人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

虐待ー⑤虐待の認識、マタニティブルーと産後うつ

それも虐待!?

虐待による死亡数のグラフをこちらの記事(『世相』)に載せた。
いわゆる虐待死(心中以外の虐待死)が平均50人/年くらい。
「心中以外の虐待死」の被害児童は0歳児が半数を占め、8割は3歳以下であり、小学校入学前の児童が圧倒的に多い。

虐待加害者は実母が半数を超える。その次に多いのが実父である。その次が複数(父+母など)による虐待。その次がその他であるが、これに内縁関係にある人や同居人が含まれる。養父母は実父母よりも絶対数が少ないこともあるが、虐待加害者になっているケースはとても少ない。

親子心中(無理心中)で死亡してしまった児童を「心中による虐待死」として別にカウントしている。
心中は、経済的不安や親自身の病気、親の失望感や絶望感、子供の障害などから、親が将来を悲観し子供を道連れに死のうとすることである。
「心中以外の虐待死」よりは数は若干少ない。
こちらは「心中以外の虐待死」よりは年齢がばらけて、小学生や中学生年齢の子供との心中もある。

その他おそらく虐待には数えられていない「子殺し」もあると思う。
虐待は主に傷害罪と保護責任者遺棄致死罪であると思うが、そうではなくて殺人事件(殺人罪)として扱われるもの。
子供の首を絞めて殺したとか、ナイフで刺して殺したとか、高所から落としたとかいう事例である。
そこに至るまでに虐待があったのか、それとも突発的なのか、抑えていたものが爆発したのか、個々の背景は不明だが、これも被害児の年齢はいわゆる虐待死よりは年齢がもう少し上がりそうな気がする。

また子供が虐待から逃れるために自殺するということもあるだろう。
要するに自殺の背景に虐待があったであろうという事例だが、これも自殺できるほどの年齢になっていたということになる。

子供を残して親が自殺してしまうこともある。

さらに言えば、子供(+妻あるいは夫)を残して家出し行方不明(音信不通)になる事例もあるだろう。


いま述べてきたことをまとめれば次のようになる。
・子を虐待
・親子心中
・子供を殺害
・子供が自殺(自殺背景に虐待がある場合)
・親が自殺
・子が行方不明(家出の背景に虐待がある場合)
・親が行方不明
(・子を産んだこと!?)

どれであっても、子供は親から何かしら被害を被る。
親子心中、親の自殺や行方不明の場合、その原因が子育てに悩んでいたといったものではなく別の理由だったとしても、子供への影響は大きい。それを心理的虐待と言うことだって出来なくはない。
それを言うならば、この世に誕生したことがすでに虐待(生まれてきたくなかった、あなた達の子供として生まれてきたくなかった)とか言い出す子供もいるかもしれないけれど。
大きくみれば親の離婚も虐待になり得る。(親の離婚を何らかの理由や不幸の原因にする子供は少なくない、大人になってからも)

虐待と殺害の違いは、子供に対して殺意を持ってその行為を行ったかどうかということになるだろう。でもそう考えると、親子心中は殺意を持って行っているのだから虐待の範疇にはない気がするが。心中の場合、罪状も殺人罪や殺人未遂罪となる。
「心中以外の虐待」にも殺人罪のケースがカウントされているんだろうか。


西日本新聞 2016年11月15日「親子心中は虐待」認識あるか 精神科医療と児童福祉 足りない連携 進まぬ対策 社会の考え方に問題は…
心中による子どもの虐待死と、心中以外の虐待死では加害動機の傾向が違う。9月に厚生労働省が発表した子どもの虐待死事例検証報告(2014年度分)によると、心中以外による虐待死は43件44人で、心中が21件27人。加害動機では、心中以外は子どもの存在拒否(31・8%)▽保護を怠ったことによる死亡(11・4%)▽しつけのつもり(9・1%)-などばらけているのに対し、心中は「保護者自身の精神疾患・精神不安」が59・3%と、一つの項目が高い割合を占める。

【心中以外の虐待死】
・子どもの存在拒否(31・8%)
・保護を怠ったことによる死亡(11・4%)
・しつけのつもり(9・1%)

【心中による虐待死】
・保護者自身の精神疾患・精神不安(59・3%)

転載した記事には加害動機が違うと書いてあるが、そうとも言い切れない。
精神疾患という言うといかにも病気な感じだけれど、精神が不安定な状態ならば誰だってなりうる。
うつ病(うつ状態)などは「心の風邪」とさえ言われるくらいである。
精神というとハードルが上がるが、メンタルとか心理状態とか言えばハードルは下がる。
従って、・子どもの存在拒否・保護を怠ったことによる死亡・しつけのつもりに、・保護者自身の精神疾患・精神不安がなかったとは言えない。


マタニティ・ブルース

いつも待ちわびてた
だけど月のものが来なくなり、いよいよ私も年貢の納め時かと思ったら
嬉しいのか悲しいのか分からなくなって涙がこぼれた
マタニティーブルース

ご飯の炊けた匂い
ほかほか温かくって、幸せってたぶんこんなことだって確信してたのに
唐突に生きることを拒絶したみたいに込み上げてくる吐き気
マタニティーブルース

私の中にいる私ではない誰か
ドメスティック・バイオレンスお構いなしに蹴っている
心も身体もこんなに腫れて膨らんでるけど愛してもいる
マタニティーブルース

これまでの私
何か1つでもちゃんと出来たことある?ないでしょ、ないわよ、ないって言って
ないってひどい、それでもあなたにはあるって言ってほしかった
マタニティーブルース

こんにちは赤ちゃん
あなたのその美しい鳴き声を子守唄に今は少しだけ眠らせて
昨晩私は一睡もしなかった・・遠のく意識落ちていくどこまでも
マタニティーブルース


マタニティ・ブルー(マタニティ・ブルーズ)

妊娠期間中や産後2週間くらいの間に起きる軽度のうつ症状および神経症状。
具体的な症状としては、疲れやすい、無気力、涙もろくなる、イライラしたり怒りっぽくなる、不安や寂しさが募る、不眠あるいは過眠、食欲減退あるいは食欲増進(過食)、セックスや夫に全く関心が持てなくなる、頭痛、胃痛など。程度の差はある。

出産が原因となる精神的ストレスおよび疲労、ホルモンバランスの変調、育児に伴う睡眠不足、環境や生活状況の変化、育児への不安などによる心理的な反応として、3人に1人程度の産褥(さんじょく)婦が経験する。
多くは一過性のもので短い間に回復がみられるが、重症となれば産後うつ病などの精神障害に陥る場合もあり、自殺企図につながったり、育児放棄や子への虐待などに発展してしまうケースもある。
なお、産後うつ病となるのは、出産を経験した女性のおよそ10人に1人といわれている。


マタニティ・ブルーの原因は複合的であるが、しかし特徴的なのはホルモン変動(ホルモンバランスの崩れ)が大きく影響していることである。
女性は月々の月経前(PMS:月経前症候群)や月経中、更年期などにも心と身体が不調となることがあるが、それもホルモン変動やバランスの崩れが大きな原因である。
それと同じように妊娠中と出産直後には心と身体に変化が起きやすい。


産後うつ

出産後2週間くらいまではホルモン変動や乱れの影響が強く、この時期までを「マタニティ・ブルー」と呼んでいるが、それ以上症状が長引くような場合には「産後うつ」と呼ばれるようになる。
「産後うつ」の場合、マタニティ・ブルーよりも環境的な要因が大きい。
また出産前の精神・心理状態(精神疾患既往歴)など個人的な要素も関わっている場合もある。

高齢出産(医学的な定義としては35歳以上の出産)、ワーキングウーマンの増大、核家族化、情報過多、承認欲求の肥大(他者との比較)などが産後うつを発症しやすい環境である。

高齢になるほどやはりどうしても妊娠出産による身体のダメージが大きく、痔や恥骨などの痛み、骨盤の違和感など外傷性のダメージからの回復はもとより、睡眠不足や疲労からの回復も遅い。
若い時ほど無理がきかないし、長期に無理を続けることも出来ない。従ってストレスもたまりやすい。
高齢出産などで出産までに結構な期間働いている女性は、新人から中堅に、あるいはすでに責任ある立場になっていることもある。その過程においてメンタル面での不調を感じたり、うつを経験していることもある。つまり既往的なものがあり、弾性や耐性が弱くなっていることも考えられる。
夫の年齢もそれなりに高齢の場合には、責任ある仕事を任せられていることも少なくなく、さらに出世競争の中にあったりすれば、そうそう休んでもいられないだろう。だから「イクメン」にはなかなかなりきれない。若ければ時代に乗れるが、時代に乗りきれないということ。
パワー満ち溢れる子供に対峙するには体力的には若い方が有利なのは女性も男性も同じ。無理がきかない。
逆に精神的には次第に大人になっていくはずであるが、同時に社会的な側面(世間体を気にする)を多く持ってしまうので思うようにはいかなくなる。

働いている女性では、育休に負い目を感じたり、休んでいることで自分だけが取り残されてしまうという焦りを感じたり、あるいは職場復帰がプレッシャーになったりで、必要以上にストレスがかかってしまうことがある。
また職場でバリバリ働いていた人や結果を出してきた人ほど完璧を求めやすい傾向にあるが、赤ちゃんや子供は思うようにはならず挫折感を味わう。こんなはずではなかったという強烈な経験をすることになる。

核家族化でサポートできる家族がいない。相談できる経験者もいない。御近所づきあいもしておらず仲間もいない。近所に同年代がいない。となれば、どうしても孤立しやすい。
ネットやテレビには情報が溢れているが、正しいことも正しくないこともあり何が本当か分からない。また情報が間違えていなかったとしても、それが求めているものの回答とも、その人に一番相応しいこととも限らない。
SNSなどに上がっている情報は嘘だったり盛ったり加工したりしたもの、ほんの一部分を切り取ったものであることが多いので、自分の現実と比べて必要以上に劣等感を感じやすい。
嘘偽りない情報や仲間があったとしても、子育て期のお母さんたちは比較での優劣に非常に敏感になっているので、不安や劣等感を感じやすい。




... Ads by Excite .....
無料ブログのため広告が上部及び下部に強制表示されてしまいますが、内容など一切関知しておりません。(yumimi61)

by yumimi61 | 2019-02-22 16:31 | 虐待