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昭和 玖拾玖

借換からみるギリシャ

ここ数日ギリシャのデフォルト(償還不可能・債務不履行)が回避されるかどうかが話題になっているが、ギリシャの国債の借換が報じられたことがあった。
2011年6月末のことである。

ギリシャ借り換え、フランス案の対象は10.8兆円相当 (2011年6月29日 ブルームバーグ
ギリシャ支援策の第2弾に民間投資家の関与を求めるフランスの提案で、ロールオーバー(借り換え)の対象となるギリシャ国債が929億7000万ユーロ(約10兆8300億円)相当に上ることが、ブルームバーグのデータで明らかになった。

フランス案では、2014年半ばまでに満期を迎える国債が借り換えの対象となる。借り換えに応じる投資家は、償還される資金の70%を再投資し、新発30年債を受け取る。ギリシャ政府はこのうち20%を元本返済の担保となる「トリプルA」格付けのゼロクーポン債に投資する。


これはフランスの金融機関とギリシャ政府の取り決めである。
フランスのフィガロ紙が報じ、フランスの銀行関係者もこれを認めたということだったが、フランス銀行連盟(FBF)とフランス財務省はノーコメントだったらしい。
合意内容というのは国債保有者(債権者・投資家)が満期で受け取る資金の70%を新たな国債を買う資金に充てるというものである。この部分を借換と言っている。
新たな国債は「ギリシャ国債の30年物」。
この国債の金利はユーロ圏の対ギリシャ貸出金利(EUやIMFがギリシャに貸す資金に掛かる金利)と同程度に設定され、且つギリシャの将来的な経済成長率に基づくプレミアムあり。
ギリシャ経済が大幅に改善すれば追加的な収益が見込める可能性もあるのだが、現状を考えれば非現実的な話である。(経済には実態なんかないんだからありえる?)

それよりも美味しいのは利回りだろう。
最初に設定される金利は表面利率(クーポン)。基準金利。
昨日例に挙げたように金利5%で100万円ならば1年後の金利は5万円。金利10%ならば1年後の金利は10万円、これが表面利率・基準金利である。
しかし100万円分の国債を50万円で買ったとするならば、実際の美味しさ具合は変わってくる。
購入価格100万円に対して5万円の金利が付けば5%、購入価格50万円に対して5万円の金利が付けば10%となる。
どちらも額面は変わらず、満期で受け取る金額(元金)は100万円であり、金利(表面利率)は5%である。
しかしながら実際に付いてくる金利は大きく変わってくる。これを利回りという。

戦争に負けそうな国の戦時国債など誰も買いたくないのと同じで、今にも破綻しそうな国の国債など普通は誰も買いたくない。
そうなったら額面で売れるわけがない。安くして買ってもらうのだ。
焦げ付かない限り、購入額が安ければ安いほど、リターンは大きい(利回りが良い)。
万が一、焦げ付いた場合にも安く買っておいたならば、痛みは少ない。
ハイリスクハイリターン商品であるが、安く買うことでローリスクハイリターン商品に生まれ変わるというわけ。

しかしいくら安く買うと言っても、破綻しそうな国に金を注ぎ込むなんて真っ平御免、金をドブに捨てるようなものだ、そういう投資家もいるだろう。
いるだろうと言うか、多くのお金持ち、要するに多くの投資家というのは、堅実なものである。
世界は広い。商品はいろいろある。何もあえてギリシャでなくても良い。
ということは結局、ギリシャは大丈夫なのだと私は判断する。
またはアイルランドのように破綻しても誰かが債務を肩代わりしてくれるかである。
アイルランドは民間銀行の債務を政府が肩代わりしたが、政府の債務だとすると誰が肩代わりするんだろうか。
肩代わりされるようでは主権なんてなくなるだろうけれども。


線路は続くよどこまでも=======

前記事に記した通り、日露戦争中と戦後の1904年~1907年の3年間で13億円の国債を発行した。
さらに1908年~1911年の3年間にも7億円の外債を発行している。
またこの時期には、国債だけではなく地方債や社債も外債で発行された。
発行したのは東京市・京都市・大阪市・横浜市などの主要都市、南満洲鉄道や電力会社などの企業であった。

この後には第一次世界大戦(1914-1918年)が勃発。
この戦争は主にヨーロッパを舞台に行われており、日本は勝者側での参戦だったため、戦争ダメージは然程なく、むしろ経済的には好転した。
1916年にはイギリス・フランス・ロシアが初めて日本に向けて外債を発行している。

1923年には関東大震災が発生。
復興資金に充てるためとして1924年に「震災善後外債」を発行した。
イギリスで2,500万ポンド(6分利付)、アメリカで1億5,000万ドル(6分半利付)。
被災地となった東京と横浜も外債を発行。

前記事にて、日露戦争後に発行された外債⑤の償還期限が1931年(昭和6年)で、この国債を借り換えたことを書いた。
1931年というのは満洲事変が勃発した年である。
満洲事変というのは、こちらの下部に書いた通り、日本が管理していた南満州鉄道の爆破事件(柳条湖事件)が発端となった。
この爆破は日本の謀略であったが中華民国の犯行と発表することで満州における武力行使の口実とした。
この満州事変から日中戦争、大東亜戦争(太平洋戦争・第二次世界大戦)の流れを「15年戦争」と呼び、満州事変は「15年戦争」の起点でもあった。

このように日本は借金を重ねてきた。
しかし基本的に利益の出ない国がこれほどの借金を返す術などない。
個人の住宅ローンと同じで、予算内で支払える金額以上のお金を借りることは出来ないと考えるべきだし、すべきではない。
先の時代を読むことや国家運営が難しいことは十分に理解するが、金利の高い長期融資を受けるということは致命的なのである。
一度でも借金してしまい債務者になって返済に困れば、もうその立場は弱い。
債権者のほうが強いのだ。キャスティングボードを握られてしまう。

【借金に追われて】日本が太平洋戦争に突入した理由が悲しすぎる【原発・靖国まで】


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父の日は過ぎてしまったけれど。

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あの頃はパパがいたね。(い、い、今もいるけど?)

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ママがいないね。(いるわよ?)

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こ、こ、これは!?

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これはたぶん東京の大仏ね。

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これは雨のディズニーランド(涙)。 別に泣く必要はなかったかしら。

子供の日も過ぎてしまったけれど。

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前も載せたっけ?

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やめなさい?

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増えているじゃないか?

おしまい。おやすみ。(ね、ね、ねるのか?)


@com

「そうだ、この間偶然見つけたんだよ、新しいカフェ。きっと気に入るよ」
「あ-。かっ!え?」
「か・・・」
「蚊取り線香つけよう。ローズの香りだよ。去年のだけどね」

「それクッキーじゃないか。今頃・・食べるの・・?」
「だめ?」
「いーよ」
「じゃじゃじゃーん。渦巻きクッキー」
「でした・・・」





by yumimi61 | 2015-06-23 12:52