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日本国憲法の秘密-518-

億万長者に騙されるな!億万長者よ騙されるな!?

どんなものでも安く買って高く売ればその差額が儲けになる。
信用の下がった(株価の下がった)企業の株を買って、企業価値を上げて高く売れば儲けに繋がる。
EMIを買った「テラ・ファーマ・キャピタル」はこれを試みたが企業価値は上がらず失敗に終わった。

一方、バークシャー・ ハザウェイがウェルズ・ファーゴの株を永久保有銘柄と認定していたように、もしも永久に株を手放さずに保有し続けるとなれば、現金にはならない。
株は資産の1つに数えられ時価に見合った資産となるが、それを売らない限りあくまでも「資産価値」であって現金ではない。
資産価値のある株券だって状況によってはがただの紙切れになってしまうこともある。

気持ち(資産価値)はお金持ちだが、実際(現金)はお金持ちではないということも無きにしも非ず。
土地貧乏とか文化財貧乏とか言う人がいるけれども、貧乏かどうかはともかく売らなければお金にはならない。(資産価値のない土地などは売ってもほとんどお金にならないので、土地はあるけど貧乏であるという人も確かにいる)
不動産貧乏と言う人もいれば、相続税貧乏対策のために不動産に変えたほうが良いと言う人もいるけれども。


ともかく現金を持っている億万長者と、株式や不動産といった「資産価値」による億万長者は、同じではない。
通常資産価値だけで生活していくことはできない。日々の買い物に株券や不動産を出すわけにはいかないのである。(株主ならば配当や優待はあるけれども)
売買や投資や寄付をする相手が、「株式や不動産でもよいです」と言ってくれれば価値は価値のまま使えるが、一番融通が利くのはやはり現金であろう。
外国の貧しい人に寄付するのに日本企業の株式や日本の不動産なんかあげたって意味がない。そういう意味では日本円も同じく。
そうした意味のないものを意味あるものにするために、間に人や会社が入ることもある。
間の人や会社が買い取って相手方の必要なものに変えてあげる。。
間に入る人や会社はボランティアではないので利益を上げる必要がある。まごまごすればどこに寄付したのか分からないといった状態になる(間が取ってしまって相手方には僅かしか、あるいは全く渡らない)。
間に入る人や会社が資産価値を担保に融資する(現金を代わりに出す)という方法もある。この場合、資産家は資産もあるけれども同じだけ借金もあるという状態になる。資産価値は永久ではなく時価なので、資産価値が目減りすると怖い。


いくら資産価値があるとはいえ、売りたい時に売りたい価格で売れるとは限らない。
売りたいときには足元を見られることも少なくない。
また株式を保有している理由が転売による金儲けではなく他の理由であった場合、たとえば企業掌握や企業コントロールなどであった場合には、売ったら意味がなくなるので売ることはできない(売りたくない)。
大株主であるからこその権力なのだから。

聞かれもしないのに資産(100億円)は全て現金で借金はゼロと言い切る某資産家は確かになかなか強かではある。心配なのは相続でしょうかね?



経営破綻したのに大儲け?

以前書いた記事に、マイケル・ミルケンと関係のあるらしいグッゲンハイムは、ロサンゼルス・ドジャースやテレビ番組製作会社ディック・クラーク・プロダクションズを共同買収していると書いた。


ロサンゼルス・ドジャースというのアメメリカのプロ野球メジャーリーグ(MLB)ののチームです。
日本はセントラル・リーグ(セ・リーグ)とパシフィック・リーグ(パ・リーグ)の2リーグ全12球。
アメリカはナショナル・リーグとアメリカン・リーグの2リーグ全30球団。
アメリカはその昔、5つも6つもリーグがあり、二大政党制ならぬ二大リーグ制になったのは1901年のことなんだそう。

ロサンゼルス・ドジャースはかつてはニューヨーク近郊のブルックリン(現在はニューヨーク市内)にあってブルックリン・ドジャースという名称だった。
アメリカで人気あるスポーツというのは「独立したアメリカ」「人種のるつぼ」というアメリカの特徴をよく表している。
1800年代イギリスやフランスからの移民者が好んだアイスホッケー、クリケット、ラグビー、サッカーなどは親しまれなかったり、そのまま受け入れることを拒絶されたりした。
そしてベースボールやアメリカンフットボールなど独自のルールを持つスポーツが発展していったのである。
ちなみにアメリカ人に一番人気のあるスポーツはベースボールではなくてアメフトである。


ブルックリンはイギリスやフランス以外の移民労働者が多く、当時のブルックリンは全米一野球熱の高い地域で、ブルックリンファンは全米一熱狂的であったそうだが、それが西部に移転してしまうというのだから、さあ大変。
これを遂行したのがドジャースの顧問弁護士から経営者になったウォルター・オマリー。
ちなみにドジャー(Dodger)の意味は次の通り。
1 すばやく身をかわす人、ごまかしじょうずな人、ぺてん師、責任を逃れる人
2 ちらし、 広告びら

オマリーは当時として数少ないフルタイムのオーナーであり、「企業家オーナー」として冷徹にドジャースの利益を上げる方策を取り続けた。その最たるものが、ドジャースのブルックリンからロサンゼルスへの移転である。ロサンゼルスという西海岸への移転は、観客動員の面でも人気の面でも「成功」ともいえる目覚しい成果をあげ、西海岸に野球ビジネスを広げたパイオニアという評価がある一方、ブルックリンからドジャースを「持ち出した」と野球ファンから非難を浴びたのも確かである。

ドジャースの移転の衝撃はあまりにも大きく、ブルックリンの町中の誰もが涙を流すほどの衝撃であった。この移転はオマリーに対する悪のイメージを決定付け、20世紀の三大悪人はヒトラー、スターリン、そしてウォルター・オマリー」などといわれるようになったのである。


ウォルター・オマリー1942年にドジャースの顧問弁護士になり、翌年には株を取得して経営に参加。
その年に社長兼GMに就任したのは元メジャーリーガーのブランチ・リッキー。
彼も株主であった。

1942年、ブルックリン・ドジャースの総支配人で友人のラリー・マクフェイルが徴兵されるとリッキーはドジャースに社長とGMを兼ねた後任として招かれる。1944年に人種差別の撤廃に消極的だったランディスコミッショナーが急逝すると、翌1945年にユナイテッド・ステート・リーグという黒人選手を受け入れるマイナーリーグ組織を創設。1945年8月28日にジャッキー・ロビンソンとマイナー契約を結んだのをはじめ、ドジャース支配下のマイナーリーグのチームに多くの黒人選手やニグロリーグ経験者を集めた。このことがメジャーリーグにおける新時代の幕開けになった。
リッキーが黒人選手を受け入れることに積極的であった理由としては、ブルックリンにおける黒人の人口の多さや将来的な黒人家庭の中産化を見越した上でのマーケティング戦略と、より効率的な選手の供給源の開拓のためであった。


当時メジャーリーグは白人しかいなかった。
黒人は黒人でニグロリーグというリーグを持っていて、スター選手もいた。
黒人はやはり概して身体能力が高いのか、その実力はメジャーリーグを上回っており、黒人選手を入れれば勝てるのではないかと考える向きはなくなかった。
しかしながらブランチ・リッキーがスカウトしたのは二グロリーグのスター選手ではなく全くの無名な黒人選手であった。
それがジャッキー・ロビンソンであり、彼がメジャーリーグ初の黒人選手であった。
安く買う(無料で手に入れる?)という儲けの基本に忠実であったわけだ。
こうしてメジャーリーグに黒人選手が加わったことにより皮肉にも人気実力を兼ね備えていた二グロリーグは消滅してしまうことになる。
イギリスやフランスという個の主張がアメリカで受け入れられなかったと同様に、黒人という個の主張も消え去るを得なかった。


ウォルター・オマリーはブランチ・リッキーの方針には反対であった。
野球熱が高いことと、金になることは、同じではないですね・・。
ロサンゼルスはアメリカ一の格差地域であり、また熱狂しない土地柄であるという。
オマリーは株を買い占めて経営権を握り、その格差都市・熱狂しない都市ロサンゼルスへの移転を実現させた。
移転に資金がかかったからか、選手の年棒は極力抑えたが、選手からは不満が噴出した。

球団のオーナーはウォルター・オマリーの息子に受け継がれたが、1998年にルパート・マードック率いるFOXに売却。
FOXは2004年に不動産業で財をなした実業家フランク・マコートにこれを売却。
しかしやはり経営は上手くいかなかった。オーナーであったマコートは2011年に会社更生法の適用を申請し、チームを売却。
つまり支出が収入を上回り赤字になって利益が出ていない会社(球団)ということである。
新しくオーナーとなったのがグッゲンハイムなどの投資グループ。このグループの中には元バスケットボール選手のマジック・ジョンソンもいる。
フランク・マコートが2004年に球団を買った時には4億ドルで、売却は20億ドルだから、経営に失敗しながらも、自身は良い買い物(良い転売)をしたことになる
経営難が発覚したのが自身の離婚だったというから、良い転売はきっと離婚問題も解決したのでしょう。
なぜ利益を出せない球団が高く売れるのか?それは資産価値が上がっているからである。
経済紙フォーブスが球団の「資産価値」なるものを発表している。(この資産価値は不動産とか放映権とか広告料とか選手の年棒総額とか加味して算出するのでしょうか?)
売却前に発表されたランキングでLAドジャースは資産価値14億ドルで2位であった(1位はNYヤンキースで20億ドル)。
その後にLAドジャースはオークションで20億ドルで売れた。スポーツチームの売却としては過去最高だったそう。

資産価値があっても売らなければ(売れなければ)現金は手に入らないんですよ?分かってます?お金を持っている人の道楽だから放っておけ?買い手はうじゃうじゃいる?買わぬなら買わせてみよう?買わぬなら・・?


ラブレターフロームカナダ~~♪(それはやめなさい?)

実はブロンフマン家(シーグラム)3代目のエドガー・ブロンフマンもアメリカメジャーリーグ球団のオーナーであった。
現在もトロント・ブルージェイズというカナダ本拠の球団が存在しているが、初のアメリカ国外の球団はモントリオール・エクスポズであり1969年に加わった。
1967年にモントリオールで開催されたエキスポが球団名称の由来だそうである。

モントリオールはカナダではトロントに次ぐ規模の都市。

住民の大半がフランス系カナダ人を中心にしたヨーロッ系だが、市内の人口の31.7%は非白人と世界各地からの移民も多い多民族都市である。
周辺地域を含むモントリオール大都市圏の人口は約380万人であり、これは北米で15番目、世界でも第77位の規模。面積は約4千km2。
モントリオール大都市圏の住民の7割弱が第一言語をフランス語とし、フランス語圏ではパリとキンシャサに次ぐ規模である。
フランス文化の薫り高い異国的な雰囲気、美食の町、石造りの住宅街、街中にある数多くの教会、石畳のヨーロッパ調の旧市街の街並みなどから観光客向けに「北米のパリ」と宣伝される。
一方では、都市圏の住民の1割強の第一言語は英語であり、19世紀の終わりから20世紀の始めにかけて英国系移民によって街が発展してきたことからヴィクトリア朝の建物が多いなど英国文化も色濃く残り、北米文化と混合している側面も持つ。

かつてはカナダ最大の都市であったが、1970年に生じたオクトーバー・クライシスと言われる要人誘拐殺人ならびに爆弾テロ事件多発に伴う軍出動の戦時措置法の発動といった社会混乱(イギリス資本が攻撃の標的となった)、およびその後のフランス語単一公用語化に伴い、多くの企業の本拠地がトロントへと移った。


このようにフランス圏であり、イギリス色も混ざるというモントリオールでは、ベースボールの観客は思うように集まらなかった。
経営状態は悪くなり、深刻な財政難に陥り、とうとうオーナーは球団経営に匙を投げ、オーナー不在となる。
オーナー不在のモントリオール・エクスポズを2002年に1億2000万ドルで買い取って引き受けたのがMLB機構。
機構に売ったオーナーはその資金にMLBコミッショナーからの無利子での融資を資本金にして、なんとマイアミ・マーリンズを買収して新オーナーに納まったというこから開いた口が塞がらない。

MLB機構がオーナーであったモントリオール・エクスポズに救いの手を差し伸べたのはアメリカの首都ワシントンD.C.であった。
「我が街へおいでよ。何と言ってもアメリカの首都だからね」
と言ったってワシントンD.C.がオーナーになったわけではない。でも球場の建設費用を市が負担してくれるというから悪い話ではない。
こうしてワシントン・ナショナルズと球団名を変えて2005年に移転し、観客は大幅に増え、買い手が見つかり2006年に売却。

エドガー・ブロンフマンは匙を投げて機構に売却したオーナーではなくて、もっと前のオーナー。

メジャーリーグは例えば日本が本拠の球団でも参入できるんでしょうか?(若干遠いですか?)(もう増やす気はないからダメ?)(それとも陸続きでないとダメとか?)







by yumimi61 | 2017-07-18 19:47