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甍(いらか)百四十四 *御嶽山特集五*


相果てし時に生ひ出づ(おもいづ)愛づ人 いとかなしきと君を思ほゆ


・色と人
・消えたオレンジ
・捜索場所と発見場所
・ゲゲゲの下界
・オンとオフ




昨日で終了予定だったのですが予定は未定。
今日も御嶽山特集です。

色と人

昨日の終わりに毎日新聞社の28日のドキュメント記事をリンクしたが、毎日新聞社は噴火当日27日にもヘリコプターから撮影している。
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毎日新聞 2014年9月27日 15時17分撮影


噴火発生から3時間半くらいの頂上付近ということになる。
この写真で最初に目を留めたのは「色」だった。
他の写真では救助捜索隊以外はモノクロで、それはまるでレタッチで作り出した世界のようであり、火山灰というのはこんなに付着性があるものなのかと思ったが、この写真には僅かに色が感じられた。
(他のモノクロ写真でも拡大してみるとブルーシートの色が僅かに見える箇所がある)
(付着性が強いのは水蒸気爆発だから?)

最初に気付いたのは中央左下の建物の部分の色。その次が頂上の鳥居のところにある色。
その鳥居のところの色はどうやら人のようだった。
拡大してよく見ると複数の人が確認できる。(黄色で囲んだところ)
山荘に避難した人が噴火が収まった後に様子を見に行っていたのだろうか?
見に行ったと証言していた剣ヶ峰山荘の管理人らだろうか?
あの人たちはいつ下山したのだろう。
これほどの写真時代なのだから、あの人達こそ写真を撮っていてもよさそうだが、どうしてそういう貴重な写真は出てこないのだろう。
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噴火3時間後のそこは、もう灰が降っている様子はないし、噴煙に包まれてもいない。
頂上の神社の社務所(祈祷所)の雨戸は閉まったまま。
灰が膝や腰まであるということもない。
登山道や神社敷地に写真で分かる大きさの落石はない。
この時点でも倒れている人はやはり確認できない。


消えたオレンジ

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写真は御嶽頂上山荘の東側である。
右の写真は噴火直前に登山者が撮影したものを使わせてもらった。
こちらは黒沢口登山ルートになる。
元の写真はこちらに掲載されている。噴火直後の写真もあり。
時間が正確ならば、噴火は11時52分33秒~11時53分28秒の間に発生したと言える。
間を取ると11時53分でこちらに書いた飛行機1/4時間と見事に重なる。

それはともかくとして、噴火当日、御嶽頂上山荘の東側にはオレンジ色があった。
おそらくローリータンク(貯水タンク)だと思う。
剣ヶ峰山荘のほうにもあったと思われるが、そちらは当日にあったかどうかは不明。
オレンジは目立つ。レスキュー隊の服もオレンジだ。
そのオレンジが見当たらない。つまりローリータンクが見当たらない。
賽銭箱のようにただちに仕舞ったのか、損壊して目立たなくなっただけなのか。


捜索場所と発見場所

上にリンクした噴火直後の写真を見ると頂上社務所(祈祷所)の左奥にあたる位置からも噴煙が上がっている。
そちらはお鉢巡りの方角である。
亡くなった野口さんが撮った写真に左奥から走ってくる登山者が写っていたが、あれがお鉢巡りへ続く道である(人は逆方向へ走っていた)。
下の写真はその社務所(祈祷所)裏側からお鉢巡りへと下りる道(?)。(こちらから拝借)(人は上がっているところ)
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こちらこちらでも下界お鉢の様子が分かる写真あり。

下界にお鉢に下りる途中は岩だらけで足元も不安定だし、お鉢には隠れるところがないから、私は最初からこちらのほうが危険なのではないかと思っていたのだが、こちらで亡くなっている人は少ないという。
そうであるならば、噴煙は上がったものの、噴石は然程問題ではなかったのではないだろうか。

ゲゲゲの下界

社務所(祈祷所)の裏から崖を下りたところが一ノ池。
自衛隊はここをヘリポートにしていた。
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長野県によると、1人は山頂付近の臨時ヘリポートとなっている一ノ池でヘリコプターを誘導していた際、ぬかるんだ火山灰の中に首まで埋まった。病院で診察を受け、8日は静養しているという。
読売新聞
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首までつかった人
不謹慎ながらも『ゲゲゲの鬼太郎』の「ねずみ男」を彷彿・・
こちらは私が撮った消防署の「目玉おやじ」。


「火山灰の中に首まで埋まった」なんて書くと、それほど火山灰が降り積もっているかのような誤解を与えるが、火山灰は表面に少しあるだけで、膝や腰や首まで埋まるほど火山灰は積もっていない。
もともと湿地部分があった。雨が降れば余計にぬかるむだろう。
埋まるとしたらその泥に埋まったということだろう。 
そんな底なし沼のような泥地帯があるのかどうかは知らないが。
(前にリンクした記事でも泥で足を汚していた人がいましたね!)
馴れないと田植えだってなかなか足が抜けずに悪戦苦闘する。


オンとオフ

頂上の社務所(祈祷所)と階段下の左手にある社務所の入り口と窓口は雨戸が閉められていることが写真で確認できた。
噴火後に開いていたのは正面中央の入り口である。(上から3枚目の写真で赤丸を付けた部分)
あそこも社務所の入り口ではある。
しかし他の社務所の窓や扉が雨戸などで塞がれていたことからすれば社務所はすでにオフになっていたと思われる。
だからもし社務所の中に入るのであるならば雨戸を開けるか壊すかして、さらに内側にあるガラス窓を割って侵入するしかない。
ここの入り口はひさしはほとんどない。
また御嶽頂上山荘や御嶽剣ヶ峰山荘の入口までは目と鼻の先なので、こんなところで雨戸を開けてガラス戸を壊したりするよりも、走って山荘に逃げ込んだほうがはるかに早いし、安全だろうと思う。
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左端は2010年8月13日、真ん中は社務所オフシーズン、右端は昨年の9月1日


お分かりだろうか。オフシーズンは看板も外されている。
またその看板だが、すでに字が薄くなっていてぱっと見たのでは読み取れない。(写真の板の色が違うのは雨のせいだと思われる。右端が雨)
つまり人々が「社務所」と認識しやすい場所はしっかりとした看板のかかっている階段入口左手部分である。
ここには頂上社務所(祈祷所)と同じように長めのひさしがある。
社務所がオフに入ると、頂上も階段下の建物も全ての扉や窓は閉じられ、外からではそこが社務所なのか何なのか何の目印もなくなる。





by yumimi61 | 2014-10-15 10:07 | 御嶽山噴火と御嶽教