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やがてそこに。


by yumimi61
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空間

逃げ場ない空き間にいるは同じなり 僕の背中に羽があったら


・昨日の夜テレビでみたブラジルのバスジャック事件の顛末が悲劇的すぎて、なんかずっと引きずっている。

・大人げないことを言えば、ドラマ『相棒』で右京さんが丁寧な口調で激高して正義を振りかざして説教するシーンがめちゃくちゃ嫌いだ。

Men always want to be a woman’s first love. Women like to be a man’s last romance. ―Oscar Wilde 
男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。


「恋人」と訳されている部分が英語では'love'と'romance'と単語が違う。さらに言えば'first love'と'last romance' という違いがある。

love(ラブ)は現実的でエロティシズム。
エロティシズムー元来は肉体的な愛から精神的な愛まで含む包括的な概念であった。しかし近代では,肉体的愛,性愛の意味で使われる。本源的には,エロスは人間の最も根源的な生命力であり,人間のすべての文化現象すなわち文学,美術,習俗の背後にエロティシズムとして働いている。
プラトニックであり肉感的でもあり、どこにでも存在しうるのが、love(ラブ)なのだ。

romance(ロマンス)は空想や物語にみられるような現実離れした大恋愛。官能的でありプラトニックということは少ない。
ロマンスーヨーロッパ中世のフィクション,「物語」。宮廷文学の代表的な分野の一つ。本来は、騎士の冒険譚、恋愛譚など、ロマンス語(フランス語、イタリア語など、中世以降、世俗ラテン語から派生した言語の総称)で書かれた中世の伝説や物語を、広義には、現実離れした空想物語全般を指す。いずれにしても、ロマンスの本質は冒険と恋愛にあり、ロマンス的想像力は常に、その時々の対抗ジャンルとの関係で、冒険と恋愛を基軸とした新たなサブ・ジャンルの発生を導いていった。
ロマンスが物語である以上、物語が完結すれば、ハッピーエンドであってもそうでなくとも、もはやそれはロマンスではなくなるが、それが物語である以上、芸術に昇華された以上、現実のように何もかもが無残に消えてなくなることはなく、ある意味においては永遠にロマンスである。
「最後のロマンス」は、それ以上上書きされることのないロマンスということになる。

男は刹那を愛し、永遠を刻み、女は刹那を憎み、永遠を欲する。―yumimi

・女は過去にも未来にも嫉妬する生き物である。―yumimi   ←これは前にも書いたことがある。

・私はこの男と女の名言(迷言?)は国家に通じるのではないかと思っている。
日本の神道や国学における古神道(復古神道)は、女の最初の恋人になりたがる男なのではないかと。
要するに世界で最初の国になりたい。世界の最初の恋人になって永遠を刻みたいと思っているわけである。

・ではロマンスを求める国家とは何か。
現実離れした激しい恋愛に恋い焦がれる気持ち。
穏やかで安定した日常よりも、煌びやかなものや激動な時代を好むという性質は多くの人が持つものと思われる。
マンネリズムよりもサプライズ。ぱっとしない自然や建物にはイルミネーション。テレビ映えにインスタ映え。
戦争や災害という有事や非常時に見られる興奮状態もこれに近いかもしれない。
スポーツや戦争などで十分な力(やる気)を出して活躍するためにはアドレナリンが分泌される必要がある。ハングリー精神なんてアドレナリンが沢山出る状況だし、火事場の馬鹿力なんていう言葉もある。
同時にPTSD(外傷後ストレス障害)に関係するのもアドレナリンである。
アドレナリンはやる気(興奮)とダメージ(ストレス)の両方に関与する物質である。

・アドレナリンの前駆物質がドーパミン。ドーパミンはアドレナリンが生成される前の段階の物質で、ドーパミンが変化してアドレナリンになる。
どちらも交感神経優位な時に出るホルモン物質で興奮状態を引き起こすわけだが、ドーパミンは人間に幸福感や快感をもたらす。
だから脳内麻薬とも言われる。
ドーパミンは各々が良いと思う見返りを得られる事を達成した時、また実際には達成しなくても達成や見返りを思い描いただけでも分泌される。
もしドーパミンだけで終わってしまったら、達成していないのに幸福感や快感を得てしまい、目的や目標に向かう行動に繋がらないので、ドーパミンはアドレナリンに変わってやる気を引き起こし行動に向かう。
ドーパミンやアドレナリンというホルモン物質が分泌されなければ無気力状態を引き起こす。
パーキンソン症候群(パーキンソン病含む)はドーパミンの不足によって起こることが知られている。ドーパミンは神経伝達物質で運動調節機能にも関係しているため、振戦(手足の震え)、筋固縮(手足のこわばり)、無動や寡動といった運動症状も出現する。
好きなことや得意なことをして幸福感や快感を感じること、運動をすることなどは、それらを予防するためには大切なこととなる。

・しかしながら、「やる気」と「恐怖・怒り・悲しみ・パニックなど」に同じアドレナリンが関与していて、アドレナリンの前駆体が脳内麻薬のドーパミンで、「幸福感」が「やる気」に繋がっていることは少々厄介でもある。
「(見返りを思い描いて)幸福感・快感」→「やる気」
「(見返りを思い描いて)幸福感・快感」→「やる気」→「恐怖・怒り・悲しみ・パニック」
「(見返りを思い描いて)幸福感・快感」→「恐怖・怒り・悲しみなどのマイナス感情を裏付けにしたやる気」

・例えば、戦争で活躍して英雄になり幸福感や快感を覚えたとする。一度体験した幸福感や快感は思い描きやすいので、それでもってドーパミンを分泌しやる気を引き起こし、再び幸福(見返り)を得るために目標に向かって行動を起こしていく。

・例えば、災害救助で活躍したり、救助活動や評判を見聞きし触発されて、救助活動に幸福感や快感を覚えたとする。そうするとついついそれに恋い焦がれてしまう。災害が起きて自分が大活躍をしている姿を思い描いて幸福感を得て、やる気に繋げる。通常は災害を自分で引き起こすことなど出来ないが、ひとたび災害が起こればある種ハイな精神状態となる。
実際に自分で放火して消火活動に参加し感謝状まで受け取っていた事例などもある(後で発覚して逮捕された)。

・例えば、災害に遭遇して、普段と違って周囲の人にとても親切にされたという経験を持った。災害は大変だったけれど、皆が気にかけてくれて親切にされたことはこの上ない幸せだった。これはまさしくドーパミンとアドレナリンが共存しているような状態。災害という非常時にありながら幸福感もそこそこ感じているが、アドレナリンのせいでずっと交感神経が優位な状態であるので、身体的にはやはり負担がかかる。

・ロマンスを求める国家とはすなわち交感神経を優位にさせてアドレナリンを溢れさせたい国家。
国家の大恋愛といえば、やっぱり外交関係とかになるのかなあ。
国民の交感神経が優位となりアドレナリンが溢れる状態は、やっぱり災害とか戦争じゃないかなあと思う。スポーツの国際大会なんかもそうかな。なんとかランキングとかもそうなのかなぁ。
思い描く見返り(幸福感)は、お金?名誉?愛?優しさ?寄り添い?共感?認めてほしいという承認欲求が満たされる?永遠になること?伝説になること?歴史を残すこと?




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by yumimi61 | 2018-11-04 11:30