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虐待ー②「学校」との関係

一時保護の影響

小学3年生の2学期に(9月より)転校してきた少女が11月に児童相談所にて一時保護される。
沖縄県から引っ越してきたばかり。まだまだ地域にも学校にも友人にも、そしてお父さんのいる生活にも慣れきってはいないだろう時期。
そんな時期に家族から引き離されて、彼女は一時保護所で生活をし、そこから学校に通うはめとなってしまった。

例えば新しいお友達が出来たとして・・
「今日みあちゃんちに遊びに行っていい?」とお友達が訊く。
「私、今おうちにいないの」
「え~どこにいるの?」
「児童相談所」

それを聞いたお友達は家に帰ったらきっとお母さんか誰かに言うだろう。
「転校してきたお友達は児童相談所にいるって言うんだけどなんで?」と。

転居してきて間もない転校生が児童相談所暮らしをしている。だけど親も親族もいるらしい。・・・ってことは何?問題児っていうこと?それとも虐待されてるとか?とお友達の保護者は思う。
はっきりとしたことは分からないが「普通」ではないことを確信する。
友達や保護者の間にそうした噂が流れ、「あの子とは遊んじゃダメよ」「あの子に関わらないでね」と保護者が子供が言うようになるかもしれない。
保護者にしたらとばっちりが怖いから。

南青山に児童相談所の建設計画に猛反対する人がいるということが一時期ニュースを騒がしていたが、我が子のそばに児童相談所のお世話になるような親子がいるということは、青山の不動産の価値が下がることよりも、ある意味ずっと身近な問題である。
細かい事情は何ひとつ分からずとも偏見に晒されることは間違いない。

一時保護した2017年11月時点で、実際に女児がどれほどの暴力を受けていたのかは定かではない。
その一時保護が、その時点において、彼女の生命危機を救う役割を果たしたのかどうなのかという冷静な評価が必要だろうと思う。それほど危険な暴力行為が本当にあったのかどうかということである。
なぜその評価が重要なのかと言えば、一時保護は彼女のその後の人生に与える影響があまりに大きいからである。彼女は転校後の学校デビューや地域デビューに失敗したと言っても過言ではない。
「お父さんの暴力」から一時的に逃れられたとしても、その後の彼女には明るい未来は見えなかったと思う。


一時保護後の転校の意味

アンケートの「父親からの暴力」の訴えに半信半疑だった両親や親族。
12月末に一時保護から戻ってきた子供は、冬休み明けに学校には行きたがらなくなり、その疑念はさらに膨らんだ。
そこでアンケートのコピーを見せるように迫って、コピーを見せてもらい、両親は子供が自分自身で書いたことを確認した。
学校の先生や市教委が嘘をついていたわけではないということが分かった。
だからこそ、そこでそれ以上騒ぐことをやめて、父親は小学校を転校させたのではないだろうか。
世間体(主に同じ学校の保護者)を気にしたということも含めて、一時保護が与える影響を父親は分かっていたということにもなる。

父親本人に多少なりとも娘への暴力の自覚があったのかどうかということも気になるが、ともかく父親はもう一度リセットしようと思った。
「一時保護」という噂による偏見のない新たな学校で娘を再出発させてやりたかったんだろうと思う。
(但し、遠くに転居したわけではなく、転校先は隣接区の学校であり、学校間の距離が最短で1.5kmくらい)


千葉県野田市内での転校後、事件まで(小学3年生3学期~小学4年生2学期終わりまで)

報道された情報(つまりそれは特筆事項ということなんだろうと思うが)、その情報の中で、一時保護解除後の転校後から事件までの出来事として私が確認できたのは下記の2つだけだった。

・小学4年生の夏休み明け、2学期の始業式から1週間ほど沖縄県に滞在していることを理由に欠席。しかし1週間後には元気に登校した。

・2学期の終わり近くの面談でも父親は担任に「下の子の面倒をみてくれるようになったんです」と嬉しそうに話す。

すなわち、この情報だけでは、一時保護解除後から事件まで(小学3年生3学期~小学4年生2学期終わり)はそれほど大きな問題はなかったように見え、転校が功を奏したような印象さえ受ける。
ただ夏休み明けと冬休み明けに始業式から連続して欠席している。
沖縄の母親実家に滞在していることを理由に欠席していたようだが、それが事実だったのかどうか。
もしその事実がないとするならば、長期休み明けに学校に行きたがらないということがあったと推測できる。

学校にあまり行きたくない娘。
普通に学校に行かせたい親。
親は子供や第三者が思う以上に、子供が学校に行きたがらない、子供が学校を休むということに、精神的なダメージを受けるものである。欠席が長期になってくれば徐々に親のほうも追い詰められていく。
親がそのような心理状態にあって、もともとDV傾向を持つような人であれば、当然口調も強くなり手も出やすくなるだろうと思う。
そんな中でもし児童相談所から「長期欠席について」の連絡が入れば、再び一時保護がちらつき、1年あまり苦労して何とか築いてきたものが水の泡になると否定されたような気持にもなるかもしれない。
「またおまえが暴力を振るわれているとかなんとか訴えたのか!」と娘に疑惑の目を向けるかもしれない。なんと言っても前回の一時保護は娘本人の訴えから始まったものだったのだから。
そしてついには自分が抑えられなくなり激昂してしまった、と考えられる。

昨今「学校に行くのが辛いなら学校に行かなくてもいいよ」という大人は巨万といる。
だけどそれを自分の子供に言える、言い続けることが出来る親はそう多くない。
いたとしても「普通の親」とは見做されないだろう。
つまり「学校に行くのが辛いなら学校に行かなくてもいいよ」は他人事なのだ。






by yumimi61 | 2019-02-17 17:13 | 虐待