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日本国憲法の秘密-57-

変化する社会

産みたくても産めない不妊の人達がいて、不妊治療や体外受精や人工授精に時間と労力と資金が注ぎ込まれる一方で、少子化には歯止めがかからない。
だからなのか何なのか、「憲法の解釈変更は許さない!」という唱和は聞こえてきても、「家族や子の定義の解釈変更は許さない!」という唱和は聞こえてこない。
こちらはむしろ「解釈変更賛成!」という唱和の声が大きい。
非配偶者間の人工授精など憲法の解釈どころの話ではないと思うが、反対を叫ぶ人が少なくて驚く。
子供が欲しいという人に少子化問題は押し付けて解決してもらおうという魂胆だろうか。

子供の手前、結婚すらしたくないという人が増え、未婚率も上昇し続けてきた。
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新しい携帯電話が発売されたらそれが欲しい。大して稼ぎがなくても誘惑に負けてそれを買ってしまう。
知らない国を見てみたい。旅は、まだ見ぬ世界は、魅力的。
周囲がみんなやっているからTwitterやFacebookをしなくちゃ。他の人と違うことは出来ない。
LINEは便利だし心許しあう繋がりって大事。

人間の性質を考えれば、上記の携帯電話や旅行やSNSを、結婚や子供の誕生に置き換えても成り立つはずだと思う。
しかしそれが当てはまらない社会が拡大してきた。

ではテレビに当てはめたらどうだろう。
新しいテレビなんか別にいらない。どうせ大して見ないし。
面白いテレビ番組がないから見たいと思わない。
一家に一台?確かにそうかもしれないね。でも私は無くても困らない。正直テレビなんて古いでしょ。
テレビで心許しあうなんて出来る?画面の向こう側なんか信じられる?メディアなんかいい加減なもんさ。
おお、ぴったり合う!(偏向?)


結婚や出産を選ばない人生

結婚しなかったり子供を産まないのは、ずばり結婚や子供の誕生、要するに家庭がさほど魅力的なものに思えないからであろう。
自分が育ってきた家庭、つまり縦のライン、そして友達や社会に見る家庭、こちらは横のライン。
意外に思うかもしれないが縦のラインの不幸は克服しやすい。
「克服しやすい」というか「学習しにくい」という言うべきかもしれない。
満たされなかった心を外に、異性に求めるということは往々にしてあり、不幸な家庭で育ったから結婚や子供の誕生を躊躇するということは思うほどない。
それにはそれで問題があるのではないかということは置いておき、未婚率や出生率の数字を押し上げたり、押し下げたりする理由としては弱いと考える。
問題はおそらく横のラインなのだろう。
横のラインが魅力的に映らない。だから躊躇してしまうのだ。

一昔前は、「だからと言って一人でいるのはどうなんだろう」という歯止めがあった。
結婚しないことや子供を産まないことが少数派であった。
価値の多様化に親や社会が寛容ではなかった。
一人より夫婦二人のほうが何かと楽だった。
お金が大して無くても家族がいれば楽しめることがあった。
そういうことが何だかんだ言っても結婚や出産に走らせたのだ。

経済的に厳しいから結婚や出産をしないのではなく、仕事もお金も楽しいこともそこそこにある人や、合わない人と一緒にいる苦痛を遥か手前で経験してしまった人が増えて、あえてリスクや苦労のある生き方を選択しなくなってきたのではないだろうか。
一人でも生きていく術を身に着け、一人でも生きていける社会があるからこそ、結婚や出産を選ばなくて済む。

こちらも少子化の原因は経済ではないという論説
 ・思考カフェ 少子化問題の根本原因は経済悪化ではない

こちらは私が前に書いた記事
 ・甍(いらか)百六十四 バランスのとれない社会
 ・器官104 命がけの意味




by yumimi61 | 2015-09-20 14:27