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日本国憲法の秘密-502-

前記事にリンクした日本リザルツのブログに、WHOに勤務していた古知新先生は「DOTS戦略」を取りまとめた方でもあります、と書いてありましたね。

ではDOTSとは何か?
DOTS(直視監視下短期化学療法)とは、結核患者を見つけて治すために利用されているプライマリー保健サービスの包括的計画の名称で、WHOが打ち出した結核対策戦略である。
五つの主な要素は、
1)政府が結核を重要課題と認識し適切なリーダーシップをとること
2)菌検査による診断、経過観察の推進
3)結核患者が薬を飲み忘れないよう医療従事者の前で内服すること
4)薬の安定供給
5)菌検査結果の記録サーベイランス
である。米国や多くの途上国で大きな成果をあげている。


主な要素として5つ挙げてあるが、DOTSが直接指しているのは「直視監視下短期化学療法」という日本語からも分かるように、3)のことである。
医療従事者が薬の服用を監視すること、飲んだことを見届けること。入院も隔離もしなくてよい。
え?それだけ?と思いました?
言い換えると、結核というのは指示を守らない人、あるいは守れない人が罹患しやすい疾患と言える。
結核は感染しても発症しにくい感染症である。発症を抑えているのは個々人が持つ免疫である。
乳幼児、若年者、高齢者、不規則な生活をしている、ストレス過多、睡眠不足、アルコールや薬物の大量摂取、ホームレスなど、免疫が働きにくい人達と指示を守らない人(守れない人)というのは微妙に重なってくる。
それとは別に疾患などで免疫機能が落ちている人も同様に罹患しやすい。(エイズ死亡者の1/3は結核が直接的原因とも言われている)

結核患者に薬を服用させるということは治療の段階である。要するに診断が付いているということ。
でも発展途上国などで一番の問題となるのは予防も診断も出来ないということであろう。
その意味においてWHOの結核対策戦略に菌検査とあるが甚だ疑問である。

日本ではかつて乳幼児期にツベルクリン反応検査を行い、陰性者のみにBCGワクチン接種を実施していた。
BCGワクチンによって結核に対する免疫を付けるためである。免疫は接種から15年間くらい有効であるとされる。
2005年からツベルクリン反応検査が省略されて(すでに感染しているかどうかを確認しないで)、BCG直接接種が導入された。
そのため結核感染リスクが明らかに少ない生後6か月未満の乳児に限定されて行っている。
逆を言うと、生後6か月までは感染リスクを高めてはいけない。
感染しているのに BCGを接種するとコッホ現象(再感染)が起きる。コッホ現象が出ても重篤化しないで短期で快方に向かうことがほとんどだが、その時期にすでに感染環境にあったことが問題である(周囲に結核に罹患している大人がいたなど)。
再感染であるコッホ現象は軽いことが多いが、乳幼児が罹患しやすい粟粒結核とそれに随伴する結核性髄膜炎は重篤化しやすい。
日本の大都市圏では東南アジア並みの罹患率である。

ちなみに青年や成人の場合にはツベルクリン反応が陰性であってもBCG接種はするべきではない。効果が認められておらず、副反応が強くなる恐れがあるからである。
結核感染の機会が多い医療従事者に対しては雇入れ時にツベルクリン反応検査を行うことがある。陰性者にBCG接種をすることが目的ではなく、院内感染などが起こった時に感染診断の基準値とするためである。(医療機関が目的を分かっていないことがある)



第二次世界大戦中、スイスのガイギー社からイギリス・マンチェスターの子会社に宛てられた手紙が、リバプールの検閲で没収されて、アレクサンダー・キングの手に渡った。
この手紙には新しい殺虫剤の特許についての詳細が書かれていた。
アレクサンダー・キングは殺虫剤としての有用性を認識し化学合成した。そしてdichloro-diphenyl-trichloroethaneの頭文字を取って「DDT」と名付けた。
そして直ちに生産が始まった。


DDTは大量生産された初めての合成農薬だった。
ではそれまで何を使用していたかと言うと、除虫菊、石灰硫黄合剤、ニコチン、青酸などである。

ここでニコチンについて。
ニコチン (nicotine) は、アルカロイドの一種の有毒物質である。主にタバコ属(ニコチアナ)の葉に含まれる天然由来の物質である。揮発性がある無色の油状液体。
アロマオイル(精油)のようなものと考えてよいと思う。
ニコチン自体に発癌性はない。(タバコの主たる発がん物質はタールだと考えられている)

1970年代にイギリスのモーズレイ病院の精神医学研究所にて、たばこにおけるハーム・リダクション(有害性低減)が提唱され、先駆者のマイケル・ラッセルは、ニコチンのために喫煙しながらタールによって死んでいると述べたが、2007年にも、英国王立医師会のタバコの助言に関する報告書は、ニコチン自体は危険ではなくタバコの代替品として提供されれば、数百万人の人命を救えることを報告している。ニコチン置換療法でのニコチンの提供では、33000人以上の観察研究やメタアナリシスによって、心血管疾患のリスク上昇がみられていない。

即効性の非常に強い神経毒性を持つとされている。中毒=依存性という認識にあるが・・。

中脳辺縁系のドーパミン神経の興奮を介した依存性の形成メカニズムは他の依存性薬物(コカイン、ヘロイン、アンフェタミンなど)と同じとされる[要出典]が半数致死量の低さと他細胞系への薬理作用の点から[要出典]、麻薬とはされておらず、毒物に指定されている。
末梢においては、中枢神経からの間接的な作用と、末梢の nAChR に作用することで毛細血管を収縮させ血圧を上昇させるが、ヒトにニコチン 1.5 mg/分を5分間静注すると脳血流が増すという報告もあり、縮瞳・悪心・嘔吐・下痢などをひきおこす。
中毒性があり、通常量でも頭痛・不眠・苛立ちを感じるなどの症状、過量投与では嘔吐・振戦・痙攣・死亡を起こす[要出典]。


複数回の摂取によりニコチン依存症を発症させる。WHO世界保健機関は「ニコチンはヘロインやコカインと同程度に高い依存性がある」と発表している。

日本の柳田知司はアカゲザルの実験を元に、「ニコチンは依存性薬物ではあるものの、身体的な依存性は有ったとしても非常に弱いもので精神依存の増強は認められず、その精神依存性は他の依存性薬物と共通する特性が見られるものの主要な依存性薬物と比較して明らかに弱いこと、また精神毒性(例えば、ニコチンの摂取は自動車の運転などの作業に悪影響を及ぼさない)も依存性薬物の中では唯一、これが認められない」と発表している。


家庭菜園や自然農法が趣味な人などは、煙草を水に浸しておけばその液が殺虫剤になるという話を聞いたり試したことがあるのではないだろうか。
ネット社会になった現代では、「無農薬とか自然農法とか言って人を殺すほどの有毒物質を撒くなんてどうかしている」とか「違法である」とかという意見も多く見られるようになったが、私も試したことがある。
私は木酢液(市販のもの;酸性と思われる)に煙草ほか、ハーブや唐辛子、ニンニクやニラなどを浸け込んで使用した。(薄めて使う。薄めないで使えるほど安価に大量に木酢液が手に入らない)
もっとも私は野菜など口に入れる植物に用いたのではなく、バラなど観賞用植物のアブラムシやチュウレンバチ幼虫の駆除や予防に使ってみたのである。
結果を言えば、そんなに驚くほどの効果はない。
そこに居る虫は嫌がって逃げる素振りは見せるが、殺虫剤としての能力は合成農薬のほうが確かである。
私の作ったものは樹木に群がる毛虫などを駆除できるとは到底思えない結果に終わった。
でも農薬よりは匂いが許せたので予防に使っていた時期もあった。
本気で殺虫殺菌したい時には農薬頼みであった。
今は強い植物が生き残っている感じと許容(諦め?)で農薬を必要最小限しか使わない。


こうした自然派(違法派?)ではなく、かつて正式に農薬として使われていたニコチンは硫酸ニコチンと言う。
殺虫剤の一種。特異臭のある微酸性褐色液体。有効成分はニコチン。
不揮発性で、このままでは殺虫効果は望めず、使用に際して炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、石灰などでアルカリ性にしてニコチンを遊離させる。
殺虫力は強いが、植物には無害、一方で人畜毒性は高く毒物に指定されている。
速効性で殺卵効果もある。野菜、果樹のアブラムシ、グンバイムシ、スリップスなどの防除に用いられた。毒物で取扱いが難しいことなどから、近年余り使われなくなり、2006年に農薬登録が失効、使用禁止となった。


ニコチンを抽出するためにはアルカリ性にする必要がある。
タバコを間違えても食べても胃液は酸性なのでニコチンはなかなか抽出されない。(だからと言って食べていいわけはない)
水道水は中性を基準にしているが、若干どちらかに傾くことはあるようだ。
でも基本的に中性なのでやはりアルカリほど遊離できない。
使い方次第ということですね。農薬としては有用性に問題があったということでしょうか。

ちなみにタバコ最大の悪者となっているタールの大元は石炭である。石油、木材、泥炭、植物からも作り出すこともできる。
木から作る場合は炭焼きをする。この炭焼きによってタールと木酢液が出来る。










by yumimi61 | 2017-06-20 15:15