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2015年 11月 13日 ( 1 )

所変われば品変わる

「国土地理院」が外国人に分かりやすい地図を検討している。

国土地理院(英語:The Geospatial Information Authority of Japan)は、国土交通省設置法及び測量法に基づいて測量行政を行う、国土交通省に置かれる特別の機関である。
地図記号を決めたり地図を作成したりしている機関である。

外国人にわかりやすい地図表現(第44回国土地理院報告会 平成27年6月4日)PDFより
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<検討の背景、経緯 >
・観光立国の実現
(2020年に訪日外国人旅行者数2,000万人突破を目標)
・2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催
訪日外国人旅行者の「円滑な移動」や「快適な滞在」の環境整備が必要


<アンケート>
・平成27(2015)年2月上旬に浅草寺周辺で予備的アンケートを実施。110名から回答。
・一部内容を見直し、3月上旬~中旬に、在日大使館、JICA研修生、留学生、日本語学校生徒、英会話学校講師、一般(浅草寺周辺)にアンケートを実施。907名から回答。
●合計92カ国・地域の1,017名から回答。
内訳:在日大使館(米国、豪州など14カ国86名)
    JICA研修生(JICA東京、つくば受入の140名)
    留学生(筑波大、千葉大の171名)
    日本語学校生(412名)
    英会話学校講師(18名)
    浅草寺周辺の一般(190名)


やはり寺院の地図記号(卍・万字)はナチスドイツを連想させるとの意見多数で不適当だとある。
また病院の地図記号も教会、盾、墓などと間違えるという意見が多数あり不適当と書いてある。
建物に十字を入れた案が提示されたようだが、問題は十字だろうと思う。
病院に十字を使うから分からない。病院=十字という認識はない。
十字は基本的には「宗教(キリスト教)」に関係するものだ。
赤い十字ならば「紛争・戦争や災害での救護班」か「赤十字社」と思う。(テンプル騎士団と思う人もいるかもしれない)

ヨーロッパでは薬局に緑の十字が表示されている(地図ではなく店頭にという意味)。
Croix verte(クロワ ヴェルトゥ)と言って調剤薬局の印である。
元々は赤い十字を使っていたが、1864年のジュネーヴ条約(赤十字条約)によって赤い十字が赤十字のものになったので、緑の十字に変更された。
国によって医療の在り方や国民の意識は違う。
訪問した国の制度や事情に訪問者が合わせるのではなく、訪問された国が外国人に合わせると言うならば、そのことを知っていたほうがいいと思う。
ヨーロッパやアジアの一部では、家庭医や保健師(地域看護師)がまずは診て、必要ならば大きな病院に行ってもらうという制度になっている国がある。
受診や相談は完全予約制であったり、大きな病院は非常に待ち時間が長いといった状況もある。
調剤薬局で薬剤師が症状を聞いて処方箋なしでも薬を出してくれる。当番医ならぬ当番薬局で24時間対応であったりする。
また市販薬も基本対面販売で手に取って自由に見ることはできない国もある。
そんなわけで薬剤師のいる調剤薬局の店頭に緑の十字が光っている。
日本のドラッグストアは便利だが、医薬品と健康食品と化粧品などがどれも手に取れる状況で置いてあるので、分かりにくいし危険と言えば危険。
処方箋対応のドラッグストアもあれば、そうでないドラッグストアもある。
ドラッグストアやテナント薬局などは薬剤師が不在の時もある。
薬剤師不在で医薬品に幕がかかっていたり、ロープが張ってあることもある。
ドラッグストアと薬局の違いを聞かれても上手く答えられない。

アメリカで緑十字と言えば医療用大麻を販売している店である。
詳細はこちら(Dispensaries 大麻販売所)を
アメリカでは医療用大麻が合法となっている州が20ほどある。
ワシントン州とコロラド州では娯楽用大麻も合法化されている。
医療用大麻は医師が出すカードを持っていさえすれば販売店で買える。その都度診察してもらう必要は無い。
「私眠れないんです」とかなんとか言ってカードをゲットすればよいのだ。
大麻は世界中で合法へと動いていることは確か。
大麻と言って違うものを売っても分からなくありません?

日本では工事現場でよく緑十字を見掛ける。工場でもよく見かける。
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よーく見れば会社のどこかにも緑十字があるかもしれない。
社旗などとともに緑十字の旗を掲げている企業もある。
これらの緑十字は安全や衛生のシンボルとして用いられている。
だから日本でも緑十字を街中で目にすることがある。

日本工業規格 (JIS Z9103-1986) では、緑十字を安全標識として定めている。
 ・安全指導標識: 白地に緑色の十字を置いたもの。
 ・衛生指導標識: 緑地に白色の十字を置いたもの。
また、中央労働災害防止協会では安全衛生用品として、3種類の緑十字を販売している。
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緑十字は、全国安全週間のシンボルマークとして蒲生俊文が考案し採用されたものが始まり。(1919年)
蒲生俊文は十字を西洋においては仁愛、東洋においては福徳の集まるところの象徴するものとして説明。

蒲生俊文は東京電気(現:東芝)社員だった。

日本でも救急箱に十字が付いていることが多いと思う。
色は赤であることも緑であることも水色であることも、はたまた黒や白であることもある。
救急箱というのは応急処置に使う、つまり病院が無い場所、病院ではない場所。
家庭にもありますよね?日本では置き薬(配置薬)という商売もありますね。
十字が病院(医師や看護師など医療スタッフがいる場所)に直結しない理由でもある。
ところが日本では赤十字病院以外にも看板などに十字を入れている病院がある。色はいろいろ。



by yumimi61 | 2015-11-13 22:19