2018年 05月 17日
月日
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思い出ばかりがいつも美しいなんてずるいと思う
いつだったか そう言ったのは私
鍵をかけ特別な場所にしまって時間を止めた
ホルマリンに浸したみたいに腐らない思い出
ミイラのように涙は枯れはて

秋でもないのに葉が舞い落ちて
夏でもないのに照り返し
四季のない体育館のドレッシングオイル
上滑りしていく言葉に暗幕を引いて
回す映写機に息を止めた

永遠を信じていたのに気付いてしまった
どんな美しい思い出も決して
今を消すことはできない
眩しすぎてオーバーライト
過ぎ去りし日にできないことアップデート

差し込む光の中を舞っている微粒子が見えた
愛しさが溢れて温かい何かに触れ
どこにいても何をしても真っ白なページ
大事にしてた記憶と情動の束
今だけが美しいなんて同じくらいずるいのに



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by yumimi61 | 2018-05-17 09:36


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