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前記事からの続きで中絶の話。

Business Journal
鳥取県の闇…人工中絶数が日本一、その原因は?日本最低レベル賃金や「風土」が影響か

2016.08.06  文=松庭直/フリージャーナリスト

 人工中絶は、日本で三大死因とされる脳卒中の年間死者数よりさらに多く、脳卒中の死亡者数である年間11万8347人に対し、人工中絶は年間18万6235人。同じく三大死因とされる心疾患も年間19万6723人で、中絶がいかに多いかがわかるだろう。人工中絶はがん、心疾患に続く、日本人の死因3位となっていることを知っている人は少ないのではないだろうか。

 2013年度の年齢別にみた人工中絶率は20歳未満が6.6に対し、20〜24歳が13.3、25〜29歳が11.3、30〜34歳が9.8、35〜39歳が7.6となっている(厚生労働省・平成25年度衛生行政報告例の概況、年齢階級別にみた人工妊娠中絶実施率<女子人口千対>)。
未成年が多いイメージだが、20〜30代が意外と多いことに驚かされる。



2016年の出生数は98万弱だった。中絶が19万弱。
これはやはり凄まじい件数と感じる。


鳥取県は全国的に見て、人工中絶率が一番高い都道府県である。もっとも少ない奈良県の3.9に対し、鳥取県は10.1で、約3倍もの差があるのだ。鳥取県でも中絶件数は20〜24歳が191、25〜29歳が204、30〜34歳が259と年齢に比例し、中絶率が増加傾向になっている。

「鳥取県は全国的に見て、地域別最低賃金が最低ランクです。しかし、最低賃金だけを見れば高知県や宮崎県も同じレベルなので、違う要因が考えられる。現在、県をあげて調査中ですが、原因がわからないのです。識者のなかには『風土ではないか』という声もあるくらいです」(鳥取県医療関係者)

「医者の間でも問題にはなっているのですが、どう取り組めばよいのかがわからないのです。人工中絶には妊娠12週目までに行う初期中絶と22週目までに行う中期中絶があります。初期中絶は胎児を子宮内からかき出す手術です。中期中絶は出産と変わりません。強制的に陣痛を起こし、胎児を産みだします。この週数になると、もう人間らしい体つきで出てきますので、男女の性別もわかる場合がありますし、産声をあげたり動いたりする場合もあります。産婦人科医として、本来やるべき仕事ではないので、本当に心が痛く、何度やっても慣れることはありません」(前出・鳥取県医療関係者)

 生まれたばかりの乳児を殺害、遺棄すれば、殺害容疑や死体遺棄容疑で両親は逮捕されるが、人工中絶で罰せられることはない。なかには、もちろん犯罪などの被害に遭い望まない妊娠が発覚する場合もあるが、大半は自己都合による人工中絶だ。

 私たち誰しもがその加担者となる恐れがあり、誰しもが目をそむけたくなる現実。しかし、その一面を直視できるかできないかで、私たちの振る舞い、行動は変わるものになるはずだ。


鳥取県の闇と書かれてしまっているが、前記事を見てもらうと分かるように合計特殊出生率は1.65で全国7位。(最低賃金が同レベルという宮崎県も合計特殊出生率は1.71で3位である)
1人が産む数は少なくはない。
中絶も多いが、1人が産む数も比較的多い。・・ということは・・?

性交率が高い!&避妊実施率(普及率)が低い!! ではないでしょうか。


社会実績データ図録
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日本の避妊はコンドームへの依存度が高く、その他の近代的避妊法の利用が本当に少ないのが特徴である。

コンドームは正しく使用したとしても失敗率が3%ほどある。
一般的な使用方法(正しく装着できないことがある)だと失敗率が15%にもなってしまう。
コンドームの避妊率は70~80%くらいと考えたほうがよいという産婦人科医もいる。
(失敗例)
・コンドームの破損。(結構多いらしい)
・コンドームが取れてしまい意味をなさなかった。
・コンドームが取れなくなった。
・コンドームをしていたはずなのに何故か妊娠してしまった。
・コンドームを付ける段階を誤っている。(結果妊娠してしまう)
・緊急避妊ピルがあるから失敗しても安心という気持ちで失敗する。

欧米では普及しているピル(低用量経口避妊薬)は正しく使用した場合の失敗率が0.3%である。コンドームよりは避妊効果は確実である。
男性器に用いるコンドームでの避妊はどうしても男性主体となってしまうが、ピルの場合は女性が主体で避妊できるというメリットがある。
ただその分、女性任せとなって男性の避妊意識が薄れてしまうことも考えられる。
費用もコンドームよりかかる。
避妊薬としては用いられることは少ない日本だが、月経(生理)を早くしたり遅くしたりずらすために使用することは昔からあった。修学旅行や何かの大会などの前に、その日にちょうど生理があたって困るという女子に紹介したりすることがあった。

コンドームは他の避妊法よりも優れている点もある。性感染症の予防になるからである。
ピルで避妊している場合には性感染症の予防には一切ならない。
血液・精液・膣分泌液などに含まれる病原体の感染に対してはコンドーム装着が有効である。

病院の検査の基礎知識 過信は禁物!コンドームを付けても感染予防が難しい性病をご存知ですか?より
※コンドームの正しい使用方法についても書いてあるので読んでみてくださいね。
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患者数が多いのは性器クラミジア感染症。不妊症の原因となることがある。
性器クラミジア感染症、淋菌感染症は男女ともに2002年までは増加傾向が見られた。その後減少しているが、最近問題視されているのが梅毒の急増である。
またHIV感染も増加傾向にあることには変わりない。多いのはやはり男性間で性交渉を持った人であるが、異性間の性交渉で感染した人が男女ともにいる。
上の表にはないがB型肝炎も性感染症としての一面がある。これはコンドームが有効である。


現代においても子供を産む気がないのに(産ませる気がないのに)避妊しない率が高い日本。
また避妊の方法の主流がコンドームであるため失敗率も高い。
でもコンドームは性感染症をある程度抑えてきたはずでもある。
人口に関して言えば、中絶する人がみな子供を産めば人口は増えていくだろう。
だがそれは本当に幸せなことなんだろうか。
日本が出生率を下げるきっかけとなったのは戦後ベビーブーム(昭和22~24年)の危機感であった。
ベビーブームの最中に制定されたのが母体保護法(後の優生保護法)である。
出生率は下がっていくことになるが、そのかわり中絶数を増やすことになったのは間違いない。

母体保護法(昭和23年7月13日法律第156号)は、不妊手術及び人工妊娠中絶に関する事項を定めること等により、母性の生命健康を保護することを目的とする法律である(同法1条)。



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by yumimi61 | 2018-07-13 15:20