2018年 05月 13日
日本国憲法の秘密-735- (外貨準備と貿易について)

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•プルームテック(PloomTECH) JT(日本)
ペンタイプ(電子タバコに近い)

プルームテックは写真&図の一番下。

喫煙者が買い足すのは「たばこカプセル」というものだが、カプセル5個とカートリッジ1本のセット販売である。ばら売りはしていない。
カートリッジ1本でたばこカプセル5個分を吸うのが標準。


アイコスやグローは300℃近く加熱するが、プルームテックは30~40℃しか加熱しない(ので全然物足りない)という記事を見かけるが、これも誤解を与えそうである。
30~40℃の低温であるというのはJTが謳っていることであるが、それは「たばこカプセル」内がその温度ということである。
カートリッジ内には加熱するためのコイルが入っている。コイルの温度は種類や出力にもよるが、それが30~40℃ということはありえない。一般的には200~300℃くらいにはなると思うのだが。


カートリッジ内にはチューブが通っており、その外側に綿が巻かれていて、そこにグリセリンなどが含ませてある。
チューブを紐が貫通していて綿から液体を吸い上げているような形となっており、その紐の中にコイルが入っているようだ。


プルームテックはバッテリー側に4つ、カートリッジとバッテリーの繋ぎ目に3つ、空気穴が開いているらしく、そこから吸った空気が内側に入る。
他のものと違って吸ったらスイッチオンされるのは、バッテリー側にあるセンサーが減圧を検知して、カートリッジ内のヒーターに充電池の電圧を供給するという仕組みのようだ。
減圧で思い出したが、減圧環境下では沸点は下がる。
通常の沸点よりも低い温度で液体内部からの気化が始まるということ。
穴が開いているので幾ら吸っても真空にはならないが、抵抗によって圧力が若干落ちるし、またベンチュリ効果(流体の流れを絞ることにより流速を増加させると低速部に比べると低い圧力となる)でも落ちる。
吸った空気はより狭いチューブ内を通過していくので圧力は下がる。


余談だけれども、気圧が低い高い山に行くほど沸点は下がる。
富士山頂での水の沸点は87℃。高度が300m上がると沸点は1℃下がる。
エベレスト頂上では沸点70℃ほどになる。ベースキャンプでも高度5000m超えだから大変だ。
沸点に達したら液体内部から気化してしまい、それ以上温度は上がらないし、水量がすぐに減ってしまう。
高山ではコーヒーやカップラーメンのためにお湯を沸かしてももややぬるく、ご飯を炊いても上手く炊けないから圧力鍋とか活用しないと。



減圧でもう1つ思い出したことがある。それは精油(アロマオイル)。
アロマポットやアロマディフューザーで香りを楽しんだり、医療や美容的にオイルマッサージを行ったり、手作りの化粧品や石鹸に加える人もいる精油。
精油と紛らわしく、化学合成した香料で香りづけしただけの物や精油を抽出する時に一緒に出来る香り付の水が一緒に売っていたりするので注意が必要。精油は高価で量が少な目。
水には溶けないので油と言っているが、いわゆるベタベタした「油」(グリセリンと脂肪酸エステル)ではなく、脂溶性のあるさらさらとした植物エキスといった感じ。
揮発性、芳香性、脂溶性、可燃性の4つの性質を持つ。
化学的成分は、炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、フェノール類、フェノールエーテル類、エステル類、酸化物・オキサイド類、ラクトン類、カルボン酸・有機酸類などに分類される。
これは大きな分類であって、それぞれの類には多くの化学物質が存在している。
何がどれくらい含まれるかは精油の種類によってそれぞれ違う。

実は私、一時期、精油(アロマオイル)も学んでいたことがある。どこかに通って本格的に資格を取ろうと思ったけれど、それは実現しなかったので独学で。
何故精油を思い出したかと言うと、プルームテックの方法が精油の抽出方法に少々似ているから。
精油の抽出方法は幾つかあって、植物の種類によって適した方法があるが、一番多いのが水蒸気蒸留法。
これは植物に下から100℃の水蒸気を吹きかけるという方法だが、水に溶けない物質が水を加えた状態て加熱されると沸点より低い温度で沸騰する。
抽出したい物質が非水溶性(水と混和しない)物質の場合、沸点よりも低い温度で取り出すことが出来るのだ。
精油は非水溶性なので常圧100℃で抽出できる。

タバコ葉に含まれるニコチンは水溶性。従ってこの方法では出てこないから沸点が重要になってくる。
ニコチンの沸点は247℃。

例えば発がん性があり有毒物質となっているベンゼン。ベンゼンは非水溶性(脂溶性)。沸点も80.1℃と水よりも低い。
タバコ葉を直接熱しても出てくるし、プルームテックタイプでも出てくるということになる。その先にあるのは人の口であり肺である。
揮発性、引火性、可燃性が強いので、燃焼させればよく燃える物質である。

しかしながら何故精油が高価なのか考えてみてほしい。
大量の植物からほんの僅かしか抽出できないからである。
タバコ葉くらいでは・・人間には免疫力も備わっているわけだし・・・

プルームテックのタバコ葉(本当に葉っぱ?)
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タバコの害は毒性ではなくて依存性なのだろう。
ニコチンには依存性と耐性(だんだん同じ量では効かなくなる)がある。
それについての評価は様々。

・ニコチンの使用者は身体依存が形成されており、最後の摂取から数時間で離脱症状を生じ、ニコチンへの渇望や他の離脱症状を生じる。

・ニコチンへの依存は他の依存性薬物の使用に対して脆弱にし使用リスクを高める可能性がある。

・日本の柳田知司はアカゲザルの実験を元に、「ニコチンは依存性薬物ではあるものの、身体的な依存性は有ったとしても非常に弱いもので精神依存の増強は認められず、その精神依存性は他の依存性薬物と共通する特性が見られるものの主要な依存性薬物と比較して明らかに弱いこと、また精神毒性(例えば、ニコチンの摂取は自動車の運転などの作業に悪影響を及ぼさない)も依存性薬物の中では唯一、これが認められない」と発表している。

・ある研究は、静脈内自己投与は、薬物の乱用や依存を予測するための最も有効な手法であり、煙草の規制を進めるために研究が継続されているが、ニコチンの依存性の科学的根拠は見出だせていないため、法規制されていないと主張している。

・国際的には、向精神薬に関する条約において特定の薬物の世界保健機関(WHO)による評価でニコチンは規制されていない。たばこ規制枠組条約により、各国で依存性や有害性についてのたばこ警告表示がなされており、ニコチン含有製品は医薬品やたばこ関連法規制に従うことも多い。

・日本では薬機法がニコチンを医薬品にしているため許可なく販売できない。未成年者喫煙禁止法が未成年者の喫煙を禁止している。



依存性や耐性は個人差も大きいと考えられる。
また意志が強く関わっていることも間違いない。
健康だった時には止める気も然程なかったし、止めようと思っても止められなかった。でも死がチラつく病気に罹った時、身体異常を身を持って体験した時にはスパッと止められたという経験談を私は結構聞いたことがある。
意思に関わらず止められないという状態になることはタバコでは意外に少ないと考えられる。本気度が足りないだけ。健康の時には分からないことがある。明日死ぬと思って生きろと言われても人はなかなかそれを実感できない。タバコの依存性と意志は無関係ではない。






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by yumimi61 | 2018-05-13 17:24


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