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日本国憲法の秘密-694- (外貨準備と貿易について)

本日2本目の投稿です。

原爆資料館に行ったことがある人は覚えていると思うが、資料館には原爆投下によって出来たという影の写真が幾つか展示されている。
e0126350_15480141.jpg


放射線によって像が得られる理由は物質によって透過率(吸収率)が違うからである。
線が直進している時に障害物に当たる。その障害物をすり抜けることが出来るか出来ないかの違いである。
それは次の要素によって決まる。
 ①放射線量(強弱)
 ②物質の材質
 ③物質の厚み
ごく一般的な物で言えば、一番透過しやすいのは木材。次が紙。塩化ビニルやアルミニウムなどが続く。
人間の体の中では肺が透過しやすい。

例えば様々な物質を置いてX線を照射すれば、物質の向こう側のX線強度は異なる。透過しやすいものほど強い。違う方向に出たり留まったりしないで、すり抜けてそのまま届くからだ。
向こう側でその強度を調査するのが検出器である。
強度は目には見えない。目に見えないものを数字に置き換えることも出来るわけがない。
まず向こう側に届いた放射線の強弱を可視化する必要がある。
レントゲンは検出器に蛍光版や写真乾版を用いた。
幸いにも放射線は蛍光物質を発光させるという特徴がある。但し自然の蛍光は微弱であり、人間が見て分かるような光ではない。
そこで光を増幅させる必要がある。光に感光する物質(感光材)や外部からのエネルギーを光に変換する物質(蛍光体)を用いて可視化させる。
その可視光が像を映し出す。
X線写真撮影はX線フィルムと蛍光増感紙をセットでセットする。
より良い感光材や蛍光体を用いることで少ない照射で像を得ることができるとも言えるわけで、検査における被爆を少なくする上でも重要である。

放射線を強く多く透過したほうが検出できる光も強くなるわけだから、可視的には白っぽくなる。逆に透過しなければ黒っぽくなる。
光をフィルムに感光させ、フィルムを現像して写真にする。
現在検診や検査で行われているX線撮影で私達が見る写真は、可視光の色合いと反転している。
つまり強く透過したほうが黒っぽく写り、透過しないほうが白っぽく写る。
初期にレントゲンが撮ったX線写真は、可視的色調と同じ状態のもの。
フィルム写真を撮ったことがある人は知っていると思うけれども、フィルムにはネガとポジがある。
ネガフィルムは見た目の色調と反転してしまうので、通常はプリントする時に再度反転させる。


原爆で撮れた影は当然感光材も蛍光体も使用していない。
自然に可視光になるほど放射線量が多かったと言いたいのだろうか。
人々は原爆の影の写真をどのように受け止めているのかちょっと調べてみると、人間や物という障害物があったため、その部分だけ放射線を通さず影として写ったと解釈しているようだ。
人間の形がそのまま写っていることからも相当の放射線強度であると判断しているということだろうか。
しかし自然に可視光になるほどの強い放射線を、果たして人間が遮断できるだろうか。
放射線が強ければ人間だって通り抜けてしまうのである。
止められるのは鉛だけ。鉛製の人間か。
当時の梯子なんて木製ではないのか。木材は透過させやすい物質である。
放射線で人型の影なんか出来るわけがない。反転させたって同じである。無空間(空気)では放射線は進みやすい。
人間や梯子と無空間(空気)は差が出にくい組み合わせである。
また放射線が強ければ強いほど物質間の差は出にくくなる。





by yumimi61 | 2018-03-19 17:24