人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

甍(いらか)四十六

e0126350_11255659.jpg




教訓:「簡単に出来る」ととりあえず発表すべし(どこかで誰かが信じてくれる☆はず)

核融合と理研でついついあの悪夢を思い出した人もいるのではないだろうか?
STAP細胞と同じく、常識を覆す世紀の発見と言われた「常温核融合」騒動である。
高温高圧の環境でしか起こりえない核融合がなんと常温で起こったというからさあ大変。
その常温も常温、特別な装置は一切無し。ちんけな実験室(そう伝わっている)のフラスコ内で起こった出来事だというのだ。
1989年にイギリス・サウサンプトン大学の教授とアメリカ・ユタ大学の教授が発表した。
まるでSTAP細胞を彷彿するような展開だった。
しかしそうは言っても科学者など専門家でなければほとんど知らない出来事だと思う。

今日私は心を鬼にしてこれを紹介しよう

そして最後にこれも付け加えておこう。太陽も核融合ではないと思います。



マウスや魚は何故死んだ?薄めなかったから?

除染が出来ないというトリチウム。
前回リンクしたように「健康に影響が出るとは考えられない」という人もいれば、こちらのNPOや こちらの回答のようにかなり危険だと言う人もいる。
こちらはその中間くらいにある論。

これはすでに書いたことだが、原子核は陽子と中性子で構成されている。
陽子の数が同じであれば化学的性質は同じであり、「同位体」として扱われる。
同位体の中性子の数は同じである必要はないが、軽く安定な原子核における比はおよそ1対1となっているので陽子の数に近い。
全ての元素の中で唯一、水素だけが中性子を持っておらず、陽子1つで構成されている。
重水素や三重水素(トリチウム)は水素の同位体である。(名称:水素―水素1、重水素―水素2、三重水素―水素3)(水素2と水素3を合わせて重水素ということもある)
重水素の原子核は陽子1つと中性子1から構成されており、三重水素(トリチウム)は陽子1つと中性子2つということになる。
水素よりも重水素・三重水素(トリチウム)のほうが重い。
天然在比は水素が99.985%、重水素が0.015%である。
三重水素(トリチウム)は極めて極めて少ない。10のマイナス18乗。0.000000000000000001。

天然ではなく人間が生成した水素の同位体がある。現在自然界に存在するトリチウム(水素3)もそうであるが、その他にも水素7まで報告されている。これらはそう、中性子の数が増えたものである。
陽子と中性子のどちらかが過剰なせいで短命な核種を何と言いましたか?(答え:不安定核、またの名をエキゾチック核)
水素5や水素7は、ロシア・フランス・日本の科学者チームによって理研のRIビーム科学研究室で最初に合成されたそうである。
超不安定な水素同位体を作りまくり!?超高速中性子生成研究?


重水素の発見(単離)に成功したのは、ハロルド・ユーリーというアメリカの化学者。1932年のこと。
これが出来ればノーベル賞ものであることを科学者たちは知っていた。
ユーリーは1934年にノーベル化学賞を受賞。
このあたりの話はこちらに詳しくあるので興味のある人はどうぞ。
そこから抜粋。
重水素でまず何をしたかというと、マウスに飲ませて、どうなるかを観察したのだそうです。そのマウスがどうなったかをリビーは語っていませんが、重水は健康に悪いそうなので、知らない方が幸せかもしれません。

金魚や魚などにも重水素を与えたらしいがやはり死んでしまったらしい。
ノーベル賞受賞の5年後に第二次世界大戦が始まったわけだが、ユーリーはマンハッタン計画にも参加していた。


ワインを薄めて飲むことは効果があるか?(濃度、量、年代、価格、添加物、プラセボ効果、溶媒、ブドウ生産地、製造地、あとは?)

「脱原発」や「廃炉」、「原発停止」と同じで、「除染完了」などと言うと、全てをクリアして何かこう薔薇色の未来が待っていそうなイメージがあるが、物事はそんな急には解決しない。
存在していたものを完全に消し去ることは出来ないのだ。
そう、存在は消えても、生きている私の心の中に。
消えないということは、皆さんが大好きな「循環」や「再生」ということである。
取り立てて騒ぐまでもなく地球上の物質は全て循環しているのだ。
もっと分かり易く言えば移動しているのである。

し尿や生活排水もそうである。
ジョ〇は油が消える魔法の液体ではない。油を界面活性剤で水と混じり合わせやすくしただけのことである。
それが排水口から浄化槽や下水道(下水処理施設)を経由して河川や海に戻っていくのである。
下水処理施設では最初に固形物などを分離・除去する(物理学的処理)、次に微生物などを利用して有機物を除去する(生物学的処理)。
この2つの処理で除去できないものを除去する(高度処理)が行われる場合もある。
処理水を消毒して河川や海に放流する。

この処理では必ず汚泥が生まれる。
従来はこれを処分場に埋め立ててきた。
近年はこの汚泥を肥料やセメント原料やレンガなどの建設資材などに再利用していた。(熱も利用)
汚泥量を減らすためには脱水や焼却などの処理が施される。(汚泥量は減っても放射性物質の量が減るわけではない。濃縮されるだけ。焼却すれば焼却灰が発生する)
東日本大震災後に東北や関東の下水処理場を中心に汚泥から高濃度の放射性物質が検出され問題になったことがある。
処理をしたところで放射性物質が消えるわけではない。
危険除去を放射性を持たない核種への変化と考えるなら、自然に崩壊するのを待つしかない。
その反応を進められるのは原子炉(原子核に中性子を取り込んで異なる核種にする)である。
但し半減期が短い核種になるかどうかは確定的なものではない。

原発事故後、半減期という言葉が馴染み深いものになったと思う。
安定な原子核(放射性同位体)は自然にα線やβ線、あるいはγ線などの放射線を放出して、より安定な別の原子核へ変化する。
全体量の半分が変化するまでの期間が半減期である。
しかし半減期8日と言った場合、倍の16日で全部が変化するということではない。こちらを参照

要するに除染しても放射性物質がこの世から消えるわけではない。(除染もアレルギー検査と同じでターゲットがある)
除染によって回収した放射性物質(放射性廃棄物)はどこかに保管して、崩壊し安定化するのを待つしかないのである。
これまで研究施設などで利用したり発生したものは日本アイソトープ協会が放射性廃棄物として回収していた。原発はよく分からない。


あなたの分別は完璧ですか?

医療機関などから出る医療廃棄物がある。感染性産業廃棄物とも言う。
伊丹十三監督が亡くなる前に医療廃棄物問題を取材していたらしいという話はこちらで触れた
医療廃棄物にも焼却・高圧蒸気滅菌・マイクロ波滅菌などにより無害化・安全化・安定化させる「中間処理」と、埋め立てる「最終処分」がある。
自分のところで中間処理するところもあれば(最終処分までやるわよ?)、処理業者に完全に委託する場合もある。
病院ほど廃棄物は出ないが企業の診療所(健康管理室・保健室)でも廃棄処理を業者に委託しているところもある。(してないところもあるわよね、きっと)
医療機関などで大事なのは分別である。
どんな処理や委託をしていても、分別しないで一般ごみに混ぜたのでは意味ない。
働く人の意識の問題がある。
それ以外にも「これはどうなのよ?」という分別の難しさの問題がある。例えば、マスクやディスポ手袋などは?「これももしかしてウイルスが付着しているかもしれない」と疑い出したらきりがない。

これを放射性廃棄物に当てはめて考えてみた。
・放射性廃棄物の除染(分別)は難しいしコストもかかる。
・だから海や河川や大気にこっそりと放出する。(但し河川は発覚しやすいと思う)・・・非常時ではなく通常営業ということです。
・きちんと除染(分別)した場合には放射性廃棄物が沢山出来る。最終処分も嫌がられるし何か良い方法はないものか。「そうか再利用か!」と思う。
・放射性廃棄物を回収した機関がそれを必要なところへ売りさばく。手元に無くなるはお金は入るはで一石二鳥!!

必要なところはどこか?
研究施設やら汚い爆弾を作りたい人達などが考えられる。
それならいっそのこと爆弾じゃなくてもいいかもしれない。「汚いテロ」とでも言うべきか。
考えようによっては汚染水も金のなる木ならぬ金のなる水である。


視野狭窄問題

現代社会は端末のことしか考えていない人達が増えているような気がする。
例えば「ワインを薄めて飲むことは効果があるか?」と言った場合に、何に効果があるかと問われているかを考えていないということである。
STAP細胞なんかまさにこの状態であった。
長生きや健康や若返りへの効果なのか、酔っ払う効果なのか、肝臓病を進行させない効果なのか、放射性物質の摂取を減少させる効果なのか、引火への効果なのか、出費の節約効果なのか、、、
その1つの効果は他へどんな影響を与えるだろう。

原子力に反対する人は真っ先にiPS細胞やSTAP細胞に反対すべきなのである。



by yumimi61 | 2014-06-05 16:19