人気ブログランキング |

by and by yumimi61.exblog.jp

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

e0126350_12412148.jpg


愛だけじゃ救えない






愛はあるのだけれど体力も消防知識も全くない消防士さんと
体力も消防知識も持っているのだけれど人を省みずな消防士さんと
どちらに命をまかせよう。

「わたしが来たからもう大丈夫」
うわぁ頼もしい。って安堵した瞬間
「どっちに逃げたらいいと思う?」と聞かれたら
「えっ・・うそぉ・・」って思うだろうし

かといって

冷静沈着に救助に来てくれたものの火の勢いはおさまらず
「うわっこれはまずいな。早くしないと危ないな」なんて独り言を言われ
さっさと走り去られたら
「えっー待ってぇ・・」とやっぱりちょっと・・

うーん、悩む。
っていう話ではなくて。


息子が毎週サッカーの練習をしているサッカーグランドのすぐ隣が消防署なのです。
熱中症や怪我をした時に走って救急隊を呼びにいける距離なので安心です。
という話でもなくて。


グランドのすぐ隣にあるので消防士さんが出動していない時の様子を垣間見ることができます。
暑い日も、寒い季節も、よく消防士さんはグランドまわりを走っています。そう、体力づくりなんでしょう。
ある時はまた、屋外に設けられた高い柱と柱を結んだロープの間を命綱をつけて行ったり来たり。レスキューの訓練のようです。
夜には投光機の下で的を狙って放水訓練。(写真はその時のもの)


仕事ですから当たり前と言ってしまえばそうなのですが、
こうして日夜訓練を重ねているのだなぁとちょっと感慨にふけって、愛だけじゃ救えないんだと思ったりするわけです。
だからじゃあ、愛はなくていいのかといえばそうも思えなくて。
そもそも、危険に身をさらしながら赤の他人の為に火の中に入っていくなんて、それだけで頭の下がる思い。
人命を助けたからって新聞にでかでかと名前が載るわけでもないのに、
助けられなかったという思いは一人密かに抱えていかなければいけないなんて。
当たり前のようにあるということは、厳しさと紙一重なんだという気がしてならないのです。


愛はイベントでもスローガンでもないし、耳障りのいい言葉だけで語られるものでもない。
愛で救うどころか、愛が命を奪うこともある。

戦時中のように愛が間違った方向へ走っていってしまうか否かは、愛という媒体を放つ人にかかっているのだと思うのです。



私が、あなたを、あなた方を、信頼する理由です


(追記)
その後、この消防署の隣のサッカーグラウンドで長男が脚を骨折をし、わたくし本当に走って救急車を呼びに行きました。
消防署の皆様、その節はお世話になりました。




by yumimi61 | 2007-09-19 15:33 | photo