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やがてそこに。


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2013年 12月 19日 ( 1 )

器官107



2013年も残すところあと僅か。
何かと気忙しい師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
わたくし、いろいろと残しまくっているせいか、気持ちがやや後ろ向きな今日この頃で御座います。

仰げば尊し 我が師の恩 教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾し(いととし) この年月(としつき)
今こそ 別れめ いざさらば


その昔、『喜びも悲しみも幾歳月』という映画がありましたが、現代の若者は知らないでしょう。
まるで諺のようなタイトルに私などは「暑さ寒さも彼岸まで」を思い出したものです。
『喜びも悲しみも幾歳月』はなかなか深いタイトルではないでしょうか?
「幾年」「幾歳月」は、年数が多いことを表現している場合もあれば、年数が少ないことを表現していることもあります。
100年の内の2,3年は短いかもしれないけれど、1年を単位にしたら2,3回も繰り返したことになります。
1日単位なら1000日にもなってしまうということです。
「喜びも悲しみも沢山重ねた」(ある意味、摂理)と取るか・・・「喜びも悲しみも長くは続かない」(長く続くためにはイベントが必要)と取るか・・・。
その両方を併せ持つのが人生だと言えるのが年の功でしょうか。

年の功と言えば「亀の甲より年の功」という諺を思い出す方もいるでしょう。
この諺、元来は「亀の甲より年の劫」でした。「功」ではなく「劫」です。
「功」には功績や手柄という意味がありますので、「年の功」というのは、長い時間をかけて積んだ技術や経験に伴う英知や功績のことです。
一方、「」というのは時間の単位。古代インドの極めて大きい天文学的な時間単位です。
1つの宇宙(あるいは世界)が誕生し消滅するまでの期間だそうです。
しかしそれは1日でもあるのです。1日という世界(単位)が誕生し終わる。劫も深いですね~。

「鶴は千年、亀は万年」と言われるように亀は長寿、長い時間を表します。
しかし幾ら亀が長生きと言っても劫には敵わない。上には上にがいるということですね。
生き物の一生なんて宇宙のそれに比べたら・・。
亀ばかり槍玉に挙げるのも可哀想ですが、生きているのか死んでいるのか分からぬ化石のような亀よりは、少々寿命が短くとも日々更新をしている人の一生は素晴らしいという意味にも取れます。
それを人間界に当てはめれば、生きているのか死んでいるのか分からぬ化石のような年寄りよりは、日々学び育つ新陳代謝活発な子供のほうが素晴らしいということです。

「何を!まだまだわしじゃって」などといった無理は禁物。「年寄りの冷や水」。
お忘れになったわけではないでしょう?亀の甲ですよ、亀の甲。
赤ちゃんをおんぶした時に被せた保温用の布の亀の甲。ねんねこ半纏。
今風に言えばママコート、ママケープ、ベビー防寒ケープ。
「亀の甲より年の劫(功)」というのは、「赤ちゃんもいいけれど、年寄りも大事にせんかいしましょう!」「赤ちゃん持ち上げたら年寄りも持ち上げんかい持ち上げましょう!」ということかもしれませんね。

さて何の話でしたっけ?忘却の彼方。
そうそうそう思い出しました。
暑さ寒さも彼岸まで、喜びも悲しみも幾歳月。
それと同じように怒りを持続させることもなかなか大変なんだなぁということが書きたかったのでした。
怒りってエネルギーの要ることだから。(だからangryとhungryは似ているんだと思ったり)

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by yumimi61 | 2013-12-19 16:21