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符号

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その他ってどうでもいいことに比重がかかっているのかな

その他ってちょっと特別なほうに比重がかかっているのかな

それともただの符号にすぎないのかな

今日という日はどんなことがあったら特別になるんだろう

僕にとっては君にとっては






去年の秋。
車で交差点の信号待ちをしているとき、ふと横の看板が目に入った。
といっても、その道はよく通る道で、そこにその看板があることは随分と前から知っていたし、
その看板も初めて見たわけではなく、何度も見たことはあった。
けれどその日、私は、その看板の「その他の痛み」という文字に胸がぎゅうっとなって
なぜかわからぬまま涙が止まらなくなってしまった。
その他の痛み・・

その他の痛みってなんだろう・・ そんなことを信号を通り過ぎてからぼんやり考えていた。
接骨院でいう「その他の痛み」は、打撲や捻挫、骨折といった痛みに括れない文字通り「その他の痛み」なのだろう。
不定愁訴よりはもう少しはっきりとした理由のある「その他の痛み」といったところだろうか。


ならば私はどこが痛かったのだろう。心当たりがなかった。
これといって痛いところも、悲しいことも、なかった。
たとえば、心が弱っているときに何かの拍子に涙が溢れ出すことっていうことはあるかもしれない。
仮にそうだとしても、なぜ、この看板の、それもその中の「その他の痛み」だったのだろうか。
今はもうそこを通ったって涙することはないのだけれど、
それでもそんなことがあったものだから通るたびにまじまじとその看板を見てしまう。



ちなみに、今日私はその道を通ったわけではない。
なのに何故このことを思い出したかといえば、今日が2月29日だったから。
今朝、4年に1度しか巡ってこないこの日をカレンダーに見た。
昔から私は、この日に生まれた人の気持ちがすごく気になっていたのだけれど
近くにそういう人がいなかったので、当然その気持ちを聞く機会もなかった。
聞いたところで、ほんとのところが解るわけでもないだろうし、
聞かれたほうも聞かれたほうで改めてそんなこと聞かれても困るかもしれない。


でも、自分の生まれた日が巡ってこないというのはどんな気持ちなのだろう。
もちろん、あったからといって急に何かが変わるわけでもないし、忘れている間に過ぎてしまう人だっているだろう。
逆に、巡ってこない誕生日のほうが話題性に富むかもしれない。
こないからといって、歳をとらないわけでもないのだし。
けれど、何だかやっぱり、どんな気持ちなのだろうと気になってしまう。
自然のサイクルと割り当てられた数字の隙間にすっぽりと落ちてしまったかのようなこの1日が
なんとなくなのだけれど「その他の痛み」に似ているような気もしていた。


                                                        

by yumimi61 | 2008-02-29 21:52 | photo