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甍(いらか)百六十三

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過去5年の看護師国家試験結果の状況

2010年3月実施国家試験から2014年3月実施国家試験までの5年間。
4年制であれば2006年4月入学者~2010年4月入学者。
3年制であれば2007年4月入学者~2011年4月入学者。

下記の3年過程という場所には実質4年の大学を含めている。
2年過程は准看有資格者が正看にステップアップするための過程。通信教育などもあるが養成所が主である。

【2010年3月】
●新卒合格者
3年課程 32701人  96%
 内訳:大学(145校)10925人・短期大学(53校)1882人・養成所(489校)19264人
2年課程 10265人  89.3%
  計   45040人  93.9% 
●既卒合格者
3年過程 1161人/1981人 58.9%
 内訳:大学(157校)245人/315人・短期大学(50校)146人/265人・養成所(198校)775人/1401人
2年過程 1017人/2551人 46.6%
  計   46.6%
●EPA合格者(新卒扱い) インドネシア・フィリピン 1人/154人

【2011年3月】
●新卒合格者
3年課程 33819人 97.7%
 内訳:大学(157校)12128人・短期大学(50校)1759人・養成所(498校)19932人
2年課程 10296人 92.73%
  計   46785人 96.4% 
●既卒合格者
3年過程 1364人/2114人 64.5%
 内訳:大学234人/309人・短期大学154人/274人・養成所976人/1531人
2年過程 1368人/2743人 49.9%
  計   51.6%
●EPA合格者(すべて既卒扱い) インドネシア・フィリピン 16人/398人 4.0% 

【2012年3月】
●新卒合格者
3年課程 34830人 96.5%
 内訳:大学(168校)12867人・短期大学(48校)2000人・養成所(508校)20126人
2年課程 10403人 90.4%
  計   46928人 95.1%
●既卒合格者
3年過程 705人/1535人 45.9%
 内訳:大学175人/285人・短期大学99人/221人・養成所431人/1029人
2年過程 633人/2112人 30.0%
  計   33.7%
●EPA合格者(すべて既卒扱い) インドネシア・フィリピン 47人/415人 11.3% 

【2013年3月】
●新卒合格者
3年課程 37208人 95.5%
 内訳:大学(180校)13640人・短期大学(46校)1835人・養成所(517校)21733人
2年課程  8532人 88.6%
  計   48413人 94.1% 
●既卒合格者
3年過程 948人/2010人 47.2%
 内訳:大学273人/459人・短期大学115人/258人・養成所560人/1293人
2年過程 716人/2390人 30.0%
  計   35.7%
●EPA合格者(すべて既卒扱い) インドネシア・フィリピン 30人/311人 9.6% 

【2014年3月】
●新卒合格者
3年課程 39714人  96.6%
 内訳:大学(194校)15332人・短期大学(40校)1957人・養成所(523校)22425人
2年課程  8362人  89.3%
  計   50846人  95.1% 
●既卒合格者
3年過程 1664人/2881人 57.8%
 内訳:大学571人/810人・短期大学200人/410人・養成所893人/1661人
2年過程 827人/2612人 31.70%
  計   42.5%
●EPA合格者(すべて既卒扱い) インドネシア・フィリピン 32人/301人 10.6% 


 
◆国家試験を受けた学校数(実質4年の大学含む3年過程)の変移
・大学 145→157→168→180→194 (5年で49校増加
・短期大学 53→50→50→46→40 (5年で13校減少)
・養成所 489→498→508→517→523 (5年で34校増加

この3種類の学校の新卒での国家試験合格率は短期大学が5%ほど劣る。
大学と養成所は毎年ほぼ同じ合格率。1%程度大学が高い年もある。
受験者数(学校数)がかなり違うため、一人の不合格が全体の割合に与える影響も違う。 
従って一概に学校種別の評価はしづらい。(母集団が小さいほど特異な1校や個人の影響を受けやすい)
ただ4年制の大学と3年制の養成所では国家試験合格率に限って言えば差がないということなる。

◆看護師国家試験合格率(上記では新卒計の合格率を赤字既卒計の合格率を青字とした)
新卒3年過程(実質4年の大学含む)では96%前後。
新卒2年過程(准看有資格者)では90%前後。
既卒者(一度不合格になっていたり、何等かの事情で卒業時に受験出来なかった者)では40%前後。

新卒者の受験者数は平均で50,000人ほど。
既卒者の受験者数は平均で5,000人くらい。ここにはEPAの外国人も含まれている。
過去5年間は毎年5万人ずつ、5年で約25万人の新正看護師が誕生したことになる。
就業正看護師の増加は10年間(2003-2012)で30万人ほどであった。
これを多いとみるか、少ないとみるか、この段階ではこんなものだろうと考えるか。どうですか?

1990年代後半から物凄い勢いで看護大学が増加したが、実のところ看護師養成所総数は全く減少しておらず、むしろ増加している。(太字参照)
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つまり昔からコンスタントに看護師を志望する生徒達がいるということ。
最近急に看護師志望の生徒が増えたように見えたのは、ただ単に看護大学希望者が増えたというだけの話である。「そこに大学があったから」「みんな大学に行くから」という感じで。
大学に行って保健師にもなれないとしたら、または大学とは名ばかりでスキルが付いてこないとしたならば、看護師を続けるかどうか、続けられるかどうかは、疑問が多い。


◆日・インドネシア経済連携協定(2008年7月1日発効)に基づき同年から、日・フィリピン経済連携協定(2008年12月11日発効)に基づき2009年から、日・ベトナム経済連携協定(2012年6月17日発効)に基づき2014年度から、外国人看護師・介護福祉士候補者を受入れている。
今年6月までに3国併せて累計2,377人が入国した。
受入れ施設で就労しながら国家試験の合格を目指すものであるが、外国人候補者と受入れ機関との契約は雇用契約であり、日本人が従事する場合に受ける報酬と同等以上の報酬を支払う必要があるほか、日本の労働関係法令や社会・労働保険が適用されます。
協定で認められる滞在の期間は、看護3年間、介護4年間である。
国家試験に合格した後は、看護師・介護福祉士として滞在・就労が可能となる(在留期間の更新回数に制限無し)。

「これら3国からの受入れは、看護・介護分野の労働力不足への対応として行うものではなく、相手国からの強い要望に基づき交渉した結果、経済活動の連携の強化の観点から実施するものです」と厚生労働省は明記している


県立の大学校へ

群馬大学医療技術短期大学部には助産師養成の専攻科はあったのだが、保健師養成の専攻科はなかった。
従って保健師を目指すならば別の保健師養成学校に行かなければならなかった。
群大に限らず保健師養成をしている国立の医療技術短期大学部は無かったと思う。
一番ネックなのは実習だろう。保健師の場合、実習先が病院ではないからだ。

看護学科3年次には、就職か進学かを選択しなければならない。
主たる進学は、助産師専攻に進むか保健師養成学校に行くか、4年制大学に編入するかである。
そうはいっても当時は4年制の看護大学はこれしかなかった。

=1990年前の看護4年制大学= ( )内は看護系学科の設立年。
【国立】 千葉大学(1975年) 東京大学(1953年) 東京医科歯科大学(1989年) 琉球大学(1968年)
【公立】 高知県立大学(旧:高知女子大学)(1952年)
【私立】 聖路加看護大学(1964年) 日本赤十字看護大学(1986年) 北里大学(1986年) 藤田保健衛生大学(旧:名古屋保健衛生大学(1969年)

4年次編入を受け入れていたのは千葉大学看護学部。私立は分からない。
編入であり受け入れ人数は少なく狭き門。
友人に一緒に受けようと誘われたが私は資格取得を目指していたので大学編入は考えていなかった。
友人は1人で受けたが不合格だった。
当時の看護大学はおそらくどこも保健婦養成はしていなかったと思う。
看護大学というのは看護教員の養成や国家公務員や公的機関の職員養成、看護研究職など学術色の強いイメージがあった。

あまり遠くの学校に行くつもりはなかったので、全国に保健婦養成を行っていた学校がどれほどあったのかよく覚えていないが、それほど多くはなかったと思う。
私は群馬県立福祉大学校という群大医学部や医療技術短期大学部の敷地のすぐ隣にあった学校を受験した。
保健婦養成学校は県内ではこの1校のみだった。
学校は違えど、群大医学部の体育館やグラウンドに行くのと同じような近さであり、引越しする手間も無い。

群大隣の県立福祉大学校の校舎には保健婦学科と放射線学科が入っており、別の場所に看護学科があった。
放射線学科は放射線技師養成で看護学科は正看護師養成。この2つの科は高校卒後に入学する科なので3年制。
保健婦学科は看護3年過程を修了した者を対象とした1年制であった。
法律では保健師の修業年限は1951年に1年以上から6ヶ月以上に短縮されたが、就職試験や国家試験の時期を考えると半年で卒業というのは現実的ではなく、保健婦養成していた学校は1年制をとっていた。
県立福祉大学校の保健婦学科の定員は40~50名程度だった。
人数的には群大医短看護学科出身者が一番多く、次が県立福祉大学校の看護学科であった。県外出身者も若干いた。



   

  


by yumimi61 | 2014-11-11 08:20