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甍(いらか)九十二

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続きです。
後述(1)~(3)まではこちらを参照
後述(4)はこちらを。
後述(5)はこちら
後述(6)はこちら
・決定的な捏造証拠として、マウスの種類と緑色蛍光、キメラマウスに関わる3種類のマウス
・墓穴を掘り、捏造をさらに裏付けることになった第三者機関による遺伝子解析と若山会見
言い訳にならなかったNHKスペシャルと戻し交雑の深い意味合い
論文共著者(理研CDB副センター長)の自殺という展開
下記「STAP実験・STAP騒動で私が受けた主なる衝撃主なる衝撃」部分は重複しています。


STAP実験・STAP騒動で私が受けた主なる衝撃

●STAP細胞が幹細胞ではなかったこと。 
自己複製能が無く細胞分裂しないということであるから、STAP細胞には多分化能はない。胎児にも胎盤にもなれないのは明確。にも拘わらず「生殖細胞を含む全ての細胞に分化する能力を持っていると明確に示された」と報告されていた。


●幹細胞ではないSTAP細胞からキメラマウスを作製。STAP由来の胎仔と胎盤をできたこと。 
上記の理由でありえない。だからなのか、「単一細胞(トリプシンでバラバラにする)」から「小分けブロック」にすることで可能になった、その技術は若山氏ならではのものと語られた。この方法や文言には非常に強く作為的なものを感じる。


●全身グリーンマウスを喜んでいること。
Oct4-GFPマウス(分化した細胞は蛍光しない)とCAG-GFPマウス(最初から全ての細胞で蛍光するように操作されている)のどちらのマウスが使用されたとしても、全身が蛍光したことを喜ぶのはおかしい。喜ぶ意味がない。


●グリーンな胎仔と胎盤の画像撮影。拍動している画像もあった。
どうやって撮影したのか?またマウスは多胎妊娠があたりまえな生物なので、通常は着床成功率を上げるためにも複数の胚を移植すると思う。画像で指し示された胎仔・胎盤は1つだけであった。


●小保方氏が幹細胞樹立は苦手で全く関与していないと述べたこと。
培養が出来ないと言っているようなもので、世紀の科学者のごとく持ち上げられた報道も然ることながら筆頭著者であることへの疑問あり。前段階の実験に携わっており本当に実験が成功していたとしても彼女の貢献度は極めて低い。・・・※後述(1)


●Oct4-GFPマウスを使って実験を行ったと述べられていたのに、その後(検証実験やマウス解析報告など)にCAG-GFPマウスだったと語られていたこと。
実験が成立しない。


●STAP細胞から幹細胞樹立(増殖性獲得)に副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が使用された。 
副腎皮質ホルモンはリンパ球の活性を抑制する。培養中のT細胞に添加すれば死滅に至る。STAP細胞の基になったのはT細胞である。T細胞の特性を残しているならば増殖ではなくて死滅するのではないだろうか。・・・※後述(2)


●TCR(T細胞受容体)の遺伝子再構成を調べることの意味。
初期化した細胞から元の細胞を断定することが可能だろうか。断定できるならば初期化したとは言わないのでは?元の細胞を断定するにはTCR再構成を利用する以外になかった、ゆえに元の細胞はT細胞にしたという恣意的なものを感じる。(しかしそれが命取りだった気も・・)・・・※後述(3)


●初期化(一度分化した細胞が多能性細胞・未分化細胞に戻ること)の意味が曖昧。
詳細は解明されていないが相同組換えなどの遺伝子組替えでは一旦一部分のDNAがほぐれると考えられている。強固な連鎖に新たなものは入りにくいということ。ほぐれた箇所に似たものが入り込むという考えが相同組換え。そうであるならば分化した細胞が初期化するということはすべてのDNAがほぐれるということを意味する。ほぐれた全てのDNAを人為的に再構成して臓器なり生物を作製することができるだろうか?今の知識や技術ではとてもじゃないが無理だろう。(組換えの発生は人間の我儘な期待に応えるレベルにない。そこでほぐしや耐性など人為的に働きかけるわけだが現段階では相同組換えでさえ、その成功は難しい状況である。)


●異なる種の細胞がいとも簡単に細胞接着したこと。
ありえない。(理研の著名な研究者が同意してくれるはず)・・・※後述(4)


●2つ目の論文の力尽きた観。
整合性のない実験を利用して証明していたりする。・・・※後述(5)


●最後は従来から可逆性があると言われている線維芽細胞の増殖因子を用いたこと。
辻褄合わせっぽい。STAP細胞初期化はありえないという間接的な証明をしているようにすら感じる。・・・※後述(6)


ホモとヘテロ

下記青字は若山氏の会見資料1の予備知識より。
本実験に用いられたGFPマウスは若山が1999年に作成し、129/SvマウスとB6マウスに戻し交雑したものであり、他に存在しない。本研究では、上記129/SvマウスとB6マウスを交配して生まれた129B6F1マウスの、生後1週間以内の産仔を用いた。
このマウスは雑種であり毛色などは遺伝子がヘテロになるが、GFP遺伝子は両親がホモで持っているため、産仔もGFP遺伝子がホモとなる。


染色体とホモヘテロの復習から始めよう。

ヒトの体細胞の核には23本の染色体に分かれたゲノムが2セットある。
父と母からそれぞれ1セット(23本)ずつの染色体を受け継ぐ。46本の染色体とも言われる。
23本のうち1本(46本のうち2本)は、男女という性を決定する性染色体(ヒトであれば通常、男性がXYで女性がXX)。
男性は、父親から1~22番までの常染色体とY染色体を、母親からは1~22番までの常染色体とX染色体を受け取ったことになる。
女性の場合は、父親と母親それぞれから1~22番までの常染色体とX染色体を1本ずつ受け取ったということになる。
それぞれの染色体には、長い二重らせん状のゲノムDNAが幾重にも折り畳まれて収納されている。(生物>細胞>核>染色体)
そんな小さなものに折り畳まれて収納されているものを、よくもまあ壊すことなく解読できましたね~)(決定よ!)
染色体は本で言うならば1巻、2巻、、というようなことになる。
1セット23巻(父編)と1セット23巻(母編)を父と母からそれぞれプレゼントされたということだ。


オスとメスの交配により繁殖する2倍体の生物では、両親から受け継いだ対の遺伝子が存在する。
一対の遺伝子をAとaとした場合には、その子の遺伝型はAA・Aa・aaの3種のうちのどれかとなる。
AAとaaをホモと言い、Aaをヘテロと言う。
ヘテロAaの場合はAとaのちょうど中間の性質を表すというようにはならず、どちらか一方に偏った表現型となる。
Aaの表現型がAAに近い場合Aはaに対して優性と言い、aはAに対して劣性と言う。
こうした優性の側の形質のみが表現型として表れてくることを「優性の法則」と言う。メンデルの法則の1つ。
性質の出現しやすさの優劣であって、性質そのものの優劣(価値)を指し示す言葉ではない。
しかし多くの場合、優性の性質がその種の一般的な性質であり、劣性のものは特殊であることが多い。
出現しやすさに優劣があるのは、量の違いはあっても優性があることにより、より多くの個体を一般型でカバーできるからだと考えられている。
性質というのは顔形や髪質だけを指すわけではない。
例えば遺伝病などの場合には優性の法則があることによって救われる。(障害や疾病が出現しないで健康体で生まれる。保有のみでキャリアの状態)。
近親者では同じ劣性遺伝子を持っている確率が他人よりも高くなり、近親交配から生まれる子はaa(劣性出現)の可能性があるので避けることが推奨されている。


またまた犬の話になるが、ミニチュアダックスの毛には少なくとも9つの遺伝子が関係していると考えられている
ダップルはポピュラーではないと前述したが、実はダップルという柄は劣性ではなく優性遺伝である。
Mmでダップルを発現してしまう。
優性の法則が「ミニチュアダックスの一般型」ではなく、「ミニチュアダックス・ダップルの一般型」という犬種より狭い範囲で適応された結果であろう。
ダップル遺伝子を持っているだけで(Mmでも)他に比べると出現しやすい疾患があるが、主に問題となるのはMM(ダブルダップル)である。種々の遺伝疾患を伴うからである(色素異常と遺伝疾患には密接な関係がある)。
MmとMmを交配させれば一定の確率でMMが生まれる。
しかもダップル(Mmの状態)は見た目では判断しにくい場合があるので要注意。違うと思っていたらそうだったということがある。

マウスの毛の色は基本的に3つの遺伝子で決まるそうだ。

遺伝には隔世遺伝もあり、犬の専門家の中には8代くらいは遡ってみたほうがいいと言う人もいる。(商売には不向きかもしれない・・)
Aaという単純組み合わせならば分かり易いが、1つの性質の決定には実際にはもっと多くの遺伝子が関与しており、組み合わせによってひょんなところで出現してくることもあり得る。


ウイルス病でも斑が入る

STAP細胞作製に用いたマウスの両親は近交系マウスである。
近交系マウスとは、親子交配や兄妹交配を20世代以上継続し遺伝形質を均一化させたマウス。
遺伝子のホモ性は99%と高く、個体差は少ない。
よって条件を揃えるという意味において優れており実験に重宝される。
両親がそれぞれ別の近交系マウス(純系マウス)なので、その子は雑種(F1)となる。

上でリンクしたサイトに「性質が一定の近交系」とあり、下記のような記述があった。
近交系のほとんどの遺伝子は、ホモといってAAとかbbのように同じ遺伝子のくり返しとなっています。とうぜん毛色の遺伝子もホモとなっていて、その組み合わせも一定で、どの世代のどのマウスも同じ毛色をしています。近交系は、自然におこる病気やその他の性質についても、毛色ほど単純な理由ではありませんが(ウイルスが原因といわれているものもあります)、似たようなことが言えます。

ウイルスという言葉が登場していて思い出したが、植物がウイルス病(別名:モザイク病)になると花や葉に斑が入ったり、形がフリルのようになったりすることがある。
私はチューリップやユリ、パンジーやビオラ、ランで経験したことがある。
見た目には新品種か!?思うくらいのものもあったが、実際これを利用して品種改良などが行われてきたそうだ
しかしウイルス病株は病気であるから生育は極端に悪い。
品種改良し商品化したものはそこまでではないが、やはり生育旺盛とはいかないし、球根にしろ種にしろ継代は期待できない。

ウイルスは遺伝子組み換えにも用いられている。
ベクター(運び屋)という役割を担うのである。
ウイルスが持つ病原性に関する遺伝子を取り除き、導入したい外来遺伝子をそのウイルスに組み込んで、標的細胞などに感染させる。
ウイルスなので感染効率は非常に高い(組換え成功率が高い)。
しかしそれは目的外のものにも感染させてしまうリスクも高いということである。


シー・シー・シー

STAP細胞作製マウスは「129B6F1-GFP」であった。
母「129/Svマウス」×父「B6マウス」→子「129B6F1」
                         (129/Svマウス×B6マウスのF1・GFPは親に導入済みなので129B6F1-GFP


両親の毛の色はこういうことになるらしい。
「129/Svマウス」・・・・アルビノ(白系) AAbbcc
「B6マウス」・・・・・黒系 aaBBCC

このマウスは雑種であり毛色などは遺伝子がヘテロになる
「129B6F1マウス」・・・・AaBbCc?

AAとAaでは毛先と根元の色が農く、真ん中が薄くなります。aaは毛先から根元まで一様に濃くなります。
BBとBbでは黒い毛、bbでは褐色の毛が作られます。
CCで色の着いた毛が生え、ccでは色の着かない毛、つまり白い毛が生えます。

Ccは?Ccはどうなの?どうしてCcには触れていないの?Cが優性じゃないの?それともここは中間を取って白の斑入り?まだら?




by yumimi61 | 2014-08-08 21:26