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空疎  *2

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それが空文だというのなら あの日交わした約束の言葉は


それが空疎だというのなら いったい何が空疎じゃないの






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(ひとつ前のエントリの続きです)

夏といえば、終戦記念日に関連して戦争関係のものが少しだけ前に出てくる季節だ。
「あなたは戦争で死ねますか」というその本も、そういう意図のもと夏に出版されたものであろう。

私は、このことを書くなら、その時期だけ盛り上がって後はキレイさっぱり忘れてしまう夏ではなく
冬に書こうと決めていた。
イベントの終戦記念日は好きではない。
それは、私の誕生日がその日だということも少なからず関係していると思う。
ここでもやはり、巡り合わせというものを感じずにはいられないのだ。



多くの人が観光で訪れる沖縄に暮らす知念さんは言う。
基地のないところから来る人たちは、基地を持ち帰ってから、またいらっしゃいと。
ジョン・レノンは、人々の心を隔てるものを取り払おうと歌ったが、私は逆に
軍事基地の「ない」ところに「ある」と想像してみようと歌っていた、と。
ユートピアを想像する前に、隠蔽されている現実をみようとすることも「イマジン」なんだと。


確かに他人事だ。
いくらニュースで基地移転問題について騒いでいようが、直接関係はない。
たぶん多くの人がそうであろう。
基地があるとどうなのかということすら、あまり想像がつかない。
基地でなくて、原子力発電所のことなのだけれど、いつか誰かが
発電所を都内に作ったらいいと、そしたらもう少しそれが身近な問題になるんじゃないかと言っていた。
高圧鉄塔、送電線に囲まれて暮らしている私は、思わずそれに共感してしまったのだが
知念さんが言うこともきっとそれと同じことなのだ。
言葉に意味や重みがないのなら、痛みを共有するしかないということだろう。

それに対してのもちろん反論もある。
知念さんへの風当たりは私が思ったよりもずっと強そうだけれど、一つの考えがまかり通る社会よりは健全とも言える。
でもなんだかモヤモヤした気持ちが消せなかった。
私は旅行もしたい、電気も使う。
だけどやっぱり、基地が、原子力発電所がうちの近くに来るとなったらすごくすごく嫌だ。
「じゃあ、どうするのさ」と言われたらちっともまともに答えられない。

ぼんやりと美ら海水族館がかすんでいった。

なんていうと、ちょっとかっこいい。
だけど本音をいえば、かすんだのは水族館だけじゃなく、お金もかすんだのだ。
夏前に壊れて回復不能となってしまったパソコンを、仕事で使っていたので待ったなしで買い換えたのだけれど
カードで支払った二十数万の支払いが八月だった。
前後してお風呂のボイラーも壊れ、修理にお金がかかった。
修理はしたが恒久的なものではないので、また明日壊れるか、数年持つかは運のようなものだといい
買い換えるには十万~二十万かかると工事の人は言っていった。
なにも臨時出費のあった今年に行かなくてもいいかもしれない、
しかもそれがこんなモヤモヤした気持ちを抱えたままなら尚のこと。


息子たちからの非難は十分想像できたが(こういうことは容易く想像できる)、結局沖縄行きはやめることにした。


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***まだ続く予定です***



by yumimi61 | 2008-02-07 22:44 | *戦争と子供