by and by yumimi61.exblog.jp

やがてそこに。


by yumimi61
プロフィールを見る
画像一覧

日本国憲法の秘密-740- (外貨準備と貿易について)

現代の研究でようやく(およそ60年ぶりに)明らかになった事実とはさて!?
前記事のGIZMODO記事より。

昨年末、米国科学アカデミー紀要に掲載されたのが、Texas A&MのRenyi Zhangさん率いる研究チームによる調査結果。中国の北京と西安で行なわれた実験や大気測定の結果が報告されています。

それによるとロンドンスモッグの悪臭や空の色の異常、人体への影響を引き起こしたのは、硫酸塩とよばれる硫酸の粒子。研究チームは自然発生した霧の状況下、硫酸塩が水滴のなかで二酸化硫黄と二酸化窒素の化学相互作用によって形成されたことを証明しました。またこうした硫黄や窒素は、石炭を燃やした煙突や、僅かながら自動車から排出されたと考えられています。 

そして、硫酸塩は硝酸塩や有機物などの粒子が形成するのを促進し、 霧の状態をさらに悪化させました。その後、霧に含まれる水分が乾くと、霧の中に含まれていた酸が濃縮され、有害物質を生み出し、それは人の肺など触れたものすべてを覆い尽くしたのです。



ロンドンに霧(霧とは水蒸気が液化したもの)←煙からの排出物(二酸化硫黄と二酸化窒素)
      ↓
  化学相互作用で硫酸塩

硫酸塩
・硫酸の塩の総称
・硫酸の水素原子が金属によって置換された化合物
・硫酸分子に含まれる二つの水素原子のうち一つまたは二つが金属などの陽イオンで置換された塩。一般に水に溶けやすいが、カルシウム塩・バリウム塩・鉛塩などは難溶。各種金属の硫酸塩鉱物が天然に存在し、資源として有用。



【硫酸塩の作り方】
・金属酸化物、金属水酸化物、炭酸塩を硫酸に溶解する。
・塩化物や硝酸塩などを硫酸と加熱する。
・三酸化硫黄と金属酸化物を反応させる。

硫酸塩は金属塩なので硫酸塩を作るには何か金属類が必要である。
(軽金属)リチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、セシウム、アルミニウム、チタン、ヒ素など
(重金属)白金、プルトニウム、金、ウラン、水銀、銀、鉛、銅、カドミウム、亜鉛、鉄など。

大気中の金属は固体(微粒子)であり浮遊粉じんとなる。
労働現場では金属の切断・研磨・溶接作業などの際に飛散する金属粉塵を安全衛生上問題とすることがある。
そうした作業を行う現場では飛散する金属量が他に比べれば明らかに大きくなる。しかしながら量だけみれば作業現場が屋内か屋外か(閉鎖空間か開放空間か)による違いは大きいし、空調や風など天候などによる変化もある。
大気汚染というのはどこか特定の工場内の空気を指すわけではなく、一般的な屋外の大気のことであるからして、そうなると浮遊金属というのも微妙である。
花火を打ち上げた時には金属を大気中に撒き散らすことになるけれども。
あと海由来のナトリウムは考えられるが。
塩害は海に近いことに加えて風向きの影響を受ける。偏西風はロンドン側から海に向かう風なので向きとして逆方向となる。



硫酸塩は日本においては温泉の種類として知られており、硫化水素同様に硫酸塩だけをもってして有害と言うのは無理がある。

硫酸塩泉
掲示用泉質名に基づく温泉の泉質の分類の一種。療養泉のうち塩類泉に分類される。

アルカリ金属・アルカリ土類金属の硫酸塩を主成分としていることからこの名称が付いている。俗に薬効が高いと言われる。
温泉水1kg中に含まれる含有成分が1,000mg以上あり、そのうち陰イオンの主成分が硫酸イオン (SO42-) のもの。

効能 ※効能はその効果を万人に保証するものではない
 泉質に基づく効能として、以下が挙げられる。
 浴用:一般的適応症のほか、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病。
 飲用:慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風、慢性便秘。

禁忌症
 浴用においては一般的禁忌症。
 飲用においては下痢のとき。
 「ナトリウム - 硫酸塩泉」においては、腎臓病や高血圧症、むくみがあるとき、あるいは甲状腺機能亢進症のときにヨウ素を含有する温泉の飲泉。




硫酸塩が出来るためには金属だけでなく硫酸が必要となる。

硫酸( sulfuric acid)は、化学式 H2SO4 で示される無色、酸性の液体で硫黄のオキソ酸の一種である。古くは緑礬油(りょくばんゆ)とも呼ばれた。化学薬品として最も大量に生産されている

硫酸の性質は濃度と温度によって大きく異なる。
濃度の低い硫酸(質量パーセント濃度が約90%未満)水溶液を希硫酸という。希硫酸は強酸性だが酸化力や脱水作用はない。
濃度の高い硫酸(質量パーセント濃度が約90%以上)を濃硫酸といい強力な酸化力や脱水作用を有し、濃硫酸のハメットの酸度関数は96%では H0 = −9.88 であり、98%では H0 = −10.27 の強酸性媒体である。

市販の濃硫酸は96〜98%程度のものが多く、96% (d = 1.831 g cm−3) のものでモル濃度は18 mol dm−3、規定度は36Nである。濃硫酸を体積で6倍に希釈した希硫酸は、モル濃度は3 mol dm−3、規定度は6Nであり、質量パーセント濃度は25% (d = 1.175g cm−3)、H0 = −1.47 であり、10%を超え含有する溶液は医薬用外劇物の指定を受ける。
おもに工業用品、医薬品、肥料、爆薬などの製造や、鉛蓄電池などの電解液に用いる。


工業的に大量に作っているわけだから条件が揃えば自然に出来るはずだが、自然に条件が整うことは非常にまれであり(温泉とか)、その出来方が解明されているわけではない。

人工的に三酸化硫黄や硫酸を作る過程。
①硫黄を燃焼(酸化)することによって二酸化硫黄が発生する
二酸化硫黄の酸化によって三酸化硫黄が生じる
③三酸化硫黄を濃硫酸に溶かす
④③を希硫酸で希釈する
(希硫酸中の水が③の三酸化硫黄と反応して濃硫酸となる)

※②の「二酸化硫黄の酸化」は、二酸化硫黄を酸化バナジウムや白金アスベストに触れさせて酸素を吹き付けるという方法をとる。(接触法)
酸化バナジウムや白金アスベストは触媒である。両物質とも耐食性がある。
触媒を使わないと不純物が混じり硫酸の純度が落ちることになる。
②で生じる三酸化硫黄は、①の二酸化硫黄気体中の7%ほど。

硫黄S→①二酸化硫黄SO2→②三酸化硫黄SO3→(③発煙硫酸H2S2O7)→④濃硫酸H2SO4



大気で自然に硫酸塩が出来るとしたら、次の反応が一番可能性が高い。
・三酸化硫黄と金属酸化物を反応させる。

しかし化石燃料中にはもともと硫黄が僅かしか含まれていない。
 硫黄 0.1-3%  ⇒ 二酸化硫黄

元物質の量からして二酸化硫黄の放出量は多くない。
燃焼具合や他物質との反応によってはさらに少なくなったり、放出されない可能性もある。
燃焼や不完全燃焼で二酸化硫黄が確実に出てくるという保証はない。

少量の二酸化硫黄が空気中の酸素で三酸化硫黄になる可能性はさらに下がる。
全て三酸化硫黄に変化したとしても二酸化硫黄の数%でしかない。
硫酸塩になるにはさらに大気中に微量しかない金属と結びつかなければならない。
その大気が人間に大々的に影響を与えるということは現実的な話ではない。






[PR]
by yumimi61 | 2018-05-22 13:23