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甍(いらか)百二十四

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イチョウの実、銀杏。
イチョウは街路や公園、神社などに植樹されていてとても身近な木であるが、生きた化石と言われることもあるくらい古くに生まれた木でもある。イチョウの化石も多く見つかっている。
古代の種子植物である裸子植物で、有性生殖し、雄の木と雌の木があり、実(ほんとは種子)がなるのは雌の木。
雄の木から飛んだ花粉(かなりの距離飛ぶらしい)が雌の木の胚珠に届くと精子(精細胞)が発芽(発生)して、なんとその精子が泳いで受精するという。(イチョウの精子の発見者は日本人)
イチョウは裸子植物なので花はない。胚珠が剥き出しとなっている。胚珠は1対(2つ)となっている。これがいわゆる銀杏のもとである。

花粉が飛ぶのは春なので受粉は春。しかしすぐに受精はしない。そのまま花粉室で待機。
待機と言ってもただ眠っているわけではなく、精子を発芽させたり、胚珠を成長させたりしている。
1対(2つ)の胚珠にはそれぞれに卵細胞となる元の細胞(2n)があり、減数分裂によって4つの胚嚢細胞が出来るが3つは消滅する。よって1つの胚嚢細胞ができる(n)。
これが3回分裂して8個の核をもつ胚嚢になり、そのうちの1つが卵細胞(n)となる。
受粉した胚珠の花粉室内では2つの精子(n)が発芽し、そのうちの1つが卵細胞(n)と受精する。
受精するのは受粉から4~5ヶ月も経った秋9月頃。
上記のような経過を辿り1つの胚珠だけ成熟するのが一般的だが、写真のように2つとも成熟しているものも結構な頻度で目にすることが出来る。

気を付けなければいけないのは、イチョウの場合は、受粉=受精ではないこと。(私達そんなこと知ってます?)
受粉はしても受精しないことがある。(だから知っているって言ってるでしょ?)
ここからが衝撃的!
イチョウは受精しなくても、つまり受粉だけでも、実(種子)が出来る!すくすくと育つ!! 
受精しないのに!(知らなかったでしょ?知ってた?)
銀杏として食べてしまうならばこれでもよい。
だけど受精しなかった実(種子)では継代出来ない。
それはそうですよね、有性生殖の植物が受精していないのだから。(だったら何で実が出来るんですかぁ?)
受精した実(種子)を食べずに土に戻せば次の春に発芽する。
命って不思議ですね。

古代から今に伝わるイチョウ。
しかし現代のイチョウはたった1種しか存在しないと言われている。
裸子植物から被子植物への進化や播種の役割を担っていた恐竜などの古代生物の絶滅によりイチョウもほぼすべて消滅してしまった。
現在残る1種は中国で生き残ったもので、それが人の手によって広がったと考えられている。
確かにイチョウという木は山や森に自生しているイメージがない。


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爽やかな秋晴れのセプテンバー、家にこもって太陽光などと言っている生活ははいかがなものでしょうか。
多少なりとも秋の気分でも味わおうかと先ほど林檎をいただきました。おい秋ございました。(誰やねん?)
今日もまた太陽光発電の話となります。

リース方式

群馬県太田市の2つの発電所は、JFEテクノスと東京センチュリーリースが提案したリース方式を採用している。
ここにもやはりリース会社(東京センチュリーリース)が登場する。

太田市は、元請の東京センチュリーリースより設備一式をリースして事業運営を行うため、初期建設コストを抑制することが可能。(リース期間:おおた太陽光15年、おおた鶴生田町太陽光20年)
つまり太田市は自分でメガソーラーを購入したのではなくリースしているのである。
月単位なのか年単位なのか分からないが、リースしている以上はリース料金を支払っていく。

リース会社も商売である以上は儲けが必要である。
従って設置コストに上乗せした形でリース料金を設定する。ローン金利と考えていいかもしれない。
また諸々の管理費も上乗せされる。
よく会社には観葉植物が置いてあったりするが、あれもリースであることが多い。
定期的に交換してくれたり手入れに来てくれたりするが、リース料金にはそうした諸々の料金が含まれている。
ずっと同じ植物でよくて、日々手入れしてくれる人がいるならば、購入した方が安い。

つまりつまり、ローン(分割支払い)やリースとは実際の価格以上の費用がかかってしまうものなのだ。
しかしそれが分かっていても一括で支払えなければローンするしかない。
売電と言っても同じものを高く買っているわけだから儲けへのハードルも高くなる。
メガソーラーに一番適しているのは手元に十分な土地と資金がある人である。


無償の善意は流行らない?流行ったらそれはもう無償ではない?

「環境保全がすっかり儲け話になっているではないか!」とお怒りの方もいるでしょうか?
しかし実際のところ、環境のことを考えてメガソーラーを設置している人は皆無だと思われます。
メガソーラーは利回りなんたらという投資話や節税テクなのです。

先日「メガソーラーに設置補助金はないのだろうか?」と書いたが、それはよく分からない。自治体によっても違うのだろうか?
国が決めたこちらは分かる。「グリーン投資減税」である。
グリーン投資減税とは太陽光発電など再生可能エネルギーを普及させるために設けられた税制優遇措置。
しかし「普及」ではなく「投資」と言っちゃってるし。
3種の税制優遇があるのだが、目玉はこれ。
●取得価額の全額償却(100%償却・即時償却)ができる。(対象は10kw以上のシステムで電力の買取制度の対象であるもの)
この目玉優遇は2013年3月31日までの設置が対象とされていたが、2015年3月31日までに延長されている。

要するに減価償却費に関係する。
以前私はドクターヘリについて書いていたことがあるが、その時に減価償却費に触れた
企業会計を簡単に言えば、売上から経費を引いた金額が利益となる。
税金はその利益に掛けられる。
法人税28.05%、仮に利益が1億円だとすれば2805万円の法人税を支払う必要がある。
会社にとって利益が大きいことは良いことだが、利益が大きいとそれに伴って税金の金額も増える。
そんなに税金を払うのは馬鹿馬鹿しいと思う人達は、なんとか支払う税金を減らせないかと工面する。これがよく言われる「税金対策」や「節税」である。
簡単な手段としては経費を増やしてやること。経費が増えれば自ずと利益は減り、支払う税金も減少する。
目先のお金に困っている貧乏人にとっては利益が減ることを良しとするという考え自体が信じられないと思うが、そこは世界が違うということで。
経費を増やす簡単な方法は物品や不動産などを購入すること。購入した物は物として残り資産となるため、ただお金を税金として持っていかれるよりはよっぽど良いという考えに基づく。
自営業の方や稼ぎの良い方、企業などは、こうした何らかの節税を行っている。
社会のために使われる税金を払いたくないという人達が、一方で恵まれない人に寄付をするという行為をするので、信用ならないというか、慈善事業というのは受け入れられない側面がある。
「環境の事だけを思うならば売電など必要ないはず」というのと同じで、「社会貢献の事だけを思うならば節税や税制優遇など必要ないはず」ということになる。
しかしそんな社会はどこにもない。


あなたはどっち派?

減価償却費の話に戻ろう。
減価償却資産の取得に要した金額は、取得した時に全額必要経費になるのではなく、その資産の使用可能期間(法定耐用年数)の全期間にわたり分割する。
上述した取得価額の全額償却(100%償却・即時償却)というのは、分割ではなく取得した時に一括で全額経費にしてよいと定めたものである。

車もパソコンもヘリコプターも太陽光発電システムも減価償却資産である。
法定耐用年数がそれぞれ違うが、太陽光発電システムは17年である。
例えば1億円の太陽光発電システムを一括購入したとすれば、それを17年で割って経費に計上するのが減価償却である。(正確には耐用年数ごとに定められた償却率を掛けるのだが、耐用年数で割った金額に近い)
1億円の太陽光発電システムの経費は毎年およそ580万円ずつとなる。
税制優遇では全額償却でよいと言っている。従って購入した年の経費に1億円を計上できる。
購入するという行為と支払う額は同じである。分割計上しても一括計上しても計算上の税金額が変わるわけではないのだ。
ここで節税の基本は経費を増やすことであることを思い出してほしい。
一括計上は最初にまとめて節税の恩恵に与る。分割の方は分けて少しずつ恩恵に与る。その違いとなる。


すぐさま売り払え?

投資をするような人はまとまった恩恵(お金)があるほうがいいと思うに違いない。
節税分で次の投資も出来るといった感じで。
さらにリース会社には旨味がある。

例えば10億円の利益を上げたリース会社があるとする。
このままであれば、2億8050万円の法人税を支払う必要がある。
そこで今流行のメガソーラーでも買うかという話になり、5億円のメガソーラーを購入した。
税制優遇の全額償却を利用。5億円全額を経費にしたので、利益が5億円となった。
支払うべき法人税は1億4025万円となった。(1億4025万円の節税ができた)(国はその分の税収入を失った。しかもまとまってドカッと。復興特別税を取っているからチャラか?)
5億円のメガソーラーをおよそ3億5975万円で購入したと考えることができる。
これをリースすればいい。
前出リンク先に書いたドクターへリ委託費の例で言えば、ヘリの減価償却費が含まれていた。
5億円のメガソーラーの減価償却費(17年で計上した場合の金額)は1年あたり約2900万円。これに金利分や管理費などをプラスする。
切のよいところで年間5000万として20年契約。すると総額10億円となる。
単純に考えれば3億5975万円が10億に化ける。
借りたほうは売電金額から支払うリース料を引いた額が儲けとなる。
リース会社は撤去費をリース料に含めていないので20年後に自社負担で古くなったメガソーラーを処分する必要もない。
つまり購入後すぐに売り払ったも同然。


メガソーラーは遊休地指標になる?


日本には現在どれくらいメガソーラーが建設されているかご存知ですか?
こちらメガソーラーマップのマップ下に記載がある都道府県別施設数を参照してください。
(都道府県名をクリックするとそれぞれの詳細が表示される)

面積が広いこともあってか、雪の多い北海道がダントツ1位である。
北海道以下、福岡県、兵庫県、鹿児島県、熊本県、茨城県、福島県、栃木県と続く。
ここまでが50以上のメガソーラーを有する自治体となる。
設置が完了していてもまだ稼働していないところもあり、建設中の所も含まれている。
メガソーラーの少ない自治体は東京都、石川県、福井県、沖縄県、秋田県、山形県である。
石川、福井、秋田、山形はみな日本海側。北陸と東北で雪も多い地域。


いちごの不思議

メガソーラーの事業社として最近よく見かけるのが「いちごECOエナジー」。
その名前が印象に残りやすいということもあるが、数も着々と増えてきているようだ。
群馬県にはすでに2つあり、昭和村にも、いちご史上最大、関東最大のメガソーラー(4,300kW)を建設中。
「いちごECOエナジー」という会社は「いちごグループホールディングス」(←金融部隊)の子会社である。
「いちご」と言えば苺を思い浮かべるが社名の由来は一期一会からとHPに書いてある。
しかし一会と取ったらただの一期になってしまう。輪廻も復活も再びもないということか。(20年後が心配だ) 
ずばり「いちご」は15なんじゃない?

いちごグループホールディングスは2000年に設立されたアセット・マネジャーズ・ホールディングスという会社が2010年に商号変更したもの。
アセット・マネジャーズは様々な金融打撃の憂目に合ったが、2008年に筆頭株主だった「いちごアセットトラスト」が増資に応じ経営参画した。
「いちごアセットトラスト」は、シンガポールの投資会社「いちごアセットマネジメント」のグループで英ケイマン諸島の投資信託会社。
いちごアセットマネジメントを設立したスコット・キャロン氏が会長に就任。
経営危機を脱した「アセット・マネジャーズ・ホールディングス」は「いちご」という名を貰い、「いちごグループホールディングス」に変身したのである。
社名にはこの間から再三語っている「ホールディングス」が付いている。
つまり持株会社であり、いちごグループの金融部隊、中核をなすということだ。

「いちごECOエナジー」も「いちごグループホールディングス」の傘下にある会社だが、元はメガソーラーを建設するベンチャー企業「ソーラーウェイ」という会社だった。
「いちごグループホールディングス」はこの会社を買収してメガソーラー事業を展開するようになったと言える。
2012年11月28日付で買収された。
リンク先にも記されているとおり、「ソーラーウェイ」は2011年8月15日に設立された会社。
設立は震災後のことであり、ソフトバンクが自治体とともに自然エネルギー協議会なるものを設立した少し後くらいのことである。
買収されたのは設立から1年3ヶ月後。
その間にメガソーラーを市町村に売り込み、約30件、約35MWのメガソーラー案件を持っていたという。
なんで設立間もないベンチャー企業に自治体が発注するのかと訝る人もいた。まあ確かにそのとおり。
社長は(またしてもの)早稲田大学。商学部卒業 。メガネスーパーの元社長だったということだが、僅か5ヶ月で退任している。メガネスーパーにも1年もいなかったということだろうか。
1982年に早稲田大学を卒業しているが2006年前の経歴の記載はない。
これで何の後ろ盾もなく自治体から受注できるとは思えない。
それとも最近は「ベンチャー」に弱いとか?





by yumimi61 | 2014-09-21 13:50