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日光

・先日、穏やかな暖かい日に公園にいたら、若い女性とベビーカーを見かけた。日光浴かなぁと微笑ましく遠目に眺めていた。
その女性は東屋のテーブルの上にスマートフォンを設置しだす。
赤ちゃんとママで写真でも撮るのかなぁと思って、そのまま見ていたら、女性はそのスマホの前でスクワットで下に下がった格好のまま右左と横歩き・・・カニ歩きみたいな感じ。
え?・・・ということは・・・産後ダイエットか何かの動画を撮っている?ユーチューバー??
少し時間が経ち、また公園の別の場所(木陰)で見かけた。
女性は腕立て伏せの形で肘から下を地面に付けている姿だった。
そばにはスマホが設置してあった。
今度はベビーカーの内側が見えるように止めてあったので、赤ちゃんは何か月くらいなのかなぁと興味津々見たら、足のほうはベビーカーの足カバーがしっかり取り付けてあり、頭部分も日よけがぐっと伸ばしてあって、つまり赤ちゃんの姿は全く見られなかったのである。
赤ちゃんはよく眠っているのか、泣いているふうもぐずっているふうもなく、本当にあの中に赤ちゃんがいるんだろうかと思ったくらい。

・カニで思い出した駅弁、仙台のこばやし網焼き牛タン弁当!
紐を引っ張るだけで温められる、あれは凄いですよね。

・アニメ『アルプスの少女ハイジ』。
日本で制作されたアニメですが、原作の著者はスイスの方。
その『アルプスの少女ハイジ』に出てくるクララという少女。
彼女は足の具合が悪いようで、立ったり歩くことが出来ず、車いすに乗っていました。
そのクララがアルプスで車いすを降り、自分の足で立ち歩きだす場面。
「クララが立った!」とハイジが言うそのシーンはとても有名ですよね。
では何故クララはそれまで立ったり歩けなかったのか。
2つの理由が考えられています。
①くる病
②精神障害(解離性運動障害)(転換性障害)

・ハイジはスイスの生まれで、クララはドイツの生まれ。
ドイツのフランクフルトの大富豪ゼーゼマン家のお嬢様。
大きなお屋敷でいろいろと面倒をみてくれる大人に囲まれて大切に育てられ、屋外に出る機会が少なかったのか青白い顔をしている。(白人だからですよ?)
その生活環境がくる病をもたらすのに合致するわけである。

・スイスにいたハイジとドイツにいたクララが何故出会ったのかと言うと、ハイジがゼーゼマン家に連れて行かれたからである。
ハイジをそこに連れて行ったのはハイジのおじさん。(おじいさんではないですよ)
おじさんはいずれクララが亡くなるとみてて、ハイジを養子候補として送りこんだらしい。
ハイジはアルプスを離れたくなかった。
ゼーゼマン家の人は厳しくも優しくもあり、クララとも友達になるのだが、ハイジの心はもたなかった。
食欲がなくなり、落ち込み涙もろくなったり、自暴自棄になったり、精神不安定。年端の行かない子供が親族と離れたった1人で移り住むという引き金があるし症状的にも「適応障害」っぽい。
ドイツ語の文字が突如ヤギに見えてきて、それに乗ってアルプスに帰るという幻覚や妄想が出現し、部屋の中で実際にそのような行動をとってしまう。一時的ならば「せん妄」、続けば「統合失調症」と診断されかねない状態である。
また睡眠時遊行症(夢遊病)も発症する。
※睡眠時遊行症(夢遊病)
無意識の状態で起きだし、歩いたり何かをした後に再び就眠するが、その間の出来事を記憶していない状態を指す。その時間は、30秒から30分までの長さになり得る。
興奮状態のまま眠りに就いてしまうことや、精神のストレスによるものが多いとされている。また、特に原因が見当たらず慢性的で難治性の場合もある。疲れていたり、昼間に猛烈なストレスを体験した場合に多くみられる。また、ぐっすり寝込んでいる子どもを、何らかの理由で無理やり起こした場合にみられることがある。
現在のところ、臨床試験において症状改善が確認された心理療法や薬物療法は存在していない。しかしながら、様々な療法が行われているのが現状である。

こうした症状が出現したことからハイジはアルプスに戻されることになる。

・ハイジだけでなくクララも精神障害のために足が麻痺していたのではないかというのが②の説。

※解離性障害
解離には、日常的に起こりうる正常なものから、障害とみなされるまで範囲は広い。不幸に見舞われた人が目眩を起こし気を失ったりするが、これは正常な範囲での「解離」である。
それぞれの人にとって大きな精神的苦痛、限界を超える苦痛を感じた時、感情を体外離脱体験や記憶喪失という形で切り離し、自分の心を守ろうとする。障害を満たすのは重症の場合であり、つまり、著しく苦痛であったり社会的機能の障害をもたらしている場合である。


解離性障害の中ではストレスに満ちた出来事の記憶が欠落してしまう解離性健忘が比較的知られているが、解離性運動障害もその1種。
手足が麻痺する(失立・失歩)、声が出なくなる(失声)などが「解離性運動障害」である。
似たようなものに、てんかん発作に似た症状が出る「解離性けいれん」、目が見えない・耳が聞こえない・匂いがしないといった症状の「解離性感覚障害」、あるいは手や足の皮膚感覚がないといった症状の「解離性知覚麻痺・脱失」などがある。
これらは心理的な原因によって生じている症状なので、神経学的な検査を行っても異常な所見は見つからない。

※転換性障害
神経学的検査によって説明のできない神経症状を示し、典型的にはストレスの多い出来事の後に、発作、麻痺、歩行障害、会話困難などを示す。歴史的にヒステリー、転換型ヒステリーと呼ばれた。
無意識の葛藤が症状として反映されていると仮定したものであり、抑圧された考えが症状に転換されるということである。
発症時に解離性健忘など解離性障害に関連することも多い。調査では約半分が解離性障害の症状を示したことがある。

出現する症状も解離性障害によく似ている。
症状は麻痺、振戦(ふるえ)、嚥下困難や違和感(飲み込みにくい、咽喉にかたまりがある感じ)、失声や不正確な発声、感覚や知覚の消失など。

・ハイジの症状はアルプスに帰ると改善した。
このことからもやはり「適応障害」であったであろうことが推測できる。
「うつ病」と「適応障害」の症状はよく似ているが、「適応障害」のほうが症状が出始める直前に明確に引き金と考えられる出来事(強いストレス)が存在している。
薬物治療はあまり効果がなく、その原因となった出来事(ストレス)から離れれば急速に症状は改善する。
「うつ病」のほうがだらだらとした慢性的なストレスとでも言おうか、因果関係が「適応障害」よりはもう少し曖昧である。
家族間の人間関係とか仕事とか学校とか育児とか、簡単には逃れにくい(改善しにくい)ストレスに長期間晒されていると言ってもよいかもしれない。
だからこそ決して珍しいことではなく、誰にでも起こり得ること。
こちらは環境を変えても劇的には症状が改善しないことも多い。時間をかけて発症し、その症状が長く続いていたものは、治まるのも時間がかかるということ。
しかし一般的に人は治療に時間をかけることを好まないし、社会が許さなかったりもするので(感情論だけでなく社会生活上の制度的な面においても)薬物治療が選択され、薬物が一時的に効果を見せるので、薬物治療に頼りがちになるという背景もある。

・息子が中学生の時、結構長い間、松葉づえを使用している同級生がいた。
だけど骨折してギプスをしているとか包帯を巻いているとか、見た目に外傷らしきものは確認できない。何か病気なんだろうか。
歩行時に松葉づえを使う以外が全く普通に見える。
そこで息子に「あの子どうして松葉づえを使っているの?」と訊いてみたことがあった。
「分かんないんだよねー」という返答だった。
先生はもちろん、仲の良い子は知っていたのかもしれないけれど、多くの人はその理由を知らなかったのである。
だから事情を知らない子供達の間では「部活や体育を休むためのずるじゃない」みたいな感じにも受け止められていた。
外傷でなくても動けなくなっていく病気はあるし、クララのように精神的なストレスでも麻痺などが出現することはある。
もしそうだとしてもそれをあえて言いたくない人もいるだろうし、先生が本人や家族の了解なしに勝手に言いふらすことはそれはそれで問題となるだろう。
結局分からないまま卒業したけれど、ひとつ間違うと、ずるしていると思われていじめに繋がったりもしかねないなぁと危惧したりもした。
病気と言えば分かりやすく理解も得られそうだけど、クララのように心の問題、特にそれが身体に症状として出現しているものは、現代社会の実生活の中で理解されるのは現実的に難しいなぁと思った一件だった。





by yumimi61 | 2019-03-10 11:00 | 日光浴について