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一社提供

前記事に載せた福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件は1970年に発生したものだが、動画の『日立テレビシティ ヒグマが襲った!秘境日高山脈にみる野生の恐怖』(TBS、1984年12月29日)はその14年後に製作放映されたものである。

日立テレビシティ
1982年4月21日から1986年4月12日までTBS系列局が編成していたTBS製作の単発特別番組枠である。日立グループではなく日立製作所の一社提供だったらしい。

一社提供と言えば、フジテレビの『サザエさん』が子供にもお馴染みだった。
番組が始まる前には、
「明日をつくる技術の東芝がお送りいたします」「いたしまーす」
「エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送りいたします」「いたしまーす」
終わりには、
「エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送りいたしました」
などとサザエさんやタラちゃんが言っていた。
その東芝の一社提供も1998年に終止符を打ち、今では東芝は提供そのものから外れたようだ。
TBSの東芝日曜劇場も有名だったけれど、こちらも2002年に一社提供ではなくなり、この4月に提供そのものから降りたようだ。

夏の甲子園における農業高校の躍進と、いろんな商売

大阪桐蔭高校が優勝し、秋田の金足農業高校が準優勝した、夏の全国高校野球選手権(夏の甲子園)。
史上初の2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭の快挙も吹っ飛ぶ、金足農業高校ブームは記憶に新しい。現在進行形と言うべきかな。

<農相>金足農に感謝状「若い農家に勇気を与えた」2018年9月4日 毎日新聞
 農林水産省は3日、夏の甲子園で準優勝を果たした金足農に、斎藤健農相からの大臣感謝状を授与した。同省によると、農業系高校の準優勝は戦後初。高校野球の活躍での大臣感謝状も、記録が残る限り初めてという

これはどう考えてもちょっとやりすぎ。
と思ったら、市長が「そんなことはない!」と異議を申し立てたとか。

金足農準優勝で訪れた「秋田」発信チャンス 英雄視、商業利用禁ずる高校球界に市長が異議 夏の甲子園
2018年8月30日

 金足農(秋田市)の「夏の甲子園」準優勝を契機に秋田を全国に発信する取り組みが検討される中、秋田市の穂積志(ほづみ・もとむ)市長は30日、高校野球の商業利用を禁ずる“学生野球の憲法”などについて、「第100回の記念大会でもあり、時代とともに変革される許容範囲もあるのでは」と疑問を呈した。

 秋田県民の期待が高かった凱旋(がいせん)パレードは、日本高等学校野球連盟(高野連)の内規で不可。高校生を「華やかに英雄視するのは誤った心情を与える」ためという。代わりに県大会の決勝戦を行った秋田市のこまちスタジアムで、選手たちを招いた「県民の集い」を開催する案が浮上している。

 県産品を全国に売り出そうとの検討も進む。「金足農を応援するつもりで『あきたこまち』を購入した」との声も県外に多かったからだ。だが、日本学生野球憲章には、高校野球を「商業的に利用しない」とあり、県の担当者は「どう売り出すかは悩ましい」とため息をつく。
 高野連の担当者は「野球のビジネス利用は不可。ただ学校としての取り組みを妨げるものではない」との見解を示した。
 金足農の生徒が開発に関わった「金農パンケーキ」(145円)を大手コンビニエンスストア、ローソンが再発売したことは容認されている。(藤沢志穂子)


「さすが実業高校!」・・とか言ってる場合!?
農業高校って各地元で野菜や花の苗売ったり、育てて収穫した野菜や果物や畜産系の商品を販売したりしてるんですよね。
地元では結構人気があってすぐに売り切れちゃうとか聞いたことあるけれど。ビギナーズラックみたいな人気なのかなあ。
全くの素人ではないけれど、プロ農家でもないから、物はそこそこ良いけれどお値段は高くないみたいなイメージがあるのかも。

あと台風で思い出したけど、青森のリンゴ農家と名乗る人が訪問販売に来たことがある。
「台風で~リンゴが落ちちゃってキズが少しできちゃったんですけど~味は全く変わらないですから。助けると思って買ってもらえないでしょうかあ~」←こんな感じのことを方言っぽいような訛った感じで言ってきた。
私は買わなかったけれど、これはどうも詐欺らしいです。
青森 りんご 詐欺 で調べてみてください。たくさん出てきます。
うちに来た人はキズがあると言っていたけれど、そう言わない訪問販売もあるらしく、強引なので購入すると不味かったりキズのある物だったりするらしい。
国民生活センターが注意喚起したこともある。

りんごやみかんの押し売りにご注意!(平成22年3月3日)
りんごやみかんなどの訪問販売に関するトラブルは年々増加しており、「断りきれず、大量の果物を買ってしまった」といった相談が全国的に拡大している(図1、参考資料)。
果物の訪問販売は昨年12 月より「特定商取引に関する法律」(以下、特定商取引法)の規制対象となったが、販売者名も連絡先も分からないことによるトラブルが発生し、また、そうしたケースがほとんどであり被害回復が難しいため、安易に購入しないよう消費者に注意を呼びかける。 



JA全農は夏の甲子園中継(BS朝日)の冠スポンサー!

実は全農(全国農業協同組合連合会)はBS朝日が放送している「全国高校野球選手権大会中継」(夏の甲子園の全試合を生中継)の冠スポンサーなのだ。
例えば今年の番組名称は「sports special 全農 第100回全国高校野球選手権記念大会」。

2012~2014年は、アンダーアーマー(Under Armour)というアメリカに本社のある会社が同番組の冠スポンサーだった。
創業者はメリーランド大学のアメリカンフットボール選手であったケビン・プランク。
・日本では、株式会社ドームが総代理店となっている。
・メジャーリーグベースボール(MLB) - 2020年から10年に及ぶパートナー契約を締結。
・読売ジャイアンツ - 2015年からユニフォームサプライヤー。
・日本バスケットボール協会 - バスケットボール日本代表のオフィシャルサプライヤー


2016年から冠スポンサーになったのが全農である。

全農(全国農業協同組合連合会)
北海道を除く日本全国の農業協同組合・経済農業協同組合連合会(経済連)・専門農協の連合会(専門連)などの連合組織。通称は「全農」「JA全農」、英語での正式表記はNational Federation of Agricultural Cooperative Associations、略称はZEN-NOH。
根拠法は農業協同組合法であり、生産資材や生活用品の共同購入・農畜産物の流通・加工・販売、農業に関する技術・経営に関する指導助言などを行っている。


日本銀行やNHK、日本赤十字社などと同様に根拠法に基づく組織なので、当然に国との関わりは強い。

(全農の組織改革)
2016年9月に第3次安倍第2次改造内閣下で設立された内閣府規制改革推進会議(議長:大田弘子政策研究大学院大学教授・みずほフィナンシャルグループ議長)から、11月に「農薬などの資材を農家に売る事業からの撤退」や「農産品の委託販売の廃止」などの組織改革を早期に行うよう迫る提言があり、結局、全農による自主的な組織刷新を行うという政府・自民党の農業改革案が了承されている。

自由民主党政務調査会農林部会長の小泉進次郎は「全農の体制こそ農家の経営の自由を奪う存在だ」という見解を表明し、首相の安倍晋三も「全農改革は農業の構造改革の試金石だ」と発言している。


今年はCMも作っちゃったよ!!

JA全農は、8月5日~21日に放送される「第100回全国高校野球選手権記念大会」(BS朝日)に冠協賛するにあたり、各都道府県を象徴する47種類のオリジナルコマーシャルを制作しました。

この47種類のコマーシャルは、各県の「生産者」が登場するほか、特産物、郷土料理、方言、観光資源で構成され、試合ごとに対戦校の都道府県のコマーシャルを放送します。(※雨天順延時は通常のコマーシャルとなる可能性があります。)

放送局 :BS朝日
協賛内容:中継番組への冠提供、47都道府県の47種類のオリジナルコマーシャル放送
試合数 :全55試合


高校野球ってNHKのものだと思ってた? 

全国高校野球選手権大会中継
朝日放送ラジオ(ABCラジオ)及び朝日放送テレビ(ABCテレビ)の制作で放送される「全国高等学校野球選手権大会」の中継番組タイトルである。正式には頭に「第○○回」が付く。いわゆる『夏の甲子園』の中継である。

番組は、AMラジオ、地上波テレビ、BSデジタル放送の3つのメディアによる同時中継、およびCSデジタル放送による録画放送により実施されている。
朝日放送ラジオが1952年の第34回大会に、朝日放送テレビが1957年の第39回大会にスタートして、それぞれ開局当初から半世紀にわたり続けられている番組である。

試合終了後の通路での勝利インタビューは、朝日放送ラジオと朝日放送テレビでは選手に対して行っている。勝利監督へのインタビューはNHKが行っているが、準決勝終了後のみ両局とも選手・監督それぞれにインタビューを行う。


朝日放送はテレビ朝日とは違う会社だが系列局である。

私の2015年夏の記事より)
毎日暑いですね。
高校野球の地区大会が盛り上がっている今日この頃ですが、わたくし凄いことを発見しました。
高校野球の春夏大会や甲子園と呼ぶ大会は「高校野球選手権大会」。
これは高校総体(インターハイ)とは違う大会です。
高校野球は高校総体を主催している高体連(全国高等学校体育連盟)に加盟していないのです。
高校野球の主催は、朝日新聞社と日本高校野球連盟です。
朝日新聞社の旗が時々目に入ることがありますね。

朝日新聞社といえばテレビ朝日を思い出します。同じ朝日ですし。
朝日新聞社の筆頭株主がテレビ朝日で、テレビ朝日の筆頭株主が朝日新聞社となっています。
それなのに高校野球ってなんでNHKが放映しているの?
高校野球100年とかなんとかという企画物まで。


何と言っても「朝日」は高校野球の主催者なのだ。

だけど昔は、新聞社とテレビ局の関係にねじれが起きていた。(腸捻転と呼んでいる)
=腸捻転状態=
朝日新聞と関係が深い朝日放送(大阪のテレビ局)はTBSとネット系列。 (朝日新聞―TBS)
毎日新聞と関係が深い毎日放送はNETテレビ(テレビ朝日の前身)や東京12チャンネル(テレビ東京の前身)とネット系列。 (毎日新聞―テレビ朝日・テレビ東京―日本経済新聞社)
1975年までこの状態が続いた。
朝日放送と毎日放送の提携関係を入れ替えたことによって、毎日新聞(毎日放送)―TBS、朝日新聞(朝日放送)―テレビ朝日、テレビ東京―日本経済新聞社という関係になった。


冠スポンサーと一社提供

朝日新聞が主催していて、朝日放送(大阪)を中心とした系列局が民法では独占中継しているのが高校野球。
その中継のうち、BS放送の全試合生中継の冠スポンサーがJA全農。
番組名に社名というか「全農」と入っているので、一社提供なのかと思ったが、アンダーアーマーの時は協賛企業がいたようだ。
全農になってからはよく分からない。

全国高校野球選手権大会中継
お願い:地上波・CSテレビ中継においては、一社提供番組や冠スポンサー番組でありませんので、スポンサーの記述は絶対しないで下さい(ラジオ・BSテレビも冠特別協賛付きですが、特別協賛社以外の複数協賛社の詳しい言及は極力しないようにしてください)。
(PJ放送番組での合意に基づく)


一社提供となれば提供する企業は当然それだけ費用がかかる。
本当にそんなに消費行動に与える効果があるんだろうかというくらい莫大な資金を投入することになる。
そのかわりスポンサー企業は意向を番組制作自体に強く影響させることも可能である。
力のある1つの企業が「全部持ちますよ」と言ってくれれば、他にスポンサーを探す必要もなく話は早い。
但しスポンサー企業やスポンサー企業が契約したCM出演者に何か問題が生じた場合や企業がスポンサーから降りてしまった場合には番組を続行したくても難しくなったり、一社の場合にはいろんな面で融通が利かなくなるといったようなリスクもあると思う。

その間に僕は何を失い、何を手に入れたんだろう

『どうぶつ奇想天外!』
お願い:スポンサーの過剰な記述およびゲスト解答者の記載はしないで下さい。

1993年10月16日から2009年3月29日までTBS系列局で放送されていた、TBS製作の動物をテーマにしたバラエティ番組である。全582回。放送内容から教養番組と見る向きもあるが、TBS公式サイトではバラエティに分類されていた。
本番組はペットとして飼われる犬、猫、猿といった、人間にとって身近な動物を取り上げる度合いが高かった。

TBSは1992年3月まで、同じく動物をテーマにしたクイズ番組『わくわく動物ランド』を放送しており、その制作を通じて得た「資産」をこの番組にも活かしていた。


この番組のロケで星野道夫という写真家がロシアでヒグマに襲われて亡くなった。

1996年8月8日深夜4時頃、ロシアのカムチャツカ半島で、取材のため滞在していた星野道夫が、設営していたテントでヒグマに襲われ、死去する事故が発生した。この事故の後、番組では星野を偲ぶ特番を放送。その中で「遺族の意思により、今後番組で星野に関することを取り扱わない」という旨を放送した。

星野 道夫(1952年9月27日 - 1996年8月8日) 43歳没
写真家、探検家、詩人。千葉県市川市出身。
慶應義塾高等学校卒業後、慶應義塾大学経済学部へ進学する。大学時代は探検部で活動し、熱気球による琵琶湖横断や最長飛行記録に挑戦した。
慶應大学卒業後、動物写真家である田中光常の助手として写真の技術を学ぶはずだったが、助手としてはカメラの設置や掃除・事務所の留守番などの仕事ばかりで、2年間で職を辞した。

1978年、アラスカ大学フェアバンクス校の入試を受けた。入試では、英語(英会話)の合格点には30点足りなかったが、学長に直談判して野生動物管理学部に入学した。その後、アラスカを中心にカリブーやグリズリーなど野生の動植物や、そこで生活する人々の魅力的な写真を撮影した。しかしアラスカ大学の方は結局中退してしまう。1989年には『Alaska 極北・生命の地図』で第15回木村伊兵衛写真賞を受賞する。


北海道のヒグマ事故検証番組から12年後の悲劇

「ヒグマと鮭」をテーマに撮影するという企画は星野が持ち込んだらしい。
ロシアにクマを撮影に行く――『どうぶつ奇想天外!』という番組を私は見ていなかったのでよく分からないが、「本番組はペットとして飼われる犬、猫、猿といった人間にとって身近な動物を取り上げる度合いが高かった」という記述があったが、そうでない時もあったということだろうか。
星野はTBS撮影クルーとともにロシアのカムチャッカ半島に向かった。1996年7月25日のことである。
夏のバカンスシーズン、日本でも夏休みが始まったハイシーズン。
リスクも価格も跳ね上がる時期と言ってよいだろう。
イレギュラーとも言えるロケが何故この時期でなくてはならなかったのか。
「この時期は鮭が川を遡上するのでクマの餌が豊富で人を襲わない」星野はそのような見解を持っていたという。
日本では鮭の遡上は秋から冬。

撮影のためのキャンプ地はカムチャッカ半島南部のクリル湖畔。
TBSスタッフ3名とロシア人ガイド2名が同行していた。
そこには安全な施設(鮭観察タワー)もあったが、星野以外の5人は小屋に、星野はそこから数m程離れた所にテントを張り、1人でそこに泊まることを選択した。
ロシア人ガイドはすぐに小屋の食糧がヒグマにあさられていた形跡を発見していた。

7月27日、小屋の食糧庫にヒグマがよじ登っているのをアメリカ人写真家が目撃。ヒグマは星野のテントにも近づいた。ロシア人ガイドがクマ除け(撃退)スプレーをするもスプレーでは距離があり過ぎて効果なし。しかしヒグマは少しすると離れていき、その時は難を逃れた。
ガイドらは星野に小屋に移るように説得したが「襲わない時期」と取りあわなかったという。
アメリカ人写真家は宿泊場所を安全な施設(鮭観察タワー)に移した。

8月1日、同地にいた環境保護団体のグループがヒグマを目撃。
8月6日、再び星野のテント近くにヒグマが現れる。ガイドは強く小屋への移動を勧めたが、星野はこの時も聞き入れなかったという。

8月8日の深夜4時頃、星野の悲鳴とヒグマのうなり声が暗闇のキャンプ場に響き渡った。小屋から出てきたTBSスタッフは「テント!ベアー!ベアー!」とガイドに叫んだ。ガイドが懐中電灯で照らすとヒグマが星野を咥えて森へ引きずっていく姿が見えた。ガイドたちは大声をあげシャベルをガンガン叩いたが、ヒグマは一度頭をあげただけで、そのまま森へ消えていった。テントはひしゃげていてポール(支柱)は折れ、星野の寝袋は切り裂かれていた。ガイドが無線で救助を要請し、ヘリコプターで到着した捜索隊は上空からヒグマを捜索し、発見すると射殺した。星野の遺体は森の中でヒグマに喰い荒らされた姿で発見された。

この経過はTBSが作成した「遭難報告書」に基づくものである。
星野を襲ったヒグマは地元テレビ局の社長によって餌付けされていヒグマであり、さらにその年は鮭の遡上が遅れ気味で食糧が不足していたとも報告されている。

星野が死亡していることもあり、本当に星野が小屋に泊まることを拒否したのか、事件は回避出来なかったのか等の真偽は不明である。ガイドやアメリカ人写真家の証言と報告書との間に矛盾もあったことから、星野の友人らはTBSに対して公開質問状を送ったが、TBS側は報告書の一部間違いは認めたものの、事故を予測することはできなかったと回答している。また遺族の意向もあり、追加報告書の作成は見送ったとしている

事故後も番組が打ち切られることはなかった。





by yumimi61 | 2018-09-04 14:30