
ということはですよ、核融合炉の燃料はリチウムと重水素と言ってもいいですね?


太陽のエネルギーは核融合反応により作られると言われている。(超怪しい!勘違い?!)
核融合反応が起こる環境は超高温か超高圧である。
よって地球上で自然に核融合反応は起こらない。
超高温や超高圧の環境をつくるエネルギーは考えなくていいのだろうか?
その超高温や超高圧の炉を制御できなくなった時のことを考えなくてもいいのだろうか?

水素爆弾はこの核融合反応を用いる。
以前こちらこちらこちらに「第五福竜丸」の被爆事件を書いた。
被爆したのは1954年3月1日、アメリカの水素爆弾の実験が行われていたと言われている。
アメリカは1946年から1958年にかけて太平洋のビキニ環礁で23回の核実験を行ったそうだ。
アイゼンハワー大統領が「Atoms for Peace(平和のための原子力)」を提唱したのは1953年12月8日の国連総会演説だった。
それに賛同して日本が原子力発電に本腰を入れたのは1955年のこと。
それなのに核実験ってどいうことよ。私達を騙していたのね。アメリカめ!
そういえば12月8日は真珠湾攻撃の日(日本時間)でもあるわ。ワナワナワナ~~~ワ~ナ~?
まあそれはとりあえず置いておいて。

上でもすでに述べたように核融合反応には超高温超高圧環境が必要なのである。
水素爆弾はその環境をつくるため(起爆)に核分裂反応(原爆)を用いるのであった。
ごく簡単に言えばバーベキューの時など炭に火をつけるための着火剤の役目が原爆である。これ以外に方法が無い。
そこで思い出すのが「汚い爆弾」である。
爆弾に綺麗も汚いもないだろうと怒らないでほしい。
一応と言うかなんと言うか、原爆や水爆は原子核の反応を利用している。副産物的に放射性物質が生成される。
汚い爆弾は違う。予め内部に詰めた放射性物質などを拡散させるのが目的であって、爆発自体には爆薬などが利用される。
建物などへの攻撃というよりもむしろ人間をターゲットにしている。
核汚染や被爆を狙うのであるから、急激に、またはじわじわゆっくりと、人間を破滅に追い込む。(でも放射性物質などの種類は特定しやすいかもしれない)
核反応には高度な技術が必要だが、爆弾を作ることは難しいことではない。
放射性物質が手に入りさえすれば「汚い爆弾」は出来るのだ。
原発で生まれるプルトニウムなどが懸念されてきたが、トリチウムが作れればそれを詰め物にすることで簡単に水爆風爆弾が出来る。


そこにある矛盾

アメリカは1946年から1958年にかけて太平洋のビキニ環礁で核実験を行った。
原爆投下及び終戦は1945年である。
私は以前こちらの記事で第二次世界大戦は終わっていなかった説をぶちまけたことがある。
国際連合(1945年)の設立、大韓民国(1948年)や中華人民共和国(1949年)の樹立を待つために休戦しただけで、今も休戦中に過ぎないのではないかという私の持論である。
終戦翌年から核実験を開始している(または核実験を中止しないで続行している)こともその説を補強する。

「第五福竜丸」が被爆したのは戦後9年目になる1954年。
日本の原子力基本法の制定はその翌年の1955年。
戦後、アメリカの現職大統領が来日するまでには、それからさらに20年待たなければならなかった。1974年のことだ。(ある種の時間間隔ではついこの間よね?)

アメリカか連合国か新たな組み合わせが出来たのか分からないが、水素爆弾開発(水爆実験)に着手したということは原爆に何かしらの不具合や疑問点があったということではないだろうか。
それははたして何だろうか?
もう1つ気になっていることがある。
日本に投下された原爆の最大被害は放射線によるものではなくて熱や爆風など爆発に伴うものだったのではないかということである。
それを不具合、効果の疑問点として考えていたならば、水爆とは・・・。
単に規模(エネルギー)を大きくしたいというだけだろうか?
戦争の背景には領地や資源の取り合いがある。行為の正当性はともかくその理由は分からなくもない。戦争の副産物が死者や負傷者である。
ところが戦争というものはいつしか、どこか他所の国に勝つだけではダメになっていった。そうは考えられないだろうか?
理由がなんにしろ人間にダメージを与えたい、そう願うようになったとは考えられないだろうか?
これは綺麗な爆弾と汚い爆弾の関係性にも似ている気がする。


理研は、神戸を直撃した阪神大震災後の5年後に発生・再生科学総合研究センターを、15年後に計算科学研究機構を、それぞれ神戸に設置した。
復興の観点から言えば大っぴらには反対にしくいだろう。
しかしそれでも最先端や次世代を謳い国家プロジェクトとして数多の研究費が注ぎ込まる研究所を神戸の人工島に設置する意味とはなんだろう?
大地震があったから後1000年は地震が来ることはないと予測してのことだろうか。
もしもそんな予測で神戸を選んだとするならば国の政策も科学者としての信頼も自ずと失墜する。
それとも「神戸にもう地震は来ない」というもっと科学的な予知予測に則っているということか。
十分な対策や備えがあるから災害が発生しても大丈夫という判断なのか。
はたまた天才投資家なみの勘を頼ってのことだろうか。









by yumimi61 | 2014-06-04 15:28