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2015年 11月 02日 ( 1 )

日本国憲法の秘密-90-

三進法説

再び三位一体の話に戻ろうと思う。

イエスはユダヤ人であり、キリスト教(と言ったかどうかは怪しいが)はユダヤ教の一宗派に過ぎなかった。
しかしイエスはユダヤ教に反旗を翻し、ユダヤ教とは袂を分かつ。
それが今や世界最大の宗教である。
新約聖書の福音書に登場する12人のイエスの弟子(使徒)の12番弟子がイスカリオテのユダである。(ユダという名の弟子は他にもいるので注意!)(イスカリオテのユダは自殺しマティアが新たに12番目の弟子となる。13人目だけど12番目の弟子)
絵画『最後の晩餐』や小説『ダ・ヴィンチ・コード』で使徒という存在に興味を持った人もいるのではないだろうか。
イスカリオテのユダがイエスを裏切ってユダヤ当局に引き渡したため、イエスは十字架に架けられて死んでしまった(のち復活)というのが定説となっている。

ユダヤ教から見ればイエスが裏切り者なのだ。 イエス自身にもその自覚があったかもしれない。
「あいつは許さん」「キリスト教なぞ認めん」「独立など認めない」「力による現状変更は許さない」  
そんなふうに言われても不思議はないことはタイムマシーンに乗って遠い昔に行かずとも日々のニュースを見聞きしていれば分かることだ。
また現代においてでさえ新興宗教を認めない風潮は根強くある。

ユダヤ教を裏切ったイエスは、イスカリオテのユダに裏切られた。(イスカリオテはユダヤの地名だとか)
同時にユダヤ人であるという自らに与えられた宿命を、言い換えれば自分自身を裏切ったのがイエスであり、イスカリオテはユダということになる。
・・・・輪廻・・・・・

「自分のしたことは自分に返ってくる」、そんな言葉を聞いたことはないだろうか。
同じような意味の四字熟語や諺も多くある。
因果応報
悪因悪果・善因善果・福因福果
因果覿面
爾に出ずるものは爾に反る
自業自得
身から出た錆

イエスとイスカリオテのユダは同一人物か同じものであることの象徴。
片方は裏切りによって殺され、片方は裏切りによって自殺した。裏と表のように見えて一心同体。
強烈に存在が描かれたが、存在しない人物となったのだ。
しかし裏切りがなくイエスは死ななければ「復活」という機会を逃した可能性もあるわけで、そうとなれば今ほどの求心力はなかったかもしれない。
存在しないこと(死)が実は何より重要だったのだろう。

十進法 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10・・・
三進法 0 1 2 10 11 12 20 21 22 100・・・・

十進法の3は、三進法の10✚

それとも二進法?
十進法 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10・・・
三進法 0 1 10 11 100 101 110 111 1000・・・



中国発説

三位一体の対応する英語はTrinity(トリニティ)。
アメリカ映画『The Matrix/マトリックス』にトリニティという名の人物が出てきましたね。
あと、巨額横領事件を起こした男性と結婚していた人が確かトリニータというような名前だったなと思って調べてみたら、トリニータはサッカーチームだった・・・。(ああ勘違い)
クラブ名は、三位一体を表す英語「トリニティ(Trinity)」とホームタウン名「大分(Oita)」を合わせた造語で、イタリア語で「三位一体」を表すTrinitaと同じ綴りになっている。県民・企業・行政が一致団結することを表している。
あの妻はアニータでした。

いやいや、そんな話じゃないのだ。

中国には三国時代があった。
国内に3つの国があり3人の皇帝がいて争いを繰り広げた時代だ。
『三国志』で描かれた時代なので古い時代にも係わらず馴染みがある。
どれくらい古いかと言うと、200年代のこと。
キリスト教で三位一体が主張され論議され始めた時代よりも古いのだ。
下手するとキリスト教がまだなかった時代である。
ちなみにカトリックと正教会(ギリシャ正教)に代表される東西教会の分裂は11世紀頃のこと。
レオナルド・ダ・ヴィンチは15~16世紀の人で、『最後の晩餐』は15世紀末に描いたものと言われている。
宗教改革によりプロテスタントが興ったのが16世紀。
『三国志』は歴史書でその時代の人が書いたものだそうだから200年代に書かれたものということになる。
それをもとにした歴史小説『三国志演義』の完成は1300年頃だというから大分間が開く。


三国一

三国時代の三国は、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)である。
日本には「三国一」という言葉がある。

三国一 (大辞林 第三版)
① 日本・唐土・天竺の中で第一であること。世界中で一番であること。 「 -の剛の者と言はれしぞかし/義経記 8」
② 〔三国一の山,富士山が一夜でできたという伝説から,一夜造りの意で〕 甘酒の異名。
③ 江戸初期,祝言などで,嫁や婿をほめて歌う小唄。また,その歌詞。 「是非祝言させて-を歌うて仕舞ひ申し候ひて/浮世草子・文反古 4」


「三国一」の三国は、日本・唐土(中国)・天竺(インド)のことで、全世界という意味で用いられた。
「三国一」は世界一・天下第一ということになり、嫁入りや婿取りの祝辞に多く使われたそう。室町時代(1336-1573)の流行語だったとか。
三国で全世界って言ってしまうって凄いと思いがちだが、よくよく考えれば現代にも「世界一」が溢れている。
世界一の美女、世界一の金持ち、世界一の権力者、世界でいちばん熱い夏、あなたが世界一、世界一好きとか。
世界中見てきたのか!隈なく調べたのか! そんなことは言わないですものね。

四字熟語や諺では「三」は多いという意味で使われていることが多い。
同時に現実的という意味でもあったりもする。
1回2回は奇跡や偶然ということもあるが、3回あれば確かであろうみたいなこと。

都都逸(江戸時代)には「三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい」という歌がありますね。
「三」も「千」も「世界」も多いという意味で使われる言葉だなぁと思ったら、やはりそんな言葉でした。

三千大千世界(さんぜんだいせんせかい、梵語: Trisāhasramahāsāhasralokadhātu)は、仏教用語で10億個の須弥山世界が集まった空間(十万億土)を表す言葉。略して「三千世界」「三千界」「大千世界」ともいう。

1つの世界が1000個集まって小千世界となり、小千世界が1000個集った空間を中千世界と呼び、中千世界がさらに1000個集ったものを大千世界という。大千世界は、大・中・小の3つの千世界から成るので「三千大千世界」とも呼ばれる。 このように、「三千大千世界」とは「大千世界」と等しい概念で、1000の3乗個、すなわち10億個の世界が集まった空間のことを指している。





by yumimi61 | 2015-11-02 22:19