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桜染め

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暑き日も寒き日も貫いてただただ君の






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二枚目の写真は、少し前に書いた「無何有」で使った写真と同じ場所。
家のすぐ近く、リビングの窓からも、べランダからも、庭からも見ることのでき、私は一年中この桜を見ている。
この写真は昨日の夕方撮った。
東の空に広がった藍鼠色の空と、夕陽を受けた桜が相まって、今まで見たことのないような風合いに染まっていた。
私は思わず着物をイメージした。
祖母は、糸を作り、機を織ることに携わっていたせいか、外出するときにはいつも着物を愛用した人だった。
そのことを思い出した。
とはいっても、実際には、その着物の色や柄を覚えているわけではない。
けれど、いつも見ている場所に、見たことない景色を見て、確かに懐かしさを感じたのだ。


桜染めという染めがある。
桜染めと一口にいっても染め上がる色は条件や方法によって
オレンジ、褐色、いわゆる桜色と様々なのだけれど
ひとつ言えることは桜染めは花びらでは染まらないということ。枝を使う。
それも開花時ではなく、開花直前の枝が一番よく色を出すといわれている。
外から見たら想像しにくいけれど、桜の色は、根の中に、幹の中に、枝の中に、ちゃんと流れているということなのだと思う。
春先多くの人に愛される桜は、毛虫がつくから嫌よねなんて言われる夏も秋も、
人々が忘れてしまう冬も、密かに色を作り続けているのだ。
花ではなくて木が染める桜色、なんだかちょっといいなぁと思う。


上の写真の桜が、その種々の染め色に似ているような気がした。




***二枚目の写真の左下に「無何有」でも書いたカラスの巣があります。カラスの頭がちょこっと黒く見えていて可愛い。***
    (写真の色は修正を加えていません)

***一枚目の写真は家よりもうちょっと山に近いほうで撮った写真。***

***頼まれものがあり、これから少し布と糸に触れる予定。***



by yumimi61 | 2008-03-29 11:55 | photo