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日本国憲法の秘密-442-

原子からマイナスの電子が弾き飛ばされるのが電離、イオン化である。原子は中性ではなくプラスになる。
プラスになった原子と中性の原子は結合していられない。原子と原子が離れる、つまり切断されてしまうわけである。
これが染色体やDNA(遺伝子)が傷つくということである。



原子が切断され染色体やDNAが傷つく。情報が正確に伝わらなくなったり決まった役割を果たさなくなるということなので何かしら異常が起きやすい。
さらにその断片、プラスになった(イオン化した)原子は不安定な存在となっている。挙動不審な存在である。
弾き飛ばされた電子も自由電子となり本来いるべきないではところにいる。
人間の身体は何か少し本来と違ったことが起こってもそれを他がカバーする力を持っているし、DNAで不具合が生じると相同組み換えで修復する機能も持ち合わせている。
しかしながらこの状態が多かったり継続することは決してよいことではない。

だから原子自体も元に戻ろうとする性質を持っている。
不安定な原子は自由電子を捕まえて再び元の安定に戻ろうと努める。
安定に戻る時には一回で基底状態に入らないで励起を経ることがほとんど。
励起の時には余分なエネルギーを放出する。それが蛍光であったりγ線であることは前述した。
この余分なエネルギーもやや不安要素として残る。
しかしともかく原子が元に戻れば再び結合して切断は解消される。

ところがこの再結合が却って悪い方向に進めてしまうことがある。
それは原子のイオン化(プラス化)が同じような場所で幾つも起こった時に起こりやすい。

下図は離れた場所にイオン化(プラス化)された原子がある場合。
切断された箇所で再び結合する。
e0126350_14302599.jpg


下図は近い場所に複数イオン化(プラス化)された原子がある場合。(イオン化の密度が高い場合)
こういう時には再結合が誤った箇所で行われることが頻発する。
切断された場所とは違う所(矢印の箇所)と再結合してしまう。
(同様に相同組み換えも誤った解釈で行われてしまう可能性を否定できない)
切断されて挙動不審に陥っていた原子や分子、染色体やDNA、細胞は再結合によって本来の生命力を取り戻す。
要するに元の元気な状態になるわけだが、情報や役割を間違えている状態なので行うべきことではないことを行ってしまう。
これががん細胞を生成することに繋がる。
e0126350_143125.jpg



前記事に書いたことだが、
・大きさが1μm(0.001mm)の酸化ウラン微粒子1個からは年に3~4回放射線が放出されると計算される。
・大きさが5μm(0.005mm)の酸化ウラン微粒子1個ならば1日に1回放射線が放出される。
・ウラン238ではα崩壊が起きる。
・1回のα線放出でおよそ13万個の原子をイオン化する。
・たった1回の放出でも発がんリスクはあるとされる。

「リスク」の考えかたにもいろいろあるが、放射性物質を体内に取り込まなければ、放射性物質による電離・切断はない。従って放射線による挙動不審状態や余分なエネルギーや誤った再結合はない。
本来「無い状態」が「有る状態」になるのだから、それだけでリスクは高まる。
要するに放射性物質を体内に入れることは、電離能力の高いα線やβ線が体内で放出されることなので、それだけで発がんリスクがあると言えてしまう。(発がんリスクのみならず出生やその他の異常のリスクも同様)

ここで少し考えてもらいたい。
γ線やX線は電離能力が低い。
進むことだけに力を注ぎ、最後止まる時に僅かに残っているエネルギーを原子の電子に与えて終わる。
放射性物質が崩壊する時に放出する放射線はα線やβ線であってγ線ではない。こう言ってはなんだが崩壊に於いてはγ線はおまけみたいな存在である。
医療で用いるX線は原子核の崩壊ではなく人工的に作り出しているので、持っているエネルギーが核崩壊によるγ線とは違う。(性質は同じ)
だから電離作用が弱いにも関わらず治療(がん細胞の生命力を奪う、副作用としては正常細胞の生命力も奪われる)に用いることがあるのだし、検査に用いる時には細心の注意を払う。
レントゲン室の中に付き添って入ったりはしないですよね?
歯科でレントゲン撮影する時には鉛のエプロンをかけてもらいますね?
健康診断その他でレントゲン撮影する時には妊娠しているか、その可能性があるか聞かれますね?YESならばレントゲン撮影は避けていますね?

原発事故で皆さんが盛んに計測していたものはγ線である。(一般的な線量計はγ線しか計測できない)
核の崩壊で放出されるγ線のエネルギーは、α線やβ線に比べたら僅かである。
そのγ線の線量が高いということは、α線やβ線はそれよりもっとずっと高いということに他ならない。(ただ計測できないだけ)
反対にγ線の線量が高くなくても、α線やβ線はγ線よりも高いので安心できない。(α線やβ線は通常計測できない)
それでも問題視されてこなかったのはα線やβ線の透過力が弱いから。
放射している放射性物質のよほど近くにいない限り、人間がα線やβ線の影響を受けることはないからである。
何度も言うようだが、放射線を浴びる事と(外部被爆)、放射性物質を体内に入れてしまう事(内部被爆)は、全く違う。
だから肝心なことは放射性物質をやたらに動かさないことなのである。
by yumimi61 | 2017-01-07 14:44