人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

有視界飛行✇✇✇✇✇✇✇

今日は日曜日で明日は敬老の日かぁ・・・・来週の日曜日は秋分の日(お彼岸中日)で月曜日は振替休日だなぁ


子供と老人はいろいろ違う。
見た目や生活習慣もそうだろうけれども、身体的機能も違う。

健康長寿ネット 高齢者の身体的特徴

高齢者の身体的特徴は、老化によって生理機能の低下が生じます。体の器官を構成している細胞にも老化は起こり、細胞数の減少や細胞の働きが低下することによって臓器の機能低下もみられるようになります。身体の水分量も減少するため、脱水によっても臓器の機能低下が起こることもあります。
加齢による生理機能の低下により、高齢者では以下のことがみられます
高齢者の身体的特徴
 •呼吸機能の低下
 •循環機能の低下
 •消化・吸収機能の低下
 •排泄機能の低下
 •運動機能の低下
 •感覚機能の低下
 •神経機能の低下
 •免疫機能の低下
 •性機能の低下
 •造血機能の低下
また、老化によって予備力・回復力の低下、防衛力の低下、適応力の低下により、疾病にかかりやすくなり治りにくいということもみられます。



気圧の変化を敏感に感じ取る人達

「そろそろ雨が降る」「天気が下り坂」「台風が近づいている」
天気予報を見なくても、天気図が読めなくても、天候の変化を敏感に感じ取り、そのようなことを口にしてピタリと言い当てる人がいる。
要は気圧の変化を感じ取っているということなのである。それが自律神経に影響を与えてしまう。
リウマチ、神経痛、交通事故によるむちうち(外傷性頸部症候群)、骨折・捻挫・打撲・手術跡などの古傷、喘息、メニエール病、めまい症、うつ病、頭痛、腰痛などを持っている人の中には気圧変化で体調が悪くなる人が少なくない。
これらの訴えや症状を気象病や天気病(天気痛)と言ったりもする。
気圧の変化を感じ取ったことで起こるものなので、天気が悪い状態が長く続いている時よりも、天気が悪くなる前や変化途上のほうが症状が強いことが多い。だから天気予報的なことを言ったりするわけである。
もし天気が悪化した状態に身体が慣れなければ、悪化している間中ずっと通常と異なる状態と認識し、体調が回復しないこともある。

飛行機に乗った時や登山をした時に、耳が痛くなったり、歯が痛くなったりすることもある。
これも気圧の変化が関係したもので、突然起こる場合もあるし、中耳炎や虫歯・歯槽膿漏などの基礎疾患があることも多い。
気圧高度が2,500~3,000m(8,000~10,000feet)付近で起きやすいと言われる。


高度と気圧と酸素

先日、有視界飛行の気象条件を載せた。
高度によって条件は変わるが、高度区分は3,000m(10,000feet)以上か未満か、あるいは地表または海面から300m(1,000feet)以下となっている。

地表または海面から300m(1,000feet)以下の場合、ヘリコプターは特別扱いとなる。
※この高度におけるヘリコプターの場合は、この気象条件を当てはめる必要なし。視程規定なし。他の物と衝突を避けることができる速度で飛行すれば雲からの距離からも自由。要するに機体が雲の中に入り覆われ前後横上下が見渡せないような状態でも飛行が認められるということになる。

旅客機の巡航高度は1万メートル(33,000feet)。長距離を行くほど巡航高度で飛行する時間が長い。

気圧と高度と酸素分圧は大いに関係があり、一般的に高度が高くなるほど気圧も酸素分圧も下がる。

標準大気圧(1気圧)は海面上で 1013.25 hPa とされるが、大気圧は上方の空気の重みを示す圧力であるから、高所へいくほど低下する。高度上昇と気圧低下の比率は、低高度では概ね 10 m の上昇に対して 1 hPa であり、計算上富士山頂で約0.7気圧、高度5,500 m で約0.5気圧、エベレストの頂上では約0.3気圧になる。

標準大気圧では、酸素が21%、窒素が78%の割合で存在している。
酸素分圧は、気圧×0.21で求められる。

平地(海抜0m) 気圧760 酸素分圧159 ・・・標準1気圧
低気圧(950hPa) 気圧700 酸素分圧146 ・・・約0.9気圧
飛行中の航空機内 気圧600 酸素分圧125 ・・・約0.8気圧
標高2,000m  気圧595 酸素分圧124  ・・・約0.8気圧
標高4,000m  気圧462 酸素分圧97  ・・・約0.6気圧 
標高8,000m  気圧267 酸素分圧56  ・・・約0.35気圧
(気圧は平均。実際は気圧配置などによって変わる)
(気圧と酸素分圧の単位はmmHg)

平地(海抜0m)の気圧が標準なので、それを1気圧とすると飛行中の航空機内の気圧はおよそ0.8気圧になるということである。

気圧が下がり、酸素分圧が下がると、動脈血酸素分圧や肺胞気酸素分圧も下がり、酸素飽和度も下がり、低酸素血症の状態となってしまう。
人間の身体には負担がかかり、最悪死ぬことだってある。
登山で起こることがある高山病(高度障害)は低酸素状態で発生する症候群のこと。
酸素飽和度の正常値は99~96%であるが、これが90%以下になると呼吸不全と言われるようになり、酸素飽和度が88%以下になると在宅酸素療法の適用となる。

高高度を飛行する航空機には与圧と空調(エアコン)が必要であり、気圧が0.8気圧、気温25度、湿度10−20%を維持するようになっている。
調整していても航空機内は平地の1気圧よりは気圧が低い状態。0.8気圧というのは富士山の5合目(2,300m)の気圧と同程度。
この0.8気圧では酸素飽和度は90%くらいに低下してしまう。
でも健康な人は心拍数を自然に上げることなどによってそれを補うことができるし、何日も飛行が続くわけではないので、酸素吸入などしないで普通に過ごすことができるわけである。

飛行中の航空機内よりもよっぽど低酸素となる標高の高い山に登る時には酸素ボンベを使用したりする。
前に書いた登山家の山田昇は無酸素(ボンベ)を得意としていたが、無酸素(ボンベ)で高い山に登るということがいかに凄いことか。


どうせ調整するなら1気圧にすれば?

上に書いたように人間が高度を上げていった時の身体的変化は高度が2,500~3,000m(8,000~10,000feet)付近で起きやすいと言われている。
飛行中の航空機の気圧は、その高度の下あたり1,800~2,500m(6,000~8,000feet)の気圧と同程度で設定されるということになる。

なぜ平地と同じ1気圧に調整しないのか言うと、調整幅が大きいほどそれだけ圧力が必要ということでエネルギーが必要になる。
また差が大きいほどリスクに繋がりやすい。高高度で耳が痛くなるとか歯が痛み出すというのは、中の圧力のほうが高くなるからである。
内外の差が大きくなれば航空機はその圧力に耐えられるだけの頑丈な造りにしなければならない。そうすると必然的に重量化してしまう。
重くなると離陸時などにはそれだけ大きなエネルギーが必要となるし、スピードなどにも影響を与える。

航空機はとても大きいものだからそれなりに重いけれども、もしも紙ヒコーキを航空機と同じ大きさにまで拡大すれば、紙ヒコーキのほうがよっぽど重くなるそうである。
つまり航空機は紙よりも軽くて薄い材質で出来ているということである。そのうえで当然それなりの強度も必要である。
保たなければならない強度と機体の軽量化という点において現状航空機内の気圧を1に保つことは出来ないということになる。

商業的に、あるいは生活に密着して、飛行機を飛ばすということは、単なる夢でも遊びでもないので、当然コストも関係してくる。
「出来ること(可能なこと)」と「実際に行うこと」がイコールでないこともある。


非常時だから仕方ない?非常時だからすべきではない?

人間が高度を上げていった時の身体的変化は高度が2,500~3,000m(8,000~10,000feet)付近で起こりやすい。
旅客機の場合はどんなに高度を上げても上記のように1,800~2,500m(6,000~8,000feet)の気圧と同程度でコントロールされる。

ヘリコプターは飛行機ほど高度を上げないで飛ぶことが多い。
与圧装置のないヘリコプターは基本的に1,800m(6,000feet)以下で飛行するはずである。
だから健康な人ならば目に見えた変化はない。
しかし平地よりも高度を上げていけば酸素飽和度の正常値99~96%から外れていき、高度2000m近くになれば酸素飽和度90%という呼吸不全に近い状態となっている。想像以上に身体には負担がかかっているものである。

健康な人だってそうだっていうのに、ドクターヘリに乗せる人は傷病者。
高齢者の割合はどんなものか、多いのかな、そうでもないのかなあ。
高所恐怖症の人だっているだろう。心臓に負担がかからないと良いけれど。
与圧装置はないので患者には酸素マスクで酸素を供給しながら飛行する。
傷病者が高度を上げたことによる低酸素で悪化したら踏んだり蹴ったり。本末転倒。
肺疾患の既往がある傷病者、登山での高山病、ダイビングでの減圧症(潜水病)などは、搭乗前に低酸素状態にあったり気圧の変化を受けているので特に注意しなければならない。
高い所を避けて低高度を行けば接触や衝突のリスクも高まる。天気が悪ければ尚更。
広い空を飛ぶヘリコプターは地上を動く人間と違って、低気圧の中に急に入りこんでしまうことも考えられる。
天気図に示された大きな低気圧だけが低気圧ではないのだ。
局所的に気圧が低くなっている箇所があるので、そういう場所にも注意が必要である。。
悪循環というか何というか、ドクターヘリが救急車よりも圧倒的に有利・有効という状況はなかなか見つからない。





by yumimi61 | 2018-09-16 11:27