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猛毒

猛毒_e0126350_1514387.jpg


毒にもいろいろあるのよね






注意!caution!
ここから先は、いきものが苦手、特に虫なんか存在自体信じられないという方は、絶対に見ないでください。

(え?もう見てしまった?) 


これから先の話は、うちのベランダで起きた事件である。

それはまだ、夏が始まった頃だった。
夏が始まったばかりだというのに、夏の象徴でもあるセミがベランダで仰向けに死んでいた。
寿命だったのか、なにかアクシデントに出会ったのか、それはわからない。
まだどこも傷んではいない状態だったので、私は、それを土に戻すべきかどうかを悩んだ。
悩んでいるうちに数日がたった。
暑くてすぐに傷んできてしまうのだろうかと心配したが、セミの亡骸は意外にもしっかりとした状態を保ち続けた。
そして、私は腹を括った。
部屋の中で飼っていた生き物ならともかく、野生の生き物がこの場所を選んで死んだのだ。
ここで見届けようと。
洗濯ハンガーを収納してあるケースの前にいたので、それこそ毎日目に入った。
そこに土がないせいなのだろうか、ベランダという特殊な環境にあるせいだろうか、セミはひと月たっても最初見た状態とさほど変わらずにいた。


ここ数日、雨の日が続き、洗濯物を外に出せないでいた。
そのため、セミをしばらく見ていなかった。
久しぶりに見たとき、セミの体には穴が幾つかあいていた。羽も半分なかった。
雨と一緒に水に返ったのか、それとも、他の生き物に食べられてしまったのか、どちらにしても、来るべき時が来たのだと思った。

猛毒_e0126350_14594844.jpg


そして、今朝のこと。
視界に何か動くものがあった。セミの位置だった。足のように思えた。
一瞬、(もしやまだ生きてたの?)と思った。が、しかし、ひと月以上経つのだ。穴だってあいていた。
いくらなんでもそんな事はありえないだろう。
腰を下ろし、その動きの元に近づいてみた。
そして、私は驚愕した。
そこにいたのは、スズメバチだったのだ。
セミと同じように、やはり仰向けの状態で、セミの片羽の上で水に浸かっていた。
まだ、生きていた。足を動かし、時々体を反らす。懸命に起き上がろうとしているように見えた。
このスズメバチを助けるべきなんだろうか。
水から出し、体勢を直してあげたら、まだ復活できるのかもしれないと思わなくもなかった。
けれど、相手はスズメバチなのだ。
その、スズメバチがこんなところで、こんな風に倒れている。
私はそっとベランダから部屋に戻った。

猛毒_e0126350_14581093.jpg



午後になり、はっとして、もう一度、ベランダに見に行った。
スズメバチは微かに足が動いていたが、あとはもう時間の問題のように思えた。
引き返そうとした時、私は再び驚いた。
その状況を静かに眺めていた生き物がいたのだ。
それは、小さな小さな、アマガエルだった。

庭ではない、囲われた2階のベランダでの出来事である。

猛毒_e0126350_14551825.jpg



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トップのカラスの写真は、8/30撮影。後はすべて今日撮ったものです。
カラスの下の看板の注意にはなんて書いてあるかって?
「ここは川を管理するための通路です」 です。



by yumimi61 | 2008-09-01 15:11 | photo