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光彩陸離

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その光を 信じてる







石切りが好きでした。

「石切り」って正式名称なのかちょっと微妙だし、
そもそも石切りに正式名称があるのかどうかもわかりませんが。

川や池で石を投げて、石が水面の上をぴょんぴょんとホップステップジャンプみたいにして
飛んでいく、あれです。
まぁ最後はジャンプじゃなく水没ですが(笑)。

子供の頃に川が身近にあったので、友達や妹とよく石切りをし、水面を飛ぶ数を競ったものです。
当時は7~8回ぐらいは飛ばせたと思います。

今でも川に行くとつい平らな石を探してしまう私なのですが
投げてみるともう子供の頃のようには飛んでくれません。
たかが石切り。
けれど実際にやってみると意外に難しい!

どんな石がいいのかということや、投げ方、投げる場所、そんなもろもろを
上手に飛ばせる子に見聞きしながら、子供なりに学び、ひたすら経験を重ね体で覚えていったあの頃。
しかし、経験を重ねれば必ずいつも多くの数を飛ばせるかというとそういうわけでもなく
水の状態、風の吹き方、それに合った石、、、そんな
自分ではコントロールできない要因もぴたりとはまった時だけ
石はまるで生きているかのように水面を飛びながら走り抜けてゆくのです。

こうなったらもう思い切って、
石切りの成功は「奇跡的調和の賜物」ぐらいに言ってもいいかもしれません。
しかもそれはどこかから降ってきた奇跡ではなくて、自分が投げないと始まらない奇跡。
さらに言えば、単なる偶然の重なりだけじゃなく、学びや経験に支えられる奇跡的調和。

だんだんテーマが大きくなってきましたが、かまわず続けます。

どんなに(これはいい!)と思う石でも再び自分の手に戻ってくることはない、その“瞬間”が全ての石切り。
どんなに美しい波紋を描いてもやがては消えてしまう石切り。
最後、水中へ石が沈むときにできるほんの一瞬の間・・。
そこには人生の悲哀さえ感じるほどです。

けれど一方で、その奇跡の時に関わり立ち会ったという高揚感や感激は褪せることはあっても消えることはなく・・。
だからこそ、石切りができなくなった大人になっても・・。


テーマも人も大きくなったついでに本格的に「石切り」についての論文をまとめようと思います。
(それはウソです)


それはウソですが、石切りが好きです。

それは突然ですが、突然ではないのです。


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by yumimi61 | 2007-12-06 20:04 | photo